電源を軽視する事なかれ!非常に重要なパーツです
ゲーミングPCを買う時って、グラフィックボードとCPUとメモリだけ気にする人がほとんどです。でも忘れてはいけないのが電源です。電源はゲーミングPCの各パーツを動かすための電力を供給しています。
もしも電力が足りなかったら、性能が落ちたり、動作が不安定になったり、最悪の場合電源が落ちます。特にゲーミングノートPCの場合、電力が不足するとCPUとグラフィックボードが自動的にクロック数を下げて、電力を消費しないようにします。つまり性能が下がり、フレームレートが低くなるのです。
だから良い電源を選ぶことはオンラインゲームを快適にプレイする重要なポイントです。デフォルトのままでもいいですが、カスタマイズする場合や、今後パーツを追加することを考えたら少し良い電源を選ぶほうが安心できます。
G-Tuneは電源メーカーを選べない
G-Tune最大の弱点があります。電源のメーカーを選べないのです。選べるのは容量(ワット数)と80PLUSの種類だけです。ドスパラやパソコン工房はしっかり電源のメーカーが表記されているのに対し、G-Tuneはメーカーがわからないので不安を感じます。
ただ、メーカーがわからなくてもワット数と80PLUSの種類さえわかれば、性能を判断することは可能です。そもそもメーカーの評判ってバラバラで信用できないことが多いので、余計な判断材料が減って、初心者には選びやすいと言えるでしょう。
電源の良し悪しはワット数と80PLUSで評価しよう
このようにG-Tuneは電源のメーカーがわからないため、ワット数と80PLUSで選ぶしかありません。ではワット数と80PLUSってなんでしょうか。どうやって評価すればいいのでしょうか。
ワット数は最大電源容量
基本的に高性能なパーツを搭載すると、多くのワット数を必要とします。主にCPUとグラフィックボードが電力を食います。ただ、最近は性能が良くなっても逆に消費電力が下がる傾向があるので、ワット数を無駄に引き上げなくてもよくなっています。
それでも500W以上は必要です。それより低いと動作が不安定にある可能性があります。G-Tuneはその辺りをわかっているのでしょう。GeForce GTX1060を搭載したデスクトップは500Wがデフォルトになっています。
GTX1060よりも高性能なGTX1080だと500Wでは足りません。最低でも700Wは必要です。このように性能が上がるとワット数が多く必要になると覚えておきましょう。
80PLUSは電源効率を評価した規格
電源とは面白いもので、500Wの働きをしたとしても500Wの電源を供給できるわけではありません。どうしても無駄が生じてしまい、それよりも少ない電力になってしまいます。この無駄が多いか少ないかを評価した規格が80PLUSです。
80PLUS認証があるとないとでは大違いです。80PLUS認証電源を使うと以下の様な効果があります。
- 電気代を削減できる
- 温度を低く保てるのでゲーミングPCに優しい
- 静音効果が高い
500Wの80PLUS認証電源と、ただの500W電源があったとしましょう。例えば400Wの電力を生み出すために、80PLUS認証電源は450W分の働きをすればいいのに対し、ただの500W電源は500W分の働きをしなければなりません(電源や80LUS企画の種類によって異なります)。
すると80PLUS認証電源なら無駄な電力が少ないので、電気代を節約できます。またフルパワーで動作しなくていいので温度を低く保てます。その結果ファンをフル稼働しなくてよいので静音性の高いゲーミングPCになります。
幸いG-Tuneには80PLUS認証電源だけが揃っています。でも80PLUSといってもさらに細かい基準があります。
80PLUS | 負荷50% | 負荷100% |
---|---|---|
STANDART | 80% | 80% |
BRONZE | 85% | 82% |
SILVER | 88% | 85% |
GOLD | 90% | 88% |
PLATINUM | 92% | 89% |
TITANIUM | 94% | 90% |
STANDARTが最も無駄が多く、TITANIUMは最も無駄が少なくなっています。TITANIUMは超高級電源のため高額です。ゲーミングPCにはSTNADARからGOLDを採用するのが一般的です。でも良い電源を選びたいのでSILVERかGOLDがおすすめです。
ワット数か80PLUSのどちらかはアップグレードしよう!できれば両方とも!
ではいよいよ本題である電源の選び方です。でも搭載パーツによって当然異なります。NEXTGEAR-MICROとNEXTGEARを例に、おすすめの選び方をご紹介します。
GTX1060搭載のNEXTGEAR-MICRO
NEXTGEAR-MICROシリーズでGTX1060を搭載したデスクトップはカスタマイズ画面に進むと、このような電源の選択肢になっています。デフォルトは「500W 電源 ( 80PLUS(R) SILVER )」です。選び方の基準は以下のとおりです。
1) 予算に余裕があるならワット数と80PLUSを一段階引き上げる
2) 予算が限られているならワット数を引き上げる
ワット数も80PLUSもアップグレードしたいところですが、予算に余裕がない人もいるでしょう。そこで少なくともどちらか1つはアップグレードしましょう。ただし、80PLUSよりもワット数を優先してください。80PLUSだけを引き上げるよりもワット数を増やしたほうが電源に余裕が生まれるからです。
今回の例では「700W 大容量電源 ( 80PLUS(R) BRONZE )」か「700W 大容量電源 ( 80PLUS(R) GOLD )」にするのがおすすめです。
GTX1070搭載のNEXTGEAR
GTX1070搭載デスクトップは700W 80PLUS BRONZEがデフォルトです。ワット数だけ上げることはできないので、「700W 大容量電源 ( 80PLUS(R) GOLD )」か「850W 大容量電源 ( 80PLUS(R) Platinum )」がおすすめです。
ゲーミングノートPCは電源を変更できないけれど・・・
電源をカスタマイズできるのはデスクトップだけです。ゲーミングノートPCはACアダプタが決まっているので変更できません。でも注意して欲しいのは、バッテリーと電源をしっかり接続することです。
ゲーミングノートPCは電源に接続していなかったり、バッテリーが裏側に装着されていなかったりすると性能が下がります。NVIDIAコントロールパネルが自動的に性能を引き下げるケース、電源供給量が足りずにグラフィックボードの性能がダウンするケースなどがあります。
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