2020年 9月 の投稿一覧

昔ながらのインターフェイスで安価なOffice互換製品「EI Office」

Microsoft Officeはバージョン2007からリボンメニューを採用し、当時は賛否両論を呼びましたが現在ではOfficeに限らずあらゆるソフトウェアにリボンメニューが採用されています。

しかし使い慣れたツールバー方式のインターフェイスを好むユーザーも一定数あり、一部のOffice互換製品でも昔ながらのインターフェイスを変えることなくリリースするものもあります。

そこで今回は昔ながらのインターフェイスで安価なOffice互換製品「EI Office」についてご紹介します。

リボンメニューは非採用でOffice2003以前のクラシックなインターフェイスを模倣

EI Officeは現行製品の中でも少数派のツールバー方式のインターフェイスを採用しています。画面レイアウトはMicrosoft Office2003と酷似しており、古いOfficeに慣れ親しんだユーザーなら違和感なく使用することが可能です。

無償で使えるLibreOfficeなどもツールバー方式ですが、EI Officeの方がMicrosoft Officeの使用感に近く画面の色までもそっくりに作られています。

買い取り式ライセンスで3,000円を切る破格の安さ

EI Officeは文書作成・表計算・プレゼンテーションが一つになった買い取り式ライセンスで税別2,500円と飛び抜けて安く、インストール可能な台数も2台とコストパフォーマンスに長けています。

商用利用の制限もなく、個人ユーザーでも企業ユーザーでも幅広く使える珍しい製品です。

フォントもPDF機能もなく製品の内容もシンプル

EI Officeはその外見もシンプルでフォントもPDF連携機能もなく、基本的な機能しかありません。かつては格安ネットブックパソコンとバンドルされシェアを伸ばしましたが、後継ソフトウェアに当たるYozo Officeがリリースされても日本ではなぜかEI Officeが継続して販売されており10年以上アップデートされていません。

EI Officeのシンプルな機能や古い画面レイアウトはEI Office自体が古いためであり、比較的新しいExcel関数やカラフルな図形・グラフなどは再現性が乏しくなっている点には注意が必要です。

まとめ

EI Officeは非常に安価ですが、製品自体がすでに旧式化しており、人からOfficeファイルを受け取って編集し、送り返すなど互換性が重要なシーンでは不安が残ります。

しかし大多数のソフトウェアがリボンメニューに移行し、普段よく使う機能だけをツールバーとして常に表示できない点に不満を持つユーザーにはEI Officeが有力な候補のひとつと言えるのではないでしょうか。

フォント名の意味と読みやすさ

ゴシック体や明朝体がポピュラーなフォントとして使われますが、ゴシック体ひとつとっても似通った名称のフォントが数多く存在します。

特に年賀状ソフトなどにはフォントがバンドルされている関係でフォントを統一しなければならない時は正しいフォントかどうか名称をしっかり確認しなければなりません。

しかし、フォントの名称にはちゃんと意味があり、正しく理解することで読みやすく適切なフォントを探し出せるようになります。そこで今回はフォント名の意味と読みやすさについてご紹介します。

読みやすさは文字の幅や文字のデザインに依存する

文字を見た瞬間に判読できるかどうかは、一文字ごとの幅や、文字のデザインに大きく左右されます。フォントにはデザイン重視や可読性重視といった方向性があり、ユーザーはフォントが持つ効果を理解し使う必要があります。

そのためフォントの名称には文字の幅やデザインなどの特徴を分かりやすいように表記されています。

プロポーショナルフォント

フォントの名称に「P」があるものは文字ごとに幅が異なるプロポーショナルフォントです。具体的にはMSゴシック体がどの文字も等幅なのに対し、MS Pゴシック体は文字ごとの幅が変化します。

字面の合わせやすさは等幅フォントに軍配が上がりますが、英文は等幅フォントを使うと可読性が著しく低下してしまいます。

UDフォント

UDはユニバーサルデザインの略称であり、可読性を重視した文字デザインを採用しています。具体的には濁点が判別しやすいように離れているデザインや、遠くから見ても何の文字か分かりやすいように一文字一文字の特徴を際立たせたデザインになっています。看板や広告など誰も読み間違えないように配慮しなければならないシーンで活躍します。

UIフォント

UIはユーザーインターフェイスの略であり、OSやソフトウェアの表示に使うことを目的にしたフォントです。一般的なフォントよりも幅が細く、せまい空間であっても十分な情報量を表示できるように調整されています。

Windows10では「メイリオ UI」というフォントが使用されており他のソフトウェアでもメイリオ UIを利用可能です。

文字の太さは様々な表記方法がある

文字の太さは可読性やデザイン性に与える影響が大きく、文字の太さを変えた複数のフォントが無数に存在します。文字の太さはW0~W9のように数字で表記される物、EL・L・R・M・DB・B・H・Uの順番に文字が太くなる物があります。

ELは「Extra Light」、Lは「Light」、Rは「Regular」、Mは「Medium」、DBは「Demi Bold」、Bは「Bold」、Hは「Heavy」、Uは「Ultra」とサイズの頭文字がフォント名の後ろにくるため文字の太さをより把握しやすくなります。

まとめ

奥が深いフォントの世界ですが、名前の意味が分かるだけでも普段使いで差が出てきます。

相手へ文字を読ませる際はフォントが特に重要なだけにUDフォントの中から選んだり、太字のフォントを探す際はフォント名の後ろにB・H・Uが付いた物を選べば時短にも繋がるように、フォント名を理解すればいろんなシーンで役立ちます。

中古パソコンなのに永久保証のR∞PC(アールピーシー)

中古パソコン市場には法人へリースされていたパソコンが大量に流れており、様々な企業が販売を行っていますが中古品という性質上、製品保証は3ヶ月など短く設定されがちです。

購入するユーザーも通電時間などを確認できず、一種のギャンブルに近い買い物になっているのが現状です。そんな中古パソコンにおいて無期限の製品保証付きで販売されているものもあり、より安心して購入出来るようになってきました。

そこで今回は中古パソコンなのに永久保証のR∞PC(アールピーシー)についてご紹介します。

保証期間が無期限かつユーザーの不注意で発生した故障も対象

R∞PC(アールピーシー)の保証は製品にバンドルされた形で提供され、一般的な自然故障はもちろん、ユーザーが落下させたり飲み物をこぼしたりした場合も無償で修理対応してくれます。

これは部品在庫が豊富な企業向けモデルをメインに商品展開を行っているからこそ可能となっていますが、そのため商品のラインナップはやや少なくなっています。

性能面ではCore iシリーズが主なためCeleron搭載の新品格安ノートパソコンを購入するよりもハイスペックな製品を入手出来ます。

取り扱い店は少ないがオンラインでも購入可能

R∞PCは一部のパソコンショップ店舗やWEBサイトから購入可能です。中古品のため外観のコンディションは個体差があり、気になる場合は実店舗で実物を確認して購入がおすすめです。

ネット販売はJUST Systemが運営するJUST My Shopなどが行っていますが、他は小規模のパソコンショップが扱っている程度です。

有名どころのパソコンショップは独自に保証を提供していることが多く、R∞PCを扱うと自社の保証が見劣りすることから積極的に扱っていないと思われます。

ユーザーが構成を変更した後も保証は継続される

パソコンの保証にありがちなユーザーが分解、部品交換を行うと保証が消えるという条件もR∞PCには関係ありません。メインメモリの増設やSSDへの換装といった構成変更後もR∞PCから継続して保証を受けることが可能です。

場合によっては修理依頼時に取り外した部品も同梱する必要があるため、初期状態で装着されていた部品は保管しておきましょう。

法人や個人事業主が使用する際は保証対象商品かどうか要チェック

R∞PCは個人ユーザー・法人ユーザー・個人事業主ごとに保証が分かれています。R∞PCを購入時はどの区分になるか確認しなければなりません。

法人利用は不要になった時に買い取り査定額が高いなど個人ユーザーにはないメリットもあります。

まとめ

小さな子供がいる家庭や日常的にパソコンを持ち出す使用スタイルは偶発的なトラブルが起きやすく、一般的なパソコン保証ではカバーできません。

あらゆるトラブルに備えて家財保険などでカバーするよりも、R∞PCであらゆる故障も永久保証にしてしまう方が簡単でコストもかかりません。

商品のラインナップの少なさと取り扱いショップの少なさだけがネックですが、保証内容の良さを考えれば小さな問題と言えます。パソコンを壊しがちだったり長く安心してパソコンを使いたいならR∞PCの購入を検討してみることをおすすめします。