2022年 4月 の投稿一覧

Windows11ユーザーは2割未満?なぜ不人気なのか

2021年10月5日にリリースされたWindows11ですが、正直なところあまり移行が進んでいないようです。

今回はSteamの定期調査「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」の最新版からWindows11の移行率や、移行が進まない理由などを考えてみたいと思います。

Windows11への移行率は17%未満

では、早速Steamの定期調査「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」からWindows11の割合を見ていきましょう。

以下は、2022年3月時点におけるSteamユーザーの使用OSの割合です。

・Windows10 64bit:74.69%
・Windows11 64bit:16.84%
・Windows7 64bit:4.14%
・Windows8.1 64bit:0.57%

いまだにWindows10 64bit版ユーザーが大半を占めていますね。すでに大勢は「10&11」に移行していますが、肝心の11への移行が進んでいません。

一応、前月比でみるとWindows10がマイナス1%、Windows11がプラス1.25%なので徐々に11に移行が進んでいることは確かなようです。

しかし、無料アップグレードプランが用意されていたことを考えると、かなり小さい数字といえるのではないでしょうか。

ちなみに、Windows11がリリースされる前のWindows10ユーザーの割合は9割以上。そこから徐々に割合を減らして約75%ですから、Windows11への移行スピードはかなりゆっくりですね。

過去にWindows10がリリースされたときは、リリースから半年で3割程度のユーザーが移行していました。単純に比較しても移行スピードは半分に落ちていることになります。

では、なぜここまでWindows11への移行が進んでいないのでしょうか。

Windows11は不人気OSで終わる?

Windows11への移行が進んでいない理由を、過去の事例から整理してみます。

スルーされるOSになりそう?

まず第一の理由として考えられるのが「Windows10がそこそこ優秀である」ということ。

新OSへの移行が進まないケースとしては、「Windows7から8(8.1)」がありました。

Windows7は長らくWindowsの代名詞的な存在であったWindows XPの後継OSでしたが、XPの優秀さに負けず劣らずよくできたOSとして評価されました。

特にXPユーザーが移行しやすいように「XPモード」などを搭載して橋渡しに尽力したため、慎重で保守的なWindows XPユーザーからの評価も獲得し、多くのXPユーザーが7へと移行しました。

逆に、Windows8シリーズはUIの大幅な変更などが不評であり、7ユーザーは「8シリーズをスルー」して10へと移行していたケースが多かったと思います。

そしてWindows10ですが、こちらも種々の問題は抱えながら振り返ってみれば優秀なOSでした。PCゲーマーは「WindowsXP→7→10」というルートが多かったのではないかと思います。

私もそのひとりで、Windows8シリーズを使用したのはわずか半年。「最後のメジャーバージョン」との触れ込みでリリースされたWindows10をずっと使うつもりでしたね。

やけに移行ハードルが高い

第二の理由としては、インストール要件の厳しさです。Windows11のシステム要件は「CPUが2コア以上で1GHz動作」「メモリ4GB」など。

ここだけを見るとかなり緩いように感じますが、実際には
・UEFIによるセキュアブート対応
・TPM2.0対応

などが加わっており、若干面倒くさいのですよね。どちらも5年以上前からほとんどのPCが該当していますが、この機能を有効にする過程が手間に感じてしまうのです。

また、IntelのSSD高速化機能「Intel VMD」を有効にするとインストールの途中でSSDが見えなくなる(別途ドライバをインストールする過程が加わる)こともネックかもしれません。

実は「無難に使えるOS」

このような細かな要件が、Windows11への移行を妨げる心理的なハードルになっていると考えられます。

個人的には、以降さえしてしまえば、UIこそ少し慣れが必要なものの結構堅実なOSだと感じました。

しかし、10からどうしても移行すべきか?と問われると、そこまで必要性は感じませんね。もちろん、これからPCを新調するならば11がベストだとは思います。

K無しモデルでもOCが可能に!Alder LakeはOC向きCPU?

Intel製CPUのオーバークロックといえば、末尾「K」付きのモデル限定というイメージを持っていないでしょうか。

実はこれは誤りです。最近でこそK付きのモデルに限定されていましたが、以前は無印のモデルでもオーバークロックが可能でした。

第12世代「Alder Lake」では、久しぶりに無印のモデルでもオーバークロックが可能になっており、一部のPCファンが注目しています。

Alder LakeではSky lake以来の無印OCが可能!

2015年に発売された第6世代CPU「Sky lake」では、無印モデルでもオーバークロックが可能でした。

いわゆる「Non-Kモデル(末尾にKがつかないCPU)」であっても、UEFI上から設定を変更することでCPUの性能を底上げできたのです。

しかし、第7世代以降はK付モデルに限定されてしまい、Intelの自動オーバークロック機能のみが有効となっていました。

ところが、第12世代CPUであるAlder Lakeで無印OCが復活。これは、Alder Lake世代のCPU内で、ベースクロックがロックされていないことに起因します。

さらにマザーボードメーカーがベースクロックの変更が可能であることに気づき、オーバークロック機能を持つ製品をリリースしたことから、「Non-Kオーバークロック」が可能になりました。

Core i5 12400が5GHz以上で動作の報告も

いまのところ、マザーボード上の機能のみでNon-Kモデルのオーバークロックが可能なのは、ASUSのZ690チップセット搭載のモデルだけです。

具体的にはASUSの「Z690シリーズ」のうち、

・ROG Maximus Z690 APEX
・ROG MAXIMUS Z690 HERO

の2モデルで可能だそうです。こうした情報は海外のユーザー「Der8auer」氏によってもたらされており、今後は日本でも情報が広まっていくかもしれませんね。

ただし、Intelが公式にサポートしている機能ではなく、自分で一からオーバークロック耐性を見極めつつ、設定を詰めていく必要があります。

一部では、B660マザーボードでも可能との情報が流れていますが、これは国内では未確認のためリスクが大きいですね。

実際にASUS Z690チップセット搭載のマザーボードでどのくらいのオーバークロックが可能かというと、Core i5 12400が5.2Ghzで動作したようです。

ちなみにCore i5 12400の定格動作は2.5~4.4Ghzですから、18~108%のオーバークロックに成功しているということになります。

実際のオーバークロック手順は以下の通りです。

  1. BIOS設定から「Extreme Tweaker」→「Tweaker’s Paradise」→「Unlock BCLK OC」を「Enable」に変更
  2. CPUのBase Clockが編集可能になるため、任意の値に変更
  3. メモリ速度、キャッシュ、CPU電圧などを調整しながらオーバークロック

実はこの方法、自作PC黎明期によく使われていた方法です。当時はベースクロック×倍率のどちらかを変更しながらオーバークロックを行っていました。

また、CPUのクロックにマッチするメモリクロック、電圧などもユーザーが完全手動で調整しており、「CPUが動作するギリギリのポイント」を時間をかけながら探っていたわけです。

最新のAlder Lakeで、古式ゆかしいこの方法が復活するとは思いもしませんでしたが、「CPUのクロック数を意のままに変更できる」という楽しみが増えるのではないでしょうか。

ただし、調整を失敗するとPCが起動しなくなることもあるので、完全に自己責任ではありますが……。

低価格な超小型パソコンNANOTE NEXT

いろんな商品を扱っているドン・キホーテは家電の自社ブランドにも力を入れており、ここ数年はパソコンもリリースしています。その中でも他のメーカーがほとんど参入しなくなった超小型パソコンが度々注目を集めており、ガジェット好きや安く持ち運べるWindows環境を求めるユーザーの支持を集めています。2022年4月にはその最新版となるモデル「NANOTE NEXT」をリリースし、以前よりも使い勝手の良いものとなっていますが前モデルと同様に価格は3万円前半と抑えられています。そこで今回は、低価格な超小型パソコンNANOTE NEXTについてご紹介します。

価格は変わらず基本スペックが向上した正統進化版

3世代目となるNANOTE NEXTはCPUがPentium N4200からPentium J4205へ刷新され、約1~2割程度性能が向上しています。またストレージがeMMCからSSDへ変更されたことでレスポンスも向上し体感性も良くなっています。これ以外の8GBメインメモリや7インチながら解像度が横1920ピクセル縦1200ピクセルのタッチパネル液晶などは変わりありません。性能面でボトルネックとなる部分がモデルチェンジで改善されており、正に正統進化版と言えます。

Wi-FiやBluetoothは変わらず低スペックなままでWindows11の動作も不安が残る

基本性能が向上した一方で、Wi-Fiは802.11 bgnのみ、Bluetoothも4.0と極端に古いのは前モデルから変わりません。LANポート未搭載のため、Wi-FiやBluetoothに頼ることが主になるだけに極端に古い規格のままというのは速度面で不利です。もちろん必要最低限の水準は満たしてはいるので、税込み32,780円という低価格ということも考慮するとそこまで悪くはありません。しかし、Windows11の動作保証に関してはリリース日の時点でサポートCPUリストにPentium J4205は記載がなく、前モデルもWindows11アップグレードチェックで弾かれていることからプリインストールされているWindows10のまま使用するほかないと予想されます。

WEBミーティングや簡単なOfficeファイルの編集なら十分すぎるスペックに違いはない

マイクやWEBカメラを搭載しており、この一台でオンラインミーティングへの参加が可能な上、メインメモリ8GBと低価格帯のパソコンとしては珍しく余裕があり快適に動作します。また画面サイズが10.1インチ以下のため無料でOffice Mobileの簡易編集機能が使用可能です。ノートパソコンとして一通りの機能と性能は持ち合わせており、一般的な用途なら十分すぎるスペックと言えます。

まとめ

タブレット端末や大画面スマホの普及でUMPCをリリースするメーカーは減少しており、NANOTE NEXTも他メーカーのOEM品ながら貴重な存在です。もちろんコストダウンのためWi-Fiなど旧規格のままというデメリットこそありますが、その分コストパフォーマンスに優れており、コンパクトなパソコンを求めるユーザーのニーズを満たすことができる製品と言えるのではないでしょうか。

再リリースされた無償版Bitdefender Antivirus

国内で主要なウイルス対策ソフトウェアは有償版がほとんどですが、海外でシェアが高いウイルス対策ソフトウェアは無償版をリリースしているものが多くあります。

その中でも断トツのウイルス検出率を誇るBitdefenderは人気がありましたが、2021年末に提供が終了してしまいました。しかし、2022年3月に再リリースを果たし注目されています。そこで今回は、再リリースされた無償版Bitdefender Antivirusについてご紹介します。

再設計により機能が一新され、より高機能なまま無償で利用可能

再リリースされた「Bitdefender Antivirus Free」は以前リリースされていたものとは全く異なり、新たに構築・再設計されています。脆弱性の悪用を阻止するエクスプロイト検知も無料になっており、他の無償版ウイルス対策ソフトウェアでは省略されがちな検出除外設定も無料です。

ゲーミング用途の場合、MODやゲームの改造ツールを誤検出しやすく事前に検出されて駆除されないようにしておくことがほぼ必須のため大切な機能の一つです。

さらに万が一誤検出されても削除されたファイルを復元した際に、自動的に除外設定に使いされるため誤検出と復元の操作を繰り返してしまうこともありません。この機能により、多くのウイルス対策ソフトウェアと共存できない仮想通貨のマイニングソフトウェアも同時に実行可能です。

日本語にも標準対応し、以前よりも使い勝手が大幅に向上

以前のバージョンでは日本語に対応していませんでしたが、今回からは標準で対応を果たしておりパソコン初心者や英語が苦手なユーザーも安心して使用可能です。

画面構成もシンプルで各項目に簡単な説明書きも添えられており、機能について調べる手間も必要もありません。ユーザーは画面の案内通りに進むだけで済み、初回のアカウント取得され終わればBitdefender Antivirus Freeに任せっきりでも大丈夫です。

マルウェアやランサムウェアには別途課金が必要なため万全ではない点に注意

無料版ということもあり、昨今のセキュリティソフトウェアとしてはシンプルな機能しか提供されない点には注意が必要です。最も遭遇率の高いマルウェア対策はなく、Outlook等のメールクライアントに含まれる有害な添付ファイルなどもフィルタリングされません。

その為、日頃のバックアップやファイヤーウォールをどう考えるかですが、無償版ユーザーは割引価格で有償プランのサブスクリプション契約も可能になっており課金という選択肢もあります。例えば、リモートワークなどで自宅のパソコンを仕事で使用する際はあらゆるリスクを考えて一通りの機能があった方が理想的です。

まとめ

Bitdefenderのウイルス検出率は疑いの余地がないほどのトップクラスであり、その基本機能だけでも無償で使い続けることが出来るというのは大きなメリットです。

もちろん無償版だけでは補えない様々な保護機能は重要ですが、それらを導入検討するための入り口としてもBitdefender Antivirus Freeは非常に優秀であり、Windows Difenderに不安があるあるなら是非インストールしたいウイルス対策ソフトウェアと言えます。

Windows10のスタートメニューを使いやすくするTips

突然ですがWindowsのスタートメニュー、見づらくないですか?私はWindows XP時代のメニューに慣れているので、とても使いにくいです…。

なんというか、余計なお世話的な表示が多いのですよね。そこで、Windows10のメニューをすっきり見やすくするTipsを紹介したいと思います。

「よく使うアプリ」を一括で非常時にする

スタートメニューが使いにくい原因のひとつが「よく使うアプリ」や「最近使用したアプリ」という項目。

これがスタートメニューの大半を陣取るために、使いにくさがアップしています。昔のWindowsのように素っ気ない一覧表示のほうが、圧倒的に使いやすいですからね。非表示にしましょう。

手順は次のとおりです。

  1. Windowsマークを右クリックして「設定」をクリック
  2. 「個人用設定」をクリックし、左側メニューから「スタート」をクリック
  3. 「スタートメニューにアプリの一覧を表示する」以外の項目をすべてオフにする

これで、スタートメニューが非常にすっきりしますね。単純にA-Z、および五十音順でリストが表示されるので、お目当てのアプリが見つけやすくなるはず。

頻繁にスタートメニューを開く方ならば、かなり作業効率が上がるでしょう。

「ライブタイル」を表示させない

Windows10からの新機能として「ライブタイル」があります。これは、スタートメニューに写真やメールのプレビューをリアルタイムで表示するというもの。

確かにタブレットでは便利なのですが、正直ゲーミングPCではほとんど使いませんね。これもオフにしましょう。

ライブタイルが表示されている状態で、任意のタイルを右クリックし「ライブタイルをオフにする」を選択。これでライブタイルが表示されなくなり、スタートメニューが一段とすっきりします。

逆にタイルを増やしたいときは?

ライブタイルも含めて、スタートメニューを広く豪華にすることも可能です。

例えば、メニュー一覧はほとんど使わず、よく使う機能をすべてタイルに貼り付けたい場合などは、タイルの列が多いほうが便利ですよね。

この場合は、上で説明したようにWindowsマーク右クリックから「設定」→「個人用設定」→「スタート」をクリック。さらに、一番上の「スタートのタイル表示数を増やす」をクリックしてださい。

これで、さらにタイルを表示できる領域ができるはずです。また、スタートメニューのはじっこをうまくドラッグして動かすと、表示領域を広げることができます。

視覚重視でスタートメニューをカスタマイズするなら、「スタートメニューの表示数を増やす」「スタートメニュー自体をマウスドラッグで広げる」の2つがおすすめです。

タブレット間隔でスタートメニューを使えるようになりますよ。私はサブモニターのほうにスタートメニューを大きく表示させて、作業効率を上げたりしています。

意外と侮れないスタートメニューカスタマイズ

Windowsは10以降、スタートメニューがどんどん視覚優先になっており、昔からのWindowsユーザーにはあまり優しくありません。

おそらく、タブレットでの使用やWindows自体に慣れていない人をターゲットにしていると思うのですが、ゲーミングPCでは視覚を優先すると無駄が出やすいのも事実。

環境に応じてスタートメニューをカスタマイズし、使いやすいゲーミングPCを目指していきましょう。ちなみに、タスクバー自体を画面横に移動してしまう方法もおすすめですよ。

現在主流の横長モニターの場合、タスクバーを横に配置してスタートメニューが右上(左上)にくるようにしたほうが、画面全体を有効活用できますから。ぜひ試してみてください。