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HDDのAVコマンドと対応製品

HDDはパソコンだけでなく様々な家電にも内蔵されており、低価格で大量のデータ保存を可能にしています。そのためHDDの製品仕様にはパソコン以外の用途を想定したものもあり、データの書き込みを中断させないAVコマンドもその一例です。

そこで今回はHDDのAVコマンドと対応製品についてご紹介します。

録画データなどをストップさせることなく延々と書き込み続けるためにはAVコマンドが必須

AVコマンドは随時送られ来る書き込みデータをスムーズにHDDへ記録するための機能です。書き込みデータには接続ケーブルが受けたノイズや、読み取りデータの異常などエラーが含まれていることが珍しくありません。

パソコンであれば何度も読み取りを繰り返し修復を試み、それでも正常なデータとして扱えなければ書き込み自体をキャンセルすることが一般的ですがエラー補正よりもリアルタイムで記録し続けることが優先されるべきシーンがあります。

そのようなシーンではAVコマンド対応のHDDを使い、エラーはエラーとして書き込みを行い、作業が中断することを防ぎます。

AVコマンド非対応のHDDは書き込みデータにエラーがある度に処理が止まってしまう

仮にAVコマンド非対応の場合、徹底的にエラーが出なくなるまで修復を試みるため映像データなどにありがちな元データの破損時には対応出来ません。

そのため大きなエラーがある度にHDDへの記録が止まり、映像データなら複数に分割されてしまいます。AVコマンド使用時にはデータ補正が必要最低限行われますが、書き込み処理を優先しひとつのデータとして書き込みが途切れることなく継続されます。

AVコマンドが真価を発揮するのはリアルタイムでデータ保存を行うレコーダー機器

AVコマンドは主にリアルタイムで記録が必要な防犯カメラや地デジレコーダーで真価を発揮します。

最近ではNASをレコーダーとして使用するケースも増えており、NASキットへAVコマンド対応のHDDを搭載することでユーザーが必要な容量のレコーダーを作り上げることもできます。また既存の市販レコーダーもAVコマンド対応HDDなら内蔵HDDと交換し修理や容量をアップグレード可能です。

HDDのAVコマンド対応情報は非公開な場合や、モデルチェンジ時に仕様変更されがち

HDDメーカー大手のWesternDigitalは用途別に複数のモデルを展開しており、監視カメラ向けとされているWD PurpleはAVコマンド対応とアナウンスされてきました。

しかし2020年末の同シリーズモデルチェンジにより同じWD Purpleシリーズ内でAVコマンド非対応モデルと対応モデルが混在する現象が発生しています。

他のHDDメーカーもAVコマンドについては明確な記載がないことが多く、実際に購入しないと対応してるか分からないことも珍しくありません。

まとめ

AVコマンドは記録を中断できない用途で必須の機能である一方、対応しているHDDを入手するにはネット上の書き込みを参考にして購入する必要があります。

現状AVコマンドはSSDの対応品がなく、今後も信頼性の高い保存先としてAVコマンド対応HDDはシェアを維持するものと思われます。

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