2018年 9月 の投稿一覧

ゲーミングPCが落雷の被害に遭った時に火災保険で修理する手続き

ゲーミングPCはグラフィックボード一つとっても高価な商品です。そして家電製品である以上、落雷や災害が原因で故障することがあり得ます。もちろん災害時には保険金で修理や買い直しが理想ですが手続きや保険加入状況によっては保険が適応されないケースもあります。今回は高価格なハイスペックゲーミングPCを購入したら確認しておきたい保険と被災時の手続きについてご紹介します。

まずは火災保険の内容をチェック

賃貸住宅なら火災保険の加入が必須な為、入居時に保険へ加入しているはずです。持ち家の場合はローン返済中は火災保険の加入が融資先から義務づけられていますが、ローン返済が終わっている場合は保険加入は任意です。ますは保険加入時の重要説明事項が記載された書類を探しましょう。保険証書があれば直接保険会社へ契約内容を問い合わせることも可能です。

保証範囲と保証金額に注目

火災保険は火災・落雷・風災・雪災・水災・雨漏り等漏水による水濡れが対象ですが、対象となる災害を減らすことで保険費用を抑えられるためすべての災害が対象になっているか確認しましょう。直近で水災が起きていなかった地域では水災を保険対象外にして保険費用を節約することが一般化し、十数年に一度と呼ばれる集中豪雨で水害に見舞われて窮地に陥るというケースがあります。

保険の適応範囲に確信が持てない際は保険会社へ確認が一番です。また保証される金額も要注意です。被災時には家電を含むあらゆる家財を修理ないし買い換え費用と原状回復に必要な費用が保険から出なければ日常生活にも支障が残ります。保険金請求時の免責金額含め、もし災害に遭ったときに十分な金額が支払われる保険契約か見直し、必要に応じて契約変更して保険金支払い上限金額を適切に設定しましょう。

ゲーミングPCが被災したらまずは写真撮影

被災時にはパソコンを移動させず状況下がよく分かるように写真を撮ります。写真は証拠として保険会社へ提出します。被災から日数が経ってからの撮影や報告は偽装や不正を疑われることもあるため保険会社へ被災報告と合わせて写真を提出することが理想です。ゲーミングデスクトップパソコンの場合はサイドパネルを開け、内部の状況も撮影しておきます。

パソコンは落雷による故障と証明することが大変なケースも

雨漏り等で漏水など目に見えて分かる被災は写真と報告を元に保険手続きが進みますが、最も遭遇しやすい落雷による破損は保険会社によって対応が大きく別れます。もし落雷証明が必要と保険会社から言われた際は気象庁の気象鑑定か所轄の消防署の罹災(りさい)証明書を提出します。

もし落雷の観測記録が気象庁にない際は、消防署へ落雷被害届を提出した控えが落雷証明書の代わりに使用出来ます。逆に落雷証明の提出が不要な保険会社の場合、修理見積もりと合わせて「落雷による故障」という診断書の提出を求められることが多いです。

この場合、故障原因の特定には時間がかかることが多く特にパソコンの場合は販売店やBTOメーカーが対応してくれないことも珍しくありません。これは故障かどうかの診断は通常業務ですが、故障原因の特定まで行わずパーツ交換するという流れが一般的な修理フローだからです。

特別に故障パーツを製造メーカーへ送り検証に数ヶ月を要することもあり、診断書の発行は一筋縄でいかないケースもあります。もし他の家電製品も落雷で故障してパソコンより先に落雷故障の診断書を発行出来た際は保険会社へ交渉してみることも一つの手です。

G-Tuneの場合は基本的に自然故障を無料で修理してくれます。この自然故障が落雷も含めてくれるのかどうかは質問してみないとわかりません。ただG-Tuneのサポートは評判が良いのでおそらく大丈夫でしょう。詳しくは「G-Tuneのサポートは安心パックサービスの評価が高い」の記事をご覧ください。

まとめ

保険の内容は対象となる災害の種類・補償金額だけに注目しがちですが被災時の手続きも保険会社で大きく異なるため契約更新時や高価なゲーミングPCを購入した際には具体的な手続き方法を確認しましょう。

保険会社指定の診断書が不要で修理見積書だけで保険金申請が終わってしまう保険会社もあるため、保険加入費用の差が大きくなければ手続きが簡単なほうの保険会社を選ぶといざという時に時間と保険金振り込みまでの日数を短縮できます。

PCやパーツを個人輸入するメリット・デメリット

最近では海外拠点のネットショップも日本へ発送対応するところが増え、対応していないショップも転送サービスを使うことで日本へ発送できるようになりました。今回は国内よりも安く購入できるかもしれないゲーミングパソコンやグラフィックボードの個人輸入についてご紹介します。

高額製品ほど個人輸入で安くなりやすい

個人輸入する際は国際宅急便の送料と商品一つ一つに税金がかかるため、少額の商品を複数購入するよりも価格が高いゲーミングパソコン本体やグラフィックボードの上位モデルの一点買いがおススメです。それは高額な商品ほど日本国内の販売価格との差が大きく、個人輸入がお得になるためです。

再販品ならもっと安く個人輸入が可能

見た目にこだわらなければメーカー再生品(リファービッシュ品)を選ぶことでもっと安く購入できる点も個人輸入の面白さです。メーカー再生品はなんらかの理由で返品や修理されたものをメーカーや販売店でチェックし再梱包した製品で、箱や外観は完璧でないものの製品としては問題なく使うことができます。初期不良品を修理した商品も含まれます。保証は通常の新品と同じ内容が適応されることが一般的なため安心して購入できます。日本ではあまり聞かない販売方法ですが海外ではAmazonを中心に頻繁に見ることができます。数量が少なく人気商品はすぐに売り切れるため、見つけたときは即断即決しないと購入は難しいです。

日本で購入できるパソコン製品は代理店の利益が上乗せされている

パソコン関連製品の価格発表はドル表記なことが多く、日本円でいくらになるのか計算したことがあるユーザーも多いと思います。実際に国内で販売される際はドルを円換算した価格よりも数割増しの価格になっていることが常です。これは日本においてパソコン関連製品のメーカー直接販売がほとんど存在せず、輸入代理店を通して流通しているためです。関税はもちろん代理店のサポートにかかる人件費などが上乗せされた結果、低価格を売りにしている製品のはずが日本ではさほど安くないという事態が多々あります。

一番簡単な個人輸入はAmazon

日本のAmazonと海外のAmazonはアカウントが異なり新たに取得する必要があります。しかし一度海外のAmazonでアカウントを取得すると日本以外のアメリカ・ヨーロッパ各国・中国のAmazonで買い物できます。サイトの表記は基本英語ですが、翻訳サービスを使ったりする事で誰でも簡単に様々な国の価格で購入できます。サイトの作りは日本と同じなため慣れている方は翻訳せずとも購入できてしまいます。唯一日本Amazonと異なるのは海外向け送料選択と関税や消費財の先払い画面ですが、選択肢の中から選ぶだけですので困ることはありません。送料が高い方が早く届き、関税や消費税が払いです。そして海外Amazonからの個人輸入は税関審査が早く通過日数が最小というメリットもあります。

転送サービスは日本へ発送対応していないネットショップで有効だが手間は多い

海外のAmazonで扱う全てが日本へ発送してもらえるわけではなく、どうしても欲しい商品を輸入するには転送サービスを使って日本へ送ることができます。しかし商品購入代金とは別に転送サービス登録と利用料の支払い・長い税関審査・受け取りの際も関税を支払って受け取りなど手間と時間がかかります。その点Amazonは商品購入と同時に全ての手続きが終わり、後は待つのみです。

ゲーミングパソコンはHPやDELL、グラフィックボードはEVGAが狙い目

個人輸入する場合は購入後のサポートも海外対応になるため英語が苦手な場合は翻訳サービスなどを活用することになります。また修理の際も国際便で発送すると高額なため、購入国と違う国でもサポートが受けられるグローバル保証のメーカーや製品がおススメです。グラフィックボードや各種パソコンパーツメーカーのEVGAは公式の日本語サイトがあるため製品について調べやすく日本からもサポートを受けることができるため個人輸入の定番です。製品保証も長く安心して購入できます。ゲーミングパソコンはHPなどがグローバル保証を提供しているため、日本でも販売されているモデルなら修理も国内対応になるケースが多いです。

まとめ

代理店のサポートがない代わりに安く購入できる個人輸入ですが、保証内容をチェックすることで日本でもさほど変わらないメーカーサポートを受けることができます。またAmazonも国ごとに価格が大きく異なり、メーカーの拠点がある国よりも安い国があったりと国ごとに安い製品を探す楽しみもあります。自作パソコンやBTOのアップグレードの際は国内だけでなく海外に目を向けることでより選択肢が増えるのではないでしょうか。

オンラインゲームの3D酔いの原因と改善方法

FPSなど動きが激しい一人称視点のゲームは長時間プレイし続けると人によってが乗り物酔いと似た症状が発生することがあります。3D酔いという名称で呼ばれる症状ですが、ゲームプレイ環境次第で起こる確率が高まるため症状を経験したことがある方はプレイ環境の見直しをお勧めします。今回は3D酔いの原因と改善方法についてご紹介します。

3D酔いの原因

三半規管の感覚と映像から得られる感覚にズレが生じることが主な原因とされています。症状は疲労感や冷や汗から始まり、頭痛や吐き気を覚える人や酷いと嘔吐する人もいます。映像の投入感が強いほど症状が出やすく、視野や映像のブレ等を改善して症状を緩和する方法が知られています。具体的にはユーザーの操作とは別方向に映像が進むものや、フレームレートが低く残像が発生している、プレイする部屋に問題がある場合は症状が出やすいと言われます。

まずはゲームとゲーム設定のチェック

ゲームエフェクトの中にはプレイ内容に応じて画面が揺れてリアルに動くものが多くあります。エフェクトはゲーム設定画面から止められる場合もあるため、一通り設定項目を確認し止められる映像エフェクトを無効にします。このときにフレームレートが表示できる場合は有効にしておきます。

ゲームプレイ中のフレームレートが頻繁に40以下になる場合は画質設定を下げるか、パソコンのアップグレードを検討しましょう。ゲーミングモニターでない場合は、導入も視野に入れてます。

しかしパソコンのアップグレードや買い換えは費用も高くつくため、下記の室内環境チェックでも問題がなければ乗り物酔い止めの薬を服用して症状が緩和されるか試すのも手です。服用しても症状が変わらない場合は体質的に3D酔いしやすいと思われるため、定期的に休憩を挟むことで症状の発生を抑える方法がおすすめです。

室内の環境チェック

モニターまでの距離が近すぎると症状が出やすいため、座る位置やモニターの位置を調整し距離を離します。最低でもモニターの高さに対し2倍以上の距離を置いてプレイします。モニターが小さい場合は注視することでより投入感が増すため21インチ以上のモニターへ変更がお勧めです。

また室内が圧迫されている場合や照明が暗く室内が見渡せない場合も視界が狭まり症状が出やすい傾向にあります。可能な限り見渡しが良くなるような室内でプレイが望ましいです。プレイする位置を変え、圧迫感をなくすように模様替えや照明をLEDへ交換などの方法があります。

まとめ

コストをかけずに3D酔いを軽減するなら部屋を明るく見渡しが良くなるように整理し、モニターからの距離を離しゲームプレイ中の視線移動も押さえる方法があります。もしそれでも症状が変わらない場合はパソコンショップのゲーミングモニターで試遊して症状が出るか比較しましょう。試遊の結果、症状が変わらなければ体質的な要因が大きいため休憩をこまめに取りましょう。