2023年 7月 の投稿一覧

人気のゲームタイトルの特徴とプレイヤー人口まとめ

ゲーミングPCは万能なゲーム機であり、ほとんどのジャンルのゲームを楽しむことができます。せっかくゲーミングPCを持っているのですから、有名どころはひととおり触ってみるのも一興です。

今回は、ゲーミングPCを購入したばかり(もしくはこれから購入する)方に向けて、人気タイトルを10個まとめて紹介します。

グローバルで人気なゲームタイトル10選

フォートナイト (Fortnite)

バトルロイヤル形式のゲームで、広大なマップで100人のプレイヤーが戦い、最後の1人になることを目指します。独自の建築システムが特徴的。
プレイヤー人口:2023年時点で5億人以上(Epic Games発表)

リーグ・オブ・レジェンド (League of Legends)

5対5のチーム対戦型のMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームです。戦略性とキャラクターの多様性が魅力。
プレイヤー人口:2021年時点で1億人以上(Riot Games発表)

カウンターストライク:グローバルオフェンシブ (Counter-Strike: Global Offensive, CS:GO)

チーム対戦のファーストパーソンシューター(FPS)ゲーム。プロのeスポーツシーンでも人気です。
プレイヤー人口:2021年時点で3,000万人以上(Steam Charts推定)

マインクラフト (Minecraft)

ブロックで構築するクリエイティブな世界が特徴でサンドボックスゲームのパイオニアですね。サバイバルモードで敵と戦いながら生き残る要素もあります。
プレイヤー人口:2021年時点で月間アクティブ数が1億5,000万人以上(Mojang Studios発表)

Among Us

仲間内でのコミュニケーションと嘘発見がカギ。宇宙船のクルーとインポスター(なりすまし)の間での心理戦が面白い人狼系ゲームです。たった3人で製作され、あまり期待されていないゲームだったことは有名ですね。
プレイヤー人口:2021年時点で5,000万人以上(Steam Charts推定)

ファイナルファンタジーXIV (Final Fantasy XIV)

オフゲーの名作「FF」がベースのオンラインRPGで、壮大なストーリーと美麗なグラフィックが特徴。豊富なコンテンツが提供されています。
プレイヤー人口:2022年時点で2700万人以上(Square Enix発表)

グランド・セフト・オートV (Grand Theft Auto V, GTA V)

オープンワールド型のアクションアドベンチャーゲームです。豊富なミッションとオンラインモードが人気を支えています。
プレイヤー人口:2021年時点で累計1億人以上

モンスターハンターワールド (Monster Hunter: World)

巨大なモンスターを狩るアクションRPG。協力プレイが特に盛んで、オンラインモードでの狩猟が醍醐味です。
プレイヤー人口:2021年時点で累計1600万人以上と推定

エーペックスレジェンズ (Apex Legends)

バトルロイヤル形式のチーム対戦FPSです。キャラクターごとに異なるスキルが魅力ですよね。
プレイヤー人口:2023年時点で1億5,000万人以上

オーバーウォッチ2 (Overwatch2)

6対6のチーム対戦型のFPS。異なるロールとスキルを持つヒーローが魅力です。
プレイヤー人口:2022年時点で4,000万人以上(Blizzard Entertainment発表)

プレイヤー人口=賑わい ではない

今回記載したプレイヤー人口は、いわゆる「アクティブ」ではないことに注意してください。

リアルタイムなアクティブプレイヤー数は非常に把握が難しく、ゲーム運営チームかSteamなどのアクティブユーザー数などから情報を得るしかありません。

しかし、ここで紹介したタイトルは週刊アクティブユーザー数が数万~数百万レベルですので、賑わいに関してはおおむね問題ないかと思います。

次にプレイするタイトルの参考にしてみてくださいね。「人の多さ」はどんなコンテンツよりも強力ですから。

中古グラボの新定番になるか?「RTX3060 12GB版」

ゲーミングPC界隈では、定期的に中古グラボの定番が現れます。過去を振りかえると、GTX750TiやGTX1060など、さまざまなグラボが登場してきました。

こうした定番の中古グラボは、入手性がよく性能的に満足のいくものが多いことから、未だに愛用者が多いですね。今回は、新たな中古グラボの王として定着しそうなRTX3060に注目してみます。

発売から2年半…中古も充実してきた「RTX3060 12GB版」

RTX3060は第三世代RTXシリーズのミドルレンジモデルです。日本での販売開始は2021年の2月ですから、現時点(2023年7月時点)で最も古いモデルが約2年半落ちです。

最近のグラボは無理な使い方をしなければ7年程度は平気で使えてしまうので、2年半落ちの中古であっても全く問題ないことが多いです。

むしろ発売から3年程度たつと、そこそこ中古市場にも出回るようになり、価格もこなれてコスパがあがってきます。RTX3060もちょうどコスパが良くなる時期に差し掛かっていますね。

発売開始当初、RTX3060の価格はおよそ53000~59000円でした。2022年初頭には半導体不足の影響もあって、6万円を超えましたが、その後はジリジリと価格が下がり続けています。

2023年の6月には新品価格が4万円を切るモデルも登場。この性能で4万円未満は破格に近いですね。過去のコスパ良好なグラボと比べても優秀だと思います。

ちょうどRTX4000シリーズが充実してきた時期でもあることから、今後も3060の中古は増えていくでしょう。まさに買い時が訪れているグラボなのです。

消費電力、性能、サイズのバランスが非常に良い

RTX3060 12GB版は、ゲーミング用途にしっかり応える性能を持ちながら、170Wという低消費電力が魅力です。

また、シングルファンのショート基盤モデルもあるなど、小ぶりなケースにもマッチするサイズ感が良いですね。扱いやすいサイズで、長く愛用できそうです。

フルHDならばかなり重い3Dゲームでも高画質で120FPSを超えますし、WQHD環境でも100FPSは十分に狙えます。DLSSや大容量のメモリが効いているのが大きいですね。

さすがに4K環境ともなれば100FPS以上を維持するのは難しくなってきますが、画質を落とせば十分に遊べるレベルです。

RTX3060 12GB版の中古相場

2023年7月時点でRTX3060 12GB版の中古相場を確認してみました。

・ドスパラ:39800円程度
・じゃんぱら:39800円程度
・メルカリ:35000円~39000円程度
・ヤフオク:35000~39000円程度

中古価格は動作が問題ない製品に限ればおよぼ3万円台中盤~後半が相場です。新品価格で4万円を切るモデルが登場していることを考えると、正直やや高めですね。

ただ、今後も良い弾が増えそうですので、もう少し安くなっていく可能性が高いと思います。私の個人的な予想では35000円程度で落ち着くのではないかなと。

RTX3060で何年戦える?

中古グラボを購入する方は、絶対的な性能よりも「どのくらいの期間、現役で使えるか」を重視しますよね。

RTX3060は基礎的な性能がかなり高いので、5年程度は戦えるポテンシャルを秘めているのではないかと思います。GTX1060は発売から7年たってもまだ現役で使っている人がいますし。

メジャータイトルの多くは、できるだけ多くの人にプレイしてもらえるように推奨環境を低めに設定することも多いです。

いま中古で買っても、3年程度は無難に使えますし、プレイするタイトル次第では5年以上も十分狙えるでしょうね。

マザーボードメーカー各社のファンコントロールアプリを紹介

ゲーミングPCを静かにしっかり冷やすには、ファンコントロールによるエアフローの適正化が欠かせません。

現在はマザーボードメーカー各社が独自のファンコンアプリを提供していて、ほとんどのゲーミングPCでファンコンを使用することができます。

そこで今回は、各社のファンコンアプリをまとめて紹介していきます。

マザーボードメーカー各社のファンコンアプリ

今回は、ASUSTek、ASRock、GIGA-BYTE、MSIの4社についてファンコンアプリを紹介していきます。

ASUSTek「FAN Xpert」

ASUSTek「FAN Xpert」は、総合管理アプリ「Armoury Crate」の一機能として提供されているファンコンアプリです。

プリセットとして「低速」「中速」「高速」のような3タイプを選択できるほか、ファンごとに温度ごとの回転数を細かに設定できることが特徴。

ASRock「FAN-Tastic Tuning」

A-Tuning内の一機能として提供されているファンコンアプリです。こちらも温度ごとに回転数を調整できる他タイプですが、プリセットパターンは無い模様。

ただし、回転数とCPU負荷の紐づけを10%刻みでできるので、細かな調整が好きな方には向いていますね。

GIGA-BYTE「FAN Control」

GIGA-BYTE Control Centerの一機能として提供されています。内容はASUSTekのファンコンアプリに非常によく似ていて、プリセットが3パターンありますね。

もちろんマニュアルモードも搭載されています。他社のファンコンアプリよりも簡素で見やすいUIなことが特徴でしょうか。

MSI「MSI Center」

MSI Centerの一機能としてCPUファンコントロールが提供されています。ただし、デフォルトでは有効化されていないので、ソフトウェアコントロールモードのFanを有効にすることから始めましょう。

Customize→CPUファンに進むと、温度別の回転数制御が可能になります。こちらは自動制御のSmaet Fanのグラフを任意の形に変えるか、完全に手動で制御するかの2択ですね。プリセットはない模様です。

あとは、CPUファン以外のケースファンが操作できないようなので、これは別途対策が必要です。

実はかなり便利なファンコンアプリ

私は現在、メインマシンでASUSTek「FAN Xpert」を使用していますが、普段はファンの音が一切しないほど静かです。

ファンコンを活かすには、大型で低回転でも風量を確保できるファンを複数搭載することが重要。

静音仕様の15cmケースファンを1000RPM未満で回すと、部屋がほぼ無音状態でもファンの風切り音は一切聞こえませんね。これを3つ搭載しても、日常生活のノイズにかき消されてほぼ無音です。

私の場合、FAN Xpertでカスタムプロファイルを作成し、CPU温度が40℃を超えるまでは850~900RPMで維持させています。この設定はCPU、ケースファンとも同じです。

あとは、「60度を超えたら回転数50%割(1200RPM程度)」「80度を超えたら100%」といった具合に調整していますが、ファンの回転音が聞こえるのは年に数回。

大型ファンとの組み合わせでは、低回転域を常用させられるうえに、温度に応じて段階的にファンの回転数をあげられるのが便利ですね。また、できればCPUファンのみならず、ケースファンも操作できるファンコンが望ましいでしょう。

電気代節約におすすめ「完全シャットダウン」

2022年の冬から始まった本格的な電気代の値上げ。2023年はさらなる値上げが決定しており、PCゲーマーにとっては厳しい状況ですよね。

かといってグラボの電力を絞りすぎるとプレイ品質が落ちますし。そこでPCを使用していない間の電力を少しでも減らすために、「完全シャットダウン」を活用してみてはいかがでしょうか。

Windowsに用意された2種類のシャットダウン

実はあまり知られていませんが、Windows OSはシャットダウンしても電気が通っています。

Windows10と11では通常シャットダウンをした場合、一部に通電していて、次回起動時の高速起動やUSBデバイスへの給電のために使われているのです。

また、これとは別に完全シャットダウンが用意されていて、この場合はすべてのパーツに電気が通わなくなります。

高速起動やUSBデバイスへの給電が必要な方、そんなに多くないですよね?私は少なくとも普通に起動してくれれば良いですし、PCを使っていない間はUSBデバイスも使いませんし。

ということで、電気代節約のために完全シャットダウンの設定を行っておきましょう。

完全シャットダウンの方法

完全シャットダウンの方法は以下2つ。

1. Shiftを押しながらシャットダウンボタンをクリック

キーボードのShiftを押下しながらWindowsメニューのシャットダウンボタンをクリックすると、完全シャットダウンが行われます。

ただし、これは一時的な挙動で、Shiftキーを押下しないと通常のシャットダウン(待機電力が発生するシャットダウン)に戻ってしまいます。

2. 設定で常時完全シャットダウンに変更

常に完全シャットダウンにしたい場合は、コントロールパネルから設定を行います。

コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→電源オプション→電源ボタンの動作の変更→現在利用可能ではない設定を変更します の順にクリック。

シャットダウン設定にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して、「変更を保存」を押下すると、常に完全シャットダウンが行われるように設定が変化します。

待機電力がなくなる、といった文言がないので非常に気が付きにくいのですが、少しでも電気代を減らしたい場合や、PCのサイドパネルを開けてパーツ交換などを行う場合に重宝しますね。

電源のオンオフスイッチでも対応可能

完全シャットダウンの代替手段として、PC電源ユニットの背面に必ず設置されている「○と|」スイッチを切り替えるという方法もあります。

片側を押すと片側が上がるシーソースイッチで、|を押すとON、○がOFFです。このスイッチを○に切り替えておけば、電源ユニット自体が動作しないので待機電力が発生しません。

ただし、このオンオフスイッチはノートPCにはありませんし、デスクトップでもスリムタイプの電源には配置されていないことが多いですね。その場合は、前述のShiftキー押下か設定変更で対応しましょう。

正直なところ、待機電力の削減程度では大きな電気代の節約にはなりません。しかし、一度設定してしまえばそれが習慣となって何年も続くため、長い目でみれば無駄な電気代を大きく省くことにつながります。

末永く、コスパよくゲームを楽しむためにも、こうした節電の知識は身につけておきたいですね。