Wifiの新しい規格「Wifi7」が2022年1月に発表されるようです。従来のWifi比で最大24倍と言われる速度が注目を集めているようですね。
もしWifi7が本当にスペック通りのものならば、もはや有線LANは不要なのかもしれません。
Wifi7の具体的なスペック
2021年12月時点でWifiの最新規格は「Wifi6(IEEE802.11(ax)」です。つまり6世代目。
ただし、そのひとつ前のWifi5がまだまだ主流ですが、Wifi6も普及しきっていない状態です。
ちなみにWifiの世代別スペックをまとめると次のようになります。
規格 | 最大速度 |
Wifi6 IEEE802.11(ax) | 9600 Mbps |
Wifi5 IEEE802.11(ac) | 6900 Mbps |
Wifi4 IEEE802.11(n) | 600 Mbps |
第三世代Wifi(IEEE802.11 g) | 54 Mbps |
第二世代Wifi(IEEE802.11 b) | 11 Mbps |
第一世代Wifi(IEEE802.11 a) | 54 Mbps |
このようにWifiは規格が新しくなるごとに(ナンバリングが進むごとに)高速化が進んでおり、Wifi7も当然高速になります。
2022年1月の発表はまだですが、現時点ではWifi7は次のようなスペックになるようです。
・Wifi7(IEEE802.11 be)…最大転送速度30~40Gbps(予想値)
一説には半二重の30Gbpsであるため、最大転送速度は実質15Gbpsになるとも言われていますが、それでも非常に高速です。
有線LANが全二重の10Gbpsであることを考えると実質15Gbpsでも全く問題ないですね。そもそも自宅に引き込まれているインターネット回線の速度自体が1Gbpsも出ていないのが現状ですし。
気になるのは「実使用上の速度」
実は、Wifiが有線LANよりも速いという流れは、今に始まったことではなく、Wifi4のころから言われ続けてきました。
Wifi4の時代は100Mbpsがインターネット回線の主流であり、これを6倍も上回る速度ということで話題になったのです。
しかし、実際には有線LAN接続のほうが安定しており、使いやすいものでした。これはWifi6も同じで、今でもやはり有線LANの速度と安定性は非常に優秀なのです。
Wifiは、遮蔽物や家電からのノイズ、複数の端末での処理などで処理が低下しやすく、安定性も有線LANに劣ります。
規格上の最大値がいくら上がったとしても、もっと根本的なところで技術革新が起こらなければ、有線LANの代替にはならないでしょう。
それでもギガビットの通信速度が当たり前になったのは、大きな進歩です。
元の回線速度が1GbpsでもWifi6、7は意味がある?
一般的に光回線の速度が1Gbpsであっても、屋内のWifiは数十M程度、というケースが珍しくありません。
こういった状態であれば、Wifi6や7にすることで光回線⇒Wifiの速度低下を緩和することができるでしょう。
日本では、2021年12月時点でWifi6すら安定していない(鉄板といえるルーターが無い)ので、もう2年くらいはWifi5でも問題なさそうですけどね…。
私の自宅は、光回線の1Gbps契約で実際の速度が300~500Mbpsですが、Wifi5対応のルーターを使用しています。速度面で不満を感じたことは一度もないですし、遅延もありません。
ただやっぱり、FPSなどをプレイする際には有線LANのほうが速度・品質ともに上ですね。参考にしてみてください。
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