2024年 5月 の投稿一覧

ホールエフェクト式センサー採用のゲームパッドは高精度

ゲームパッドはスティックの動きで使用感が大きく変わりますよね。高精度なスティックが搭載されていると、非常に快適です。

スティックの精度を重視するならば「ホールエフェクト式センサー」がおすすめ。今回は、ホールエフェクト式センサー採用のゲームパッドについて解説します。

ホールエフェクト式センサーとは

一般的なゲームパッドのジョイスティックは、スティック位置の測定センサーとして可変抵抗器(ポテンショメーター)を採用しています。

ポテンションメーターとは、物理的な接点を電圧で読み取り、位置を把握する方式のこと。ただし、物理的に接触してしまうがゆえに消耗が激しいのが難点です。

ゲームパッドのスティックが不調に陥る原因のひとつが、この「物理的接点の消耗」ですね。この弱点を克服しているのが「ホールエフェクト式センサー」です。

ホールエフェクト式センサーのメリット

ホールエフェクト式センサーは「電位差」を位置測定に使っているので、物理的な接点が必要ありません。このことが耐摩耗性や劣化耐性につながっているようです。

また、このほかにも次のようなメリットがあります。

長寿命で信頼性が高い

ホールエフェクト式センサーは、物理的な摩耗がないため、センサー自体の寿命が長くなります。ゲームパッドはどうしても2~3年で調子が悪くなりがちです。

しかも最近のゲームパッドは高い!私の知人の中には、ゲーム機本体よりもパッドにかけたお金のほうが高くなってしまった人が数人います。

ホールエフェクト式センサーがポテンショメーターよりどのくらい長寿命なのかは不明ですが、パッドの交換すことが小さくなることは間違いないでしょうね。

スティックドリフトのリスク低減

ジョイスティックにおいては、「スティックドリフト」という現象が問題になりがちです。スティックドリフトとは、簡単に言えば「スティックの誤入力」。

ジョイスティックが中立位置にあるにも関わらず、入力があるかのように誤って検出される状態になるので、思い通りに操作できなくなるわけです。

ポテンショメーターを使用した場合、劣化や摩耗によってスティックドリフトが発生しやすくなりますが、ホールエフェクト式センサーでは物理的な接点がないため、このリスクが大幅に低減されます。

環境に対する強さ

ホールエフェクト式センサーは、ほこりや汚れ、湿度などの環境要因に対しても強い耐性を持っています。

ポテンショメーターの場合、環境要因が接点に影響を与え、性能が低下することがありますが、ホールエフェクトセンサーはこれらの影響を受けにくい設計となっています。

まあ、これについても要は「物理的な接点がない」ことのメリットなのですが、メンテフリーでいつまでも高精度な状態を保ってくれるのは嬉しいですよね。

意外にリーズナブルなホールエフェクト式センサー採用のゲームパッド

このようにさまざまなメリットがあるホールエフェクト式センサー採用のゲームパッドですが、「高耐久で高精度だから高いのでは?」と思いますよね。

ところが、なんと実売価格5000~6000円程度で入手可能です。例えばGameSir T4 Kaleidは、新品価格6000円程度。中古ならば4000円程度から買うことができます。

ジャイロセンサーを搭載しているのでSwitch用コントローラーとしても使えますし、PC用ゲームパッドとしてはかなりコスパが良いと思いますね。

振動モーター、6軸ジャイロセンサー、ヘッドホン用の3.5mm音声出力、2つの背面ボタンなど、いわゆる「全部入り」に近いゲームパッドなので、気になった方は探してみてください。

今後は高耐久・高精度なホールエフェクト式センサー採用のゲームパッドが増えることを期待しましょう。

今でも安くて使いやすい?「GTX1050Ti」を確保するユーザーの声

グラボがどんどん高くなっている反面、ユーザーが求める性能は頭打ちなのが現状。

「とりあえず動けばいいから安いグラボが欲しい」というニーズにこたえる製品が本当に少なくなりました。

こういった状況の中で、密かに再評価されているグラボがあります。それは何と「GTX1050Ti」。なぜ今、GTX1050Tiなのでしょうか。

明らかに型落ちで性能不足なGTX1050Ti

GTX1050Tiは2016年10月に発売されたエントリーレベルのグラボです。当時は優れたコストパフォーマンスで人気を博しましたね。

今でいうGTX1650のような立ち位置だったと思いますが、当時はRTXシリーズが登場する前だったので、今よりも需要は多かったと思います。

ちなみにスペックですが、

CUDAコア : 768
ベースクロック : 1290MHz
ブーストクロック : 1392MHz
メモリクロック :7 Gbps
メモリ量 : GDDR5 4GB
メモリインターフェース : 128bit
メモリ最大バンド幅 : 112GB/sec
TDP :75W
補助電源 : 不要

といった具合で、特筆すべき部分は何もありません。消費電力が75Wと極めて低く、補助電源もいらないという点が売りですかね。

2024年現在の基準で見れば明らかに性能不足です。ちなみにベンチマークでは、GTX1650よりも3割ほど低い数字がでます。

性能的に近いのは内蔵GPUのRadeon 760Mですね。もはやCPU内蔵グラボレベルなのがGTX1050Tiなのです。

実用的で安く、中古の弾が多い

もはや化石といっても過言ではないGTX1050Tiですが、私の周囲ではにわかに注目されています。その理由は以下2つのようです。

・低消費電力でリース切れのビジネスPCに簡易なゲーム性能を持たせやすい
・意外と中古の弾数が多い

まず消費電力についてですが、75Wで補助電源なしというのはかなり優秀です。実はGTX1650やGTX1630も同じ消費電力ですが、この2つは一応現役世代なのでまだまだお高め。

一方のGTX1050Tiは、中古で6000円から売られています。しかもソフマップなどの大手チェーン店が取り扱っているので、ごくわずかですが初期不良対応も付属している模様。

ヤフオクでも頻繁に見かけますし、意外と弾数は多いようです。

さらにロープロファイル版があるので、リース切れのビジネスPCにもしっかり装着できるというメリットがありますね。

ロープロファイル版で安く、消費電力が少ないグラボは本当に貴重なので、「安くとりあえず動くPCが欲しい」というニーズに合致しているのでしょうね。

GTX1050Tiがおすすめな人

基本的に現在の3Dゲームタイトルにはほとんど対応できませんが、古いMMORPGやSteamの軽い2Dゲームなどは問題なく動くでしょう。

完全にサブPC用なので、「古いPCをサブPCとして復活させたい人」にはおすすめです。現在流通しているのは発売から6~8年経過したものなので、いつ故障するかわかりません。

ただ、個人的にはローエンド帯のグラボは意外と長持ちする印象を持っているので、無理をさせなければあと5年くらいは動きそうですね。

円安や半導体価格の高騰、グラボ全般の値上がりによって「安くて適当につかえるグラボ」が手に入りづらい今、GTX1050Tiのような過去のエントリーグラボが見直されているのかもしれません。

意外と知られていないWindows11のゲーム特化機能

Windows 11はゲームプレイをさらに快適にするための多くの新機能が導入されていますが、その中でも特にゲーマーに役立つ機能がいくつかあります。

今回は、これらの機能がどのようにゲーム体験を向上させるかを詳しく解説します。

Windows 11とは

Windows 11は、Microsoftが2021年にリリースした最新のオペレーティングシステムです。Windows 10の後継として、さまざまな最適化が施され、特にゲームプレイが快適になるよう設計されています。

具体的にはメモリ管理、スリープ状態の回復、ディスク使用量、ブラウザのキャッシングなどによって、全体のパフォーマンスが向上しています。

Windows11のゲーム特化機能

自動HDR

自動HDR(ハイダイナミックレンジイメージング)機能は、HDR対応のゲームで画質を自動的に向上させます。

自動HDRでは、色の深みが増し、よりリアルなビジュアル体験が得られます。ただし、こ高スペックのCPUやグラフィックカードを要求するため、すべてのPCに適しているわけではありません。

簡単に言えばPCのリソースを大量に消費して見た目の美しさを演出しているので、絶対的なスペックが必要なわけですね。

DirectStorage

DirectStorageは、ゲームのローディング時間を大幅に短縮できる機能です。仕組みとしては、CPUをバイパスしてゲームとテクスチャのロードを高速化する技術です。

大容量のゲームデータを扱う際には読み込み速度が向上し、プレイまでの待ち時間が短縮されます。ただし、NVMe SSDが必須の機能ですね。

Game Passの統合

Xbox Game Passは、Windows 11に組み込まれており、多数のゲームを定額で楽しむことができるサービス。

このサービスは特にコンソールゲーマーに有用で、PC上でXboxゲームを楽しむことが可能です。PCに限定しないゲーム環境を簡単に手に入れられるのは非常に魅力的。

その他の便利な設定

Windows11には上記のほかにもいくつかのゲーム性能向上に役立つ機能が搭載されています。ここではその一部を紹介しますね。

ポインターの精度を高める機能をOffに

Windows 11では、「ポインターの精度を高める」機能をオフにすることで、マウスのレスポンスが向上し、FPSなどのシューティングゲームでのパフォーマンスが改善されます。

・スタートボタン右クリック→設定→左メニューの「Bluetoothとデバイス」→マウス→ポインターオプションの中にある「ポインターの精度を高める」をオフに

改良されたゲームモード

Windows 11のゲームモードは、以前のバージョン(Windows10)と比べて大幅に改善されています。

不要な通知やバックグラウンド活動を抑制し、ゲームプレイ中のCPUとGPUのリソースを最大限に活用します。端的に言えば「通知をオフにしてゲームに集中する機能」ですが、その精度が上がっているようです。

・スタートボタン右クリック→設定→ゲーム→ゲームモードをオンに

「発生したことを記録」機能の無効化

Windows 11には、ゲームプレイ中の重要な瞬間を自動的に録画する機能があります。

ただし、これを常時使用することはリソースの無駄なので、一時的に無効にできます。無効にすることで、システムのパフォーマンスをさらに向上させることが可能です。

・スタートボタン右クリック→設定→ゲーム→キャプチャ→録画の環境設定で「発生したことの記録」をオフに

総合的にはゲーム向きのOSかもしれない

こうしてみるとWindows 11は、そこそこゲームに適した環境ですね。自動HDRやDirectStorage、Game Passの統合により、スペックさえ十分ならばゲームは快適になると思います。

Windows10のサポート終了期限が迫っているので、そろそろWindows11への移行を考えるべき時期です。移行する前にゲーム関連の設定はひととおりチェックしておきましょう。