PDFの編集はメーカー純正でサブスクリプション方式のAdobe Acrobatが王道ですが、他にも市販の安価な互換ソフトウェアが流通しています。しかし互換ソフトウェアでできるPDF編集には制限も多く、Adobe Acrobatほどの編集能力がない場合が珍しくありません。
そのためPDF編集ソフトウェア選びは難しく、一定額の出費は不可欠でしたがオンラインでAdobe Acrobatの機能を試せるサービスが登場し状況が大きく変わりつつあります。
そこで今回は無償でPDF編集が可能なAdobe Acrobat オンラインサービスについてご紹介します。
テキスト入力や注釈の編集は無制限に編集可能
PDFの編集で需要が多い作業はテキスト入力や注釈の追加や削除ですが、Acrobat オンラインサービスでは無制限に行うことが可能です。
Acrobat ならではの直感的な操作で誰でもPDF編集できるメリットは絶大であり、何より無償で出来る点が普段PDF編集を行わないユーザーにとって嬉しいところです。唯一、サービスにログインすることが条件ですが、アカウント作成は費用もかからず新規に取得する際も時間はほとんどかかりません。
PDFからOfficeファイルへの変換やPDFのページ編集、PDF圧縮は一日1回まで
受け取ったPDFデータをベースに新たな資料を作成するときに便利なのがファイル変換機能であり、Adobe Acrobatの目玉機能の一つですが、Adobe Acrobat オンラインサービスでも実際に試用可能です。
他にもPDFデータのファイルサイズ圧縮機能も使えるため、PDF送受信時のパケット節約やメール添付時のファイルサイズ制限回避といったシーンで活躍します。
これらの機能は24時間ごとに1回しか操作できませんが、他のパソコンからのアクセスやアカウントを切り替えればいくらでも操作できます。
PDFはファイルサイズが100Mbyte以下、一部機能では100ページまでしか扱えない制限あり
Adobe Acrobat オンラインサービスはファイルを一度Adobeのクラウドストレージへアップロードして編集する関係でファイルサイズに制限があります。
扱える最大容量は100Mbyteまでで、ページ数が多い・画像など高解像度コンテンツが多いPDFは事前に分割する必要があります。ページの並び替えや向きの修正は100ページ未満のPDFファイルだけ可能となっており、全ての機能を使い倒すには難しい仕様とも言えます。
まとめ
Adobe Acrobat オンラインサービスはAcrobatのWEB体験版という位置づけであり、機能制限が各所に見受けられますがひな形へのテキスト入力など、基本的な使い方なら無制限に編集可能な点が魅力的なサービスです。
PDFの本格的な編集には回数制限やファイルサイズの制限がありますが時々PDF編集が必要になるレベルなら十分実用的です。市販の互換ソフトウェアはコストパフォーマンス面で優れない製品も多いため、安易に互換ソフトウェアを購入するよりもAdobe Acrobat オンラインサービスを試用する方がお得かもしれません。