コラム

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今だから知っておきたい「OLED&量子ドット」のメリット

「モニターを変えただけで、ゲーム体験が劇的に変わる」と語るゲーマーは意外と多いです。

中でも「OLED(有機EL)」と「量子ドット(Quantum Dot)」は、次世代の映像表現を支える二大技術として注目され、実際に使用している方からの評判も上々。

今回は、OLEDと量子ドットそれぞれの仕組みやメリット、従来技術との違い、そして両者が融合することでゲーミングモニターがどのように進化するのかを、PCゲーマー視点で解説していきます。

OLEDとは何か?

OLED(有機EL)は、自己発光型のディスプレイ技術です。

液晶ディスプレイのようにバックライトを必要とせず、各画素が自ら光を放つ構造をしています。このため、「真の黒」を表現でき、コントラスト比が非常に高いことが最大の特長です。

また、発光素子が極めて薄いため、軽量かつ応答速度も非常に高速です。画面全体が暗い場面や夜間のゲームシーンでは、黒の沈み込みや光漏れのない映像表現が可能となり、没入感が格段に向上します。

一方で、焼き付きや輝度面での課題も指摘されてきましたが、近年の技術進歩により、弱点も徐々に克服されつつあります。

量子ドット(quantum dot (QD)とは?

量子ドットとは、ナノメートル単位の極小の半導体粒子です。光を受けると特定の波長の光を放つ性質を持っています。

この性質を利用して、モニターの色表現を飛躍的に向上させる技術が「量子ドットディスプレイ」です。

特に青色LEDバックライトとの組み合わせで使われることが多く、従来の液晶よりも高い色純度と広い色域を実現します。

より自然で鮮やかな色彩が得られ、映像やゲーム内の微細なカラートーンを忠実に再現できる点が強みですね。

量子ドットは、OLEDと異なり自己発光ではありませんが、色再現性の面では最先端の技術といえます。

OLED+量子ドットで何が変わるのか?

最新のゲーミングモニターでは、OLEDに量子ドット技術を組み合わせた「QD-OLED(量子ドット有機EL)」というアプローチが主流になりつつあります。

この組み合わせでは、OLEDの自己発光による高コントラストと高速応答、そして量子ドットによる正確で鮮やかな色再現を同時に実現することができます。

もっと簡単に言うと「より広い色域と明るさを保ちながら、暗部の描写力やダイナミックレンジが飛躍的に向上」しています。

特にHDR対応ゲームでは、光と闇のバランスが絶妙になり、制作者の意図した映像美をそのまま体験できるようになります。

また、量子ドット層がOLEDの発光効率を補完することで、従来のOLEDよりも明るい画面を実現しつつ、焼き付きリスクも低減。まさにゲーマーのための次世代ディスプレイといえるでしょう。

ゲームプレイにおける体験の質が変わる

QD-OLEDモニターを使用することで、ゲームにおける視認性や反応速度が大きく変わってきます。

暗い場所に潜む敵をいち早く発見できたり、細かな光の表現によってゲームの世界観により深く入り込めたりと、単なる「画面の良さ」を超えた体験が得られます。

競技志向のFPSプレイヤーにとっては、0.1秒を争う場面で視認性を上げるでしょう。

また、RPGやアドベンチャーゲームにおいても、グラフィックの美しさが没入感を引き上げ、物語への感情移入を後押しします。

つまり、QD-OLEDはジャンルを問わず、あらゆるゲーマーにとって有利な選択肢となりそうですね。

これからのディスプレイ選びに必要な視点

OLEDと量子ドット、それぞれが持つ強みは、これまで個別に語られることが多くありました。

しかし、両者を融合させたQD-OLEDの登場により、PCモニターは性能と表現力の両面で新たな次元へと到達しつつあります。

単なる「高画質」や「高リフレッシュレート」だけでなく、画面そのものの品質が飛躍的に向上しているからです。

ゲーミングの世界で、より深く、より速く、より鮮やかに戦いたいなら、「OLED&量子ドット」は見逃せない選択肢かもしれません。

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CPUの「複数のコア」はどのように動いているのか?

PCのコアは4~6以上が当たり前になりましたよね。では、この複数のコアは一体どのように動作して、どんな効果をもたらすのでしょうか?

今回は、CPUとコアの基本的な仕組みを解説しなあら、「コアが増えることでパフォーマンスが向上する理由」をおさらいしてみたいと思います。

CPUとコアの基本的な仕組み

まずCPUについておさらいです。CPUは、計算処理、データの移動、メモリとのやりとりなど、コンピュータ全体の処理を司ります。

一方、「コア」とは、CPU内で命令を処理するための独立したユニットを指します。

最初の頃のCPUは、1つのコアのみを持っていましたが、現在のCPUでは複数のコアを搭載しており、これを「マルチコア」と呼びます。

例えば、デュアルコア(2つのコア)、クアッドコア(4つのコア)など、様々なコア数のCPUが存在します。

各コアは個別に命令を実行できるため、複数の処理を同時に行うことが可能です。これにより、コンピュータはより効率的かつ高速に動作します。

コアが増えると性能が良くなる理由

では、コアが増えるとなぜ性能が良くなるのか、という点についてもう少し具体的に見ていきましょう。

複数のコアが存在することでパフォーマンスが向上する理由は、下記4つにまとめられます。

並列処理の能力が向上する

CPUのコアが増えることで、並列処理の能力が向上します。並列処理とは、複数の作業を同時に進めることです。

1つのコアで順番に処理を行う「直列処理」に対して、複数のコアは独立して動作するため、複数の作業を並列に処理できるのです。

例えば、クアッドコア(4コア)CPUを搭載した場合、4つの作業を同時に進めることができるため、全体の処理時間を大幅に短縮できます。

複数のアプリケーションを同時に開いている場合でもスムーズに動作するのは、この並列処理があるからです。

マルチスレッド処理への対応

ソフトウェアやプログラムは、複数の「スレッド」という小さな処理単位に分けて処理を進めることができます。

現代のアプリケーションやゲームは、マルチスレッド対応が進んでおり、複数のスレッドを同時に処理することが求められます。

複数のコアを持つCPUでは、これらのスレッドをそれぞれのコアに割り当てて同時に処理できるため、処理能力が格段に向上します。

特に重い処理(動画編集や3Dレンダリングなど)ではマルチコア・マルスレッドが非常に大きい効果を発揮します。

まあもっと単純に「CPUという作業場の中に、熟練の職人が何人いるか」と考えても良いでしょう。熟練の職人=複数の作業(スレッド)を処理できるコアです。

コア間の負荷分散

複数のコアがあることで、負荷を分散させられる点も見逃せないですね。

例えば、1つのコアだけで全ての処理を行う場合、そのコアに負担がかかり過ぎて処理が遅くなったり、熱暴走を起こしたりする可能性があります。

一方マルチコアのCPUでは、各コアが処理を分担するため、負荷が均等に分けられます。長時間の使用でも「処理が渋滞」することがなく、安定した動作が可能になります。

より高速なデータ処理

CPUのコアが増えるとより多くのデータを同時に処理できるため、処理スピードが向上します。

例えば、ゲームや高解像度の映像を扱うソフトウェアでは、大量のデータをリアルタイムで処理しなくてはなりません。

複数のコアを持つCPUは、大容量で複雑なデータ処理を分担し、リアルタイムでの高速処理を可能にします。

ゲーミング用途なら最低4コア以上は欲しい

CPUの「コア」とは、コンピュータの処理を担当する独立したユニットで、複数のコアを搭載することでコンピュータのパフォーマンスが大きく向上します。

コアが増えることで並列処理が可能になり、複数の作業を同時に効率よく進められるからです。

特に、マルチスレッド対応のソフトウェアを使用する際には、複数のコアの恩恵が顕著に現れます。現代のPCではマルチコアCPUが不可欠ですね。

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大半のネトゲがすぐに「過疎る」のは何故か?

多くのネットゲームでは、サービス開始直後は賑わっていたのに、数か月後には「過疎った」と感じる声が目立つことがあります。

しかし、その現象には実は単純な理由だけではなく、ゲーム特有の構造的な背景が存在します。

本記事では、なぜ大半のネトゲがすぐに過疎るように見えるのか、そのメカニズムについて整理していきます。

そもそも初期マップに集中する黎明期が特殊である

ネットゲームがサービスを開始した直後は、すべてのプレイヤーがほぼ同じ進行度でスタートします。

初心者向けの初期マップに大量のプレイヤーが集まり、どこへ行っても人の姿が見える状態ですよね。まずこの状態が特殊です。

初期マップにプレイヤーが集中している黎明期こそが、ネットゲームにおいて最も「賑わっている」と感じやすい時期であり、多くの人はこの時のイメージを基本とします。

しかし、これは一時的な現象であり、長く続くものではありません。

プレイヤーが成長すると居場所は分散する

プレイヤーはゲームを進めるにつれて、レベルが上がり、行ける場所や挑戦できるコンテンツが増えていきます。

当然、初心者エリアに留まる必要がなくなり、それぞれが自分の進行度に合わせたマップやダンジョンへ移動していきますよね。

この「成長による自然な分散」が、初期マップで感じた賑わいを薄れさせ、過疎感を覚える一因になるわけです。

コンテンツとゲーム進行度の多様化で分散する

現代のネットゲームは、単にレベル上げをするだけではありません。

PvP、ハウジング、クラフト、レイドなど、プレイヤーが選ぶ遊び方は多様化しています。

また、メインストーリーを進める人もいれば、サブクエストに没頭する人もおり、プレイスタイルが細かく分かれていきます。

このコンテンツの多様化がさらにプレイヤーの行動範囲を広げ、それぞれ異なるエリアやインスタンスに散らばる結果を生みます。

結果として同じマップに留まる人が減り、「人がいない」と錯覚しやすくなってしまうのです。

過疎っているように見えるゲームの特徴

ということで、私なりに「過疎っているように見えやすいゲームの特徴」をまとめてみました。

フィールドが広い

まずこれですよね。フィールドが広くマップの種類が多いと、どうしても過疎って見えやすくなります。

大規模なMMO RPGに多いのですが、ゲーム開始から時間がたつほどに、プレイヤーは活動時間帯もレベルもバラバラになっていくので、各マップに散らばります。

さらにアップデートでマップが追加されていくと、どんどん1マップあたりの人口は薄まっていき、さらに過疎感が強まると。

こうした「疑似的な過疎感」を防ぐかのように、広大なマップを作らないゲームも増えました。人口密度を意図的に高めることで、賑わいを演出するわけですね。

MOコンテンツが豊富

近年はMMOよりもMO(少人数の同時参加型)なコンテンツが人気です。バトロワ系もそうですし、モンハンなんかもいわゆるMOに属します。

しかし、MO的なコンテンツが増えていくと、プレイヤーは自分が好きなコンテンツに時間を割くようになり、人口が分散します。

さらにMOタイプのコンテンツはインスタンスとして提供されるので、参加中は一般のフィールドやマップにいません。

したがって、MOコンテンツに集中するプレイヤーが多ければ多いほど、過疎感が出てしまいます。実際には熱心なプレイヤーが多いのですけどね。

ソロコンテンツが多い

こちらも重要ですね。近年は無駄なコミュニケーションを避けて快適に遊べる「ソロ指向」なコンテンツが増えました。

しかしソロで遊べてしまうということは、他者を必要とせず、プレイヤー間のつながりは希薄になります。

実際にはプレイヤーが多くても、自分の感覚としては「つながり」がないので過疎と感じてしまいやすいのです。

良ゲーほど過疎っているように見える

ここで挙げた特徴は、実は「良ゲー」と呼ばれるタイトルの特徴でもあります。つまり、良質なゲームほど過疎感が出やすいのです。

重要なのは、「目の前のマップに人が少ない」という印象だけで過疎を判断しないということでしょうね。

プレイヤーたちは今もどこかでアクティブに活動しているかもしれませんし、別のサーバーやインスタンスにいる可能性もあります。

また、時間帯やコンテンツの開催状況によって、人の集まり方は大きく変わります。

単一のエリアを見て「過疎った」と結論づけるのではなく、ゲーム全体の人口推移やゲーム外のコミュニティ(DiscordやSNSなど)もチェックしたいですね。

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「まだ使える」から早5年。GTX1060の本当の寿命とは

2016年に登場し、数々のゲーマーに愛されたグラフィックボード「GTX 1060」。「まだ使える」と言われ続けて早5年が経過しましたが、果たして今も現役で通用するのでしょうか?

そこで今回はGTX 1060の登場背景や現在の立ち位置、そして主要なゲームタイトルを踏まえた「本当の寿命」について解説します。

GTX 1060の発売年と立ち位置

GTX 1060は、2016年7月にNVIDIAから発売されました。

当時は「ミドルクラス最強」とも言われ、価格と性能のバランスに優れたカードとして圧倒的な人気を誇りました。

ライバルはAMDのRadeon RX 480で、1080pゲーミングにおいてはGTX 1060の方が若干優位と評価されることが多かったです。

特にVR Readyへの対応や省電力性能も高く、当時の“コスパ番長”的存在でした。

現在(2025年)との相対性能

2025年現在、GTX 1060はもはや「エントリークラス」に位置づけられる存在となっています。

性能面では、おおよそGTX 1650 SUPER?RTX 3050未満に相当し、最新世代(RTX 4000番台以降)とは2世代分の差があります。

また、DirectX 12の一部機能やDLSSなどの最新技術には非対応であり、対応ゲームではパフォーマンスに大きな差が出る場面もあります。

主なゲームの推奨スペックとの比較

以下は、2025年における代表的なPCゲームとその推奨GPUスペックです。

ゲームタイトル/推奨GPU/GTX 1060でのプレイ可否(1080p)

・Cyberpunk 2077 2.0/RTX 2060/低設定なら可、FPSは30前後
・Palworld/GTX 1660orRX 590/中設定で可、安定性やや不安定
・Apex Legends/GTX 970orR9 290/中設定なら問題なし
・Valorant/Intel HD 4000以上/快適(十分な性能)
・Starfield/RTX 2080 or RX 6800 XT/不可に近い(設定極限まで下げても厳しい)

Valorant以外は結構厳しい感じですね。低~中設定ならなんとかというイメージでしょうか。

軽量・中量級のゲームにはまだ対応可能ですが、最新の重量級ゲームはほぼ限界を迎えていると言えます。

GTX 1060はあと何年使えるのか?

結論から言えば、2025年時点で「あと1~2年」が限界と考えるのが妥当です。

特に以下の条件に当てはまる場合は、2026年中の買い替えを強く推奨します。

・新作ゲームを中設定以上で快適に遊びたい
・WQHDや4Kでのゲーミングを視野に入れている
・DLSSやRay Tracingなど最新技術を試したい

逆に、以下のようなケースならもう少し使い続けても問題ありません。

・軽量なゲーム(例:Valorant、Minecraft、Indie系)中心のプレイスタイル
・フルHDかつ低~中設定でも満足できる
・画質よりもコスパ重視

とはいえ、今後のゲームはRTX系以上のGPUを前提に作られる傾向が強まっており、「対応はしているが快適ではない」状況が加速することは避けられません。

名機GTX1060からの卒業は2026年までに

GTX 1060は、2016年の発売から現在に至るまで多くのユーザーに支持されてきた名作グラボです。

しかし、2025年の今となっては性能面・技術面ともに世代遅れとなり、「まだ使えるが、明確な限界が見えてきた」というのが実態です。

特に最新ゲームを快適にプレイしたい方や、グラフィック技術の進化を体感したい方には、2026年までをひとつの区切りとして買い替えを検討したいところ。

軽量タイトル中心であれば、もう2年くらいの延命も可能ですが、そろそろ中古市場に残っている個体の質も落ちてきていますからね。

価格が落ち着いているRTX4000シリーズなどへの移行を考えてみてください。

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ダブラー回路とは?VRMフェーズ数の見かけにだまされないための基礎知識

マザーボードのスペック表に「16フェーズ電源搭載」「20フェーズの強力VRM」といった表記がありますよね。

VRMフェーズ数は「多い」ほど良いとされています。実際に電力供給が安定し、オーバークロック耐性やCPUの動作安定性が高まることは事実。

しかし必ずしも“実フェーズ数”が記載されているわけではありません。なぜなら「ダブラー回路」でフェーズ数が上乗せされていることがあるからです。

今回はダブラー回路の仕組みと、それが採用されているマザーボードの特徴、購入時の注意点について詳しく解説します。

ダブラー回路とは?

ダブラー回路とは、VRMにおいて、1つのPWMコントローラーから出力される信号を“倍増”させ、見かけ上のフェーズ数を増やすための回路です。

「Doubler(ダブラー)」の名の通り、1つの信号を2つに分けて処理することで、物理的なフェーズ数よりも多く見せることができます。

具体的には、PWMコントローラーが8フェーズ出力しか対応していない場合、ダブラー回路を追加することで16フェーズ構成として動作させることができます。

こマザーボードのスペック表に「16フェーズ」と記載されていても、実際には8フェーズ×2の構造である可能性があるわけです。

なぜダブラー回路が使われるのか?

ダブラー回路は、コスト削減と設計の簡略化を目的として広く利用されています。

高性能なPWMコントローラーは多フェーズ出力に対応しているものの、価格が高く、基板設計も複雑です。

そのため、比較的安価な8フェーズ対応コントローラーとダブラー回路を組み合わせて、見かけ上のフェーズ数を増やす手法が一般的になっています。

特に、エントリー~ミドルクラス帯のマザーボードでよく採用されており、「〇〇フェーズ搭載!」とアピールされている製品の多くがダブラー回路搭載ですね。

ダブラー回路の技術的なデメリット

ダブラー回路を用いると、見かけ上はフェーズ数が倍になります。一方で、いくつかの技術的なデメリットも存在します。

応答速度の低下

ダブラーはコントローラー信号を2分割して交互に動かす仕組みのため、リアルタイムな電力変動に対する応答性が純粋な多フェーズ設計より遅くなります。

オーバークロック時や突発的な負荷変動時に、電圧の揺らぎが大きくなる可能性があるわけです。

発熱と効率

ダブラー回路を挟むことで変換効率がわずかに低下し、VRM部の発熱が増える傾向にあります。

冷却設計が甘いマザーボードの場合、VRM温度上昇によるCPU性能低下の要因となることもあります。

ダブラー回路採用マザーボードは避けるべき?

ここで気になるのが、「ダブラー回路を使っているマザーボードは買うべきではないのか?」という点です。

結論から言えば、用途次第ですね。

一般的なゲーム用途や通常利用であれば、ダブラー回路を採用していても全く問題ありません。

最近のVRM設計は進化しており、ダブラー構成でも十分な安定性と電力供給能力を備えています。

実際、多くのミドルクラスマザーボードはダブラー回路構成で、定格運用ならハイエンドCPUでも安定動作します。

一方で、ハイエンドCPUを使ったぎりぎりのオーバークロックや、長時間の高負荷作業(動画編集・エンコード・マイニングなど)を行う場合は、純粋な多フェーズ設計のマザーボードがおすすめですね。

応答速度や発熱耐性の差が、高負荷環境での安定性や寿命に影響を与える可能性があるためです。

ダブラー構成を見抜く方法

スペック表だけでは、ダブラー構成か純粋な多フェーズ構成かは判別しにくいことが多いです。

そこで、以下のポイントを確認すると見抜きやすくなります。

PWMコントローラーの型番

コントローラーが何フェーズ出力対応かを調べ、表記フェーズ数と比較する。

公式サイトやレビュー記事

一部のメーカーは、設計図やブロックダイアグラムでダブラーの有無を公開しています。

価格帯

1万円台後半~2万円前半のミドルクラス帯で「16フェーズ」「20フェーズ」と書かれている場合、ほぼダブラー構成と考えて差し支えありません。

ダブラーは悪ではない しかしこだわるなら純粋な多フェーズが吉

マザーボードのVRMフェーズ数は、必ずしも実フェーズ数ではないことがあります。その裏にあるのが、ダブラー回路という技術です。

ダブラー回路は、コストと設計の簡略化を目的とし、エントリー~ミドルクラス帯のマザーボードで広く採用されています。

応答速度や発熱面では純粋な多フェーズ設計に劣りますが、通常利用やゲーム用途では十分な性能です。

マザーボード選びにこだわるのであれば、スペック表のフェーズ数だけに惑わされず、その設計方式までチェックしてみてください。

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剛性は高い?低い?「ピラーレスケース」の実際のところ

近年、自作PC界隈でじわじわと人気を集めている「ピラーレスケース」。

その名の通り、フロントとサイドの境目にある角柱(ピラー)を取り除いたケース構造で、ガラスパネルが途切れなく繋がる美しいデザインが特徴です。

見た目のインパクトは抜群ですが、一方で「剛性が低いのでは?」「強度面で不安がある」といった声も少なくありません。

今回は、通常のPCケースと比較しながら、ピラーレスケースの実際の剛性や使用感を詳しく解説します。

ピラーレスケースとは何か?

ピラーレスケースとは、前面と側面のガラスパネルの間にピラー(縦の支柱)を設けない設計のPCケースです。

フロントとサイドのガラスがL字型にシームレスに繋がり、内部パーツの視認性が非常に高いことが特徴ですね。

通常のPCケースでは、前面と側面の間に金属製のフレーム(ピラー)があり、これがケース全体の剛性を担っています。

しかし、ピラーレスケースはその支柱を省略することで、デザイン性と内部の見やすさを最優先した構造になっています。

代表的な製品としては、Lian Li「O11 Dynamic」シリーズやHYTE「Y60」などが挙げられます。

通常ケースと比べた剛性の違い

では、実際にピラーレスケースと一般的なミドルタワーケースを比較して、剛性はどう違うのかを見ていきましょう。

まず、構造的な観点から言えば、ピラーレスケースは剛性面で不利です。

前面と側面のフレームが欠けているため、パネルを外した状態では、フレーム自体の“ねじれ”や“たわみ”を感じやすいのが事実です。

特に、サイドガラスを開けた状態でケースを持ち上げると、通常のケースよりもフレームが「しなる」感覚があります。

一方、ガラスパネルを装着してしまえば、構造物としての剛性はある程度回復します。

パネル自体がケースの一部として「面剛性」を担うため、組み上げ後のグラつきや不安定さはほとんど感じません。実際の家と同じですね。

柱のない家は、壁自体が構造の剛性を担っているので地震でも崩れません。なので「パネルを付けている状態」をベースとする剛性感は十分にあります。

ただし、持ち運びやメンテナンスでパネルの着脱を繰り返すと、通常ケースよりも歪みやすいかもしれません。

実際に、ピラーレスケースユーザーの中には、「パネルを外したまま動かしたら微妙に歪んだ」「フレームの角がわずかにズレた」という報告も散見されます。

このあたりはピラーレスだからと言うよりは「製品そのものの品質」のような気もしますが…。あまりにも安いケースはリスキーかもしれないですね。

実使用で剛性の違いは感じるか?

では、実際にピラーレスケースを使っていて、通常ケースと比べてどの程度剛性の違いを体感するのか。

私はLian Li O11 Dynamic XL(ピラーレス)を一時敵に使っていました。このケースはピラを脱着できるのでピラーレスと通常モードを併用できます。

まず、設置後の使用時に剛性の違いを意識する場面は、ほぼありません。デスク上で運用している限り、ケースが「たわむ」「揺れる」といった現象は起きないと言っていいでしょう。

むしろ気になるのは、ケースを動かすタイミングです。ピラーレスの場合、パネルを外して内部を掃除する際やケースを寝かせるときなどに、「あ、ちょっとフレーム柔らかいかも」と感じる瞬間がありましたね。

特にパネル未装着時は、フレーム自体のたわみを感じやすかったです。「持ち方に気をつけないと歪ませそう」という不安感がちょっとだけありました。

ただし、通常使用における安全性や耐久性に差を感じたことは一度もありません。重いGPUを搭載しても、ガラスパネルが正しく取り付けられていれば、フレームが曲がったり沈み込んだりすることはありませんでした。

剛性以外のメリット

剛性面でやや劣るとはいえ、ピラーレスケースにはそれを上回るメリットがあります。

まず、圧倒的に見た目が良いです。柱一本でここまで変わるか、というくらいにスタイリッシュになります。内部パーツが非常に映えるため、RGBライティングや美しい配線を楽しみたいユーザーには最適です。

また、開放的なレイアウトのおかげで作業性も結構高いですね。前面の柱がないので、斜め前から手を入れて作業する場合は非常にやりやすかったです。

パネルを外すのが面倒ですが、ケースファンの交換などはストレスフリーでした。

使う人を選ぶが「見た目重視」なら結構アリ

ピラーレスケースは、通常のPCケースと比べると構造的な剛性はやや低いのが事実です。

パネル未装着時や持ち運び時には、フレームのしなりや歪みやすさを感じることもあります。

しかし、パネルをしっかり取り付けた運用状態では、実使用で剛性不足を感じることはほとんどありません。

その代わりに得られる、美しいビルド映えと開放感あるレイアウトは、通常ケースでは味わえない魅力です。

「ケースを見せる」「配線美を楽しむ」「内部構造を常に眺めたい」という方にとって、ピラーレスケースは非常に魅力的な選択肢と言えます。

普通に設置した後の剛性は十分実用的ですし、検討対象に加えてみても良いのかもしれません。

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CPUの真の性能を引き出す鍵「VRMフェーズ数と電源設計」

自作PCやゲーミングPCでは、CPUやGPUの性能に目を向けがちです。

しかし、実はそのパフォーマンスを陰で支えている重要な存在がマザーボードであり、さらに言うならば「VRM(電源回路)」です。

VRMへの考え方次第で、マザーボード選びがかなり変わってきます。今回はVRMフェーズ数の意味や設計思想、マザーボード選びで注目すべきポイントを解説します。

VRMフェーズ数とは何か?

VRMフェーズ数とは、マザーボードの仕様表でよく見かける「16フェーズ」「20フェーズ」という表記。これはCPUに安定した電力を供給する「VRM」のフェーズ数です。

ちなみにVRMとは「Voltage Regulator Module」の略で、CPUやGPUに対して、必要な電圧に変換して安定供給するための電源回路です。

パソコンの電源から来る電圧は高すぎるため、そのままではCPUは動きません。そこで、VRMが電圧を低く・安定させて供給することで、パーツが正常に動作します。

もっとざっくり言うと、「CPUにとっての電気の調整弁」と捉えるとイメージしやすいです。

VRM(電圧調整回路)の電力供給を分担する回路の数のことです。
フェーズ数が多いほど、1つ1つの回路にかかる負荷が分散され、発熱が抑えられたり、電圧の安定性が向上したりします。
特に、高性能CPUやオーバークロック時に重要視されます。

また、VRMフェーズ数とはざっくり言えば、「CPUに電気を送るときの“チーム人数”」ですね。

人数(フェーズ数)が多いほど、1人あたりの負荷が軽くなり、安定して仕事(電力供給)ができる、というイメージです。

フェーズ数が多いほど、1つの回路にかかる負荷が分散され、発熱が抑えられ、電力供給が安定します。

フェーズ数だけでは語れないVRMの世界

一方で、「フェーズ数が多いほど良い(高品質)」というのは、半分正しく半分誤解でもあります。

近年のマザーボードには、実質的なフェーズ数を増やすため「ダブラー回路」を用いるケースが多いからです。ダブラー回路とは少ないコントローラーでフェーズ数を“見かけ上”増やすための回路。

ダブラー回路を使用し、数字上は20フェーズでも実際は10フェーズ×2という設計も存在します。このタイプのマザーボードは、変換効率や応答速度が純粋なダブラー回路なしの設計に比べて劣る場合もあります。

また、VRMの性能を決定づけるのはフェーズ数だけではありません。各フェーズで使用されるDrMOSやコンデンサ、チョークコイルといった部品の品質も非常に重要です。

高品質な部品を使用しているマザーボードは、フェーズ数が少なくても発熱が少なく、電力供給が安定しています。

多フェーズ派 vs 質重視派の論争

VRMフェーズ数については、自作PC界隈でたびたび議論になります。

「フェーズ数は多ければ多いほどいい」という派閥と、「数よりも部品品質と設計思想が大事」という質重視派に分かれることが多いです。私の知人でも両方の派閥がいますね。

実際に、同じCPUを異なるマザーボードで運用した際、発熱や消費電力、安定性に微妙な違いが現れることがあります。これはVRMの設計の違いだと言う意見が多いです。

普通に使っている分にはわからないのですが、数値で計測するとVRMフェーズ数の違いがはっきり出ます。

とはいえ、フェーズ数まで見るユーザーは少ないですし、実際に5フェーズ以上あれば不便はほとんどないですからね。自己満足と言われればそれまでなのですが…。

縁の下の力持ち「VRM」にも目を向けよう

CPUやGPUの性能ばかりに目を向けていると、見落としがちなVRM設計。しかし、その違いは高負荷時の安定性やオーバークロック耐性に直結します。

次にマザーボードを選ぶ際は、ぜひフェーズ数だけでなく、ダブラーの有無や部品品質までチェックしてみてください。

電源設計にこだわることで、PC全体のポテンシャルを最大限に引き出すことができるはずです。

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「HDDのフォーマット方法」最適なのはどれ?

新しいHDDを購入したときや、中古のHDDを再利用したいときに必ず行う作業が「フォーマット」です。

しかし、「クイックフォーマット」「通常フォーマット」「セクタチェック」など複数の方法が表示されますよね。どれを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

実は、フォーマット方法によって作業時間や安全性、データ消去の確実性に大きな違いがあります。今回は、代表的なHDDフォーマット方法と、それぞれの特徴・使いどころをわかりやすく解説します。

HDDフォーマットとは何か?

HDDフォーマットとは、ディスクの使用準備を整える作業のことです。

フォーマットを行うことで、HDD内にデータを保存するためのファイルシステム(NTFSやFAT32など)が作成されます。

フォーマットには大きく分けて物理フォーマットと論理フォーマットの2種類がありますが、私たちが実行するのは論理フォーマットです。

今回は、その中でも具体的な方法として以下の3つをご紹介します。

クイックフォーマット

特徴とメリット

クイックフォーマットは、最も手軽で短時間で終わるフォーマット方法です。Windowsの「ディスクの管理」やフォーマットメニューで、数秒~数分で完了します。

実際に行われている処理は、「ファイルシステムの構造を初期化し、過去のデータの「管理情報」を削除する」だけです。

データそのものは消去されずに見えなくなるだけなので、復元ソフトを使えば元の状態に戻ります。

デメリット

クイックフォーマットでは不良セクタ(物理的な欠損領域)のチェックは行われません。

中古HDDや長期間使っていなかったHDDをクイックフォーマットした場合、後から読み取りエラーが発生するリスクがあります。

通常フォーマット(フルフォーマット)

特徴とメリット

通常フォーマットは、ファイルシステムの初期化に加え、HDD全体の不良セクタチェックも同時に行う方法です。

Windowsでは、フォーマット時に「クイックフォーマット」のチェックを外すと、通常フォーマットが実行されます。

容量にもよりますが、数十分から数時間かかります。しかしHDDに物理的な問題がないかどうかを確認しながら初期化できるため、安全性と確実性重視の方にはおすすめです。

デメリット

時間が非常にかかる点が最大のデメリットですね。正直長いです。

また、過去にハードな使われ方をしたHDDでは不良セクタが多く、フォーマットが途中で失敗することもあります。

badblocksコマンド(Linux)

特徴とメリット

Linux環境でHDDの物理セクタチェックと書き込みテストを行う場合に使われるのが、badblocksコマンドです。

HDD全体に対してランダムデータの書き込みと読み取り検証を行い、不良セクタがあるかどうかを徹底的にチェックします。

中古HDDの状態確認や、重要なデータ保存前の検査として実行する方が結構いますね。ベテランの自作PCユーザーやサーバー管理者に利用されています。

デメリット

この方法は非常に時間がかかります。HDD容量が2TB以上の場合、数十時間単位での作業が必要になることも。

また、HDD内の全データが完全に消去されるため復旧は不可能です。

最も手軽でおすすめの方法は?

ここまで3種類のフォーマット方法をご紹介しましたが、どれが最もおすすめかは用途によって異なります。

新品のHDD → クイックフォーマットでOK

新品のHDDであれば工場出荷時に物理検査が行われているため、クイックフォーマットで十分です。

中古HDDや長期間放置HDD → 通常フォーマットを推奨

中古HDDや以前にエラーが発生したことがあるHDDでは、通常フォーマットを行い、不良セクタがないかを確認しておきましょう。長いですが我慢です。

信頼性最重視 → badblocksコマンド

仕事用バックアップや長期保存データ用HDDなど信頼性を最優先する場合は、時間がかかってもbadblocksコマンドでの全セクタ検査が最適です。

ただし一般的なPCゲーマーには不要だと思いますね。私の周囲でもここまでやる方はほとんどいなくなりました。

普通はクイック、古いHDDなら通常フォーマットでOK

HDDフォーマットには、「クイックフォーマット」「通常フォーマット」「badblocksコマンドによる徹底検査」と、複数の方法があります。

新品HDDや新しめのHDDならば、クイックフォーマットが最も手軽でおすすめです。

中古や不安要素のあるHDDでは、通常フォーマットを使いましょう。まあ、大半はクイックで十分だと思います。

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Nvidia製グラボのブラックスクリーン問題、古いモデルでも発生?

何かと話題の尽きないNvidia製のグラボですが、2025年になって「ブラックスクリーン」問題が発生しています。

いったいどのような問題で、どのグラボが対象なのでしょうか。

突如発生したブラックスクリーン問題とは

ここ数ヶ月、NVIDIA製のGPUを使用しているユーザーの間で、PC使用中に突然画面が真っ黒になり、操作不能になる「ブラックスクリーン現象」が相次いで報告されています。

とくに2024年後半以降に配信された572番台ドライバー以降で報告が多いようですね。最初はRTX 4000シリーズが中心とされていましたが、現在ではRTX 3000番台・2000番台の旧世代モデルにも被害が拡大しています。

ブラックスクリーン現象の症状と傾向

報告されている主な症状は以下の通りです。

・ゲーム中や起動直後に画面が突然真っ黒になり、信号が消失
・GPUファンが最大回転になり暴走状態に入る
・ハードリセット(強制再起動)しないと復旧できない
・発生タイミングがランダム(高負荷時に限らず、アイドル時でも)

あるユーザーはRTX 3080で『アサシン クリード シャドウズ』のベンチマーク中に発生し、以降ゲームが再起動できなくなるという深刻な事態に陥ったとか。

PCの「ブルースクリーン」は昔からよくありますが、グラボ由来のブラックスクリーンがここまで不特定多数で確認されるのは稀ですね。

ちなみに「DARK SIDE OF THE GAMING」など複数のテックメディアによれば、RTX 3080/3070などのAmpere世代や、RTX 2080/2060などのTuring世代でも再現性ありとしています。

問題は一部の最新モデルだけではなく、広範囲にわたるドライバー互換性の問題である可能性が出てきていることですね。旧世代のユーザーにも影響があるので結構深刻です。

原因は未特定、しかし複数の要因が絡む可能性

現在のところ、NVIDIA公式から明確な原因や対応策は発表されていません。しかし、以下のような技術的な要因が複雑に絡んでいると見られています。

・572.xxドライバーの内部におけるGPUクロック制御のバグ
・UEFI(BIOS)設定との非互換性
・一部のモニター/ケーブルとの相性問題(特にDisplayPort)
・ハードウェアアクセラレーション機能との衝突
・Resizable BAR(リサイザブルバー)の有効化による不具合

また、最近のドライバーはDLSS 3やFrame GenerationなどのAI技術へ最適化を進める一方で、旧世代GPUとの調整が後手に回っていると指摘されています。

グラボの機能が増えすぎたことで、ドライバーが対応しづらくなっているのかもしれないですね。

ユーザーが取るべき対策(今すぐできること)

安定版ドライバーへのロールバック

不具合が発生している572番台を避け、「566.45 Hotfix」または「566.36 WHQL」へのダウングレードを推奨。多くのユーザーがこのバージョンで安定動作を確認しています。

UEFI/BIOSの最新化

マザーボードメーカーから最新BIOSが提供されていれば更新を。とくにResizable BARやメモリ設定に関する改善が含まれている場合、不具合が緩和されることもあります。

電源プランとハード設定の見直し

・Windowsの電源プランを「高パフォーマンス」に設定
・PCI Expressの省電力設定を「オフ」にする
・DisplayPort→HDMIへの切り替えやケーブル交換も効果的

一時的にハードウェアアクセラレーションを無効に

Webブラウザ(Chrome、Edgeなど)やDiscordなどで「ハードウェアアクセラレーション」をOFFに設定。これでクラッシュ頻度が下がる事例もあります。

今後のアップデートと対処に期待

NVIDIAは過去にも同様の表示系トラブルに対し、ドライバーのHotfixやFirmware Update Toolなどで対応してきました。今回も次回以降のGame Ready DriverやStudio Driverにて修正が入ることが予想されます。

また、一部のユーザーからはNVIDIAのサポートに問い合わせたことで個別対応されたケースも報告されているため、もし深刻な症状が継続する場合は公式サポートへの相談も検討してみてください。

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PC修理の際にバックアップは必要か?

PCの不具合や故障が発生したとき、修理に出す前に「バックアップを取るべきか?」という議論がよくあります。ある方は「絶対にバックアップが必要」と主張し、また別の方は「不要」と主張することがありますよね。

現在は必ずしもバックアップが必要というわけではないようですが、バックアップをしておくことでリスクが減ることも確かです。

そこで今回は「バックアップは必要派」と「バックアップ不要派」の意見を整理し、それぞれの主張を比較してみたいと思います。

【バックアップ必要派の主張】

まず「必要派」の意見から見ていきましょう。個人的にはもっともだと思うものが多く、私もどちらかといえば必要派です。

データは修理中に消える可能性がある

修理ではストレージ(HDDやSSD)の交換やフォーマットが行われる場合があるため、データが失われるリスクがあります。

修理店によっては「データの保証はしない」と明記していることも多く、念のためバックアップを取っておくべきです。

予期せぬトラブルが起こることも

「修理作業中にストレージが破損した」「OSの再インストールでデータが消えた」など、意図せずデータが消えるケースもあります。

もし修理作業に問題がなくても、輸送時の衝撃や別のトラブルでストレージが読み取れなくなる可能性も考えられます。

個人情報や機密データの漏えい防止

バックアップを取ったうえでストレージを消去しておけば、修理業者に個人情報を見られるリスクを減らせます。

特に、仕事で使用するPCや個人情報が含まれるデータがある場合、自分でデータを管理するのが安全です。

ビジネス用途の場合で、クラウドへバックアップなどをとっていない場合はほぼ必須ですね。

【バックアップ不要派の主張】

次に不要派です。こちらはどちらかといえば「楽観的」ですね。

修理内容によってはデータが消えない

「ストレージに関係ない修理(ファン交換やバッテリー交換など)なら、データはそのまま残ることが多い」という意見があります。

現実的な問題として、ストレージの致命的な故障以外はデータがほとんど消えません。私も何度か修理に出したことがありますが、データはそのままでした。

データが消える可能性があるのは、以下3つですね。

  • ストレージ丸ごと交換(データにアクセス不可能)
  • マザーボードが故障してPC自体の起動が全くできない、BIOSにすらアクセスできない
  • 何らかの理由で初期化が必須の場合

ただし、大半の修理店では「データの保証」は行っていません。基本的には事前のバックアップをお願いされると思います。つまり自己責任ですね。

そもそもバックアップが難しい人もいる

「PCが故障して電源が入らない状態ではバックアップを取るのが困難」というケースもあります。

これは要・不要というよりも可・不可の問題なのですが、バックアップを取るのが難しいなら、修理業者にそのまま預けるしかありません。

修理が完了した後にデータにアクセスできることも非常に多いので、もう深く考えずに出すしかないですね。

修理業者によってはデータ保護の対応がある

一部の修理店では、「データ保持保証」や「ストレージを外して別のパーツのみ修理する」といった対応をしてくれる場合もあります。事前に修理店に相談すれば、バックアップを取らなくても問題がないことも。

バックアップは結局必要です

個人的には「基本的にはバックアップを推奨」します。

実際問題として修理に出してもデータが消えず戻ってくるケースは非常に多いですが、「保証」されることはまずありません。

現在はクラウドへのバックアップや大容量の外部メディア(SSDなど)も簡単に利用できますので、バックアップはこまめにとっておいても損はないですね。

「ちょっと調子がおかしいな?」のタイミングですぐにバックアップする、という程度でも十分です。修理では「データの保証がされない」という点を念頭に置いておきましょう。

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