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SSDとHDDが融合「SSHD」はゲーミングPCにマッチするか

ゲーミングPCはすっかりSSDの時代へと突入していますが、HDDもデータ保管用のストレージとして根強い人気があります。

どちらが優秀かは個人の価値観や用途によると思いますが、この2つの特徴を併せ持つストレージがあることをご存じでしょうか。

今回はSSDとHDDが合体したストレージ「SSHD」を紹介します。

高速+大容量なSSHD

SSHDとは、「Solid State Hybrid Drive」の頭文字をとった略語です。いわゆるSSD(NAND型フラッシュメモリ)を、HDDの中に搭載したストレージと言うことができます。

巷では「ハイブリッドSSD」と呼ばれることもありますね。SSDの持つ高速な読み書き速度とHDD特有の超大容量を合体させ、2者の強みを共存させています。

長期的なデータ保存は母体であるHDD領域で行いますが、一時的なデータ保存は、SSD領域を使用するのが特徴。

SSHDは、大容量データを保存できるだけでなく、パソコンの起動も早められる、まさに両者のいいとこ取りをした補助記憶装置です。

具体的には、SSDの持つ読み書き能力を活かし、SSD自体を「キャッシュ」にしつつ、HDD領域にデータを保存するというのがSSHDの仕組みのようですね。

SSHDが登場したのは5~6年ほど前で、ちょうどSSDの価格がだいぶ安くなってきた時期だったと思います。

一般的なHDDのキャッシュメモリーに加えて、機械的な動作がなく安定して高速なSSDをキャッシュのように使うことで、HDDの読み書き速度を補うという点が注目されました。

私も2度ほど購入して使ったことがあるのですが、確かに普通のHDDに比べるとかなり高速でしたね。

なぜSSHDは流行っていないのか

この説明だけを聞くと「速くて大容量で安いのだから、最強のストレージでは?」と感じる方がいるかもしれません。

確かにそのとおりなのですが、SSHDにはいくつかの弱点があり、それが原因でいまひとつブレイクしていないのが実情です。

そこで、個人的に感じたSSHDの弱点を紹介したいと思います。

故障リスク

SSHDは、「SSD in HDD」のような構造で、SSDとHDDという2つのデバイスがひとつの筐体に共存しています。

機械的に独立した2つのデバイスが共存してひとつの機能を提供していることから、どちらかが故障するとSSHD自体が使用不能になってしまいます。

SSDとHDDという2つの故障率を合算したのばSSHDの故障率とも言い換えられるわけですね。ストレージの故障率は非常に低いですが、リスクが高いため敬遠する人は多いかもしれません。

SSDより遅い

SSDの特徴を併せ持つとは言え、どうしてもHDDのディスクにアクセスする必要がある場合はそれなりの速度になってしまいます。

一般的なSSHDの転送速度は、最新のHDDと大差ない210Mb/秒程度です。これに対してSSDは、400~500Mb/秒、NVMe SSDなら2000~3000Mb/秒といったところでしょうか。

速度だけを見ると、純粋なSSDとは比較にならないほど遅いのです。あくまでもSSHDは、「キャッシュをうまく使えるHDD」ですからね。普通のHDDよりは速いといったレベルなのです。

価格、重量などが微妙

近年、SSDはどんどん大容量化し、かつ安くなってきました。SSHDは、SSDがまだまだ高額だった時代に誕生していますから、今では価格/性能比を考えると微妙な立ち位置です。

また、筐体自体はHDDそのものなので大きくて重いのもSSHDの弱点。小型、軽量、高速と3拍子揃ったSSDが安くなっているとなれば、あまり勝ち目がありませんよね。

ゲーミングPC用なら「データ保管用」が吉

以上のことをまとめると、ゲーミングPCのメインストレージとしてSSHDを使用するメリットはあまり無いでしょう。

ただし、SSDとは別に純粋なデータ保管用のDドライブ、Eドライブとしてならおすすめですね。あくまでも通常のHDDより少し上の存在、と認識して使い分けたほうが良いと思います。

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Windows11ユーザーは2割未満?なぜ不人気なのか

2021年10月5日にリリースされたWindows11ですが、正直なところあまり移行が進んでいないようです。

今回はSteamの定期調査「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」の最新版からWindows11の移行率や、移行が進まない理由などを考えてみたいと思います。

Windows11への移行率は17%未満

では、早速Steamの定期調査「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」からWindows11の割合を見ていきましょう。

以下は、2022年3月時点におけるSteamユーザーの使用OSの割合です。

・Windows10 64bit:74.69%
・Windows11 64bit:16.84%
・Windows7 64bit:4.14%
・Windows8.1 64bit:0.57%

いまだにWindows10 64bit版ユーザーが大半を占めていますね。すでに大勢は「10&11」に移行していますが、肝心の11への移行が進んでいません。

一応、前月比でみるとWindows10がマイナス1%、Windows11がプラス1.25%なので徐々に11に移行が進んでいることは確かなようです。

しかし、無料アップグレードプランが用意されていたことを考えると、かなり小さい数字といえるのではないでしょうか。

ちなみに、Windows11がリリースされる前のWindows10ユーザーの割合は9割以上。そこから徐々に割合を減らして約75%ですから、Windows11への移行スピードはかなりゆっくりですね。

過去にWindows10がリリースされたときは、リリースから半年で3割程度のユーザーが移行していました。単純に比較しても移行スピードは半分に落ちていることになります。

では、なぜここまでWindows11への移行が進んでいないのでしょうか。

Windows11は不人気OSで終わる?

Windows11への移行が進んでいない理由を、過去の事例から整理してみます。

スルーされるOSになりそう?

まず第一の理由として考えられるのが「Windows10がそこそこ優秀である」ということ。

新OSへの移行が進まないケースとしては、「Windows7から8(8.1)」がありました。

Windows7は長らくWindowsの代名詞的な存在であったWindows XPの後継OSでしたが、XPの優秀さに負けず劣らずよくできたOSとして評価されました。

特にXPユーザーが移行しやすいように「XPモード」などを搭載して橋渡しに尽力したため、慎重で保守的なWindows XPユーザーからの評価も獲得し、多くのXPユーザーが7へと移行しました。

逆に、Windows8シリーズはUIの大幅な変更などが不評であり、7ユーザーは「8シリーズをスルー」して10へと移行していたケースが多かったと思います。

そしてWindows10ですが、こちらも種々の問題は抱えながら振り返ってみれば優秀なOSでした。PCゲーマーは「WindowsXP→7→10」というルートが多かったのではないかと思います。

私もそのひとりで、Windows8シリーズを使用したのはわずか半年。「最後のメジャーバージョン」との触れ込みでリリースされたWindows10をずっと使うつもりでしたね。

やけに移行ハードルが高い

第二の理由としては、インストール要件の厳しさです。Windows11のシステム要件は「CPUが2コア以上で1GHz動作」「メモリ4GB」など。

ここだけを見るとかなり緩いように感じますが、実際には
・UEFIによるセキュアブート対応
・TPM2.0対応

などが加わっており、若干面倒くさいのですよね。どちらも5年以上前からほとんどのPCが該当していますが、この機能を有効にする過程が手間に感じてしまうのです。

また、IntelのSSD高速化機能「Intel VMD」を有効にするとインストールの途中でSSDが見えなくなる(別途ドライバをインストールする過程が加わる)こともネックかもしれません。

実は「無難に使えるOS」

このような細かな要件が、Windows11への移行を妨げる心理的なハードルになっていると考えられます。

個人的には、以降さえしてしまえば、UIこそ少し慣れが必要なものの結構堅実なOSだと感じました。

しかし、10からどうしても移行すべきか?と問われると、そこまで必要性は感じませんね。もちろん、これからPCを新調するならば11がベストだとは思います。

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K無しモデルでもOCが可能に!Alder LakeはOC向きCPU?

Intel製CPUのオーバークロックといえば、末尾「K」付きのモデル限定というイメージを持っていないでしょうか。

実はこれは誤りです。最近でこそK付きのモデルに限定されていましたが、以前は無印のモデルでもオーバークロックが可能でした。

第12世代「Alder Lake」では、久しぶりに無印のモデルでもオーバークロックが可能になっており、一部のPCファンが注目しています。

Alder LakeではSky lake以来の無印OCが可能!

2015年に発売された第6世代CPU「Sky lake」では、無印モデルでもオーバークロックが可能でした。

いわゆる「Non-Kモデル(末尾にKがつかないCPU)」であっても、UEFI上から設定を変更することでCPUの性能を底上げできたのです。

しかし、第7世代以降はK付モデルに限定されてしまい、Intelの自動オーバークロック機能のみが有効となっていました。

ところが、第12世代CPUであるAlder Lakeで無印OCが復活。これは、Alder Lake世代のCPU内で、ベースクロックがロックされていないことに起因します。

さらにマザーボードメーカーがベースクロックの変更が可能であることに気づき、オーバークロック機能を持つ製品をリリースしたことから、「Non-Kオーバークロック」が可能になりました。

Core i5 12400が5GHz以上で動作の報告も

いまのところ、マザーボード上の機能のみでNon-Kモデルのオーバークロックが可能なのは、ASUSのZ690チップセット搭載のモデルだけです。

具体的にはASUSの「Z690シリーズ」のうち、

・ROG Maximus Z690 APEX
・ROG MAXIMUS Z690 HERO

の2モデルで可能だそうです。こうした情報は海外のユーザー「Der8auer」氏によってもたらされており、今後は日本でも情報が広まっていくかもしれませんね。

ただし、Intelが公式にサポートしている機能ではなく、自分で一からオーバークロック耐性を見極めつつ、設定を詰めていく必要があります。

一部では、B660マザーボードでも可能との情報が流れていますが、これは国内では未確認のためリスクが大きいですね。

実際にASUS Z690チップセット搭載のマザーボードでどのくらいのオーバークロックが可能かというと、Core i5 12400が5.2Ghzで動作したようです。

ちなみにCore i5 12400の定格動作は2.5~4.4Ghzですから、18~108%のオーバークロックに成功しているということになります。

実際のオーバークロック手順は以下の通りです。

  1. BIOS設定から「Extreme Tweaker」→「Tweaker’s Paradise」→「Unlock BCLK OC」を「Enable」に変更
  2. CPUのBase Clockが編集可能になるため、任意の値に変更
  3. メモリ速度、キャッシュ、CPU電圧などを調整しながらオーバークロック

実はこの方法、自作PC黎明期によく使われていた方法です。当時はベースクロック×倍率のどちらかを変更しながらオーバークロックを行っていました。

また、CPUのクロックにマッチするメモリクロック、電圧などもユーザーが完全手動で調整しており、「CPUが動作するギリギリのポイント」を時間をかけながら探っていたわけです。

最新のAlder Lakeで、古式ゆかしいこの方法が復活するとは思いもしませんでしたが、「CPUのクロック数を意のままに変更できる」という楽しみが増えるのではないでしょうか。

ただし、調整を失敗するとPCが起動しなくなることもあるので、完全に自己責任ではありますが……。

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再リリースされた無償版Bitdefender Antivirus

国内で主要なウイルス対策ソフトウェアは有償版がほとんどですが、海外でシェアが高いウイルス対策ソフトウェアは無償版をリリースしているものが多くあります。

その中でも断トツのウイルス検出率を誇るBitdefenderは人気がありましたが、2021年末に提供が終了してしまいました。しかし、2022年3月に再リリースを果たし注目されています。そこで今回は、再リリースされた無償版Bitdefender Antivirusについてご紹介します。

再設計により機能が一新され、より高機能なまま無償で利用可能

再リリースされた「Bitdefender Antivirus Free」は以前リリースされていたものとは全く異なり、新たに構築・再設計されています。脆弱性の悪用を阻止するエクスプロイト検知も無料になっており、他の無償版ウイルス対策ソフトウェアでは省略されがちな検出除外設定も無料です。

ゲーミング用途の場合、MODやゲームの改造ツールを誤検出しやすく事前に検出されて駆除されないようにしておくことがほぼ必須のため大切な機能の一つです。

さらに万が一誤検出されても削除されたファイルを復元した際に、自動的に除外設定に使いされるため誤検出と復元の操作を繰り返してしまうこともありません。この機能により、多くのウイルス対策ソフトウェアと共存できない仮想通貨のマイニングソフトウェアも同時に実行可能です。

日本語にも標準対応し、以前よりも使い勝手が大幅に向上

以前のバージョンでは日本語に対応していませんでしたが、今回からは標準で対応を果たしておりパソコン初心者や英語が苦手なユーザーも安心して使用可能です。

画面構成もシンプルで各項目に簡単な説明書きも添えられており、機能について調べる手間も必要もありません。ユーザーは画面の案内通りに進むだけで済み、初回のアカウント取得され終わればBitdefender Antivirus Freeに任せっきりでも大丈夫です。

マルウェアやランサムウェアには別途課金が必要なため万全ではない点に注意

無料版ということもあり、昨今のセキュリティソフトウェアとしてはシンプルな機能しか提供されない点には注意が必要です。最も遭遇率の高いマルウェア対策はなく、Outlook等のメールクライアントに含まれる有害な添付ファイルなどもフィルタリングされません。

その為、日頃のバックアップやファイヤーウォールをどう考えるかですが、無償版ユーザーは割引価格で有償プランのサブスクリプション契約も可能になっており課金という選択肢もあります。例えば、リモートワークなどで自宅のパソコンを仕事で使用する際はあらゆるリスクを考えて一通りの機能があった方が理想的です。

まとめ

Bitdefenderのウイルス検出率は疑いの余地がないほどのトップクラスであり、その基本機能だけでも無償で使い続けることが出来るというのは大きなメリットです。

もちろん無償版だけでは補えない様々な保護機能は重要ですが、それらを導入検討するための入り口としてもBitdefender Antivirus Freeは非常に優秀であり、Windows Difenderに不安があるあるなら是非インストールしたいウイルス対策ソフトウェアと言えます。

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Windows10のスタートメニューを使いやすくするTips

突然ですがWindowsのスタートメニュー、見づらくないですか?私はWindows XP時代のメニューに慣れているので、とても使いにくいです…。

なんというか、余計なお世話的な表示が多いのですよね。そこで、Windows10のメニューをすっきり見やすくするTipsを紹介したいと思います。

「よく使うアプリ」を一括で非常時にする

スタートメニューが使いにくい原因のひとつが「よく使うアプリ」や「最近使用したアプリ」という項目。

これがスタートメニューの大半を陣取るために、使いにくさがアップしています。昔のWindowsのように素っ気ない一覧表示のほうが、圧倒的に使いやすいですからね。非表示にしましょう。

手順は次のとおりです。

  1. Windowsマークを右クリックして「設定」をクリック
  2. 「個人用設定」をクリックし、左側メニューから「スタート」をクリック
  3. 「スタートメニューにアプリの一覧を表示する」以外の項目をすべてオフにする

これで、スタートメニューが非常にすっきりしますね。単純にA-Z、および五十音順でリストが表示されるので、お目当てのアプリが見つけやすくなるはず。

頻繁にスタートメニューを開く方ならば、かなり作業効率が上がるでしょう。

「ライブタイル」を表示させない

Windows10からの新機能として「ライブタイル」があります。これは、スタートメニューに写真やメールのプレビューをリアルタイムで表示するというもの。

確かにタブレットでは便利なのですが、正直ゲーミングPCではほとんど使いませんね。これもオフにしましょう。

ライブタイルが表示されている状態で、任意のタイルを右クリックし「ライブタイルをオフにする」を選択。これでライブタイルが表示されなくなり、スタートメニューが一段とすっきりします。

逆にタイルを増やしたいときは?

ライブタイルも含めて、スタートメニューを広く豪華にすることも可能です。

例えば、メニュー一覧はほとんど使わず、よく使う機能をすべてタイルに貼り付けたい場合などは、タイルの列が多いほうが便利ですよね。

この場合は、上で説明したようにWindowsマーク右クリックから「設定」→「個人用設定」→「スタート」をクリック。さらに、一番上の「スタートのタイル表示数を増やす」をクリックしてださい。

これで、さらにタイルを表示できる領域ができるはずです。また、スタートメニューのはじっこをうまくドラッグして動かすと、表示領域を広げることができます。

視覚重視でスタートメニューをカスタマイズするなら、「スタートメニューの表示数を増やす」「スタートメニュー自体をマウスドラッグで広げる」の2つがおすすめです。

タブレット間隔でスタートメニューを使えるようになりますよ。私はサブモニターのほうにスタートメニューを大きく表示させて、作業効率を上げたりしています。

意外と侮れないスタートメニューカスタマイズ

Windowsは10以降、スタートメニューがどんどん視覚優先になっており、昔からのWindowsユーザーにはあまり優しくありません。

おそらく、タブレットでの使用やWindows自体に慣れていない人をターゲットにしていると思うのですが、ゲーミングPCでは視覚を優先すると無駄が出やすいのも事実。

環境に応じてスタートメニューをカスタマイズし、使いやすいゲーミングPCを目指していきましょう。ちなみに、タスクバー自体を画面横に移動してしまう方法もおすすめですよ。

現在主流の横長モニターの場合、タスクバーを横に配置してスタートメニューが右上(左上)にくるようにしたほうが、画面全体を有効活用できますから。ぜひ試してみてください。

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パソコン上でLEGOブロックを楽しめるBrickLink Studio

LEGOは世界中で愛されているブロック玩具であり、子供から大人まで幅広く楽しめる膨大な種類のブロックや特殊パーツがあります。それらを買い集めるだけでも高額な費用が掛かりますが、大規模な作品を作る際にはさらに高額な費用がかかることもありブロック作品のサイズやパーツ使用の制限がネックとなりがちです。

しかし、実物を使用しないシミュレーターなら制限なく自由に作品作りを楽しむことが可能なため、LEGO愛好家の間でも普及しています。そこで今回は、パソコン上でLEGOブロックを楽しめるBrickLink Studioについてご紹介します。

LEGO公式のソフトウェアはサポート打ち切りになり、買収先のソフトウェアが実質的な公式ブロックシミュレーター

元々、LEGO公式のブロックシミュレーター「LEGO Digital Designer」が存在しましたがサポート打ち切りとなり新しいブロックも追加されないまま数年間放置されていました。

しかし、LEGOが買収したBrickLinkがリリースしていたBrickLink StudioをLOGO公式サイトでも紹介するようになり、実質的な公式ブロックシミュレーターとなりました。

操作性はLEGO Digital Designerに近く、無償提供されているので誰でも利用可能です。市販されているあらゆるブロックとパーツを使い思い通りの作品作りをとことん楽しむことができるのはシミュレーター最大の利点と言えます。

BrickLink Studioで作った作品は様々な形で共有可能

BrickLink Studioはブロックの作成手順や使用しているブロックの品番一覧を作成する機能や、3Dモデルとして公開も可能です。

自分が作った作品を公開・共有することはもちろん、世界中のLEGOユーザー達が作った力作を隅々まで閲覧したり、実際にブロックを購入し作って楽しむことも可能です。

LEGOが買収したBrickLink自体がLEGO向けのコミュニティ、売り買いのプラットフォームだったこともあり、BrickLink Studioを使えば今までLEGO製品を組み立てて遊んできたユーザーも遊ぶ幅が大きく広がります。

BrickLink Studio以外にもブロックシミュレーターは存在し、さらに遊びの幅が広がる

BrickLink Studio以外のブロックシミュレーターも存在し、ブラウザ上で動作するMecabricksは3Dデモリングソフトウェアへエクスポートも可能です。

他にもLDrawなどブロック作品を3Dレンダリングできるものもあり、直感的な操作で遊ぶことが可能です。それぞれのシミュレーター毎に特徴もありますが、ユーザーが作ったブロック作品を発信し誰かが作った作品を楽しむことはどのソフトウェアを使っても可能です。

まとめ

BrickLink StudioのようなLEGOシミュレーターは実物を作ることも想定されており、実際にLEGO製品を持っているなら、BrickLink Studioの作成手順機能で手持ちのブロックを使って世界中のユーザーが作った作品を再現することも可能です。

しかもLEGO製品を持っていなくても無償で手軽に始められる上、長らくLEGOに触れなかった大人でも仮想空間でブロック作品作りにのめり込むほど奥深いものがあります。もしLEGOやブロック玩具に興味があるならBrickLink Studioから始めてみることをおすすめします。

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安心できるゲーミングキーボードの価格は?

ゲーミングキーボードといえば、2万も3万もする高価なもの、というイメージを持つ方が少なくないと思います。

私も過去はそのとおりだと思っていました。しかし、最近は安くても耐久性・使い勝手に優れたゲーミングキーボードが沢山出ています。

ただし、この流れに乗じて「ただ安いだけの名ばかりゲーミングキーボード」が出回り始めているのも事実。そこで、ゲーミングキーボードとして安心できる価格のラインを考えてみたいと思います。

安く品質が良いキーボードが増えたわけ

ここ数年でゲーミングキーボードのコスパが上がった理由としては、以下3つが考えられます。

  • PUBGやフォートナイトなどのFPSがブームになりゲーミングキーボードへの需要が激増した
  • 振興のゲーミングデバイスメーカーが増えた
  • 独自の「軸」を採用してコストを抑える企業が増えた

こうした理由から、ゲーミングキーボードは昔に比べると非常に安くなったと思います。

例えば、Filcoの高価なゲーミングキーボードが3万円近くした時代から比べると、同じような性能のキーボードが1万円程度で買えますからね。

しかし、一方では3000円や4000円のゲーミングキーボードも見かけるようになりました。あくまでも個人的な意見ですが、これら超低価格なゲーミングキーボードは耐久性に疑問があります。

パンタブラフやメンブレンならわかるのですが、この価格でメカニカルですからね。果たして本当に何年も使用できる耐久性があるのかどうか。

実際に使用したわけではないので明言は避けますが、やはりあまりにも安すぎると不安を覚えてしまいます。

では、いくらなら安心?

私の個人的な感覚ですが、2022年の状況を踏まえると「8000円」あたりがボーダーラインかなと考えています。

ちょうどのこのあたりの価格帯に、「1万円台のゲーミングキーボードの廉価モデル」が集中しているからです。

8000円前後には、品質や耐久性はコスパが高いゲーミングキーボードとほぼ同じでありながら、機能面がやや省略されているモデルが多いのです。

例えば「テンキーが無い」「光らない」「キーマクロ登録機能がない(少ない)」など、普通のキーボード+アルファの部分が省かれている製品ですね。

これらは、普通にゲーミングキーボードとして使う分には全く問題ありません。しかし、効率化や見た目の派手さでは、上位モデルに譲るといった具合です。

ちなみに私が使っているロジクールのG413も、通常は1万円前後なのですが、型落ちセールなどで8000円台になっているのを何度か見かけました。

そのため、正規価格は1万円前後で、型落ちのために安くなっているものも、8000円台に含まれていると思います。

価格が全てではない。しかし価格には根拠がある

ここまでで、安心できるゲーミングキーボードの価格を「8000円台」と明言しましたが、これはあくまでも個人の感想です。

ゲーミングデバイスはブランド力やイメージで価格が上下するため、価格=性能ではありません。

しかし、メカニカル構造でそれなりの耐久性・安定性を持ったキーボードを作るには、当然ながらコストがかかります。

また、サポート費用や保証費用もありますから、あまりにも安いゲーミングキーボードは「採算が合わないのでは?」と邪推してしまうのです。

もちろん、今後はもっともっと価格がこなれて、5000円未満でも高品質なゲーミングキーボードが出てくるのかもしれません。

しかし、現時点では8000円~1万円程度をターゲットに決めたほうが無難なのではないか思います。

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中古パソコンの購入前に確認しておきたい再販売用ライセンス

中古パソコンは手ごろな価格で購入可能であり、昨今の半導体不足による新品価格上昇もあり人気が高くなっています。通常中古パソコンを販売する際、販売業者は再販売用ライセンスを取得しなければなりませんがライセンスにも種類があり購入後に正規ライセンスかどうか確認する上で大きな違いがあります。そこで今回は、中古パソコンの購入前に確認しておきたい再販売用ライセンスについてご紹介します。

Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)とMicrosoft Registered Refurbisher(MRR)

MARは認証ラベルが一枚のみですが、MRRはMAR認証ラベルにMicrosoft登録パートナー再生パソコン企業のMRRラベルが追加された計2枚となっています。認証ラベル自体の偽物が流通していることを考えると、MMRの方がより安心できます。最近では大手オンライン販売サイトでもライセンス違反の中古パソコンが大量に格安販売されており、偽物のMAR認証ラベルが添付されています。MMRなら認証ラベルが2枚あり、それぞれの発行業者を調べることで正規ライセンスであることを確認できます。

認証ラベルにはプロダクトキーが省略されたものがある

認証ラベルはプロダクトキーが印字されたCoAシールと印字されていない物の2種類があり、2022年現在はCoAシールが大半を占めます。そしてプロダクトキーが印字されていない物はデジタルCoAシールやGMRLシールと呼ばれ、マザーボードにプロダクトキーが紐付いています。このデジタルCoAシールはWindowsロゴマークと名称の表記しかない小さな簡易ラベルであり、一見すると偽物のような見た目で安心感はほぼありません。しかもMicrosoftの公式サイトに見本や紹介もほとんどなく、ごく一部のネットショップや違法なライセンスを扱う業者も偽物の認証ラベルを多用している関係で注意を必要とします。

プロダクトキーがないといろいろな場面で困ることになる

安心感の薄いデジタルCoAシール・GMRLシールですが、プロダクトキーが分からないという大きな問題はあらゆる場面でユーザーを窮地に陥れることになります。マザーボードとライセンスが紐付けられている関係でマザーボード交換=ライセンス喪失になるのはもちろん、回避するにはWindowsライセンスをMicrosoftアカウントに紐付けし、修理後・ハードウェア変更後のパソコンへログインしなければなりません。これまでならプロダクトキーの入力だけで済んだ作業をMicrosoftアカウント経由で行う必要が発生し、一定期間アクセスしないとアカウントそのものが消失するMicrosoftの仕様によりライセンスがあやふやになりやすい状況を生んでいます。しかもプロダクトキーが印字されたCoAシールは2021年で発行終了しており、今後はデジタルCoAシール・GMRLシールが主流となります。

まとめ

認証ラベルが1枚だけでプロダクトキーの印字がないタイプが増えているMARライセンスの中古パソコンはユーザーへの印象も悪く、再認証でつまずく可能性が格段に増えます。また、中古故にトラブル時のサポートがあまり期待出来ないことを踏まえると、リスクの多いMARライセンスよりもMRRライセンスの中古パソコンのほうがより安心して購入できます。もし中古パソコンを購入するならMicrosoft登録パートナー再生パソコン企業が販売するMRRライセンス認証ラベル付きの製品をおすすめします。

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2022年版「SLI(GPU2枚挿し)」の意味を考える

SLIといえば、Nvidiaが誇るマルチGPU技術として一世を風靡しました。ゲーミングPC界隈でも、ハイエンドGPUの2枚差しが大流行したことがありました。

しかし、最近はSLI構成のゲーミングPCをあまり見かけませんし、SLI前提で自作する人もだいぶ減ったように思います。

そこで、現時点(2022年)において、SLI構成にどのような意味があるのか考えてみました。

基本的にSLIはもう必要ない

あくまでも私の個人的な意見ですが、すでにSLIは大半の人にとって不要になったと思います。

そもそもSLIは、ゲームタイトル側がGPUよりも先を走っていて、「性能を上げれば上げるだけ、ゲームが快適になる」という前提があった時代のものです。

つまり、単体のGPUではどうしても到達できない領域を2枚挿しで超えることで、ゲームタイトルが持つ世界観を存分に堪能できることがメリットでした。

しかし現在は、GPUの進化にゲームタイトル側がついていけていません。4Kや8Kは大半のゲームタイトルには必要ありませんし、フルHD画質を愛用する人もまだまだ沢山います。

わざわざハイエンドGPUを2枚挿して遊ぶほどのゲームがないのです。そもそも、RTX3090の性能をフルに活用するタイトルですら稀ですし。

また、マルチGPUに対応するタイトルもそれほど多くなく、実際にSLIを組んだとしても「SLIの性能を試すためのベンチマーク」のような遊び方がメインになってしまいます。

私は過去にSLIを組んだとき、あまりにも対応するタイトルが少ないので、結局1枚に戻して遊んでいました。手段が目的になってしまうので、それ以来SLIは組んでいませんね。

2世代前のGPUを底上げするという使い方

もし、GPUを差し込むPCIe×16のスロットが余っていて、なおかつ、今使用しているGPUと同じグレードのものが安く手に入るとしたら、SLIを試してもいいと思います。

例えば、GTX1070でSLIを組み、RTX2080クラスの性能を実現したい場合、中古のGTX1070を一枚買うほうがRTX2080を買うよりも安いですからね。

しかし問題は電源です。SLIを組む場合、最低でも700Wクラス、できれば800W以上は欲しいので、もし電源容量が足りていなければ買い替えなくてはなりません。

また、SLIにすることで電力消費の上下が激しくなり、それに伴ってシステム全体が不安定になることもあります。

SLIは1枚挿しと比較して、一気に1.8倍程度の性能を手に入れられる反面、故障リスクや電力消費の激しさといったデメリットもありますからね。

ちなみに、SLIにする場合は冷却対策も練り直す必要があります。エアフローがだいぶ変わりますから。

SLIを組むなら事前の準備は必須!

SLIを組むのであれば、まずNvidiaの公式ページで対応タイトルを確認しておきましょう。次に、電源容量の確認、エアフローの見直し、冷却能力の積み増しなどを進めます。

ここまで出来てはじめてSLIが組めると考えてください。ちなみに、SLIは見た目が非常にかっこよく、眺めるだけならば満足度が高いです。

しかし、実際の運用は電力消費や温度管理がこれまで以上に必要で、トラブルも結構あります。そのため「どうしてもやりたいタイトルがSLIに対応している」ことが確認できなければ、一枚運用がおすすめですね。

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停電後にPCが不安定!どこをチェックすべき?

PCの天敵のひとつといえば「停電」ですよね。突然の停電は、PCの故障の原因になることがあります。

私も、過去に停電でPCが強制シャットダウンになったあと、しばらくしてKP41病が多発したことがありました。

停電が原因で予期せぬシャットダウンが発生した後は、必ずPCのチェックを行いましょう。ここでは停電後のチェックポイントを紹介します。

まずはエラーログをチェック

停電で突然のシャットダウンが発生したら、まずはWindowsのエラーログをチェックしてみてください。

エラーログは、「スタートボタンを右クリック→イベントビューワ→Windowsログ→システム」で確認できます。

ここに、いちばん左側の「レベル」の項目が「重大」もしくは「エラー」になっているものがあれば、要チェックです。

突然の停電の場合、大抵は「重大」で「予期せぬシャットダウン」に関するエラーがあるはずです。これは停電によるものですから、それほど心配はありません。

問題はその他に「重大」や「エラー」がないかです。もしこの2つのうちいずれかがあるようなら、クリックしてエラーの内容を確認してください。

メモリやハードウェアに関するエラーがあれば、そこを中心に調べていく必要があります。また、停電後すぐにエラーが発生せず、数時間~数日後に発生することもあるので、しばらくはエラーログをチェックするようにしましょう。

負荷をかけて動作をチェック

エラーログをチェックした後は、PCに負荷をかけるツールで動作確認を行いましょう。

「OCCT」のようにフリーでCPU負荷を上げるツールがおすすめですね。OCCTの高負荷設定で30~1時間なんともなければ、まず通常使用では問題が出ないでしょう。

電源、CPU、ファンの動作などを一通りチェックできるので、負荷試験はぜひ試しておきたいところ。自作PCを組んだあとや、BTOパソコンが到着した直後などにも使えますよ。

OCCTはCPUと同時に電源にも負荷をかけられるので停電後のチェックにはもってこいです。あとは、重い3Dゲームのベンチマークソフトを何周かまわしてみて、異常がなければまず問題ないと思います。

最も怖いのはKP41病の発生

Windows8以降のWindowsOSの持病ともいえる「KP41病」ですが、これは大抵「予期せぬシャットダウンが発生しました」というエラーログとともに発生します。

一般的には、電力系のコントロール機能による不具合と言われているのですが、厳密には原因不明であり、電圧が不安定になることで発生しやすいようです。

停電時のシャットダウンがきっかけで多発することもありますので、注視してみてください。突然のフリーズや再起動が頻発するようになった場合は、エラーログにエラーコード「KP41」が出ている可能性が高いです。

停電後は、まずエラーログをチェックし、次にOCCTやベンチマークソフトを何周かまわし、数日間はKP41が出ていないことを確認する、といった流れでメンテナンスしていきましょう。

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