2022年に入ってもまだ品薄状態が続くPS5。購入までたどり着いていない方も少なくないと思います。
PS5はゲーミングPCと共通したタイトルが多いため、ゲーミングPCかPS5かで悩むという声もちらほら。
そこで、入手困難なPS5の代わりにゲーミングPCを購入するという方法が果たしてゲーマーの満足度を高めることにつながるのか、についてまとめてみたいと思います。
そもそもコスパが良すぎるPS5
まず前提としてPS5はもはやゲーム機というよりも「ゲーム用に特化されたPCの親戚」というべきハードです。
今更感がありますが、PS5の構造を簡単におさらいしておきましょう。
CPU:Ryzen Zen2 8コア/12スレッド
GPU:AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine
メモリ:GDDR6 16GB
ストレージ:825GB SSD
この構成で消費電力が約350Wと言われているので、完全にAMDのパーツで作られたゲーミングPCですよね。
ちなみにCPUは第3世代Ryzenをベースにした専用品と言われていて、GPUについてはNavi世代のコアが使われているそうです。
GPUの処理性能はRadeon RX590以上なので、発売当初の基準で言えばハイエンドゲーミングPCに近いですね。大体RTX2080やRTX3060Tiクラスだと考えて良いでしょう。
ちなみに2022年の基準で言うと、ミドルレンジの最上位に近い性能だと思います。さすがにハイエンドなゲーミングPCはPS5よりも1.5ランクほど上の性能ですから。
しかし驚くべきはその価格です。プレミアがついていない通常価格で5万円前後なのですから、コスパで言えば最強なのは間違いありません。
PS5と同様の構成をゲーミングPCで実現すると、最低でも13万~15万円ほど必要になるでしょうから、PS5が品薄になるのもうなづけます。
「ゲーミングPCを買うならPS5で良い」という層がかなりいると考えられますからね。
2023年以降まで待てないならゲーミングPCの購入が吉
しかし、とにかくPS5は買えません。抽選につぐ抽選で疲れた方も多いのではないかと思います。
極稀に地方の家電量販店で販売されていても、転売目的の客に買われてしまい、学生や社会人の手にはなかなか届きませんから。
さらにプレミアがついて実際には7~9万円になっていることも多いですよね。
現在の品薄状態が解消されるのは、新しい製造ラインが完成する2023年以降と見られています。これもあくまで予定であり、本当に2023年に解消されるのかもはっきりしていません。
個人的な意見ですが、PS5の購入に必要な時間やエネルギーを考えると、ミドルレンジクラスのゲーミングPCを購入したほうが幸せになれるのではないかと思います。
例えば、PS5でも大人気なデッドバイデイライト(DBD)ですが、キラーをプレイするならば明らかにPCのほうがやりやすいです。
キラーはサバイバーよりも遥かに高い視野や判断力が必要です。また、フレームレートを上げた状態でプレイしなければ上達しにくいと言われています。
さらにマウス操作でなければサバイバーの複雑な回避を捉えきれないという声もあり、上級者ほどPCユーザーが多いというのが実情です。
こういった例は他にもあり、大体クロスプラットフォームを採用しているタイトルの多くはPCが有利と見て間違いありません。
PS5はたしかにコスパが良く、高画質が必須なタイトルをカジュアルにプレイするには最適なハードですが、ゲームを極めるとなるとPCには一歩劣るのです。
2022年8月時点でGPUの高騰も終わりつつありますし、もうPS5に固執する必要性は薄れてきたのかなと思いますね。
私ならばCore i5 12600+RTX3060あたりの構成を安く手に入れることに集中して、一旦PS5のことは忘れてしまいそうな気がします。是非参考にしてみてください。