2022年 1月 の投稿一覧

サポートが終了し起動出来なくなるInternet Explorer(IE)

IEはかつてWindows標準のブラウザとしてシェアを独占し、ゲームや業務アプリケーションなど多くのソフトウェアが依存してきました。しかし設計が古く、セキュリティ上のリスクも多いためMicrosoft Edgeへの移行が推奨されてきました。

そして2022年6月にIEがサポート終了となり、Windows10から起動不能になることがアナウンスされています。そこで今回は、サポートが終了し起動出来なくなるInternet Explorerについてご紹介します。

Windows11では既に削除され、Windows10はWindows Update時にIEが使用不可になる

Windows11ではリリース当初からIEが削除されており、Microsoft EdgeのIEモードしか使えません。Program Filesフォルダ内にIE関係のファイルは存在するものの、ブラウザとしてIEを起動することは出来ず古いソフトウェア等が影響を受けて使用不能になりました。

Windows10でもサポート終了の2022年6月にはIEをOSから削除するためのアップデートが配信され、適応と同時にWindows11と同じ業況になります。

Windows Serverなど特殊なエディションでは2029年頃までIEを使用可能ですが、一個人が入手することは非現実的なため2022年6月が事実上のIE終了となります。

IEモードも将来的にはサポートが打ち切りになるため過去のソフトウェア資産を残すには仮想環境必須

IEの代替手段として用意されているMicrosoft EdgeのIEモードですが、現在のWindows OSサポート期限と同じタイミングでサポート終了がアナウンスされています。

仮にIEモードで問題なく動作しているソフトウェアも今後長期間使用したいなら、仮想マシン上に古いWindows OS環境を構築する方が確実です。しかし、セキュリティ上の危険も伴うためインターネットへ接続しないオフライン運用が安全です。

Windows11でも特殊な方法でIEを起動する方法がある

リリース当初からIEが無効化されているWindows11ですが、IEモード含めOS内にブラウザとしてのIEに関するファイルは全て残っています。

通常、IEを起動しようとするとMicrosoft Edgeが起動しますが、この動きを止めて強制的にIEを起動させる手段が存在します。VBスクリプトやOpenInternetExplorerといった専用ツールを利用する方法が確立されており、管理者権限があれば誰でもIEを使用できてしまいます。

もちろん、サポートが終了したことでウイルス感染などのターゲットになりやすく常用はハイリスクですが、IEでしか動作しない・IEモードで動作しないようなソフトウェア等を活用するには十分な手段です。

まとめ

OSに統合されている関係で常にセキュリティ的な問題を抱えてきたIEですが、サポート打ち切りに伴い今後Adobe Flashのように見かけることはなくなります。

強制的にIEを起動する非正規の方法や、IEモードという正規の回避方法もありますが10年先にはどちらも使用できなくなっている可能性が非常に高く、IE環境が必須のソフトウェアを残すには仮想環境が唯一の道となりそうです。

ユーザーにMicrosoft Edgeの利用を強制させる「microsoft-edge」プロトコル

ブラウザはそれぞれ使い勝手やアドオンによるカスタマイズ性、他のデバイスとの連携など個性がありユーザーは好みのブラウザを選んで使うことが一般的です。

その為、使いたいブラウザでWEBサイトを常に開くように設定ができるようにWindowsも設計されているますが、その設定を意図的に無視する仕組みも同時に存在します。

そこで今回は、ユーザーにMicrosoft Edgeの利用を強制させる「microsoft-edge」プロトコルについてご紹介します。

Windows OSがブラウザを開かせる際には「microsoft-edge」プロトコルでMicrosoft Edgeを呼び出す

「microsoft-edge」プロトコルはWindows OSやMicrosoft製ソフトウェア内で使用されており、規定のブラウザがMicrosoft Edge以外のものに設定されていても必ずMicrosoft EdgeでWEBサイトを開く動作を担っています。

普段、Edgeを使っていないのにEdgeが起動してしまうケースにはこの仕組みによる影響も多々あります。MicrosoftはEdgenoシェアを伸ばす意図もあり、様々な仕様変更を立て続けに行っており「microsoft-edge」プロトコルもその一つですがユーザーにとっては迷惑な機能と言えます。

「microsoft-edge」プロトコルを無効にするサードパーティー製ソフトウェアが大人気

ユーザーにとって「microsoft-edge」プロトコルによる恩恵は何もなく、プロコトルを置き換え・無視するサードパーティー製のソフトウェアが人気を得ており、非Microsoft Edgeユーザーを中心に広がっています。

主要なものではプロコトルの動作を書き換えるEdgeDeflectorと、プロコトルの動作を監視してリアルタイムで阻止・規定のブラウザへ転送するMSEdgeRedirectがあります。どちらも無償で入手、使用可能なこともあり普及が進んでいます。

Microsoftはサードパーティー製ソフトウェアを無効化するアップデートをリリースし、ブラウザを選ぶ権利を認めない

EdgeDeflectorやMSEdgeRedirectはユーザーの「ブラウザを選ぶ権利」を具現化したものですが、残念なことにMicrosoftはこれらを無効化するためのアップデートをリリースしており対抗する姿勢です。

常駐し動作するMSEdgeRedirectはアップデート適応後も動作しますが、今後のWindowsアップデート次第ではMSEdgeRedirectも使用できなくなる可能性は十分にあります。そうなればあらゆるシーンでMicrosoft Edgeを使わざるを得なくなり、ユーザーの権利は行使できなくなります。

まとめ

ブラウザのシェア争いの中でMicrosoft Edgeは非常に低い地位にあり、OSと切り離せないバンドルブラウザであるという最大の要素を活かすために「microsoft-edge」プロトコルが使われているようです。

しかもWindows11ではMicrosoftアカウント利用の強要などMicrosoft色が強くなっておりMicrosoft Edge以外のブラウザを排除しようとする試みも度々垣間見えるだけに今後の動向は要注目です。

Wifi7で有線は不要になるのか?

Wifiの新しい規格「Wifi7」が2022年1月に発表されるようです。従来のWifi比で最大24倍と言われる速度が注目を集めているようですね。

もしWifi7が本当にスペック通りのものならば、もはや有線LANは不要なのかもしれません。

Wifi7の具体的なスペック

2021年12月時点でWifiの最新規格は「Wifi6(IEEE802.11(ax)」です。つまり6世代目。

ただし、そのひとつ前のWifi5がまだまだ主流ですが、Wifi6も普及しきっていない状態です。

ちなみにWifiの世代別スペックをまとめると次のようになります。

規格 最大速度
Wifi6 IEEE802.11(ax) 9600 Mbps
Wifi5 IEEE802.11(ac) 6900 Mbps
Wifi4 IEEE802.11(n) 600 Mbps
第三世代Wifi(IEEE802.11 g) 54 Mbps
第二世代Wifi(IEEE802.11 b) 11 Mbps
第一世代Wifi(IEEE802.11 a) 54 Mbps

このようにWifiは規格が新しくなるごとに(ナンバリングが進むごとに)高速化が進んでおり、Wifi7も当然高速になります。

2022年1月の発表はまだですが、現時点ではWifi7は次のようなスペックになるようです。

・Wifi7(IEEE802.11 be)…最大転送速度30~40Gbps(予想値)

一説には半二重の30Gbpsであるため、最大転送速度は実質15Gbpsになるとも言われていますが、それでも非常に高速です。

有線LANが全二重の10Gbpsであることを考えると実質15Gbpsでも全く問題ないですね。そもそも自宅に引き込まれているインターネット回線の速度自体が1Gbpsも出ていないのが現状ですし。

気になるのは「実使用上の速度」

実は、Wifiが有線LANよりも速いという流れは、今に始まったことではなく、Wifi4のころから言われ続けてきました。

Wifi4の時代は100Mbpsがインターネット回線の主流であり、これを6倍も上回る速度ということで話題になったのです。

しかし、実際には有線LAN接続のほうが安定しており、使いやすいものでした。これはWifi6も同じで、今でもやはり有線LANの速度と安定性は非常に優秀なのです。

Wifiは、遮蔽物や家電からのノイズ、複数の端末での処理などで処理が低下しやすく、安定性も有線LANに劣ります。

規格上の最大値がいくら上がったとしても、もっと根本的なところで技術革新が起こらなければ、有線LANの代替にはならないでしょう。

それでもギガビットの通信速度が当たり前になったのは、大きな進歩です。

元の回線速度が1GbpsでもWifi6、7は意味がある?

一般的に光回線の速度が1Gbpsであっても、屋内のWifiは数十M程度、というケースが珍しくありません。

こういった状態であれば、Wifi6や7にすることで光回線⇒Wifiの速度低下を緩和することができるでしょう。

日本では、2021年12月時点でWifi6すら安定していない(鉄板といえるルーターが無い)ので、もう2年くらいはWifi5でも問題なさそうですけどね…。

私の自宅は、光回線の1Gbps契約で実際の速度が300~500Mbpsですが、Wifi5対応のルーターを使用しています。速度面で不満を感じたことは一度もないですし、遅延もありません。

ただやっぱり、FPSなどをプレイする際には有線LANのほうが速度・品質ともに上ですね。参考にしてみてください。

Windows11が気に入らないときの10への復帰方法

Windows11が登場してから数か月がたちましたが「やっぱり微妙」という方が増えているように思います。

原因は、PCゲーマーにとって特に目新しい機能が無いことや、Windows10がそれなりに成熟していることなどでしょうね。

そこで、Windows10に復帰する方法を整理しておきたいと思います。

Windows11は比較的簡単に10へ戻せる

これまでWindowsはアップグレードに関する機能はあったものの、ダウングレードにはあまり配慮されていませんでした。

しかし近年はバージョンが上がるたびに「旧バージョンへ戻したい(ダウングレードしたい)」という要望が増えており、過去にもWindows7の再評価などがありましたね。

こうした要望を受けてなのか、Windows11にはWindows10に戻すための機能が用意されています。

具体的な方法はつぎのとおりです。

Windows11からWindows10に戻す方法

1.スタートメニューから「設定」をクリック

2.システム項目から「回復」を選択してクリック

3.回復オプションの中から「復元」を選択してクリック(Windows10への復元オプションです)

4.次の画面で「Windows10に戻す理由」を問われるので「その他」などを選択して「次へ」をクリック

5.アップデートチェックを省略(行わない をクリック)

6.復元に関する注意事項を確認して「次へ」、ログアウトについての注意事項を確認して「次へ」

7.Windows10への復元を実行「Windows10に復元する」をクリック

これでWindows11から10に復元できますね。以前からWindowsに存在していた「復元」オプションでダウングレードするという、やや変わった方法です。

ただし、無制限にWindows10に戻せるわけではありません。

Windows10に復帰する場合の注意点2つ

以下2つの場合は、Windows10に戻せなくなるので注意しましょう。

1.「Windows old」を削除している
このWindows oldは、OSのバージョンアップを行った際に作成されるファイルで「旧OSの情報」を保持しています。

非常にサイズが大きいため、「不要であれば削除」というノウハウを伝授しているサイトもあるのですが、Windows10への復帰に関してはNGです。

このファイルがなくなってしまうと、ダウングレードができなくなります。

2.Windows11へのアップグレードから10日が経過している
復元オプションによるダウンクレードは、どうやら「10日」という期限が設けられているようです。

10日が経過した時点で、回復オプションの「復元」がグレーアウトされてしまいますね。

ただ10日というのは少し厳しい、というか短すぎる気がします。実際、私のもとに寄せられた相談でも10日は余裕で過ぎてからのものが多かったです。

10日経過後にWindows10に復帰するには?

もし11のインストールから10日以上経過したあとに10に復帰したくなった場合は「再インストール」が必要ですね。

Windows10の本体ファイルとプロダクトキーで新規にインストールするわけです。一般的なOS再インストールと手順は同じですので、特に問題なく進められるでしょう。

ちなみにWindows10の本体ファイルは、マイクロソフト社の公式ページ(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)から入手できます。

以前のようにリカバリディスクなどが必須なわけではないので、落ち着いて進めてみてください。