あなたはPC用モニターを選ぶ際に、何を重視するでしょうか。リフレッシュレートや解像度、パネルのタイプなどさまざまな基準があると思います。
これらも確かに重要なのですが、私が重視しているのは他の点なのです。今回は、PC用モニター選びで重視すべきポイントを紹介します。
PC用モニターで最も重要なのは「アームとスタンド」の質
早速結論から入ってしまいますが、個人的にPC用モニターは「アームとスタンド」が最も重要だと考えています。
正直なところ、パネルの質やリフレッシュレートは「慣れ」があります。低価格なモニターでパネルの質が少しぐらい悪くてもなれますし、リフレッシュレートも数日で気が付かなくなります。
しかし、アームとスタンドの質が悪いと、いつまでたってもしっくりきません。
特に低価格なモニターにありがちな「高さ調整機能がない、4つ足のスタンド」は非常に使いにくいです。
「ちょっと割高かな?」と思うモニターは、大抵の場合、高さ調整機能を持つアームと安定した平面型のスタンドがついていますよね。
アームとスタンドがしっかりしていると、グラつきがありませんし設置も楽です。また、高さ調整は姿勢の変化や椅子の高さ変更にも対応できるので、非常に汎用性が高い機能。
ということで、ここ10年ほどは「リフレッシュレートやパネルの質はそこそこでも、アームとスタンドがしっかりしているモニター」を買うようになりました。
個人的なおすすめ「iiyama ProLiteシリーズ」
ゲーミングモニターではありませんが、個人的に気に入っているのが「iiyama ProLiteシリーズ」です。
このシリーズでは数年前から31.5インチのWQHDモニターを提供していて、とても使い勝手が良いのです。
私が現在使っているのは、「ProLite XB3270QS」というモデル。2560×1440のいわゆる2KなWQHDモニターです。4年ほど前に購入し、当時は32000円ほどだったと記憶しています。
このシリーズは高さ調整機能を持つアームと、設置面積が広い安定したスタンドが特徴。アームもかなり頑丈で、4年間使いこんでもビクともしていません。
また、安価なモニターにありがちな「打鍵の振動で画面が揺れる」という事象も起こらないので、とても満足しています。
ちなみにリフレッシュレートは最大75Hzなので、現在のゲーミングモニターの基準からいうと少し控えめなスペックですよね。しかし軽めのFPSであれば不便はないですし、画面輝度も適度で非常に見やすいです。
さらにピボット機能もあるので、画面を縦にすることも可能。31.5インチを縦にすることはあまりないのですが、長いPDFの資料や攻略サイトのチャートを見るときはかなり便利ですね。
WQHDブームで使いやすいモニターが増えている
私が購入した時期は、まだまだWQHDモニターの選択肢が少なかったのです。しかし現在は、WQHDがブームになっていることもあり、良いモニターが増えました。
現在気になっているのはフィリップスの「32E1N3600LA/11 」ですね。WQHDの31.5インチで、高さ調整機能付き、アームとスタンドもしっかりしています。
マイナーな製品ですが、4万円台前半と手ごろですし、汎用性が高そうです。Acerやプリンストンといった老舗でも2Kクラスの良質なモニターが増えているので、今は結構な買い時なのかもしれません。
フルHDから一足飛びに4Kに移行するよりも、まずはWQHDかつアームとスタンドがしっかりしたモニターを試してみてはいかがでしょうか。