2019年 10月 の投稿一覧

本格的なゲーム配信なら「デュアルシステム」がおすすめかもしれない

ゲーム配信は、ネット上のコンテンツでも人気のジャンルであり、何よりも誰もが気軽にコンテンツを作れるという魅力がありますよね。一人でプレイしているだけでは得ることのできない刺激や連帯感など、視聴者との触れあいから得られるものは非常に多いです。

これから本格的にゲーム配信をはじめるなら、1台の筐体に2台分のマシンを詰め込める「デュアルシステム」がおすすめかもしれません。

ゲーム配信はPCの負担が大きい

通常のゲーミングPCであれば、どのようなプラットフォームでもゲーム配信は可能です。しかし、配信の画質にこだわったり、配信内容を動画にまとめるためには、相応のスペックが必要になります。これを、ゲームプレイ用のPCで全て賄ってしまうのは、実は大きな負担なのです。

ゲーム配信を一度でもやったことがある方ならわかると思いますが、配信にはキャプチャやコメント読み上げツールなど、複数のツールを使うことが珍しくありません。こういったツールを、ゲームと同時に起動しているため、通常のプレイよりもPCに負荷がかかります。

また、動画エンコードや編集にも大きなパワーが必要です。これらゲーム配信にまつわる課題をクリアするのに最も簡単な方法は「配信用の環境を用意すること」といえるでしょう。

しかし、ここでひとつの問題が浮かび上がります。それは「2台のPCで役割分担をすると、より手間がかかってしまう」ということです。ゲーム配信は、PC1台でプレイ・配信・録画という作業をまかなえるため、慣れてしまえば非常に単純な作業です。

これをあえて2台のPCで行うと、2台の間を行ったり来たりしなくてはならないため、ゲームに集中できなくなる可能性があります。PCの負担は軽くなっても、プレイヤーの負担が増してしまうわけですね。このジレンマを解決する方法として「デュアルシステム」があります。

1つのケースの2台のPCが存在するデュアルシステム

デュアルシステムとは、簡単に言えば1つのケースの中に2つのシステム(マザーボード・CPU・GPUなど)が存在することです。一部のBTOショップで提供しており、実は使い勝手が非常に良いシステムなのです。例えばSTORMの「PUNI II」ですね。

PUNI IIでは、ファーストシステムに「Ryzen 7 3700X+RTX2080搭載のAMD X570環境」、セカンドシステムに「Ryzen 3 3200のAMD B450環境(GPUはCPU内蔵)」を同居させています。

イメージ的には、ハイエンドゲーミングPCとローエンドPC(APU搭載)がひとつのPCにまとまっている状態ですね。まさに、メイン+サブマシンが一体になっています。このようなデュアルシステムを使うと、ゲーム配信が快適になるかもしれません。

というのは、セカンドシステムにキャプチャボードを設置し、ファーストシステムのプレイを配信・録画させれば良いからです。2つのシステムを連動させながら一度に操作できるため、作業効率が格段にアップするでしょう。

問題は価格だが…?

ただし、デュアルシステムPCは一般的にかなり高額です。STORMの「PUNI II」も実売価格は37万円強。ハイエンドゲーミングPCとしても高額な部類に入るでしょう。

しかし、これは「2台分の値段」であることから、他のゲーミングPCと同列に扱うことはできません。メインマシン+サブマシンを同時に購入でき、なおかつまとまって扱えると考えれば、検討する価値はあると言えます。高品質なゲーム配信を目指すなら、デュアルシステムにも目を向けてみてください。

PCパーツメーカー「GIGABYTE」の特徴・評判は?GIGABYTEのパーツを選ぶメリット・デメリット

GIGABYTE(ギガバイト)は、マザーボード・グラフィックボード・CPUクーラーなどのPCパーツ開発・販売、デスクトップPCやノートPCなどのパソコン開発・販売の両方を手がける台湾のメーカーです。

本記事では、GIGABYTEの評判や特徴、他社と比較した際のGIGABYTE製パーツを選ぶメリット・デメリットについて紹介します。

GIGABYTE(ギガバイト)の特徴

マザーボードは、ASUSTekに次ぐ国内シェア2位のメーカーとして、幅広い層に支持されています。 三大マザーボードメーカー※として、他のASUSTek、msiと比較した際の強みは、バランスの取れた設計とラインナップの豊富さです。

※ASRockを加え、四大マザーボードメーカーと呼ばれることもあります。

GIGABYTE(ギガバイト)のパーツを選ぶメリット

バランスがウリのGIGABYTE。他社と比較した際のGIGABYTE製品を選ぶメリットをご紹介します。

堅実でバランスの取れた設計。耐久性もよし

大手メーカーらしい、バランスが良くシンプルな製品が多めです。トラブルも少なく高水準なパーツが多いという点では、ASUSTekやmsiに引けを取りません。長期使用による耐久性を求めるならば、GIGABYTEが候補に上がります。

ラインナップの豊富さ

実用的なモデルを幅広くリリースしているメーカーといえば、GIGABYTEが真っ先に候補に上がります。価格やコストパフォーマンスでは他社に軍配が上がることもありますが、堅実でシンプルな製品は安定を求めるユーザーにピッタリです。

冷却・静音性に優れたグラフィックボード群

GIGABYTEのグラフィックボードは、高クロックにチューンされたモデルが多く、中でも「WindForce」シリーズは大型ファン搭載による高い冷却性能、静音性が魅力の商品です。簡易水冷モデルのラインナップも多く、静音性に力を入れているメーカーといえます。

価格も比較的抑えられており、グラフィックボードに関しては見た目以上にコストパフォーマンスの高い製品が多くなっています。

GIGABYTE(ギガバイト)のパーツを選ぶデメリット

GIGABYTEは、シンプルゆえにクセもなく、他のメーカーと比べても明確なデメリットはありません。

価格ではASRockやZOTACに劣る

どちらかといえば品質重視・高級志向のメーカーのため、純粋に安さだけを求めるなら他のメーカーには及びません。堅実で安定したパーツを使いたい、というユーザーに向いたメーカーです。

機能はシンプルな製品が多い

ASUSTekやmsiなどは、多機能を盛り込んだマザーボードが多くラインナップされていますが、GIGABYTEは比較的シンプルな機能にとどめているという印象を受けます。マザーボードを弄り倒したいユーザーは、必要な機能が盛り込まれているかをチェックした上でGIGABYTEのマザーボードを購入するとよいでしょう。

GIGABYTE(ギガバイト)のパーツを選ぶメリット・デメリットまとめ

GIGABYTEは、堅実で壊れにくく、ラインナップも豊富なマザーボード、静音性や冷却性に優れたグラフィックボードが特徴的なメーカーです。

ユーザー間の評価も非常に高く、自作PC初心者に対してはASUS製品かGIGABYTE製品がよくオススメされています。初心者から上級者まで、安定してニーズに応えられるメーカーといえるでしょう。

コストをかけたくないユーザー向け無料ウイルス対策ソフト

ウイルス対策ソフトはユーザーサポートや誤検出時のトラブル対応を考えると国内で市販されているものがおすすめですが、やむを得ない事情で無料のウイルス対策ソフトに頼らざるを得ないケースもあります。ウイルス対策ソフトの有効期限が切れて購入するまでの間やお財布事情でしばらく購入できそうにない間、無防備な状態でネットにつなげることは非常に危険です。そこで今回は一時的にウイルス対策ソフトが必要なときに役立つ無料のウイルス対策ソフトについてご紹介します。

無償=ユーザーの自己責任

市販ソフトと異なり多くの無償版はメーカーサポートがありません。ウイルス対策ソフトで最も重大なトラブルはウイルス定義ファイルに問題がありOSに起動に必要なファイルを誤検出してしまうことです。もし誤検出するとOSからファイルが削除されパソコンが正常に起動しなくなってしまいます。市販ソフトならばOSの再インストールやトラブル解決費用をソフトウェアメーカーが補填するケースもありますが、無償版は修正された定義ファイルを受け取ることしかできません。無料版を使い続ける際は、何か重大なトラブルが起きてもメーカーを攻めることが出来ないという心構えが必要です。

無料版のウイルス対策ソフトが運営し続けられる理由

無料版しかないソフトもありますが、多くは有料版の品質を維持するための情報収集を目的としておりウイルス収集も含まれます。中には広告を表示することで運営資金を得ている場合もあります。もちろん機能を削ることで有料版との差別化を図っている分、セキュリティ的には低くなります。

Avast

日本語に対応しており古くからリリースを続けていることで有名ですが、定期的にOSを巻き込む深刻なトラブルを度々起こしています。2018年はWindows10のメジャーバージョンアップ時にAvastが原因でアップデートが失敗するトラブルが起きています。検出率は市販の競合他社に及びませんが無料版ウイルス対策ソフトの中では優秀な部類に入ります。しかし深刻なトラブルが多いことから利用する際は定期的なバックアップを行い、万が一の時に備えましょう。

AVG

Avastと同じような立ち位置で性能もトラブルの多さも互角です。日本語対応しており古くから有名ですが、2016年にAvastへ買収された後は有償版への誘導広告が激しくなり不評です。いつまでAVGブランドが続くか不透明なため導入は避けた方がよさそうです。

Avira

日本語に対応するようになってからユーザーが増えましたが、日本は有償版を代理店が運営しており日本語版Aviraの提供中止から提供継続に一転するなど不安定な一面があります。検出率はAVGやAvastよりもやや上ですが、日本向けに最適化されておらずランサムウェアに弱いためあえて選ぶメリットはありません。

KINGSOFT Internet Security

無料のウイルス対策ソフトでネット検索するとよくヒットしますが検出率が低く、第3者機関のテストもほとんど受けていないため信用できません。同じ中華系ウイルス対策ソフトである360 Total SecurityやBaidu Antivirusも同様です。導入は絶対に避けましょう。

Panda Free Antivirus

パンダという名前から中国系ソフトウェアと勘違いしがちですがスペインのメーカーが運営しています。日本語非対応に加えて無料版は基本的なウイルスにしか対応せず広告も多いためお勧めできません。

Kaspersky Free

高い検出率で有名なKasperskyの無償版です。日本語への対応予定はなく、英語表記で機能も削られているものの検出率は変わらないため、一時的に使用するなら全く問題ありません。

Bitdefender Antivirus Free Edition

Kasperskyと双璧をなすBitdefenderの無償版です。こちらもKaspersky同様に日本語への対応予定はありません。高い検出率が自慢ですが、日本では有償版がソースネクストから「ZEROスーパーセキュリティ」という名称で販売されており毎年の更新料がかかりません。無償版を使うならZEROスーパーセキュリティを購入して使い続ける方が良いでしょう。

まとめ

低リスクな無償版ウイルス対策ソフトはKaspersky FreeとBitdefender Antivirus Free Editionの2択が現実的です。しかし有償版とはOSの保護などあらゆる面で劣っている点は覚えておきましょう。数日、数週間程度の期間だけ使用する分には問題が起きにくいですが、年単位で使い続けることお勧めできません。もし購入コストの問題で無償版を探しているなら一台分のライセンスが3000円台で購入できるZEROスーパーセキュリティが現実的な選択と言えます。