いやいや驚きました。2018年6月にNEXTGEAR-MICROがリニューアルしましたが、まさか翌月の7月にNEXTGEARシリーズのPCケースまでも新しくなるとは思いもしませんでした。
旧NEXTGEARシリーズのPCケースとは何から何まで変わっていて、面影すらありません。どのような違いがあるのか調べてみたのでご紹介します。
外観は真っ黒に
旧NEXTGEARは正面に横開きのパネルがあり、そこを開くことでDVDドライブなどが使える構造でした。そして電源を入れると青く光るので、青っぽいイメージを持っていました。
それが新NEXTGEARになってとてもシンプルなPCケースへと生まれ変わりました。横開きのパネルもありませんし、全体的に真っ黒な外観です。新NEXTGEAR-MICROシリーズととても似ています。
あまりに似ているのでサイズも同じなのかな?と思ったら以下のような違いがありました。
新NEXTGEAR-MICRO | 新NEXTGEAR | |
---|---|---|
幅(mm) | 188.8 | 210 |
奥行き(mm) | 410.5 | 524.2 |
高さ(mm) | 400 | 435 |
やはり新NEXTGEARのほうが一回り大きいです。従来どおりNEXTGEARシリーズのほうがハイスペックな傾向があるため、カスタマイズのしやすさやパーツ同士の距離をあけるために大きくしたのでしょう。とはいえそこまでのサイズ差はありません。気にするのは奥行きの違いくらいですね。
接続端子の位置が変わった
旧NEXTGAERは正面の上のほうにUSB端子やマイク入力、ヘッドホン出力が備わっていました。しかも斜めになっていて、デスクトップを床置きしても挿しやすい設計でした。
それが新NEXTGEAEになって、天板に設置されています。真上のこんな位置に配置されているPCケースは初めて見ました。机の上に置いてしまうと、ちょっと見づらくて使いにくいかもしれません。床置きすることを想定しているのかもしれません。
またHDMI映像出力端子が備わっているのが面白いです。前のほうにHDMIなんてあっても使わないのでは?と思ったのですが、どうやらVRデバイスのために用意されたようです。Oculus Riftを接続するために、毎回デスクトップを引っ張り出して、後ろ側に接続するのは確かに面倒くさいです。前のほうにあればすぐに使えるので便利です。
エアフロー設計が変わった
旧NEXTGEARは正面と吸気のケースファン、背面に排気のリアファンが搭載されていました。しかし新NEXTGEARは正面から吸気する構造にはなっていません。底面から吸気して、背面に廃棄するエアフローです。またケースファンの追加もできるようになっています。
旧NEXTGEARはケースファンを追加できなかったので、冷却性能を高めることが不可能でした。新NEXTGEARなら好みに合わせて冷却性能を大幅に向上できます。これは素晴らしい変更点です。
このようにあらゆる変更点が見つかりました。個人的にはかなり高評価です。特にケースファンを追加できるようになったのが良いですね。またサイドパネルをアクリルにできるようになって、以前よりも格好良くなりました。どちらか迷っているなら新NEXTGEARをおすすめします。