2021年 9月 の投稿一覧

改ざんがないことを証明するSD WORMカード

作業工程など前後の状態を写真で残すことはいざという時の責任の所在を明確にし、不要のトラブルをさける上で非常に重要です。

例えば個人であっても、入居前の賃貸物件内についてキズや汚れ状況を写真に残しておき、退去時に不当な原状回復費用請求を防ぐ自衛手段として有効です。

しかし、高度な写真加工技術が普及した現在において撮影されたデータの信憑性を保証するにはタイムスタンプなど電子証明といった仕組みが必要であり、ハードウェアでデータの信憑性を保証する製品が注目されています。

そこで今回は、改ざんがないことを証明するSD WORMカードについてご紹介します。

SD WORMカードは一度書き込んだら消せない記録メディア

通常SDは何回も書き込みと消去が可能ですが、SD WORMカードは削除が不可能な記録メディアです。見た目こそ一般的なSDカードと同じですが、書き込み防止のスイッチが存在しないという特徴があります。

撮影者が記録した画像はSD WORMカードに保存される同時にロックされ、SD WORMカード自体がデータの未編集・未加工を保証します。その為、SD WORMカードは長期保管も想定されており10年以上のデータ保管に耐えられる設計になっています。

SD WORMカード対応カメラのみで保存が可能

SD WORMカードを使用するには対応カメラが必須であり、未対応カメラでは撮影済みデータの表示しか出来ません。対応カメラは一眼レフからコンパクトカメラ、工事現場用耐衝撃カメラなど各メーカーから販売されていますが一般に流通せずメーカーから直接購入しか出来ないモデルも多くあります。

SD WORMカード自体が法人や公的機関での使用を想定されていることから、カメラの入手性はやや悪いもののSD WORMカード本体はネットショップで誰でも簡単に購入可能です。なお、対応カメラであっても可能なのは撮影だけで撮影写真の色補正やトリミング等は一切受け付けません。

警察でも撮影データの編集がないことを証明するために採用されており、動画よりも信憑性が高い

かつて画像記録に加工・編集がされていないことを証明するために、動画で記録を残す方法が広がりましたが、動画の加工技術もめまぐるしく発展しており現在ではほとんど意味をなさなくなりました。

その点、SD WORMカードはかつてのカメラフィルムのように原本資料として手軽に使えることから警察でも採用されています。

まとめ

SD WORMカードは データの未加工・未編集を立証する記録メディアであり、単体で長期保存の役割も果たします。

対応カメラでしか撮影できない、SD WORMカードはネットショップでしか購入出来ないというデメリットはありますが、デジタルデータの未改ざんを保証するという他の記録メディアでは不可能なことを実現しています。

もし訴訟資料や重要資料など確かな記録として写真を残す必要が出てきた際はSD WORMカードの検討をおすすめします。

HDMI接続時に便利なARC機能

HDMIは様々な機器で採用されており、HDMI規格のバージョンアップで更に便利になっています。中でもオーディオの新たな通信方法はこれまでの常識を覆すほど画期的で応用範囲も広く注目されています。そこで今回は、HDMI接続時に便利なARC機能についてご紹介します。

HDMIバージョン1.4で登場したARCはオーディオ出力を転送する機能

これまで、HDMI接続を使用する際は映像とオーディオが同一機器に伝送されるため、モニターからホームシアターへ光デジタルケーブルで接続したり、HDMIの接続元で映像とオーディオを分離して接続する必要がありました。

いずれの方法も再生ソースごとに音量のばらつきや長い光デジタルケーブルがなく配線上の制約があるなど扱いにくいという欠点がありました。しかし、バージョン1.4で追加されたARC機能を使えば、オーディオだけを送信元に戻すことができ、全てがHDMIケーブルで解決可能です。

ホームオーディオなどAVアンプにARC機能があればHDMIケーブル一本で完結

ARCはこれまで一方通行でしかなかったオーディオの伝送を変えた画期的な規格です。ARC機能対応のホームオーディオなどAVアンプを経由してあらゆる機器をHDMI接続してしまえば、常にAVアンプからオーディオを再生することが可能な上、光デジタルケーブルが不要になって配線もスマートです。

もちろんテレビ側もARC対応である必要がありますが、既に広く普及しておりよほど古い機器構成でなければ使用可能です。

HDMIバージョン2.1ではeARCとして更に進化

ARCは非常に便利な機能ですが、オーディオの伝送に使える帯域が狭くロスレス圧縮の高音質フォーマットに対応出来ないという欠点がありました。

そこでHDMIバージョン2.1ではeARCとして帯域幅を37Mbpsへ増やし、UHD Blu-rayで採用されたDTS-HD Master AudioやDolby TrueHDへ対応を果たしました。なおeARC対応の表記がないHDMIケーブルは接続に使用できない可能性が高いため、購入前には仕様確認をおすすめします。

パソコン用モニターではARC、eARC共に普及せず

ARC・eARCはテレビで広く普及していますが、残念なことにパソコン向けモニターではほとんど採用されておらず、ARC機能を使用できません。

パソコン側が未だに光デジタルケーブルでホームオーディオ等と接続されることを想定されている点やサウンドデバイスを柔軟に追加・変更できるためAV機器ほど配線に苦労しないという点から需要も少ないためと思われます。

まとめ

HDMIのARC機能は光デジタルケーブルが不要になり、オーディオの出力方法も明確になったことで初心者でも配線に苦労することがなくなります。

パソコン向けなど一部の製品では未採用ですが、テレビやホームオーディオなどAV機器では十分に普及しておりこれらの製品とパソコンを組み合わせる際はARCを活用してスマートに接続できるため、光デジタルケーブルを接続する前にARC対応製品かどうかチェックしてみることをおすすめします。

気に入ったケースが無いときの対処法

ゲーミングPCを自作するときに意外と悩むのがケースです。ケースは何年も使い続けますし、常に視界に入るものですからね。しかし、必ず気に入ったケースがあるとは限りません。

そこで、お気に入りが見つかるまでのつなぎとして、ユニークな方法を紹介したいと思います。

プラスチックのラックで自作

スチールラックにPCを格納しておく方法は有名ですが、私はプラスチックのほうが良いと思います。

軽い・安い・取り回しが楽と3拍子揃っているからです。網目状のしきりにパーツも固定できますし、取り外しも楽ですよね。

ただ埃に対しての耐性がほぼゼロですから、メッシュフィルターなどを張り付けておきましょう。

まな板(ベンチ台)でしのぐ

通称「まな板」と呼ばれるベンチ台にパーツを組み付け、ケースを買うまで耐える方法です。

ベンチ台はもともとPCパーツの仮組やベンチマークを想定しているため、慣れると非常に扱いやすいというメリットがあります。

ただし、お値段もそれなりで、場合によってはケースを買うよりも高くつきます。ちなみに長尾製作所から出ているベンチ台は大体15000円程度です。

「つなぎ」にするにはちょっと高いですが、ベンチ台は長い間使える資産になりますから、投資を割り切れるならばおすすめですね。

ビールケースで代用

少し前にIN WINのABS樹脂製ケース「ALICE」が「ビールケース風のPCケース」として話題になりました。

しかしここで紹介するのは、本当のビールケースをPCケースにしてしまう方法です。

ビールケースは底面が瓶を格納できるように仕切られており、格子状の底面になっています。

ここにPCパーツをうまく当て込んでビス止めすると、意外としっかり固定できてしまうのです。

また、通気性はとてもよく、プラスチックで軽く、形状も長方形で使いやすいとなかなか優秀な代用品と言えるでしょう。

ただし「ビールケース自体が貴重になっている」という点が問題ですね。自宅近くに酒屋さんがあれば、1個譲ってもらうことが出来ますが、今はビール瓶自体が減っていますからね。

アクリル製の水槽に組みつける

PCケースの代用品の中でダークホース的な存在なのが「アクリル製の水槽」です。

キューブ型のアクリル製水槽は、キューブ型PCケースと基本的な構造が似ているため、少しの加工で本格的なPCケースになることも……。

底面と側面にマザーボードやファンを組み付けるためのビス穴を開ければ、簡単にパーツを組み付けられますし、おさまりも良いです。

何より、水を満たすことを前提として作られているので、密閉性が高く、エアフローを作りやすいという利点があります。

穴あけ加工は必要ですが、mini-ITXケースの素材としてはかなり優秀な部類に入るのではないでしょうか。

100均のプラスチックかごで代用する

こちらは比較的有名な方法ですね。100円ショップのプラスチックかごを2個ほど購入し、接着・加工してPCケースにするとコスパは最高です。

ネット上に加工のノウハウが沢山掲載されているので、ここで紹介した中では最もハードルが低そうですね。

ただし、結構な加工が必要なうえに強度に不安があるため、私はあまりおすすめしません。これならば水槽のほうが安定しそうな気も……。

PCケースはしっかりしたものを購入しましょう

繰り返すようですが、ここで紹介した方法は、あくまでも「一時的な対策」です。できれば金属をしっかりつかった、それなりの重さを持ったPCケースを確保しましょう。

軽くて扱いやすいのは良いことですが、ゲーミングPCは「設置物」ですから安定感や信頼性が何よりも大切なことを忘れないようにしてください。