2022年 5月 の投稿一覧

Wi-Fiに関するトラブルを解決に導くスマホアプリ「Wi-Fiミレル」

Wi-Fiは直接目で見れないため電波の強さや安定度合いを知るには診断用のソフトウェアが必要になります。以前はWindowsパソコン上から各種Wi-Fi情報を確認する方法が主流でしたが、現在はスマホアプリでもほぼ網羅できるようになった上に詳細な電波状況を画像化することも可能です。これらの機能を使えばWi-Fiが遅い・切断する・弱いといった主要なトラブルを解決する上で非常に役立ちます。そこで今回は、Wi-Fiに関するトラブルを解決に導くスマホアプリ「Wi-Fiミレル」についてご紹介します。

Wi-Fiミレルはアイ・オー・データが公開しているスマホ向け無償アプリ

Wi-Fiの各種状態をチェックできるスマホアプリはAndroidが大半で、ひとつのアプリで全てを網羅できるものは多くありません。しかし、アイ・オー・データが無償公開しているWi-FiミレルはAndroidはもちろんiOSにも対応しており、Wi-Fiトラブルを解決するために必要な各種情報を全て収集することが可能です。ユーザーはスマホにWi-Fiミレルを入れた状態で室内を動き回りながら測定すれば様々なことが診断可能です。

ヒートマップ作成機能が優秀でWi-Fiが弱い場所を簡単に特定可能

室内でWi-Fiが不安定な場所を特定し、Wi-Fi中継器やメッシュWi-Fiを増設するかどうか検討する上でヒートマップ作成機能が活躍します。測定地点毎のWi-Fiの強さを視覚的な地図に変換してくれるため、部屋中を歩き回りながら測定を繰り返せばWi-Fiが弱くなりやすい場所を把握できます。このヒートマップを元にWi-Fi機器の設置場所変更や増設、電波を減衰させている要因と思われる機器の移動を試せば初心者でも簡単にWi-Fi環境の改善ができてしまいます。さらにヒートマップは自作の図面を読み込むことも出来るので、複数の部屋がある住まいでも大規模なWi-Fi調査を行う際に非常に便利です。

ローカルネットワークとインターネット回線の速度テストを個別に行えるため、速度低下の原因を調査可能

Wi-Fi接続でインターネットが多い場合、回線自体が遅いのかWi-Fiが遅いのか調査課が脳なスマホアプリはほとんどありませんでしたが、Wi-Fiミレルはバージョンアップで原因を特定可能になりました。Wi-Fiは接続に使用する規格やチャンネル、電波強度により速度が変化する関係でどこでも同じ速度とは限りません。仮にスマホ上では問題なくWi-Fi接続されていても実行速度は20Mbpsもないケースもあり、Wi-Fiとスマホ間のローカルネットワーク内の速度測定がどれほどなのか知り、ネット回線本来の速度と比較することでどちらに問題が起きているのか判断可能です。もしインターネット速度とローカルネットワーク速度がほぼ同じ場合はWi-Fiが遅くてネット回線の速度を生かし切れていない状態であり、最新規格のWi-Fi機器導入や電波改善のためにアクセスポイント増設などで解決します。

まとめ

様々な要素で速度が落ち、電波が弱くなるWi-Fiを改善するには正確な現状調査が不可欠であり、Wi-Fiミレルを使えばほぼ全ての調査が可能です。更にヒートマップを活用すればWi-Fi機器の最適な置き場所を探すこともできるので、コストをかけずにWi-Fi環境の改善も目指せます。もしWi-Fiのトラブルが起きた際はWi-Fiミレルを活用してどこに問題があるのか調べてみることをおすすめします。

SSDとHDDが融合「SSHD」はゲーミングPCにマッチするか

ゲーミングPCはすっかりSSDの時代へと突入していますが、HDDもデータ保管用のストレージとして根強い人気があります。

どちらが優秀かは個人の価値観や用途によると思いますが、この2つの特徴を併せ持つストレージがあることをご存じでしょうか。

今回はSSDとHDDが合体したストレージ「SSHD」を紹介します。

高速+大容量なSSHD

SSHDとは、「Solid State Hybrid Drive」の頭文字をとった略語です。いわゆるSSD(NAND型フラッシュメモリ)を、HDDの中に搭載したストレージと言うことができます。

巷では「ハイブリッドSSD」と呼ばれることもありますね。SSDの持つ高速な読み書き速度とHDD特有の超大容量を合体させ、2者の強みを共存させています。

長期的なデータ保存は母体であるHDD領域で行いますが、一時的なデータ保存は、SSD領域を使用するのが特徴。

SSHDは、大容量データを保存できるだけでなく、パソコンの起動も早められる、まさに両者のいいとこ取りをした補助記憶装置です。

具体的には、SSDの持つ読み書き能力を活かし、SSD自体を「キャッシュ」にしつつ、HDD領域にデータを保存するというのがSSHDの仕組みのようですね。

SSHDが登場したのは5~6年ほど前で、ちょうどSSDの価格がだいぶ安くなってきた時期だったと思います。

一般的なHDDのキャッシュメモリーに加えて、機械的な動作がなく安定して高速なSSDをキャッシュのように使うことで、HDDの読み書き速度を補うという点が注目されました。

私も2度ほど購入して使ったことがあるのですが、確かに普通のHDDに比べるとかなり高速でしたね。

なぜSSHDは流行っていないのか

この説明だけを聞くと「速くて大容量で安いのだから、最強のストレージでは?」と感じる方がいるかもしれません。

確かにそのとおりなのですが、SSHDにはいくつかの弱点があり、それが原因でいまひとつブレイクしていないのが実情です。

そこで、個人的に感じたSSHDの弱点を紹介したいと思います。

故障リスク

SSHDは、「SSD in HDD」のような構造で、SSDとHDDという2つのデバイスがひとつの筐体に共存しています。

機械的に独立した2つのデバイスが共存してひとつの機能を提供していることから、どちらかが故障するとSSHD自体が使用不能になってしまいます。

SSDとHDDという2つの故障率を合算したのばSSHDの故障率とも言い換えられるわけですね。ストレージの故障率は非常に低いですが、リスクが高いため敬遠する人は多いかもしれません。

SSDより遅い

SSDの特徴を併せ持つとは言え、どうしてもHDDのディスクにアクセスする必要がある場合はそれなりの速度になってしまいます。

一般的なSSHDの転送速度は、最新のHDDと大差ない210Mb/秒程度です。これに対してSSDは、400~500Mb/秒、NVMe SSDなら2000~3000Mb/秒といったところでしょうか。

速度だけを見ると、純粋なSSDとは比較にならないほど遅いのです。あくまでもSSHDは、「キャッシュをうまく使えるHDD」ですからね。普通のHDDよりは速いといったレベルなのです。

価格、重量などが微妙

近年、SSDはどんどん大容量化し、かつ安くなってきました。SSHDは、SSDがまだまだ高額だった時代に誕生していますから、今では価格/性能比を考えると微妙な立ち位置です。

また、筐体自体はHDDそのものなので大きくて重いのもSSHDの弱点。小型、軽量、高速と3拍子揃ったSSDが安くなっているとなれば、あまり勝ち目がありませんよね。

ゲーミングPC用なら「データ保管用」が吉

以上のことをまとめると、ゲーミングPCのメインストレージとしてSSHDを使用するメリットはあまり無いでしょう。

ただし、SSDとは別に純粋なデータ保管用のDドライブ、Eドライブとしてならおすすめですね。あくまでも通常のHDDより少し上の存在、と認識して使い分けたほうが良いと思います。