2021年 7月 の投稿一覧

定期的に水洗いが出来る衛生的なキーボード

指で直接触れるキーボードは雑菌が付着しやすく、不衛生な状態が続くとブドウ球菌など感染リスクがある菌を媒介するケースもあります。

いくら指を消毒したとしても、キーボード自体が汚染されていれば効果もないため消毒や洗浄が必要になりますが多くのキーボード製品は液体による洗浄が出来ません。

キーひとつひとつのスイッチが防水ではないことや機構の複雑さから排水が困難などいくつか理由がありますが、それらを解決した製品もわずかですが存在します。

そこで今回は、定期的に水洗いが出来る衛生的なキーボードについてご紹介します。

これまでも丸洗いできる防水キーボードはあったがシリコンで覆われて使用感が悪かった

パソコン使用中の飲み物をこぼすなどアクシデント対策商品として、防水性能を謳うキーボードは以前からリリースされていましたがシリコン素材でキーボード全体を覆うタイプが多く使用感が独特でした。

また、一般的なキーボードの打鍵感にはほど遠く、キーストロークも浅すぎて日常使用しているキーボードと入れ替えられないという面から普及せずラインアップも狭いという状況です。

簡易防水と抗菌素材が今後のスタンダードか

これらのデメリットを克服する製品として、最近では抗菌剤の採用と簡易防水による丸洗い可能なキーボードがリリースされています。抗菌剤使用により大腸菌やブドウ球菌の繁殖を抑え、定期的な洗浄で清潔な状態を維持出来ます。

なお、あくまで「抗菌」であり殺菌作用がなく、ウイルスへの効果もない点は注意が必要です。しかし、簡易防水とすることでキーストロークや打鍵感は一般的なキーボードと同じなため、従来品のような使いにくさはありません。

ロジクール製防水キーボードは中性洗剤対応

キーボードなどパソコン周辺機器大手のロジクール製防水フルサイズキーボード「Washable Keyboard K310」は数少ない中性洗剤対応となっています。

他社製品が優しい流水でしか洗浄できないのに対し、30cm未満の水没に耐えられる仕様で洗浄しやすいという特徴もあります。また洗浄後は室内で8時間の乾燥が推奨されており、退勤前や就寝前の洗浄がお勧めです。洗浄のしやすさでは防水キーボードの中でも群を抜きますが、抗菌仕様ではありません。

サンワサプライ製防水キーボードは2カラー+抗菌+IP55の防水性能が魅力

国内パソコンサプライメーカーの老舗でもあるサンワサプライ製防水キーボードは抗菌剤採用により、雑菌の繁殖が抑えられます。また防水性能はIP55相当でロジクールのように水没や中性洗剤使用は不可ですが、真水や水道水を使って優しく流す洗浄が可能です。

キーボードとしては主流なメンブレンスイッチであり、今まで使っていたキーボードと入れ替えた際も違和感は少なく防水キーボードとしては珍しいホワイトとブラックの2色展開で選びやすくなっています。

まとめ

従来品の防水キーボードはあまりにも独特の打鍵感で多くのユーザーには受け入れがたいものばかりでしたが、ウイルス感染など危険意識の高まりから抗菌素材採用や洗浄可能な防水対応の周辺機器が増えつつあります。

家族など自分以外がキーボードに頻繁に触れる機会があるなら清潔なキーボードは衛生面で不可欠であり、メンテナンスが容易な防水キーボードがおすすめです。

PCI Express接続で更に高速化するSD Expressカード

SDカードは様々な分野で使用されており、4Kカメラなど映像分野でも多く採用されています。映像関連は高解像度化とフレームレートの向上が続いており、8Kや360度映像といったデータ量が極端に多いデータの書き込み需要が高まっています。

そのような背景もあり、保存媒体であるSDカードも大容量化だけでなく読み書き速度の大幅な向上を実現しています。そこで今回は、PCI Express接続で更に高速化するSD Expressカードについてご紹介します。

PCI Express 4.0を使うことで3940MB/秒に対応したSD Express規格が登場

2018年にSD 7.0規格ではPCI Express 3.0とNVMe1.3に対応し985 MB/秒を実現、2年後の2020年にはPCI Express 4.0とNVMe1.4に対応することで3940MB/秒を実現しています。

実際に8Kなど高解像度・高フレームレートな映像記録は数秒間だけでもファイルサイズは数百MBと極めて巨大であり、それに耐えられる速度規格として策定されています。

今後はさらにデータ量の多い360度映像やVR向けのコンテンツが増えるため、SDカード側の読み書き速度はどれだけ速くても需要がある状況です。

接続端子が追加されているが、カードリーダー等と下位互換性は問題なし

SD Express規格はPCI Express接続用の端子が増えていますが、すでに普及しているSDカード規格との互換性は保たれています。もちろん下位互換で接続した場合は速度が低下するため、パソコンとの接続には最新規格対応のカードリーダーがおすすめです。

デスクトップならPCI Express接続の拡張カード、ノートパソコンやタブレットならUSB Type Cのカードリーダーが必要です。なおSD Expressカードを下位互換で接続した際はUHS-I規格での接続になり、最小12.5~最大104MB/秒まで速度低下します。

保存容量もSDXCの2TBを超え、128TB対応のSDUC規格が登場

一秒当たりのデータ量が増えれば。もちろんファイルサイズも膨れ上がるため従来のSDXC規格上限2TBを超える規格も登場しています。SDUCは速度規格のSD7.0と一緒に策定されており、最大128TBまで対応可能です。

2021年の時点で1TBのSDカードしか流通していないことを考えるとややオーバースペックと言えますが、連続記録時間は長いほど良く防犯カメラなど多くの分野でHDDの代用としても活用できる見込みがあります。

まとめ

SDカードは今後も多くの分野で採用が見込まれており、SD Express規格では来たるべき大容量・超高速アクセス需要に耐えれる仕様になっています。

他の規格でもあるように策定から実際に製品の流通が始まり、普及価格帯に落ち着くまで数年を要するため私たちユーザーがその恩恵を受ける日はまだまだ来ませんが、その日が早く来ることを望まずにはいられません。

TPM2.0の役割と必要性

Windows10では大型アップデートの度に様々なセキュリティ機能が追加されており、次の世代であるWindows11ではセキュリティ機能を重視したことでハードウェアの要求水準も大きく変化しました。

中でも様々なセキュリティ関連機能を支えるTPMの重要性は高く、旧世代のパソコンで安全にWindowsを使用し続ける中で足かせになりつつあります。そこで今回は、TPM2.0の役割と必要性についてご紹介します。

BitLockerをはじめとするセキュリティ機能を支える中心的存在

Windows10は2015年にリリースされてからいくつものセキュリティ機能が追加され、その中にはハードウェアと連携しストレージ内のデータを守るBitLockerやCPU・メインメモリ内からアクセス情報の抜き出しを防ぐCredential Guardが登場しました。

これらのセキュリティ機能が動作するにはTPMが必要であり、安全にOSを動かしユーザーを守る要になっています。普段、ユーザーが意識していない間にもTPMは多々活躍しており、個人ユーザー・企業ユーザー問わずその恩恵を受けています。

TPMはマザーボード上に専用チップとして搭載されている場合やマザーボードのファームウェアとして搭載されている

TPMは専用チップとしてマザーボード上に実装されているものもありますが、多くはマザーボードのファームウェア機能の一つとしてIntelならIntel PPT、AMDならfTPMという名称で実装されています。

自作パソコンでもTPMはファームウェアとしての実装が主流ですが、メーカーによっては標準設定で無効化されているため実際には使用していないケースもあります。

その際はUEFI設定画面からIntel PPT・fTPMを有効化するだけで自動的にWindows10が認識し使用し始めます。なおTPMの状態はBitLocker機能が使えるかどうか・ファイル名を指定して実行から「tpm.msc」を起動することで確認可能です。

Windows7以前のパソコンではTPM未搭載

TPMの登場は比較的最近であり、2015年以前のパソコンは一部の法人向けモデルを除けばほぼ未搭載です。しかもTPMは追加できないこともあり、TPM非搭載パソコンを購入した場合、後から必要になっても買い換え以外の方法がありません。

更にTPMのバージョンアップが1.2や1.3など低い場合は現在推奨される2.0へのバージョンアップが欠かせません。しかしマザーボードメーカーがサポートを打ち切っている場合はアップデートがリリースされず買い換えしかありません。

まとめ

Windows11ではTPM2.0が推奨要件になっており、セキュリティ面でも未搭載パソコンは危険です。業務で使用するパソコンならなおさらTPMの重要性は高く、2.0にバージョンアップされているかどうかも含めて確認をおすすめします。

もしTPM未搭載や2.0へのアップデートがリリースされていないならセキュリティ向上の為、積極的にパソコンの買い換えをおすすめします。

Western Digital純正NASシリーズの特徴

USB接続ではなく、LANで繋がるタイプのHDDをNetwork Attached Storage、通称NASと呼び様々なメーカーからリリースされています。最大手HDDメーカーであるWestern Digitalも以前よりリリースしており、国内外で大量に流通しています。

NASはローカルネットワーク内のパソコンはもちろん、宅外の外部インターネットからもアクセス可能であり便利な一方で注意すべき点もあります。そこで今回は、Western Digital純正NASシリーズについてご紹介します。

製品保証も長くネットサービスとも柔軟に連携

Western Digital(WD)純正NASはDropboxやGoogle Driveなどメジャーなオンラインストレージと繋がりバックアップやデータの取り込みが可能です。単なるストレージとしてだけではなく、複数のデータを集約する役目もできることで活用の幅が大きく広がります。

またスマホ用のアプリもリリースされており、必要な時にNASからデータをダウンロード出来る他、スマホ内のデータをNASへ転送することも可能です。また製品保証も3年間と長く設定されており、他社製品が1年保証ばかりなことを考えると大きなメリットと言えます。

HDDメーカーの製品なだけにハードウェアの信頼性も高い

WD純正NASはNAS向けに設計された自社製WD Redシリーズを採用しており、搭載HDDについてほとんど公表されることがない他社製のNASよりも信頼性が高いという特徴があります。

他社製NASは汎用性の高い低コストな内蔵HDDを採用するケースが多く、電源を入れたまま長時間稼働し続けるNASとして使用した際に比較的短命な傾向にあるほか性能面でも読み書き速度が出来にくいなどデメリットがあります。その点、HDDメーカーの強みがあるWD純正NASは優秀と言えます。

ソフトウェア面ではユーザーに甚大な被害が出るトラブルが目立つ

HDDメーカーとしての品質が活きるWD純正NASですが、NAS側のソフトウェアは第3者が外部アクセス可能な状態だっだり、勝手に初期化されてデータが全て消えるなど致命的なトラブル実績が目立ちます。

バックアップ先としても使用する製品なだけに深刻な不具合は受け入れがたく、グローバルモデルとして各国で販売され流通も多いだけにセキュリティ面の弱さは極めて重大です。

まとめ

WD純正NASはハードウェア面の良さが光りますが、致命的なソフトウェア面の弱さが目立ちます。ローカルネットワーク内で使用する分にはその弱点も問題はありませんが、多くの場合既存のルーターにそのまま接続する為、自動的にインターネットへ繋がり危険な状態になってしまいます。

その都度、WDからは改善のアップデートが提供されており、こまめにアップデート情報のチェックをかかさないように気をつけることをおすすめします。