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「まだ使える」から早5年。GTX1060の本当の寿命とは

2016年に登場し、数々のゲーマーに愛されたグラフィックボード「GTX 1060」。「まだ使える」と言われ続けて早5年が経過しましたが、果たして今も現役で通用するのでしょうか?

そこで今回はGTX 1060の登場背景や現在の立ち位置、そして主要なゲームタイトルを踏まえた「本当の寿命」について解説します。

GTX 1060の発売年と立ち位置

GTX 1060は、2016年7月にNVIDIAから発売されました。

当時は「ミドルクラス最強」とも言われ、価格と性能のバランスに優れたカードとして圧倒的な人気を誇りました。

ライバルはAMDのRadeon RX 480で、1080pゲーミングにおいてはGTX 1060の方が若干優位と評価されることが多かったです。

特にVR Readyへの対応や省電力性能も高く、当時の“コスパ番長”的存在でした。

現在(2025年)との相対性能

2025年現在、GTX 1060はもはや「エントリークラス」に位置づけられる存在となっています。

性能面では、おおよそGTX 1650 SUPER?RTX 3050未満に相当し、最新世代(RTX 4000番台以降)とは2世代分の差があります。

また、DirectX 12の一部機能やDLSSなどの最新技術には非対応であり、対応ゲームではパフォーマンスに大きな差が出る場面もあります。

主なゲームの推奨スペックとの比較

以下は、2025年における代表的なPCゲームとその推奨GPUスペックです。

ゲームタイトル/推奨GPU/GTX 1060でのプレイ可否(1080p)

・Cyberpunk 2077 2.0/RTX 2060/低設定なら可、FPSは30前後
・Palworld/GTX 1660orRX 590/中設定で可、安定性やや不安定
・Apex Legends/GTX 970orR9 290/中設定なら問題なし
・Valorant/Intel HD 4000以上/快適(十分な性能)
・Starfield/RTX 2080 or RX 6800 XT/不可に近い(設定極限まで下げても厳しい)

Valorant以外は結構厳しい感じですね。低~中設定ならなんとかというイメージでしょうか。

軽量・中量級のゲームにはまだ対応可能ですが、最新の重量級ゲームはほぼ限界を迎えていると言えます。

GTX 1060はあと何年使えるのか?

結論から言えば、2025年時点で「あと1~2年」が限界と考えるのが妥当です。

特に以下の条件に当てはまる場合は、2026年中の買い替えを強く推奨します。

・新作ゲームを中設定以上で快適に遊びたい
・WQHDや4Kでのゲーミングを視野に入れている
・DLSSやRay Tracingなど最新技術を試したい

逆に、以下のようなケースならもう少し使い続けても問題ありません。

・軽量なゲーム(例:Valorant、Minecraft、Indie系)中心のプレイスタイル
・フルHDかつ低~中設定でも満足できる
・画質よりもコスパ重視

とはいえ、今後のゲームはRTX系以上のGPUを前提に作られる傾向が強まっており、「対応はしているが快適ではない」状況が加速することは避けられません。

名機GTX1060からの卒業は2026年までに

GTX 1060は、2016年の発売から現在に至るまで多くのユーザーに支持されてきた名作グラボです。

しかし、2025年の今となっては性能面・技術面ともに世代遅れとなり、「まだ使えるが、明確な限界が見えてきた」というのが実態です。

特に最新ゲームを快適にプレイしたい方や、グラフィック技術の進化を体感したい方には、2026年までをひとつの区切りとして買い替えを検討したいところ。

軽量タイトル中心であれば、もう2年くらいの延命も可能ですが、そろそろ中古市場に残っている個体の質も落ちてきていますからね。

価格が落ち着いているRTX4000シリーズなどへの移行を考えてみてください。

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ダブラー回路とは?VRMフェーズ数の見かけにだまされないための基礎知識

マザーボードのスペック表に「16フェーズ電源搭載」「20フェーズの強力VRM」といった表記がありますよね。

VRMフェーズ数は「多い」ほど良いとされています。実際に電力供給が安定し、オーバークロック耐性やCPUの動作安定性が高まることは事実。

しかし必ずしも“実フェーズ数”が記載されているわけではありません。なぜなら「ダブラー回路」でフェーズ数が上乗せされていることがあるからです。

今回はダブラー回路の仕組みと、それが採用されているマザーボードの特徴、購入時の注意点について詳しく解説します。

ダブラー回路とは?

ダブラー回路とは、VRMにおいて、1つのPWMコントローラーから出力される信号を“倍増”させ、見かけ上のフェーズ数を増やすための回路です。

「Doubler(ダブラー)」の名の通り、1つの信号を2つに分けて処理することで、物理的なフェーズ数よりも多く見せることができます。

具体的には、PWMコントローラーが8フェーズ出力しか対応していない場合、ダブラー回路を追加することで16フェーズ構成として動作させることができます。

こマザーボードのスペック表に「16フェーズ」と記載されていても、実際には8フェーズ×2の構造である可能性があるわけです。

なぜダブラー回路が使われるのか?

ダブラー回路は、コスト削減と設計の簡略化を目的として広く利用されています。

高性能なPWMコントローラーは多フェーズ出力に対応しているものの、価格が高く、基板設計も複雑です。

そのため、比較的安価な8フェーズ対応コントローラーとダブラー回路を組み合わせて、見かけ上のフェーズ数を増やす手法が一般的になっています。

特に、エントリー~ミドルクラス帯のマザーボードでよく採用されており、「〇〇フェーズ搭載!」とアピールされている製品の多くがダブラー回路搭載ですね。

ダブラー回路の技術的なデメリット

ダブラー回路を用いると、見かけ上はフェーズ数が倍になります。一方で、いくつかの技術的なデメリットも存在します。

応答速度の低下

ダブラーはコントローラー信号を2分割して交互に動かす仕組みのため、リアルタイムな電力変動に対する応答性が純粋な多フェーズ設計より遅くなります。

オーバークロック時や突発的な負荷変動時に、電圧の揺らぎが大きくなる可能性があるわけです。

発熱と効率

ダブラー回路を挟むことで変換効率がわずかに低下し、VRM部の発熱が増える傾向にあります。

冷却設計が甘いマザーボードの場合、VRM温度上昇によるCPU性能低下の要因となることもあります。

ダブラー回路採用マザーボードは避けるべき?

ここで気になるのが、「ダブラー回路を使っているマザーボードは買うべきではないのか?」という点です。

結論から言えば、用途次第ですね。

一般的なゲーム用途や通常利用であれば、ダブラー回路を採用していても全く問題ありません。

最近のVRM設計は進化しており、ダブラー構成でも十分な安定性と電力供給能力を備えています。

実際、多くのミドルクラスマザーボードはダブラー回路構成で、定格運用ならハイエンドCPUでも安定動作します。

一方で、ハイエンドCPUを使ったぎりぎりのオーバークロックや、長時間の高負荷作業(動画編集・エンコード・マイニングなど)を行う場合は、純粋な多フェーズ設計のマザーボードがおすすめですね。

応答速度や発熱耐性の差が、高負荷環境での安定性や寿命に影響を与える可能性があるためです。

ダブラー構成を見抜く方法

スペック表だけでは、ダブラー構成か純粋な多フェーズ構成かは判別しにくいことが多いです。

そこで、以下のポイントを確認すると見抜きやすくなります。

PWMコントローラーの型番

コントローラーが何フェーズ出力対応かを調べ、表記フェーズ数と比較する。

公式サイトやレビュー記事

一部のメーカーは、設計図やブロックダイアグラムでダブラーの有無を公開しています。

価格帯

1万円台後半~2万円前半のミドルクラス帯で「16フェーズ」「20フェーズ」と書かれている場合、ほぼダブラー構成と考えて差し支えありません。

ダブラーは悪ではない しかしこだわるなら純粋な多フェーズが吉

マザーボードのVRMフェーズ数は、必ずしも実フェーズ数ではないことがあります。その裏にあるのが、ダブラー回路という技術です。

ダブラー回路は、コストと設計の簡略化を目的とし、エントリー~ミドルクラス帯のマザーボードで広く採用されています。

応答速度や発熱面では純粋な多フェーズ設計に劣りますが、通常利用やゲーム用途では十分な性能です。

マザーボード選びにこだわるのであれば、スペック表のフェーズ数だけに惑わされず、その設計方式までチェックしてみてください。

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剛性は高い?低い?「ピラーレスケース」の実際のところ

近年、自作PC界隈でじわじわと人気を集めている「ピラーレスケース」。

その名の通り、フロントとサイドの境目にある角柱(ピラー)を取り除いたケース構造で、ガラスパネルが途切れなく繋がる美しいデザインが特徴です。

見た目のインパクトは抜群ですが、一方で「剛性が低いのでは?」「強度面で不安がある」といった声も少なくありません。

今回は、通常のPCケースと比較しながら、ピラーレスケースの実際の剛性や使用感を詳しく解説します。

ピラーレスケースとは何か?

ピラーレスケースとは、前面と側面のガラスパネルの間にピラー(縦の支柱)を設けない設計のPCケースです。

フロントとサイドのガラスがL字型にシームレスに繋がり、内部パーツの視認性が非常に高いことが特徴ですね。

通常のPCケースでは、前面と側面の間に金属製のフレーム(ピラー)があり、これがケース全体の剛性を担っています。

しかし、ピラーレスケースはその支柱を省略することで、デザイン性と内部の見やすさを最優先した構造になっています。

代表的な製品としては、Lian Li「O11 Dynamic」シリーズやHYTE「Y60」などが挙げられます。

通常ケースと比べた剛性の違い

では、実際にピラーレスケースと一般的なミドルタワーケースを比較して、剛性はどう違うのかを見ていきましょう。

まず、構造的な観点から言えば、ピラーレスケースは剛性面で不利です。

前面と側面のフレームが欠けているため、パネルを外した状態では、フレーム自体の“ねじれ”や“たわみ”を感じやすいのが事実です。

特に、サイドガラスを開けた状態でケースを持ち上げると、通常のケースよりもフレームが「しなる」感覚があります。

一方、ガラスパネルを装着してしまえば、構造物としての剛性はある程度回復します。

パネル自体がケースの一部として「面剛性」を担うため、組み上げ後のグラつきや不安定さはほとんど感じません。実際の家と同じですね。

柱のない家は、壁自体が構造の剛性を担っているので地震でも崩れません。なので「パネルを付けている状態」をベースとする剛性感は十分にあります。

ただし、持ち運びやメンテナンスでパネルの着脱を繰り返すと、通常ケースよりも歪みやすいかもしれません。

実際に、ピラーレスケースユーザーの中には、「パネルを外したまま動かしたら微妙に歪んだ」「フレームの角がわずかにズレた」という報告も散見されます。

このあたりはピラーレスだからと言うよりは「製品そのものの品質」のような気もしますが…。あまりにも安いケースはリスキーかもしれないですね。

実使用で剛性の違いは感じるか?

では、実際にピラーレスケースを使っていて、通常ケースと比べてどの程度剛性の違いを体感するのか。

私はLian Li O11 Dynamic XL(ピラーレス)を一時敵に使っていました。このケースはピラを脱着できるのでピラーレスと通常モードを併用できます。

まず、設置後の使用時に剛性の違いを意識する場面は、ほぼありません。デスク上で運用している限り、ケースが「たわむ」「揺れる」といった現象は起きないと言っていいでしょう。

むしろ気になるのは、ケースを動かすタイミングです。ピラーレスの場合、パネルを外して内部を掃除する際やケースを寝かせるときなどに、「あ、ちょっとフレーム柔らかいかも」と感じる瞬間がありましたね。

特にパネル未装着時は、フレーム自体のたわみを感じやすかったです。「持ち方に気をつけないと歪ませそう」という不安感がちょっとだけありました。

ただし、通常使用における安全性や耐久性に差を感じたことは一度もありません。重いGPUを搭載しても、ガラスパネルが正しく取り付けられていれば、フレームが曲がったり沈み込んだりすることはありませんでした。

剛性以外のメリット

剛性面でやや劣るとはいえ、ピラーレスケースにはそれを上回るメリットがあります。

まず、圧倒的に見た目が良いです。柱一本でここまで変わるか、というくらいにスタイリッシュになります。内部パーツが非常に映えるため、RGBライティングや美しい配線を楽しみたいユーザーには最適です。

また、開放的なレイアウトのおかげで作業性も結構高いですね。前面の柱がないので、斜め前から手を入れて作業する場合は非常にやりやすかったです。

パネルを外すのが面倒ですが、ケースファンの交換などはストレスフリーでした。

使う人を選ぶが「見た目重視」なら結構アリ

ピラーレスケースは、通常のPCケースと比べると構造的な剛性はやや低いのが事実です。

パネル未装着時や持ち運び時には、フレームのしなりや歪みやすさを感じることもあります。

しかし、パネルをしっかり取り付けた運用状態では、実使用で剛性不足を感じることはほとんどありません。

その代わりに得られる、美しいビルド映えと開放感あるレイアウトは、通常ケースでは味わえない魅力です。

「ケースを見せる」「配線美を楽しむ」「内部構造を常に眺めたい」という方にとって、ピラーレスケースは非常に魅力的な選択肢と言えます。

普通に設置した後の剛性は十分実用的ですし、検討対象に加えてみても良いのかもしれません。

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CPUの真の性能を引き出す鍵「VRMフェーズ数と電源設計」

自作PCやゲーミングPCでは、CPUやGPUの性能に目を向けがちです。

しかし、実はそのパフォーマンスを陰で支えている重要な存在がマザーボードであり、さらに言うならば「VRM(電源回路)」です。

VRMへの考え方次第で、マザーボード選びがかなり変わってきます。今回はVRMフェーズ数の意味や設計思想、マザーボード選びで注目すべきポイントを解説します。

VRMフェーズ数とは何か?

VRMフェーズ数とは、マザーボードの仕様表でよく見かける「16フェーズ」「20フェーズ」という表記。これはCPUに安定した電力を供給する「VRM」のフェーズ数です。

ちなみにVRMとは「Voltage Regulator Module」の略で、CPUやGPUに対して、必要な電圧に変換して安定供給するための電源回路です。

パソコンの電源から来る電圧は高すぎるため、そのままではCPUは動きません。そこで、VRMが電圧を低く・安定させて供給することで、パーツが正常に動作します。

もっとざっくり言うと、「CPUにとっての電気の調整弁」と捉えるとイメージしやすいです。

VRM(電圧調整回路)の電力供給を分担する回路の数のことです。
フェーズ数が多いほど、1つ1つの回路にかかる負荷が分散され、発熱が抑えられたり、電圧の安定性が向上したりします。
特に、高性能CPUやオーバークロック時に重要視されます。

また、VRMフェーズ数とはざっくり言えば、「CPUに電気を送るときの“チーム人数”」ですね。

人数(フェーズ数)が多いほど、1人あたりの負荷が軽くなり、安定して仕事(電力供給)ができる、というイメージです。

フェーズ数が多いほど、1つの回路にかかる負荷が分散され、発熱が抑えられ、電力供給が安定します。

フェーズ数だけでは語れないVRMの世界

一方で、「フェーズ数が多いほど良い(高品質)」というのは、半分正しく半分誤解でもあります。

近年のマザーボードには、実質的なフェーズ数を増やすため「ダブラー回路」を用いるケースが多いからです。ダブラー回路とは少ないコントローラーでフェーズ数を“見かけ上”増やすための回路。

ダブラー回路を使用し、数字上は20フェーズでも実際は10フェーズ×2という設計も存在します。このタイプのマザーボードは、変換効率や応答速度が純粋なダブラー回路なしの設計に比べて劣る場合もあります。

また、VRMの性能を決定づけるのはフェーズ数だけではありません。各フェーズで使用されるDrMOSやコンデンサ、チョークコイルといった部品の品質も非常に重要です。

高品質な部品を使用しているマザーボードは、フェーズ数が少なくても発熱が少なく、電力供給が安定しています。

多フェーズ派 vs 質重視派の論争

VRMフェーズ数については、自作PC界隈でたびたび議論になります。

「フェーズ数は多ければ多いほどいい」という派閥と、「数よりも部品品質と設計思想が大事」という質重視派に分かれることが多いです。私の知人でも両方の派閥がいますね。

実際に、同じCPUを異なるマザーボードで運用した際、発熱や消費電力、安定性に微妙な違いが現れることがあります。これはVRMの設計の違いだと言う意見が多いです。

普通に使っている分にはわからないのですが、数値で計測するとVRMフェーズ数の違いがはっきり出ます。

とはいえ、フェーズ数まで見るユーザーは少ないですし、実際に5フェーズ以上あれば不便はほとんどないですからね。自己満足と言われればそれまでなのですが…。

縁の下の力持ち「VRM」にも目を向けよう

CPUやGPUの性能ばかりに目を向けていると、見落としがちなVRM設計。しかし、その違いは高負荷時の安定性やオーバークロック耐性に直結します。

次にマザーボードを選ぶ際は、ぜひフェーズ数だけでなく、ダブラーの有無や部品品質までチェックしてみてください。

電源設計にこだわることで、PC全体のポテンシャルを最大限に引き出すことができるはずです。

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「HDDのフォーマット方法」最適なのはどれ?

新しいHDDを購入したときや、中古のHDDを再利用したいときに必ず行う作業が「フォーマット」です。

しかし、「クイックフォーマット」「通常フォーマット」「セクタチェック」など複数の方法が表示されますよね。どれを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

実は、フォーマット方法によって作業時間や安全性、データ消去の確実性に大きな違いがあります。今回は、代表的なHDDフォーマット方法と、それぞれの特徴・使いどころをわかりやすく解説します。

HDDフォーマットとは何か?

HDDフォーマットとは、ディスクの使用準備を整える作業のことです。

フォーマットを行うことで、HDD内にデータを保存するためのファイルシステム(NTFSやFAT32など)が作成されます。

フォーマットには大きく分けて物理フォーマットと論理フォーマットの2種類がありますが、私たちが実行するのは論理フォーマットです。

今回は、その中でも具体的な方法として以下の3つをご紹介します。

クイックフォーマット

特徴とメリット

クイックフォーマットは、最も手軽で短時間で終わるフォーマット方法です。Windowsの「ディスクの管理」やフォーマットメニューで、数秒~数分で完了します。

実際に行われている処理は、「ファイルシステムの構造を初期化し、過去のデータの「管理情報」を削除する」だけです。

データそのものは消去されずに見えなくなるだけなので、復元ソフトを使えば元の状態に戻ります。

デメリット

クイックフォーマットでは不良セクタ(物理的な欠損領域)のチェックは行われません。

中古HDDや長期間使っていなかったHDDをクイックフォーマットした場合、後から読み取りエラーが発生するリスクがあります。

通常フォーマット(フルフォーマット)

特徴とメリット

通常フォーマットは、ファイルシステムの初期化に加え、HDD全体の不良セクタチェックも同時に行う方法です。

Windowsでは、フォーマット時に「クイックフォーマット」のチェックを外すと、通常フォーマットが実行されます。

容量にもよりますが、数十分から数時間かかります。しかしHDDに物理的な問題がないかどうかを確認しながら初期化できるため、安全性と確実性重視の方にはおすすめです。

デメリット

時間が非常にかかる点が最大のデメリットですね。正直長いです。

また、過去にハードな使われ方をしたHDDでは不良セクタが多く、フォーマットが途中で失敗することもあります。

badblocksコマンド(Linux)

特徴とメリット

Linux環境でHDDの物理セクタチェックと書き込みテストを行う場合に使われるのが、badblocksコマンドです。

HDD全体に対してランダムデータの書き込みと読み取り検証を行い、不良セクタがあるかどうかを徹底的にチェックします。

中古HDDの状態確認や、重要なデータ保存前の検査として実行する方が結構いますね。ベテランの自作PCユーザーやサーバー管理者に利用されています。

デメリット

この方法は非常に時間がかかります。HDD容量が2TB以上の場合、数十時間単位での作業が必要になることも。

また、HDD内の全データが完全に消去されるため復旧は不可能です。

最も手軽でおすすめの方法は?

ここまで3種類のフォーマット方法をご紹介しましたが、どれが最もおすすめかは用途によって異なります。

新品のHDD → クイックフォーマットでOK

新品のHDDであれば工場出荷時に物理検査が行われているため、クイックフォーマットで十分です。

中古HDDや長期間放置HDD → 通常フォーマットを推奨

中古HDDや以前にエラーが発生したことがあるHDDでは、通常フォーマットを行い、不良セクタがないかを確認しておきましょう。長いですが我慢です。

信頼性最重視 → badblocksコマンド

仕事用バックアップや長期保存データ用HDDなど信頼性を最優先する場合は、時間がかかってもbadblocksコマンドでの全セクタ検査が最適です。

ただし一般的なPCゲーマーには不要だと思いますね。私の周囲でもここまでやる方はほとんどいなくなりました。

普通はクイック、古いHDDなら通常フォーマットでOK

HDDフォーマットには、「クイックフォーマット」「通常フォーマット」「badblocksコマンドによる徹底検査」と、複数の方法があります。

新品HDDや新しめのHDDならば、クイックフォーマットが最も手軽でおすすめです。

中古や不安要素のあるHDDでは、通常フォーマットを使いましょう。まあ、大半はクイックで十分だと思います。

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Nvidia製グラボのブラックスクリーン問題、古いモデルでも発生?

何かと話題の尽きないNvidia製のグラボですが、2025年になって「ブラックスクリーン」問題が発生しています。

いったいどのような問題で、どのグラボが対象なのでしょうか。

突如発生したブラックスクリーン問題とは

ここ数ヶ月、NVIDIA製のGPUを使用しているユーザーの間で、PC使用中に突然画面が真っ黒になり、操作不能になる「ブラックスクリーン現象」が相次いで報告されています。

とくに2024年後半以降に配信された572番台ドライバー以降で報告が多いようですね。最初はRTX 4000シリーズが中心とされていましたが、現在ではRTX 3000番台・2000番台の旧世代モデルにも被害が拡大しています。

ブラックスクリーン現象の症状と傾向

報告されている主な症状は以下の通りです。

・ゲーム中や起動直後に画面が突然真っ黒になり、信号が消失
・GPUファンが最大回転になり暴走状態に入る
・ハードリセット(強制再起動)しないと復旧できない
・発生タイミングがランダム(高負荷時に限らず、アイドル時でも)

あるユーザーはRTX 3080で『アサシン クリード シャドウズ』のベンチマーク中に発生し、以降ゲームが再起動できなくなるという深刻な事態に陥ったとか。

PCの「ブルースクリーン」は昔からよくありますが、グラボ由来のブラックスクリーンがここまで不特定多数で確認されるのは稀ですね。

ちなみに「DARK SIDE OF THE GAMING」など複数のテックメディアによれば、RTX 3080/3070などのAmpere世代や、RTX 2080/2060などのTuring世代でも再現性ありとしています。

問題は一部の最新モデルだけではなく、広範囲にわたるドライバー互換性の問題である可能性が出てきていることですね。旧世代のユーザーにも影響があるので結構深刻です。

原因は未特定、しかし複数の要因が絡む可能性

現在のところ、NVIDIA公式から明確な原因や対応策は発表されていません。しかし、以下のような技術的な要因が複雑に絡んでいると見られています。

・572.xxドライバーの内部におけるGPUクロック制御のバグ
・UEFI(BIOS)設定との非互換性
・一部のモニター/ケーブルとの相性問題(特にDisplayPort)
・ハードウェアアクセラレーション機能との衝突
・Resizable BAR(リサイザブルバー)の有効化による不具合

また、最近のドライバーはDLSS 3やFrame GenerationなどのAI技術へ最適化を進める一方で、旧世代GPUとの調整が後手に回っていると指摘されています。

グラボの機能が増えすぎたことで、ドライバーが対応しづらくなっているのかもしれないですね。

ユーザーが取るべき対策(今すぐできること)

安定版ドライバーへのロールバック

不具合が発生している572番台を避け、「566.45 Hotfix」または「566.36 WHQL」へのダウングレードを推奨。多くのユーザーがこのバージョンで安定動作を確認しています。

UEFI/BIOSの最新化

マザーボードメーカーから最新BIOSが提供されていれば更新を。とくにResizable BARやメモリ設定に関する改善が含まれている場合、不具合が緩和されることもあります。

電源プランとハード設定の見直し

・Windowsの電源プランを「高パフォーマンス」に設定
・PCI Expressの省電力設定を「オフ」にする
・DisplayPort→HDMIへの切り替えやケーブル交換も効果的

一時的にハードウェアアクセラレーションを無効に

Webブラウザ(Chrome、Edgeなど)やDiscordなどで「ハードウェアアクセラレーション」をOFFに設定。これでクラッシュ頻度が下がる事例もあります。

今後のアップデートと対処に期待

NVIDIAは過去にも同様の表示系トラブルに対し、ドライバーのHotfixやFirmware Update Toolなどで対応してきました。今回も次回以降のGame Ready DriverやStudio Driverにて修正が入ることが予想されます。

また、一部のユーザーからはNVIDIAのサポートに問い合わせたことで個別対応されたケースも報告されているため、もし深刻な症状が継続する場合は公式サポートへの相談も検討してみてください。

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PC修理の際にバックアップは必要か?

PCの不具合や故障が発生したとき、修理に出す前に「バックアップを取るべきか?」という議論がよくあります。ある方は「絶対にバックアップが必要」と主張し、また別の方は「不要」と主張することがありますよね。

現在は必ずしもバックアップが必要というわけではないようですが、バックアップをしておくことでリスクが減ることも確かです。

そこで今回は「バックアップは必要派」と「バックアップ不要派」の意見を整理し、それぞれの主張を比較してみたいと思います。

【バックアップ必要派の主張】

まず「必要派」の意見から見ていきましょう。個人的にはもっともだと思うものが多く、私もどちらかといえば必要派です。

データは修理中に消える可能性がある

修理ではストレージ(HDDやSSD)の交換やフォーマットが行われる場合があるため、データが失われるリスクがあります。

修理店によっては「データの保証はしない」と明記していることも多く、念のためバックアップを取っておくべきです。

予期せぬトラブルが起こることも

「修理作業中にストレージが破損した」「OSの再インストールでデータが消えた」など、意図せずデータが消えるケースもあります。

もし修理作業に問題がなくても、輸送時の衝撃や別のトラブルでストレージが読み取れなくなる可能性も考えられます。

個人情報や機密データの漏えい防止

バックアップを取ったうえでストレージを消去しておけば、修理業者に個人情報を見られるリスクを減らせます。

特に、仕事で使用するPCや個人情報が含まれるデータがある場合、自分でデータを管理するのが安全です。

ビジネス用途の場合で、クラウドへバックアップなどをとっていない場合はほぼ必須ですね。

【バックアップ不要派の主張】

次に不要派です。こちらはどちらかといえば「楽観的」ですね。

修理内容によってはデータが消えない

「ストレージに関係ない修理(ファン交換やバッテリー交換など)なら、データはそのまま残ることが多い」という意見があります。

現実的な問題として、ストレージの致命的な故障以外はデータがほとんど消えません。私も何度か修理に出したことがありますが、データはそのままでした。

データが消える可能性があるのは、以下3つですね。

  • ストレージ丸ごと交換(データにアクセス不可能)
  • マザーボードが故障してPC自体の起動が全くできない、BIOSにすらアクセスできない
  • 何らかの理由で初期化が必須の場合

ただし、大半の修理店では「データの保証」は行っていません。基本的には事前のバックアップをお願いされると思います。つまり自己責任ですね。

そもそもバックアップが難しい人もいる

「PCが故障して電源が入らない状態ではバックアップを取るのが困難」というケースもあります。

これは要・不要というよりも可・不可の問題なのですが、バックアップを取るのが難しいなら、修理業者にそのまま預けるしかありません。

修理が完了した後にデータにアクセスできることも非常に多いので、もう深く考えずに出すしかないですね。

修理業者によってはデータ保護の対応がある

一部の修理店では、「データ保持保証」や「ストレージを外して別のパーツのみ修理する」といった対応をしてくれる場合もあります。事前に修理店に相談すれば、バックアップを取らなくても問題がないことも。

バックアップは結局必要です

個人的には「基本的にはバックアップを推奨」します。

実際問題として修理に出してもデータが消えず戻ってくるケースは非常に多いですが、「保証」されることはまずありません。

現在はクラウドへのバックアップや大容量の外部メディア(SSDなど)も簡単に利用できますので、バックアップはこまめにとっておいても損はないですね。

「ちょっと調子がおかしいな?」のタイミングですぐにバックアップする、という程度でも十分です。修理では「データの保証がされない」という点を念頭に置いておきましょう。

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MXMフォームファクターとは?ゲーミングノートPCや組み込み向けGPUの秘密

ノートPCのGPUは交換できないと思われがちですが、一部のモデルでは「MXM(Mobile PCI Express Module)」という規格を採用しており、GPUの交換やアップグレードが可能です。

今回は、MXMの仕組みや利点、課題、そして現在の市場動向について詳しく解説します。

MXMフォームファクターとは?

PCパーツの中でも、あまり知られていない規格の一つが「MXM(Mobile PCI Express Module)」です。

これは主にゲーミングノートPCやワークステーション向けのGPUとして使用される、交換可能なモジュール式のグラフィックカードの規格です。

通常のデスクトップ向けPCIeスロットに挿すGPUとは異なり、コンパクトな基板にGPUとVRAMを搭載し、ノートPCや小型デバイスのマザーボードに直接装着できるようになっています。

MXMの最大の利点は、GPUの交換やアップグレードが可能な点です。一般的なノートPCでは、GPUがマザーボードに直接ハンダ付けされており、ユーザーが交換することはほぼ不可能です。

しかし、MXMモジュールを採用したノートPCであれば、互換性のあるGPUに交換することでグラフィック性能を向上させることができます。

特に、プロフェッショナル向けワークステーションやハイエンドゲーミングノートPCにおいて、長期的なパフォーマンス維持やメンテナンスが楽になりますね。

グラボ交換がノートPCでもできる!という点は結構画期的ではないでしょうか。

MXMのバージョンと仕様

MXMにはいくつかのバージョンが存在し、初期のMXM 1.0から始まり、現在ではMXM 3.1が主流となっています。

バージョンによってピン数や電力供給能力、物理的なサイズが異なり、ハイエンド向けのMXMモジュールはサイズが大きく、より多くのVRAMを搭載可能です。

たとえば、NVIDIAのRTXシリーズの一部モデルにはMXM版が存在し、ノートPCや組み込み機器に搭載されることがあります。

MXMの普及が進まない理由

しかし、MXMモジュールの普及はまだまだという状況です。理由は、メーカーごとにカスタマイズされたMXMスロットの設計が多く、標準化されているとはいえ完全な互換性が保証されていないから。

また、ノートPCメーカーは軽量化やコスト削減のために、ハンダ付けされたdGPU(ディスクリートGPU)を採用する傾向が強くなっており、交換可能なMXMモジュールの採用は徐々に減少しています。

一方で、産業用PCや医療機器、軍事用途などでは、MXMモジュールの採用が根強く続いています。これらの分野では、長期間にわたるメンテナンス性やアップグレードの容易さが求められるため、モジュール式のGPUが重宝されています。

また、小型ワークステーションや組み込みシステム向けの専用GPUとして、特定用途向けのMXMモジュールが開発されることもあります。

縮小傾向だが復活の可能性も

近年では、外付けGPU(eGPU)ソリューションやノートPC向けのハンダ付けGPUの進化により、MXMモジュールの市場は縮小傾向にあります。

それでも、一部のハイエンドゲーミングノートPCや特殊用途向けシステムでは、交換可能なGPUの利便性を求めるユーザーが一定数存在します。

MXMモジュールの将来は不透明ですが、ノートPC派が増えていることもあり、グラボの交換需要は旺盛なはず。何かの機会に復活する可能性は大いにあります。

MSMは、一般のPCユーザーにはあまり馴染みがないものの、アップグレード可能なノートPCや産業向けシステムにとって価値のある技術です。

もしゲーミングノートPCのGPUを交換したいと考えているなら、MXM対応モデルを選ぶことで将来的なアップグレードの選択肢が広がるかもしれません。

ただし、互換性の問題や入手性の悪さもあるため、事前のリサーチは必須です。

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NVIDIAのグラボ購入が審査制に?「Verified Priority Access」とは

グラボは高騰しているだけでなく、品薄状態が続いています。特にNVIDIAのRTX50シリーズは転売目的での購入者が増えたせいなのか、手に入りにくいですよね。

こうした状況に対応すべく、NVIDIAが「審査制の購入制度」を開始しました。その制度とは「Verified Priority Access」と呼ばれるもの。

いったいどんな制度で、日本でも適用されるのでしょうか。

「Verified Priority Access」とは

NVIDIAのVerified Priority Access(VPA)は、GeForce RTXシリーズの新しいグラフィックカードを購入したいユーザー向けの優先購入プログラムです。

主に、正規のゲーマーやクリエイターが転売業者に買い負けないようにするための仕組みとして導入されています。

Verified Priority Accessの概要

1. 目的

・RTX 50シリーズの転売阻止

2. 参加資格

・2025年1月30日6時(米国太平洋時間)以前に作成されたNVIDIAアカウントをもっているユーザー

3. 購入プロセス

・本プログラムの専用フォームから申し込み、同社の審査を受ける
・審査が通過したユーザーにはメールで購入に関する案内が届く

今回はRTX50シリーズに特化した購入プログラムのようですが、今後も新しいグラボが出るたびに実施される可能性があります。

NVIDIAのアカウントは作っておいたほうがいいかもしれないですね。

Verified Priority Accessのメリット

このプログラムのメリットは以下3点です。

・転売業者(BOT)対策
・正規ユーザーが優先的に購入できる
・公式ルートで購入できるため安心

近年は人気のあるデバイスをBOTで自動購入するユーザーが増えています。例えば、iPhone13シリーズが出た時も熾烈な購入争いが発生しました。

国によっては「ただ新品を買って売るだけ」で利益が出てしまうので、転売ヤーの標的になってしまうのです。

必然的に「本当に必要なひと」にはいきわたらず、価格も無駄に高騰します。こうした弊害を防止することで、我々普通のPCゲーマーも安心してグラボを買えるようになるわけです。

一方でデメリットとしては、

・誰でも参加できるわけではない(任意の時期以前にアカウントを作っておく必要がある)
・招待されても在庫保証はない
・日本での対応状況が不明確(地域による差がある可能性)

などが挙げられます。特に日本で実施されるかは未定です。今回の措置は米国向けなので、今後日本にも波及する可能性はあるでしょうが…。

どうしても本国が優先されますからね。ただし、実施されれば価格が落ち着く可能性もあるので、ここは静観して待ちましょう。

審査制は面倒だが安定供給のためには我慢するしかない

スマホではアイフォンが実質審査制のようになることがあります。過去の購買履歴をチェックされるわけです。

NVIDIAのグラボも同じようになるとすれば、ちょっと、いやかなり面倒ですね。しかし異常な高騰と品薄を解消するためには仕方のないことなのでしょう。

今後も同様の処置が出ることを考え、NVIDIAのアカウントは作っておいたほうがいいかもしれません。

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グラボは後から買う!GPUなしでも拡張可能なゲーミングPCの選び方

ゲーミングPCを購入するとき、最新のグラフィックボードを搭載したモデルを選びたくなります。しかし、現在のグラボ価格は高騰しており、予算内で理想の構成を組むのが難しい状況です。

そんなときは「グラボなしのPCを購入し、後からGPUを追加する方法」を検討してみましょう。将来的にグラボを搭載しやすいPCを選べば、無駄なコストをかけずにアップグレードが可能です。

今回は適切なPCの選び方や、ビジネスPCを活用する方法について詳しく解説します。

グラボを受け入れやすいPCの条件とは?

グラボを後から追加するには、最初に選ぶPCの仕様が重要です。

どんなPCでもグラボが搭載できるわけではなく、電源容量、PCIeスロット、ケースの内部スペースなど、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

電源容量(W数)

グラボは消費電力が大きいため、電源ユニット(PSU)の容量が十分でなければ動作しません。

例えば、GTX 1660 Superなら450W、RTX 3060なら550W以上の電源が推奨されます。RTX 3070以上のハイエンドGPUを追加する予定なら、750W以上の電源を選んでおくと安心です。

80 PLUS認証のある電源ユニットを選ぶと、安定した電力供給が可能になります。ちなみにRTX4070Ti Superクラスでも800Wで余裕があるので、不安な方は800Wを積んでおくといいですね。

PCIeスロットの確認

グラボは、マザーボード上のPCI Express(PCIe)スロットに接続して動作します。一般的なゲーミングPCなら、PCIe x16スロットが1つ以上搭載されています。

しかし、メーカー製の小型PCやビジネス向けPCでは、スロットの種類や配置が制限されている場合があります。購入前に、PCIe x16スロットの有無と、他の拡張スロットとの干渉がないかを確認しましょう。

ケース内部のスペース

ハイエンドなグラボは長さが300mmを超えるものもあり、ケース内のスペースが不足すると取り付けできません。

特に、小型のミニタワーやスリムケースでは、グラボが物理的に入らないことがあります。購入時に、ケースの拡張性やグラボの最大対応サイズをチェックすることが重要です。

また、グラボを搭載すると内部のエアフローが変わるため、十分な冷却性能を確保できるかも考慮する必要があります。

グラボの周辺があまりにも密になりすぎていると、熱気がこもってサーマルスロットリング(高熱による性能低下)を引き起こすからです。

特にグラボの下側(PCの底面側)に余裕があるかはしっかりチェックしておきましょう。

内蔵GPUでしばらく運用するのはアリ?

グラボなしの状態でも、最近のCPUに搭載されている内蔵GPUは意外と高性能です。

IntelのIris Xe や AMD Radeon Graphics(Ryzen Gシリーズ) を搭載したPCなら、軽量なゲームは快適に動作します。

例えば、「VALORANT」や「League of Legends」は、フルHD解像度で60FPS以上を維持できます。「Minecraft」や「Stardew Valley」などのインディーゲームも問題なくプレイ可能です。

動画編集や画像処理も、軽い作業なら内蔵GPUで十分こなせます。グラボを買うタイミングを待ちながら、まずは内蔵GPU環境でPCを運用するのも一つの方法です。

ビジネスPCにグラボを搭載するという選択肢

ゲーミングPCを購入しなくても、ビジネスPCをベースにグラボを増設するという方法があります。

ビジネスPCは中古市場で安価に入手できるため、コストを抑えつつゲーミング環境を構築できます。ただし、すべてのビジネスPCがグラボに対応しているわけではありません。

拡張性のあるビジネスPCを選ぶ

ビジネスPCの中でも、タワー型のモデル(HP Zシリーズ、Dell OptiPlex など)は拡張性が高く、グラボを増設しやすいです。

スリム型のPCは、ロープロファイル(Low Profile)の小型グラボしか搭載できないため、注意が必要です。

ロープロ版のRTX3050などもありますが、そもそもロープロ版はミドルレンジ以上のグラボでは発売されません。

電源の交換が必要な場合も

ビジネスPCは省電力設計のため、搭載されている電源ユニットの容量が小さいことが多いです。標準の電源が250W=300W程度だと、消費電力の大きいグラボを動作させるのは難しくなります。

また、電源が汎用品ではない独自仕様の場合や長方形のタイプであると、高容量電源との交換自体が不可になります。正方形の汎用的なATX用電源が積んであるかをチェックしましょう。

知識されあればゲーミングPCは安く手に入る

グラボなしのPCを購入して後からGPUを追加する方法は、コストを抑えつつゲーミング環境を構築する賢い選択肢です。

電源容量、PCIeスロットの有無、ケースの内部スペースを考慮して拡張しやすいPCを選びましょう。

また、「ビジネスPCを活用してグラボを増設する」という選択肢も視野に入れることで、より安価にゲーミング環境を整えることができます。

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