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IntelとAMDはどっちが良い?に対する結論 2024年版

もはやゲーミングPC業界で毎年のように見かけるようになった「IntelとAMDは結局どっちがいいの?」論争。

私が初めて自作PCに触れた2000年代中頃は、AMDが大旋風を巻き起こしていました。しかしその後Intelの一強時代が長く続いていました。

そこから両者が拮抗するようになり、早5年。これほど長く2強が続くのは珍しいです。

そこで今回は、ここ5年間のIntel vs AMDの歴史を簡単に振り返りつつ「結局どっちなのか」という点についてまとめたいと思います。

2019年以降のIntel vs AMDの歴史

ではまず簡単に2019年以降の2社の関係性を整理してみましょう。

1. ZEN2発売でIntelが窮地に立たされる

2019年、AMDはRyzen 3000シリーズ(Zen 2)を発表し、シングルコアとマルチコア性能でIntelを上回りました。これにより、AMDは市場シェアを急速に拡大しました。

2. ZEN3の高価格化で相対的にIntelが安く見える

2020年のRyzen 5000シリーズ(Zen 3)は高価格設定が批判されましたが、その高い性能は市場で注目を集めました。AMDはしばらくトップの座を保ちましたが、高価格が一部の顧客の不満を招きました。

逆にIntelは第10世代と11世代のコスパがよく、低価格帯ではIntelのほうが見直されるという珍しい現象が起こりましたね。全体的にはAMDが強かったように思います。

3. Intelが12400というハイコスパCPUをリリースし、AMDを逆転

2021年にIntelは第12世代Coreプロセッサをリリースし、特にCore i5-12400は高性能と低価格で評価され、再び市場シェアを奪いました。この動きはAMDの競争力を弱めました。

EコアとPコアという性質の異なる2つのコアを搭載してきたのもこの頃。Intelが徐々に巻き返しを図りました。

4. AMDがZEN4を出すもマザー高額&DDR4非対応でAMDが周回遅れ気味に

2022年、AMDはZen 4を発表しましたが、新しいマザーボードの高価格とDDR4メモリ非対応が問題となり、競争力が低下しました。高性能であったものの、消費者の不満を招く結果となりました。

5. AMDがZEN3の5700Xを値下げでミドルレンジで優位に

AMDはZen 3の5700Xの価格を引き下げ、これによりミドルレンジ市場での魅力を強化しました。コストパフォーマンスが非常に良いので、IntelのミドルレンジCPUは肩身が狭くなりましたね。

6. AMDはZEN4でハイエンド出すもIntel13世代に届かず

AMDのZen 4ハイエンドCPUは、2022年にリリースされたIntelの第13世代プロセッサに性能で敗北しました。特にゲーミング性能においてIntelが優勢でした。

7. Intel13~14世代不具合続出とAMDのマザボ価格下落で両者が拮抗気味に

新しい技術を続々と投入したツケなのか、Intelの第13世代および第14世代プロセッサは不具合が多発。

信頼性に問題が生じました。一方で、AMDのマザーボード価格が下落し、再び市場での魅力が増しました。この結果、Intelの市場シェアが再び脅かされました。

現在は価格帯で強みが異なるが?

このように、IntelとAMDは数年ごとに互いに競り合い、技術革新と市場戦略でリードを奪い合ってきました。この競争は消費者にとって有益であり、PC市場全体の進化を促進しています。

しかし私たちが最も気になるのは「同じお金を出すならどっち?」という点。

これについては価格帯による、というのが私の結論です。

現在はミドルレンジ上位~ハイエンド=Intel、それ以下はAMDが正しい選択肢のように思います。

この傾向は昔から続いていましたが、Ryzenの登場でハイエンド=AMDな状態が数年あったために、最近ゲーミングPCに触れた方は意外に感じるかもしれませんね。

技術的な完成度はIntelのほうが上だと思うのですが、AMDはX3Dシリーズなどゲーム特化のCPUで対抗していて、両者には昔ほど大きな差がありません。

ただし、AMDは頻繁に価格が変動するので、コスパの面でIntelをちょいちょい上回ります。2024年もこの方向性が続くでしょうね。

個人的には、30万円以上の構成ならIntelを中心に、20万円未満ならAMDを中心に選ぶイメージで良いのかなと。

2社は激しく競っていて、これは今後も続きそうです。競っている間はどちらを買っても大きな失敗になりませんが、予算に制限がある場合はAMDにも目を向けていきましょう。

HDMI 2.1とDisplayPort 1.4の比較!違いと優劣を明確にする

現代のデジタル機器において、映像出力インターフェースの選択は、映像品質や機能に大きな影響を与えます。

2024年時点で映像出力インターフェースの2大巨頭といえば「HDMI 2.1」と「DisplayPort 1.4」ですよね。これらは最新のモニターやグラボでも広く使用されています。

そこで今回は、これら二つの規格を詳細に比較し、それぞれの優劣を明確にしてみました。

HDMI 2.1の特徴と利点

HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、家庭用電子機器で広く使われているインターフェースです。

HDMI2.1の主な特徴

最大帯域幅: 48Gbps
解像度とリフレッシュレート: 最大4K@120Hz、8K@60Hz
Dynamic HDR: 各フレームごとに最適な輝度、コントラスト、色域を提供
eARC (Enhanced Audio Return Channel): 高品質のオーディオ信号を簡単に伝送
VRR (Variable Refresh Rate): ゲーミング環境での画面ティアリングを防止
ALLM (Auto Low Latency Mode): デバイス間の自動遅延低減
QMS (Quick Media Switching): 黒いスクリーンを回避するシームレスなメディア切り替え

HDMI2.1の利点

広範な互換性: テレビ、モニター、AVレシーバーなど、家庭用機器に広く対応。
高解像度サポート: 将来の超高解像度ディスプレイにも対応可能。
音質向上: eARCにより、最新のオーディオフォーマット(Dolby Atmosなど)に対応。

HDMI2.1は高い帯域幅とリフレッシュレートが特徴です。また、普及率も高く製品同士の組み合わせが豊富なこともポイント。

DisplayPort 1.4の特徴と利点

DisplayPortは、特にコンピュータディスプレイでの使用を目的としたインターフェースです。DisplayPort 1.4は、多くのプロフェッショナル用途に対応する高度な機能を提供しています。

DisplayPort 1.4の主な特徴

最大帯域幅: 32.4Gbps
解像度とリフレッシュレート: 8K@60Hz、4K@120Hz
DSC (Display Stream Compression): 高効率の映像圧縮技術で高解像度信号を伝送
HDR: HDR10およびDynamic HDRサポート
マルチストリームトランスポート (MST): 複数のディスプレイを一つのポートから接続
Adaptive Sync: ゲーミングにおける画面ティアリングとスタッタリングを防止

DisplayPort 1.4の利点

高帯域幅: 8K解像度を非圧縮で伝送可能。
プロフェッショナル用途: マルチモニター設定や高精度ディスプレイに最適。
高効率圧縮: DSCにより、帯域幅を効果的に利用しつつ高解像度を維持。

帯域幅はHDMIに劣るものの、圧縮技術やマルチディスプレイへの対応などで優れています。

結局どちらがおすすめ?

技術的には正直どっこいどっこいなのですが、普及率と使いやすさからいうと若干HDMI2.1のほうが有利かもしれません。

DisplayPort 1.4搭載のモニターやグラボは、やはり若干効果になっちゃいますね。また、HDMIはモニターの電源を切ってもPCとの接続は生きたままですが、DisplayPortは失われてしあいます。

なので、DisplayPortでモニターと接続していると、モニターの電源を切ってから再びオンにしたタイミングで、ウィンドウの配置が換わったりしますよね。これが結構不便。

私の場合はPCを稼働させたままモニターの電源を落としたりするので、やはり若干HDMIに軍配があがりそうかな。というイメージです。

実店舗でゲーミングPCを購入するメリットとは

PCを購入する際、ECサイトを使う方が大半だと思います。しかし実際には実店舗での購入にも独自のメリットがあります。

特に2024年の日本国内では、多くのBTOメーカーがリアル店舗を展開し、直接手に取って確認できる機会が増えています。今回は、実店舗でPCを購入するメリットについてまとめてみました。

実際に触れて確認できる

2024年時点で、日本国内には多くのBTOメーカーがリアル店舗を展開しています。例えば、マウスコンピューター、ドスパラ、パソコン工房などがその代表例です。

こういったメーカーの店舗では、ゲーミングPCやデバイスに実際に触れることができるため、大きさや色、形、稼働中の音まで確認することが可能です。

特に高価なゲーミングPCを購入する際には、実際に手に取って確認できることが大きな安心感を与えてくれます。個人的には稼働音のイメージが正確になるので、この点が嬉しいですね。

さらに、ゲーミングデバイスも店頭で試すことができる点は重要です。マウスやキーボードはユーザーによって好みが大きく分かれるため、実際に触れてみることで自分に合ったものを見つけることができます。

店舗によってはセットで購入することで割引が適用される場合もあり、コスト面でもメリットがあります。

即時持ち帰りが可能

リアル店舗での購入の大きな利点は、購入したPCをその場で持ち帰ることができる点です。カスタマイズを必要としないモデルであれば、在庫があれば即時に持ち帰ることが可能です。

オンライン購入のように発送を待つ時間を省くことができるのは大きな利点。特に急ぎでPCが必要な場合や、実際に見て確認したモデルをすぐに使用したい場合には、リアル店舗での購入が最適です。

ただし、全てのモデルが即日持ち帰り可能というわけではありません。カスタマイズが必要な場合や、特定の在庫が不足している場合には、発送に時間がかかることもあります。購入前に即納可能なモデルかどうかを確認しておくことが重要です。

専門的なアドバイスが受けられる

店舗には専門的な知識を持ったスタッフが常駐していることが多く、PCの選び方や用途に応じたアドバイスを受けることができます。例えば、「このPCならこのゲームを快適にプレイできるか」といった具体的な質問にも対応してもらえます。また、多くの店舗では展示されているPCの前にベンチマーク結果やスペック表が設置されており、自分で情報を確認することも可能です。

ただし、スタッフの知識や経験は個人差があるため、全てを鵜呑みにするのはリスキーですね。自分でもある程度のリサーチを行った上で、店員の意見とどれくらい違いがあるかを見極めましょう。

特に、自分の求める「快適さ」が具体的に何を意味するのか(フレームレートなのか描画の美しさなのか)を明確にしておくことで、より的確なアドバイスを受けることができます。

品揃えの限界と人気モデルの把握

店舗のスペースには限りがあるため、全てのモデルが展示されているわけではありません。しかし、店舗に展示されているモデルは、そのメーカーが特に推奨する人気のあるモデルであることが多いです。したがって、どのモデルが多くのユーザーに支持されているかを直感的に把握することができます。

勘違いしないでほしいのは「店頭にないモデルが悪い」というわけではないこと。ネット上で販売されているモデルの中にも優れたものが多くあります。

店舗で気になるモデルを見つけた場合でも、一度家に帰ってさらに詳しく調べ、ECサイト専売モデルなどと比較してみましょう。最適なPCを選ぶための判断材料を増やすことができます。

ECサイトと実店舗の往復で納得感が増す

こうして整理してみると、実店舗でPCを購入するメリットは結構ありますね。

実際に触れて確認できる安心感、即時持ち帰りが可能な利便性、専門的なアドバイスが受けられる点など。個人的には「WebでECサイトを見て、実店舗でチェックして、再度ECサイトで選ぶ」という方法が一番納得できます。

ECサイトで抱くイメージと実物のイメージが近い(もしくは実物のほうが良い)と、まずハズレを引かないからです。ぜひ参考にしてみてください。

Ubuntu搭載PCでも遊べるSteamゲーを紹介

ゲーミングPCといえば「Windowsマシン」が定番ですが、実はフリーOSな「Ubuntu」でも人気タイトルがプレイできます。

今回は使いやすいフリーOSのUbuntu搭載PCでも遊べるSteamゲーをいくつかまとめてみました。

そもそもUbuntuとは?

まずUbuntuについて簡単に紹介します。

Ubuntuは、Debianベースのディストリビューションであり、Canonical社によって開発されています。2004年に初めてリリースされ、以来、ユーザーフレンドリーさと強力なサポート体制で人気を博しています。

特に「Desktop」エディションは、一般ユーザー向けのグラフィカルデスクトップ環境を提供。

Microsoft Officeに代わる「LibreOffice」やオンライン版のOfficeである「Microsoft Office Online」も利用可能なので、実は事務作業に適したOSでもあります。

PCの価格はOS込みになっていますから、フリーであるUbuntu搭載PCならばお安く手に入れることが可能。ただし、「ゲームがろくに動かない」という欠点がありました。

一方、近年はSteamでもUbuntuで遊べるタイトルが増えています。

Steamで遊べるUbuntu対応ゲーム

では早速Steamで配信されているタイトルの中から、Ubuntu対応のものをピックアップしていきます。

The Battle for Wesnoth

「The Battle for Wesnoth」は、オープンソースで開発されているファンタジー戦略シミュレーションゲームです。キャンペーンモードやシナリオモードが用意されており、マルチプレイヤー対戦も可能です。

ゲームは2003年から継続的にアップデートされており、プレイヤーが自分でシナリオやユニットを作成して公開することもできます。Linux対応で、アドオンのインストールも簡単に行えます。

Team Fortress 2

「Team Fortress 2」は、Valveが2007年にリリースした対戦型FPSゲームです。最大24人のプレイヤーが赤と青の2チームに分かれ、様々なルールの下で対戦します。

現在でも多くのアクティブプレイヤーがいる人気タイトルで、Linuxにも対応しているため「Protonを有効にせずに」プレイ可能です。

Steamユーザーであれば無料で遊べるので、まずはライブラリに追加してみましょう。

Path of Exile

個人的にこちらがUbuntu対応ゲームの中では目玉中の目玉だと思います。

「Path of Exile」は、ダークファンタジーの世界を舞台にしたハック&スラッシュ型のオンラインアクションRPGです。

無料とは思えないほどのボリュームとやり込み要素があり、定期的なアップデートも行われています。

Diabloシリーズが好きな人に特におすすめです。ただし本作はLinuxに対応していないため、Protonを有効にする必要があります。

Protonとは?

上の説明で「Proton」という単語が気になりますよね。SteamのProtonは、Valveが開発した互換機能で、Windows用のゲームをLinux上で動作させるためのツールです。

Steamクライアント内でProtonを有効にすると、Windows用のゲームが自動的にProtonを使用して実行されます。特別な設定や手動のインストールは不要です。

Steamクライアントを起動し、設定メニューから「Steam Play」を選択し、Protonを有効にします。「Path of Exile」もこれでUbuntu上で動きます。

ただし一部のユーザーはUbuntuやSteam、タイトルのアップデート後に動作が不安定になったとの報告もあるので、コミュニティなどを中心に情報を集められるに擁しておきましょう。

海外の有名な掲示板(Redditなど)でもUbuntuとSteamゲーのスレッドが立っていたりします。気になる方はチェックしてみてください。