4K液晶があってもいいけど活用する場面はほとんどない
G-TuneのゲーミングノートPCを見ていると、液晶モニターに2つのタイプがあることに気付きます。例えば、GTX970Mを搭載した15.6型のNEXTGEAR-NOTE i5710 シリーズは「1,920×1,080/ IPS/ LEDバックライト」です。
一方、GTX980Mを搭載した15.6型のNEXTGEAR-NOTE i5910 シリーズは「3,840×2,160/ IPS/ LEDバックライト」です。前者はフルHDと呼ばれる解像度で、後者は最近話題の4Kです。
4Kは確かに綺麗で感動します
どちらも15.6型ですが解像度が違います。イメージとしては液晶モニターに表示するための細かい粒が4Kのほうがずっと小さいため、鮮明な映像を映し出すことができます。具体的には4倍細かいです。
4倍細かいということは4倍綺麗に表示することが可能で、さらに画面領域の4倍広いことを意味しています。実際にG-Tuneの4K液晶モニター搭載のゲーミングノートPCを使ったことがありますが、本当に綺麗です。誰でも「あれ、この液晶スゴイな」と気付けます。
4K対応の動画は少しずつ増えています
綺麗な表示になって嬉しいのはまず動画が思いつきます。世界的に少しずつ4Kを押し出しているおかげでしょうか、Youtubeには4Kの動画が増えてきています。「実写か!」と感動しますよ。
ただ、ほとんどの動画は4Kのデータを用意していません。せいぜいフルHD(1920×1080)がMAXです。ニコニコ動画は4Kなんて1つもありませんし、他の動画サービスでも4Kへの対応は全然間に合っていません。
4Kのゲームはほぼありません
G-TuneのゲーミングノートPCを買うからには、何かしらのオンラインゲームをプレイするはずです。ではあなたがプレイするゲームが4Kの解像度まで広げられるか確認してみてください。まず対応していません。動画と同じように1920×1080が上限のはずです。
FF14やドラクエ10など人気オンラインゲームが先行して4Kに対応しているのは嬉しい事実です。しかし問題は4Kに設定したとして、快適に遊べるかどうかです。
ゲームにおける解像度の設定は画質よりも重要です。重さに直結します。当然1920×1080と3840×2160とではゲーミングPCに求められる性能に大きな差があります。FF14を4Kで60fps出そうと思ったら、最強グラボのGTX980Tiでも足りません。GTX980Tiが何枚か必要になります。
よって私の結論は「4K液晶はあっても困らないけど、わざわざ選ぶ必要はない」です。4Kがどうしても必要なんだ!という人にはG-TuneのゲーミングノートPCは嬉しいでしょう。でも大半の人には今のところ不要です。