素材や厚み、操作性などさまざまな機能を重視したマウスパッドがたくさんあります。そんな中マウスパッドの機能としてはまったく関係はありませんが、約1677万色のLEDイルミネーション機能である「Chroma」に対応したマウスパッド、「Razer Firefly」を紹介したいと思います。
Razer Fireflyのマウスパッドとしての特徴
このRazer Firefly、ただのイロモノマウスパッドと侮るなかれ、しっかりゲーミングマウスパッドとしての性能も持ち合わせています。
マウスパッドのサイズは幅355mm、奥行255mm、厚みは4mmになっています。表面はスピード性とコントロール性のバランスを重視したマイクロテクスチャ仕上げで、少しかための繊維を編み込んだ布製マウスパッドに近い感触になっており、Razer曰く超高精度と素晴らしいスピードを手に入れることが可能だそうです。
Fireflyには本来マウスパッドには無いUSBケーブルがあります。LEDイルミネーションの給電用のケーブルでRazerデバイス共通の布巻仕様で断線しにくいようになっています。もちろんLEDイルミネーションを使用しないのであればUSBケーブルは接続する必要がありません。
LEDイルミネーションはマウスパッドの周囲を縁取る
このFireflyの目玉であるLEDイルミネーションは、RazerのLEDイルミネーションシリーズ「Chroma」に対応しています。そのためRazer謹製のデバイス管理ツール「Razer Synapse」から設定・管理が可能になっています。他の「Chroma」対応デバイスとの連携も可能で、LEDイルミネーションのパターンを同期させることも可能です。
Fireflyに設定可能な項目は、「効果」と「輝度」の2項目です。「効果」はLEDの光り方のパターンを選ぶことができます。「効果」は「Chroma」シリーズおなじみの「呼吸音」「反応性」「スペクトラムサイクリング」「静的」「ウェーブ」「オフ」の6パターンで、2色間のグラデーションも可能になっています。事前に40色のプリセットカラーが用意されていますが、RGBパレットから約1677万のカラーをピックアップすることも可能です。
LEDイルミネーションはマウスパッド右上のRazerのロゴマークと、マウスパッドの奥をのぞく3辺が縁取りする形でライトアップされます。ロゴマークももちろん選択したカラーで光るようになっています。周囲3辺部分は正確にはマウスパッドのふちの背面部分が光るようになっているため、光が直接目に入ってくることがなく間接照明のようになっています。そのためマウスパッドを直視しても眩しいと感じることはないでしょう。
2018年春にはワイヤレス充電モデルも登場予定
そんなRazer Fireflyですが、2018年の春には新しいモデルが発売される予定になっています。対応するデバイスに限られますが、それぞれ対応したマウスパッドから、マウスパッド上のワイヤレスマウスに対して給電を行うというもので、「Razer HyperFlux Wirelss Power Technology」としてRazerから発表されています。すでにLogicool Gから「PowerPlay Wireless Charging System」がマウスパッド上のワイヤレス給電技術を採用した製品が出ていますが、そのRazer版といったところでしょう。
現段階では「Razer Mamba」と「Razer Firefly」の2製品が「HyperFlux」に対応した製品として発売予定になっています。セットで販売される予定で価格は249.99ドル、日本円でおよそ税込30,000円前後といったところでしょうか。価格はマウスとマウスパッドの相場を大きく上回るものですが、充電やケーブルの煩わしさから解放される次世代のデバイスになるのではないでしょうか。