PCゲーマーの大半がゲームパッドを使用するようになり、「WASD」方式でプレイする方は減りましたね。
しかし今でも「キーボード操作ならばWASD」という方は多いはず。私もそうですし。
一方で「WASDはやりにくい!」という声も多く、これはゲーマーにとって永遠の課題なのかもしれません。そこで今回は、WASDに代わるキー操作の方法を調べてみました。
そもそもWASDはなぜ操作しにくいのか
WASD操作を「やりにくい」と感じる方の多くが「shiftやCtrlが押しにくい」と述べています。
ネットの声でも挙がっていますし、私の友人・知人も同じような意見でした。これが意外と難しい問題で、「指が届かない」わけではないのです。
WASDに指を配置すると、shiftやCtrlが近すぎて「詰まった」ような距離になります。これが押しにくさの原因で、むしろもう少し離れていたほうが押しやすいわけです。
ゲームでshiftやCtrlを使うケースは少ないのですが、Tabやファンクションキーも微妙に近すぎて押しにくいことがあるので、そもそもWASDの位置が悪いのかもしれませんね。
ということで、代替手段を調べてみました。
WASDの代替手段
WASDの代替手段としては、「ESDFシステム」と「IJKLシステム」の2つがあります。
ESDFシステム
WASDの位置から1キー右に移動した操作方式。小指でAやZなどのキーにアクセスしやすくなり、他のキーを多く使用できる。
ESDFシステムのメリットは以下のとおりです。
使用できるキーの増加
ESDF配置にすると、左手の小指でAやZ、右手でR、T、G、C、Vなど、より多くのキーにアクセスしやすくなるため、アイテムやスキル割り当てがしやすいです。
特にゲーム内で多くのショートカットキーを使うFPSやRPGなどで有効かもしれないですね。
ホームポジションに近い
ESDFはキーボードのホームポジション(F、Jキーに小さい突起がついている位置)に近い位置で、タイピング感覚で直感的に操作しやすいです。
CtrlやShiftキーへのアクセスが向上
WASDより右側に寄っているため、小指がより自然な形でCtrlやShiftキーに届きやすいです。
素早いスプリントやしゃがみ動作が求められるFPSやバトルロイヤルゲームで役立つでしょうね。
上で述べた「WASD」方法によるCtrlやShiftキーの押しにくさが若干改善されます。手が大きい方は特にそうですね。
Altキーの使用が容易
小指でAltキーにもアクセスしやすく、サブアクションやインベントリの開閉といった操作をスムーズに行えます。
IJKLシステム
WASDの配置をキーボードの右側に移した配置です。左手の位置を少し中央寄りにして、UやOキーなど周辺キーも使いやすくなります。
IJKLシステムのメリットは以下のとおり。
右側のキーの拡張
IJKLはキーボードの中央寄りにあるため、周囲に多くのキーが広がっています。U、O、P、;(セミコロン)、Mなどに簡単に指が届くため、さまざまなアクションを素早く設定できるでしょう。
MMOやMOBAなど、アクション数が多いゲームで活用しやすいかもしれません。
マウスと併用しやすい
左手をキーボードのIJKL操作に専念させ、右手は常にマウスに置けるため、カメラ操作やエイムをスムーズに行えます。
左手と右手が近いので重心がばらけず、特にシューティングゲームやアクションゲームでは、反応速度が向上する可能性がありますね。
数字キーのアクセスが簡単
IJKL配置は、数字キーが近い位置にあるため、アイテムのクイック切り替えや武器の変更がスムーズに行える傾向があります。
素早い武器の切り替えが求められるFPSや、アイテムショートカットを多用するRPGで便利です。
体への負担が小さくなる
IJKLはキーボードの中央に手を置くことで体にかかる負担が軽減されるため、肩や首への負担が少なく、長時間のプレイがしやすいです。
実際は慣れるまでに時間が必要だが…?
以上、WASDの代替として2つの方式を紹介しました。正直なところ、どちらも慣れるまでに相応の時間が必要です。
慣れやすさでいえばESDFですが、慣れてしまった後の使いやすさはIJKFかもしれないですね。Altが非常に押しやすく、マウスとの併用がかなり楽です。
ただし、手の大きさや肩幅の広さなども関係するので、万人に対する特効薬ではありません。試しにやってみて、どうしてもだめならゲームパッドに移行するくらいの気持ちで試してみてください。
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