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Windows11が気に入らないときの10への復帰方法

Windows11が登場してから数か月がたちましたが「やっぱり微妙」という方が増えているように思います。

原因は、PCゲーマーにとって特に目新しい機能が無いことや、Windows10がそれなりに成熟していることなどでしょうね。

そこで、Windows10に復帰する方法を整理しておきたいと思います。

Windows11は比較的簡単に10へ戻せる

これまでWindowsはアップグレードに関する機能はあったものの、ダウングレードにはあまり配慮されていませんでした。

しかし近年はバージョンが上がるたびに「旧バージョンへ戻したい(ダウングレードしたい)」という要望が増えており、過去にもWindows7の再評価などがありましたね。

こうした要望を受けてなのか、Windows11にはWindows10に戻すための機能が用意されています。

具体的な方法はつぎのとおりです。

Windows11からWindows10に戻す方法

1.スタートメニューから「設定」をクリック

2.システム項目から「回復」を選択してクリック

3.回復オプションの中から「復元」を選択してクリック(Windows10への復元オプションです)

4.次の画面で「Windows10に戻す理由」を問われるので「その他」などを選択して「次へ」をクリック

5.アップデートチェックを省略(行わない をクリック)

6.復元に関する注意事項を確認して「次へ」、ログアウトについての注意事項を確認して「次へ」

7.Windows10への復元を実行「Windows10に復元する」をクリック

これでWindows11から10に復元できますね。以前からWindowsに存在していた「復元」オプションでダウングレードするという、やや変わった方法です。

ただし、無制限にWindows10に戻せるわけではありません。

Windows10に復帰する場合の注意点2つ

以下2つの場合は、Windows10に戻せなくなるので注意しましょう。

1.「Windows old」を削除している
このWindows oldは、OSのバージョンアップを行った際に作成されるファイルで「旧OSの情報」を保持しています。

非常にサイズが大きいため、「不要であれば削除」というノウハウを伝授しているサイトもあるのですが、Windows10への復帰に関してはNGです。

このファイルがなくなってしまうと、ダウングレードができなくなります。

2.Windows11へのアップグレードから10日が経過している
復元オプションによるダウンクレードは、どうやら「10日」という期限が設けられているようです。

10日が経過した時点で、回復オプションの「復元」がグレーアウトされてしまいますね。

ただ10日というのは少し厳しい、というか短すぎる気がします。実際、私のもとに寄せられた相談でも10日は余裕で過ぎてからのものが多かったです。

10日経過後にWindows10に復帰するには?

もし11のインストールから10日以上経過したあとに10に復帰したくなった場合は「再インストール」が必要ですね。

Windows10の本体ファイルとプロダクトキーで新規にインストールするわけです。一般的なOS再インストールと手順は同じですので、特に問題なく進められるでしょう。

ちなみにWindows10の本体ファイルは、マイクロソフト社の公式ページ(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)から入手できます。

以前のようにリカバリディスクなどが必須なわけではないので、落ち着いて進めてみてください。

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小型高性能PCにはSFX電源が必須?

一般的にゲーミングPC用の電源と言えば「ATX電源」を連想すると思います。

しかし、小型化が進む今、ATX電源よりもスリムなSFX電源を使用する人も増えてきました。果たして、今後の小型高性能PCにはSFX電源が必須になるのでしょうか。

SFX電源の強み

まず、SFX電源について簡単に紹介します。SFX電源は、簡単に言えば「MicroATX規格に合わせて作られた小型電源」のことです。

1995年にインテル社が制定したATX電源よりも幅、高さ、奥行きが小さく、ひとまわり小さい規格となっています。

ただし、SFX電源は以下のようにいくつかの種類があります。

SFX電源の種類

SFX(A)… 幅100mm × 高さ50mm × 奥行125mm
SFX(B)…幅100mm × 高さ63.5mm × 奥行125mm
SFX(C)…幅125mm × 高さ63.5mm × 奥行100mm
SFX(D)…幅100mm × 高さ63.5mm × 奥行125mm
SFX(L)…幅12.5cmx奥行き13cm

一般的なATX電源が幅150mm×高さ86mm×奥行き140~160mmですから、全体的にスリムな電源であることがわかりますね。

特に幅と奥行きが短いので、スリムタイプのPCケースにも設置しやすいという強みがあります。ATX電源はショートタイプでも奥行きが130mmほどですからね。

ちなみに、ATX電源にある「-5V帯」が省略されていまが、-5V帯はほとんど使用しませんから、実際には何のハンデもないということですね。

SFX電源がいまひとつ普及しなかった理由

「ATX電源よりも小型で、性能面で差が無いのならSFX電源でいいじゃないか」と感じるかもしれませんが、実際に市場に出回っている電源はほとんどがATX電源です。

SFX電源は、小型ゆえに内部のスペースに限りがあり、設計上、大容量化が難しいとされています。大容量モデルは価格が高く、同じ性能ならばATX電源のほうがコスパは良いのです。

数年前までは、一般的なSFX電源の容量は400W未満までが主流であり、PCゲーマーが求める容量(500W以上)の製品は少なかったのです。

ただ、ここ2年ほどで550W以上で、なおかつ価格もそれほど高くないSFX電源が増えたため、今後はATX電源のシェアを奪っていく可能性があります。

以下は、SFX電源の大容量モデルの一例です。

・COOLER MASTER「V SFX Gold 850W MPY-8501-SFHAGV-JP」(約14000円)
・FSP「DAGGER PRO 850W SDA2-850」(約16000円)

COOLER MASTERは2020年末に、FSPは2021年夏に上記の電源をリリースしており、ここ2年ほどでATXに負けないほどのコスパを持った製品が登場したわけです。

この価格と容量ならば、ATXよりも利便性が高そうですよね。実際に、小型の人気PCケースの中には、SFX電源専用のモデルもあります。

SFX電源必須の「MasterBox NR200P」

COOLER MASTERの人気PCケース「MasterBox」は、mini ITX規格に対応しながら冷却性能と拡張性を確保しており、小型PCケースの注目株です。

見た目もスタイリッシュで無駄がなく、しかも33センチまでのGPUも組み込めるという優れもの。ただしこのケース、SFX電源用のモデルです。(SFX-Lにも対応)

小さな筐体で拡張性を確保するためには、やはり電源スペースを削るしかないようですね。今後はこういった小型高性能PCケースが増えると思いますので、SFX電源にも目を向けておくことをおすすめします。

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ゲーミングユーザー向けに低延伸な回線提供を実現するGGGG光

FPSなど即応性が求められるオンラインゲームを楽しむ上で、ラグやPing値の遅さは致命的です。いくらユーザーが素早く反応し操作したとしても、ユーザーの操作が反映される時にはターゲットが移動している・反撃された後といった悪い展開になりやすくプレイ体験を著しく阻害してしまいます。

さらにネット回線の応答速度が遅ければ画面上への反映にも時間を要し、対戦相手が高品質のネット回線だった場合一方的に負けることもありえます。

そのため、ラグが少ないPing値の低いプロバイダーは需要がある一方で、接続ユーザーが一定地域に固まっていると通信が混雑して逆に回線品質が下がるという地域性の要素も相まってなかなか安定が難しいという問題もあります。

しかし、このようなゲーミングユーザー特有のニーズに応えるプロバイダーも登場しており注目を集めています。そこで今回は、ゲーミングユーザー向けに低延伸な回線提供を実現するGGGG光についてご紹介します。

国内ゲームサーバーまでの接続経路やゲーム向け帯域確保により低延伸を実現

GGGG光は速度低下を招きにくいIPoE接続方式で提供され、従来のPPPoE方式よりも通信機域を広く確保した分、通常よりもゲーム向けに帯域を多く振り分けています。

また複数の経路を通ってゲームサーバーへ届いている通信を最適化し、最小経路で接続するなど様々な対策が為されています。

そのため地域的にネット回線の品質が低くても改善の期待が持てる上、家族で同時にオンラインゲームを楽しみたいファミリー層でも効果が見込めます。料金は月額1.320円となっており、どの程度改善するか次第でコストパフォーマンスは変化します。

ぷらら光かドコモ光でプロバイダーをぷららにしているユーザー向けオプションとして提供

GGGG光はオプション契約になっており、契約可能なのは「ぷらら光」か「ドコモ光」でプロバイダーにぷららを使用しているユーザーのみです。

NTTフレッツ光とプロバイダーというスタンダードな組み合わせで使用しているユーザーは回線契約の切り替えが不可欠であり、違約金や工事費用の負担が発生することになります。

さらにぷららは月額利用料が特別安い部類でもなく、GGGG光のオプション料も含めると割高な維持費がかかる計算になります。これらの問題から、気軽に移行は難しく一定のコスト負担も試算した上で申し込む必要があります。

効果があるかどうかはユーザーごとにまちまちで国外ゲームサーバーには期待できない

GGGG光はオプション契約故のハードルに加え、その効果についても不確定要素があります。あくまでGGGG光で改善するのは「回線の品質に起因する延伸」であり、宅内のLAN配線やパソコンといったハードウェア側で起きている延伸には一切効果がありません。

前述の導入コストをかける前にルーターやLANケーブル、LANボードのアップグレード等を検討すべきです。更に通信が最適化されているのは日本国内にゲームサーバーがある場合であり、海外にサーバーが置かれているゲームでは効果を期待しにくいという問題もあります。

まとめ

ラグやPing値の悪さはネット回線そのものとハードウェアに起因するため、まずは固定費のかからないハードウェアから改善を試みるべきです。

それでも全く改善しない場合に初めてネット回線の切り替えが候補に挙がりますが、ネット回線事情は日々変化しており今後もあらゆる種類の回線サービスが登場してくることを考えるとGGGG光がベストかどうかは個々のユーザーごとに異なる結果になりそうです。

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2022年で切り替わるAMD AM4ソケット

AMDは世代を隔てたCPUの互換性を重視しており、チップセット設計やCPUソケットの規格を頻繁に変更しないというIntelとは正反対の製品開発を行っています。

Intelは同じチップセットやCPUソケットで1世代しかCPUに互換性がありませんが、AMDは4世代に渡ってサポート可能など自作パソコンを部品交換しながら使い続ける上で大きなメリットがあります。

しかしAMDも永久に互換性を持たせることはできず、Ryzenシリーズと一緒にスタートしたAM4ソケットも2022年にはAM5ソケットに取って代わられてしまいます。

そこで今回は、2022年で切り替わるAMD AM4ソケットについてご紹介します。

第1から第4世代RyzenはAM4ソケットで幅広く互換性があった

AM4ソケットはRyzenシリーズの登場と同じくしてリリースされ、第4世代の5000シリーズでも共通です。CPUと一緒にチップセットも世代を重ねましたが、いくつかの機能制限は付くものの各世代のCPUに対応することでユーザーは必要に応じて自由にCPUを交換・スペックアップが可能です。

一方IntelはCPUの世代を超えた互換性はCPUソケット・チップセット共になく、世代の異なるCPU交換はマザーボードも交換が必要でした。

マザーボードが替わればメインメモリ等も替わることも珍しくなく、実質的に丸ごと買い換えと言えます。CPUクーラーなどもIntelはCPUソケットの形状に合わせた追加パーツの有無を確認する必要があり、そのまま流用できるAM4とは大きく異なります。

CPUを交換すれば初代RyzenパソコンもWindows11完全対応に

Windows11では初代1000シリーズが非対応になってしまいましたが、最初期のチップセットでもUEFIのアップデートにより第3世代まで対応するためCPU交換を行えばWindows11の推奨構成要件を満たすことが可能です。

CPUは2021年11月現在、新品・中古共に入手しやすく、中古品でコストを抑えてWindows11に対応させ将来的に丸ごと買い換える際に下取りでコストを回収することも可能です。

互換性が高いのでマザーボードが故障しても交換用の製品を入手しやすい

マザーボードは一定期間生産後、再生産されることはほとんどなくメーカーが修理対応を打ち切った後の故障は丸ごと買い換えを意味します。

しかしAM4ソケット採用製品ならCPUの世代をほとんど気にする必要がなく、交換用のマザーボードを探しやすい・入手しやすい傾向にあります。

過去にも旧式化したAMD向けCPUソケットを採用したマザーボードを敢えて新発売するメーカーが度々現れており、Intelからシェアを奪還しユーザーを一気に増やしたAM4ソケットも将来的には同じ道をたどるのではないでしょうか。

まとめ

CPUソケットの変遷はAMDとIntelの設計思想が顕著に表れており、長く付き合えるAM4ソケットは自作派ユーザーと非常に相性が良い存在でした。

残念なことに2022年にはAM5ソケットの登場と同じくして世代交代してしまいますが、市場には膨大なAM4ソケット対応製品が流通しており既存のRyzenパソコンも数年先まで使い続ける際にパーツの入手性で困ることはなさそうです。

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少数だけ販売されているCPU「AMD 4700S」とは

AMDはRYZENシリーズでCPUの販売シェアを大きく伸ばしており、IntelのCoreブランドと同じような各製品のランク付けをRyzen5やRyzen7という名称で行っています。

しかしRyzenシリーズと同じZENアーキテクチャを採用していながらRyzenの名を冠しないCPU製品もごく少数が流通しています。そこで今回は、少数だけ販売されているCPU AMD 4700Sについてご紹介します。

PS5やXBOX向けに製造されたCPUの選別落ちと噂されるAMD 4700S

AMD製CPUはゲームハードにも多く採用されており、昨今の主要なゲームハードはZENアーキテクチャ採用のCPUで出荷されています。高性能なCPUは一枚のシリコンウェハから生産可能な量が限られており、納品可能なスペックに満たない「選別落ち品」は性能ごとに分類され低スペックCPUや中スペックCPUとして出荷されます。

しかし、ゲームハード向けのCPUは仕様が特殊なため選別落ち品を市場に流すことが難しいという実情があり、専用マザーボードにはんだ付けされた状態で少量だけ出荷されるAMD 4700SはPS5やXBOX向けCPUの選別落ち品ではないかという憶測が流れています。

8コア16スレッドにGDDR6という特殊な性能

AMD 4700SはZEN2アーキテクチャを採用しており、8コア16スレッドとRyzen7に近い性能でありながらメインメモリはグラフィックボードやゲームハードで多用されるGDDR6という尖った仕様になっています。

このGDDR6対応という点がゲームハード用CPUの選別落ち品と噂される理由であり、他のAMD製CPUとはマザーボードに互換性がない原因です。

なおCPUはもちろん、メインメモリもマザーボードにはんだ付けされており増設や交換も出来ずほぼ完成済みのベアボーンキットや専用マザーボード一式と販売されることが主です。

安定供給はされないが比較的安価に購入出来るベアボーンキットとしては魅力的

CPUとメインメモリが一切変更できないというデメリットこそありますが、メインメモリは8GBと16GBの2ラインナップながら十分な容量がありAMD 4700Sの基本性能が高くゲーミング向けにも十分耐えられる性能があります。

市場への流通量は多くありませんが、そこそこ安い価格でハイスペックマシンが入手出来ることを考えるとお得と言えます。

まとめ

AMD 4700Sは知名度の低いCPUではありますが、十分すぎるほどの性能を持っておりゲーミングなどあらゆる用途に向いています。

またベアボーンキットは極小タイプに収めた製品もリリースされており、コンパクトで高性能なパソコンを探しているなら市場から消える前に購入することをおすすめします。

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今後主流になるPCI Express 5.0

PCI ExpressはグラフィックボードやNVMe SSDとチップセットを繋ぐインターフェースとして長年採用され続けており、バージョンアップの度に通信速度が向上しています。

2021年現在はPCI Express 4.0対応製品が主に流通していますが、すでにPCI Express 5.0対応製品もリリースされ始め注目されています。そこで今回は、今後主流になるPCI Express 5.0についてご紹介します。

PCI Express 4.0から通信速度は2倍に向上

PCI Express 4.0では片方向16GT/sの性能を実現していましたが、5.0では2倍の32GT/sまで向上しています。x16接続では片方向64GB/sと圧倒的な性能であり、グラフィックボードはもちろん、NVMe SSDを複数枚接続する拡張ボードなどが十分なパフォーマンスを発揮出来ます。

またx1接続でも片方向2GB/sと実用的な性能を得たことでパソコン全体の省電力化やリリースに余裕が出るなど多くのメリットがあります。

グラフィックボードは補助電源コネクタの変更に注意

大電力を必要とするグラフィックボードはこれまで6Pinや8Pinの補助電源コネクタを使用していきましたが、PCI Express 5.0では新たに専用設計の12Pinコネクタが登場しました。

既存の6Pinや8Pinとの互換性がなく、600Wまで電力供給可能な仕様になっており対応する電源ユニットへの買い換えが必須です。

しかしミドルレンジクラスのグラフィックボードでは8Pinコネクタ等が継続して採用される見込みであり、12Pinは一部のハイエンドモデルに限定されそうです。

PCI Express 4.0への対応が遅かったIntelも今回は早々に対応するもx16接続一基のみ

IntelはPCI Express 4.0対応チップセットのリリースが遅れ、AMDのゲーミング市場躍進を後押しすることになりましたが、PCI Express 5.0に関してはいち早く対応しマザーボードも2021年10月に発売されています。

しかし、PCI Express 5.0なのはx16接続一基だけで、他は4.0という急造品とも言える仕様であり拡張性にはやや難ありです。一方AMDは2022年リリース予定のZEN4で対応し、DDR5へもIntelより早く対応する見込みです。

まとめ

グラフィックボードはもちろん高性能なNVMe SSDが十分なパフォーマンスを発揮するにはインターフェース側の高速化は必須であり、PCI Express 5.0は対応マザーボードとセットで普及が進む見込みです。

今回もIntelとAMDでチップセットの対応時期にずれがあり、DDR5やPCI Express接続製品のリリース状況と合わせて今後の同様は要注目です。

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ハイエンドマザーボードのオンボードサウンドとUSB DACの差

ゲーミングPCの音質を高める方法は主に二つで、一つは「ハイエンドマザーボードを購入すること」、もうひとつは「外部機器を組み合わせること」です。

外部機器とはサウンドボードやUSB DACのことですが、近年は手軽にアップグレードできるUSB DACが人気ですよね。

そこで、ハイエンドマザーボードのサウンド機能とUSB DACがどのくらい違うのか、調査してみました。

マザーボードのオンボードサウンドは予想以上に差がある

まず、マザーボードに搭載されているオンボードサウンドについて整理していきましょう。マザーボードは価格が高くなればなるほど、オンボードサウンドが高品質になる傾向にあります。

例えば、オンボードサウンドチップとして有名な「Realtek ALC」シリーズですが、廉価版のマザーボードには「ALC 892」、ハイエンドマザーボードには「ALC 1220」といった具合に、グレードによってサウンドチップも分かれているわけですね。

また、ハイエンドマザーボードの中には、複数のサウンドチップを搭載するものもあります。このタイプでは、ヘッドフォンとスピーカーで異なる「音の情報」を出力できることが特徴です。

そこで、具体的な製品名は伏せますが、グレードの異なるマザーボードのサウンドを聞き比べた結果を紹介します。

マザーボードA(価格14000円程度)

ヘッドフォンの音はS/N感(信号とノイズの比率のこと、S/N感が高いとボリュームを上げてもノイズが乗りにくい)が高く、クリアで高めの音が良く聴こえます。

スピーカーからの出力は、全体域がしっかりと聞こえるものの、低音が少しおとなしい印象。

マザーボードB(価格60000円程度)

ヘッドフォンの音はマザーボードAと明らかに異なり、S/N感が高いのはもちろんのこと、音の情報量が格段に増えています。

ボーカルの滑らかさや楽器のリズムもくっきりと聞こえ、サウンドボードを追加したような錯覚に陥るほど。

また、スピーカーから出力されると高音のヌケがより際立ち、低音からも厚さが感じられます。オンボードサウンドとは思えない高い音質です。

1万円以下のUSB DACはどうなのか

次に、手が届きやすい1万円以下のUSB DACの音を聴いてみました。ちなみに、前述のマザーボードAを搭載したPCに接続しています。

USB DAC(9500円前後)

ヘッドフォンで聴くと、マザーボードAのオンボードサウンドよりも明らかに高音がクリアになりました。

女性ボーカルの声が非常に澄んでいて、なおかつクリアで伸びもあります。音の情報量も多く、拡がりも感じられました。

私の個人的な感覚では、「1万円以下のUSB DAC≒ハイエンドマザーボードのオンボードサウンド」というまとめになりそうですね。

マザーボードBには通常のRealtek製サウンドチップとは別に、オーディオ機器用のDACも内蔵されているため、USB DACと構造が近いのかもしれません。

このクラスになると、サウンドボードを内蔵したり、USB DACを接続したりといった改良は不要だと思います。

ハイエンドマザーボードのオンボードサウンドはあなどれない

ということで、一定以上のグレードになると、オンボードサウンドも「外部機器」と遜色のない音質を出せることがわかりました。

ただし、オンボードサウンドの場合、CPUのアップグレードに伴ってマザーボードを買い替えると、利用できなくなるというデメリットもあります。

オンボードサウンドで高音質を実現したいのであれば、CPUが世代交代したあと(ソケットが新世代に入れ替わったあと)が良いのかもしれませんね。

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PCゲーマーの疲れをいやすアイテム

PCゲームに熱中すると、どうしても肩や腕、背中、クビなどに疲労が溜まりますよね。そこで今回は、PCゲーマーの疲労を癒すアイテムを厳選してみました。

私もいくつか所持していますが、思った以上に効果があるのでぜひ使ってみてください。

バックサポーター

バックサポーターは、背中とチェアの背もたれの間に挟むクッションのようなものです。背中の形状に合わせたものを選ぶことで、疲労が軽減され、腰や肩甲骨への負担が少なくなります。

個人的には、穴が開いた形状のものがおすすめですね。MOGUというメーカーが出している「バックサポーターエイト」は私も愛用しています。

大体3000円くらいで購入できるので非常にお財布に優しく、なおかつエアでボリュームを調整できるので体形の差も考慮されています。

ストレッチャー

ゲームに熱中するあまり、猫背になってしまうと肩や首に疲労が溜まりますよね。

たまには背筋を伸ばすストレッチを行うべきなのですが、チェアから降りるのは面倒…という方におすすめなのがストレッチャーです。

一般的なストレッチャーは床に設置するタイプが多いのですが、PCゲーマー向けにチェアの背もたれに設置できるものが販売されています。

ビーズというメーカーから販売されている「2WAY ランバーバックサポートストレッチャー」は椅子にも設置できる優れもの。

チェアの背もたれ部分に設置することで、椅子から降りずにストレッチを行うことができます。

卓上マッサージ機

マッサージ機は比較的高価なアイテムですが、卓上タイプであれば安価に購入できます。

USB給電が可能な小型マッサージ機であれば、1000円程度から購入できますよ。

私が使用しているのは、グリーンハウスの「BURUCOMA」シリーズですね。3足の小型マッサージ機で、USB給電によってブルブル振動します。

また、USB給電以外にも単4電池3本で稼働するため、電源が遠い場合でも問題ありません。肩や腰に当てると非常に気持ちが良いので、2~3時間おきに使用しています。

目の疲れ対策

PCゲーマーの大敵はなんといっても眼精疲労です。目の疲れは体全体に波及するため、こまめにケアをしたいところ。

眼精疲労対策と言えば、ホットアイマスクが効果的です。一般的な使い切りタイプのホットアイマスクに加え、USB接続のアイウォーマーを常備しておいても良いでしょう。

私はエレスというメーカーが出している「e-Kairo USBアイウォーマー」を使用しています。なかなか肌触りが良いので気持ち良いですね。

除菌消臭アイテム

ゲームをしながら煙草を吸うという方におすすめなのが、USBタイプの除菌消臭器です。USB給電で常に稼働させられるので、煙草の煙からくる匂いやヤニの付着などを緩和することができます。

センチュリーから出ている「エアーサクセスミニ」はUSBタイプの除菌消臭器で特許技術「多重リング式コロナ放電」が最大の特徴。

ファンレスで動作音がないので、つけていることを忘れるくらい静かでゲームプレイの邪魔になりません。

長時間プレイが前提なら癒しアイテムはマスト

PCゲームは時間を忘れてしまうことが多く、体に負担がかかりがちです。小まめに休憩を挟みながら、目や背中、腰、肩のケアを心掛けていきましょう。

USB給電アイテムを上手く使うと、集中力を途切れさせることなくケアできるのでおすすめですよ。

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ラインナップが強化されたWestern Digital製NVMe SSD

NVMe SSDはSATA接続のSSDよりも小さく、読み書き速度も優秀なためゲーミングデスクトップだけでなくノートパソコンでも多く採用されています。

HDD最大手であるWestern DigitalもSSDに参入していますが、SSDにおいてはSamsunやSandiskの方が先行しており、大容量のSSDはほぼリリースしていませんでした。しかし、高耐久のWD Redシリーズなど複数のブランドから大容量タイプのSSDをリリースし始めたことでライバル企業に追いつき注目されています。

そこで今回は、ラインナップが強化されたWestern Digital製NVMe SSDについてご紹介します。

WD Redシリーズとして初のNVMe SSD「NS700」が登場

WD RedシリーズのSSDはリリース済みでしたが、SATA接続タイプのみでありNVMe SSDとしては初リリースとなります。容量別に250GB、500GB、1TB、2TB、4TBをリリースし実勢価格は普及モデルの2倍となっています。

しかしNASでの使用を前提とした仕様になっており、製品寿命の目安となる耐久性は250GBで500TBW、500GBで1000TBW、1TBで2000TBW、2TBで2500TBW、4TBで5100TBWと圧倒的なスペックです。

単純にTBWだけで判断すれば普及モデルや競合他社製品の数倍高い数値であり、価格差以上の性能を持ち合わせています。なお製品保証は5年間と長いことも特徴の一つです。

WD Greenシリーズも「SN350」の大容量タイプをラインナップに追加

普及価格帯であるWD Greenシリーズでは以前からNVMe SSDを「SN350」としてリリース済みでしたが、WD Red NS700に合わせて大容量モデルを追加リリースしています。

容量別に1TBと2TBが追加され、耐久性はどちらも100TBWと少なくWD Redシリーズの1/20しかありません。製品保証は他のモデルと同じ3年間保証になっており、価格相応と言えます。

SSD NASが普及し大容量タイプのNVMe SSDも価格低下中

ストレージの空き容量を使ってマイニングする仮想通貨の登場や、大容量データの高速処理のリーズが高まりHDDが主立ったNASに大容量のSSDを使用するケースが増えています。

HDDを数十台同時に動かしても実現できない読み書き速度をNVMe SSDなら1つで実現出来る上に、耐久性の問題も大容量モデルならほとんど問題がないほどの性能を持っています。HDDの代わりとして普及が進んだ分、参入企業も増えて低価格化が進み手を出しやすくなってきました。

まとめ

大容量のNVMe SSDはモデルが限られていましたが、Western Digitalが本格参入したことで選択肢が大きく広がりました。

Western Digital製品なら無償でAcronis True Imageが使えるため安心してOS丸ごと移行が可能な点も大きなメリットであり、大容量のNVMe SSDを購入するならWestern Digital製品を検討してみるのも良いでしょう。

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OSセットアップの手順と具体的な流れ

ゲーミングPCを自作するとき、意外とつまづきがちなのが「OSセットアップ作業」です。パーツの組付け方を解説している情報は多くても、OSのセットアップを丁寧に紹介している場所は意外と少ないもの。

また、OSが変わるごとにセットアップ手順も変わる点も初心者にはハードルが高いですよね。

そこで、Windows10をベースとしたOSセットアンプ手順をまとめてみたいと思います。

Windows10ベースのOSセットアップ手順

Windows10ベースのOSセットアップ手順は、以下7つのステップで行います。

  1. パーツの状況確認
  2. UEFIの更新(最新化)
  3. UEFIセットアップと基本設定
  4. Windows10のインストール
  5. デバイスドライバのインストール
  6. Windwos10のアップデート
  7. 各種ソフトウェアのインストール

それぞれ具体的に見ていきましょう。

1. パーツの状況確認

ここでは、SSDやHDDといったストレージ類、CPU・メモリ・GPUなどの主要ハードウェア類がUEFI上で正しく認識されているかを確認します。

特に問題がなければ良いのですが、認識できていない場合は初期不良などが疑われますので、パーツメーカーやBTOショップに連絡しましょう。

2. UEFIの更新(最新化)

あらかじめUEFIの最新版をダウンロードしておき、USBメモリーなどに保存しておきます。保存したデータはセットアップファイル上から起動すれば、更新が始まるでしょう。

最近はマザーボードにUEFI更新機能が付いていることもありますので確認してみてください。なお、マザーボードを新品で購入した場合は、この作業が必要ないほうが多いです。

私も新品のマザーボードではほとんどやりませんので、特に支障がなければスキップしても問題ないでしょう。

3. UEFIセットアップと基本設定

時刻の調整を行った後に、ストレージ類の動作モードが「AHCI」担っていることを確認します。また、4ピン接続のPWM対応ファンを接続している場合は、ファンの動作モードも確認しておきましょう。

4. Windows10のインストール

一般的なインストール作業です。まずプロダクトキーとOS本体のファイルを用意し、USBメモリなどにWindows 10のインストールメディアを作成します。

次に、USBメモリーをPC本体に挿して起動、画面の指示に従ってMicrosoftアカウントやパスワードを設定していきましょう

Windows10のインストールメディアに使用できるUSBメモリは、空き容量が8GB以上あるものです。おすすめは16GB程度の新品USBメモリですね。安くてどこにでも売っているので1つ買っておくと良いでしょう。

5. デバイスドライバのインストール

各種デバイスドライバは、最新版を調べてひとつのDVDなどに焼いておくと便利です。もしDVDドライブがないPCの場合は、各メーカーからドライバをダウンロードしてUSBメモリなどに保存しておきましょう。

また、デバイスドライバをインストールしたあとは、デバイスマネージャーからドライバが適用されていることを確認してください。

6. Windwos10のアップデート

OSインストールが終わって通常のデスクトップ画面に入ったら、「設定」⇒「更新とセキュリティ」からwindows updateを開始しましょう。

正直なところ、各工程の中でここが最も時間を要するので、気長にいきましょう。更新は前提条件と依存関係があるため、「更新Aが終わると更新Bが出現し、Bが終わるとCが…」といった具合になります。

したがって、インストール・再起動後に再びwindows updateを実施し、更新対象が出なくなるまでインストールと再起動を繰り返してください。

7. 各種ソフトウェアのインストール

アップデートが完了したら、ユーティリティソフトウェアや普段使っているアプリケーションをインストールしていきましょう。

ここは日常的に起こっていることですから、あまり問題ないはずです。

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