ゲーミングPCを静かにしっかり冷やすには、ファンコントロールによるエアフローの適正化が欠かせません。
現在はマザーボードメーカー各社が独自のファンコンアプリを提供していて、ほとんどのゲーミングPCでファンコンを使用することができます。
そこで今回は、各社のファンコンアプリをまとめて紹介していきます。
マザーボードメーカー各社のファンコンアプリ
今回は、ASUSTek、ASRock、GIGA-BYTE、MSIの4社についてファンコンアプリを紹介していきます。
ASUSTek「FAN Xpert」
ASUSTek「FAN Xpert」は、総合管理アプリ「Armoury Crate」の一機能として提供されているファンコンアプリです。
プリセットとして「低速」「中速」「高速」のような3タイプを選択できるほか、ファンごとに温度ごとの回転数を細かに設定できることが特徴。
ASRock「FAN-Tastic Tuning」
A-Tuning内の一機能として提供されているファンコンアプリです。こちらも温度ごとに回転数を調整できる他タイプですが、プリセットパターンは無い模様。
ただし、回転数とCPU負荷の紐づけを10%刻みでできるので、細かな調整が好きな方には向いていますね。
GIGA-BYTE「FAN Control」
GIGA-BYTE Control Centerの一機能として提供されています。内容はASUSTekのファンコンアプリに非常によく似ていて、プリセットが3パターンありますね。
もちろんマニュアルモードも搭載されています。他社のファンコンアプリよりも簡素で見やすいUIなことが特徴でしょうか。
MSI「MSI Center」
MSI Centerの一機能としてCPUファンコントロールが提供されています。ただし、デフォルトでは有効化されていないので、ソフトウェアコントロールモードのFanを有効にすることから始めましょう。
Customize→CPUファンに進むと、温度別の回転数制御が可能になります。こちらは自動制御のSmaet Fanのグラフを任意の形に変えるか、完全に手動で制御するかの2択ですね。プリセットはない模様です。
あとは、CPUファン以外のケースファンが操作できないようなので、これは別途対策が必要です。
実はかなり便利なファンコンアプリ
私は現在、メインマシンでASUSTek「FAN Xpert」を使用していますが、普段はファンの音が一切しないほど静かです。
ファンコンを活かすには、大型で低回転でも風量を確保できるファンを複数搭載することが重要。
静音仕様の15cmケースファンを1000RPM未満で回すと、部屋がほぼ無音状態でもファンの風切り音は一切聞こえませんね。これを3つ搭載しても、日常生活のノイズにかき消されてほぼ無音です。
私の場合、FAN Xpertでカスタムプロファイルを作成し、CPU温度が40℃を超えるまでは850~900RPMで維持させています。この設定はCPU、ケースファンとも同じです。
あとは、「60度を超えたら回転数50%割(1200RPM程度)」「80度を超えたら100%」といった具合に調整していますが、ファンの回転音が聞こえるのは年に数回。
大型ファンとの組み合わせでは、低回転域を常用させられるうえに、温度に応じて段階的にファンの回転数をあげられるのが便利ですね。また、できればCPUファンのみならず、ケースファンも操作できるファンコンが望ましいでしょう。
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