LEGOは世界中で愛されているブロック玩具であり、子供から大人まで幅広く楽しめる膨大な種類のブロックや特殊パーツがあります。それらを買い集めるだけでも高額な費用が掛かりますが、大規模な作品を作る際にはさらに高額な費用がかかることもありブロック作品のサイズやパーツ使用の制限がネックとなりがちです。
しかし、実物を使用しないシミュレーターなら制限なく自由に作品作りを楽しむことが可能なため、LEGO愛好家の間でも普及しています。そこで今回は、パソコン上でLEGOブロックを楽しめるBrickLink Studioについてご紹介します。
LEGO公式のソフトウェアはサポート打ち切りになり、買収先のソフトウェアが実質的な公式ブロックシミュレーター
元々、LEGO公式のブロックシミュレーター「LEGO Digital Designer」が存在しましたがサポート打ち切りとなり新しいブロックも追加されないまま数年間放置されていました。
しかし、LEGOが買収したBrickLinkがリリースしていたBrickLink StudioをLOGO公式サイトでも紹介するようになり、実質的な公式ブロックシミュレーターとなりました。
操作性はLEGO Digital Designerに近く、無償提供されているので誰でも利用可能です。市販されているあらゆるブロックとパーツを使い思い通りの作品作りをとことん楽しむことができるのはシミュレーター最大の利点と言えます。
BrickLink Studioで作った作品は様々な形で共有可能
BrickLink Studioはブロックの作成手順や使用しているブロックの品番一覧を作成する機能や、3Dモデルとして公開も可能です。
自分が作った作品を公開・共有することはもちろん、世界中のLEGOユーザー達が作った力作を隅々まで閲覧したり、実際にブロックを購入し作って楽しむことも可能です。
LEGOが買収したBrickLink自体がLEGO向けのコミュニティ、売り買いのプラットフォームだったこともあり、BrickLink Studioを使えば今までLEGO製品を組み立てて遊んできたユーザーも遊ぶ幅が大きく広がります。
BrickLink Studio以外にもブロックシミュレーターは存在し、さらに遊びの幅が広がる
BrickLink Studio以外のブロックシミュレーターも存在し、ブラウザ上で動作するMecabricksは3Dデモリングソフトウェアへエクスポートも可能です。
他にもLDrawなどブロック作品を3Dレンダリングできるものもあり、直感的な操作で遊ぶことが可能です。それぞれのシミュレーター毎に特徴もありますが、ユーザーが作ったブロック作品を発信し誰かが作った作品を楽しむことはどのソフトウェアを使っても可能です。
まとめ
BrickLink StudioのようなLEGOシミュレーターは実物を作ることも想定されており、実際にLEGO製品を持っているなら、BrickLink Studioの作成手順機能で手持ちのブロックを使って世界中のユーザーが作った作品を再現することも可能です。
しかもLEGO製品を持っていなくても無償で手軽に始められる上、長らくLEGOに触れなかった大人でも仮想空間でブロック作品作りにのめり込むほど奥深いものがあります。もしLEGOやブロック玩具に興味があるならBrickLink Studioから始めてみることをおすすめします。