近年、クロスプラットフォームなゲームが増え、ハードウェアの違いを意識せずに同じゲームを楽しめるようになりました。
一方で、Androidアプリの多くはスマホ専用であり、PCでは遊びにくかったのが現実です。これを解決するために、NOXなどのエミュレーターが使われてきましたよね。
しかし、ついにGoogleがWindows向けのスマホアプリ用プレイツールをリリースしました。その名も「Google Play Games(ベータ版)」。
実際にインストールして動かしてみましたので、簡単にレビューしていきます。
Google Play Games(ベータ版)とは?
PC 版 Google Play Games(ベータ)とは、2023年に突然リリースされた「WindowsでAndroidアプリをプレイできる環境」です。
私も名前は聞いたことがありましたが、使ったことはありませんでした。ちなみに2024年10月現在でも「ベータ版」のままで、もちろん無料です。
とても簡単にまとめると「Google謹製のAndroidエミュレーター」でしょうか。
公式サイトからインストールし、Googleアカウントでログインすると、AndroidアプリがPCでプレイできます。
NOXのように仮想的なスマートフォンを構築するタイプではなく、ツール内で選択したアプリがWindowsアプリのように起動します。
ちなみに公式サイトがちゃんとありまして、以下のように必要環境が記載されていました。
OS: Windows 10(v2004)
ストレージ: 10 GB の空き容量があるソリッド ステート ドライブ(SSD)
グラフィックス: Intel UHD グラフィックス 630 GPU または同等品
プロセッサ: 4 コア(物理コア)の CPU
メモリ: 8 GB の RAM
Windows の管理者アカウント
ハードウェア仮想化が有効になっていること
「ハードウェア仮想化が有効になっていること」が要件なので、技術的にはエミュレーターっぽいのですが、NOXなどサードパーティー製のエミュレーターよりも安定している印象です。
Android公式による解説記事はこちら(https://www.android.com/intl/ja_jp/articles/400/)
同一タイトルでNOXと比較
さて、私がたまにプレイしているIDLE HEROESというスマホゲーを使って、NOXとGoogle Play Gamesを比較してみました。
結論から言うと「Google Play Gamesのほうがプレイ品質は上かもしれない」ですね。
まず、NOXのように起動時のモタつきや謎のクラッシュがほとんど発生しません。互換性を保つための処理が不要なせいなのか、スマホ自体をエミュレートしているわけではないためなのかはわかりませんが、安定しています。
また、クリックしたときの画面のエフェクト(一瞬少しへこんでからアイコンが浮き上がるような処理)も自然ですし、フレームレートの乱れもありません。
私の場合、NOXを使うとどうしてもフレームが飛び飛びになるようで、キャラの動きがぎこちなかったのですが、Google Play Gamesでは非常に滑らかでした。
手元にあるスマートフォンとまったく同じような自然さで、これには少し驚きましたね。ベータ版なので、ぎこちないのかと心配していましたが…。
起動時の音が大きすぎることを除けば、NOXなどのエミュレーターよりも使い勝手は良かったです。
今後はPCとスマホの境目が徐々になくなるのかもしれない
NOXもしばらくは使い続けますが、Google謹製のプレイ環境が登場した以上、間違いなく移行するでしょうね。
CPUへの負荷が少し高めですが、グラボの使用率はNOXよりも低く、全体的にリソースをうまく使っているように見えましたし。
Androidアプリをスマホでプレイしたい方は、ぜひ一度試してみてください。なぜかほとんど広告を見かけませんが、非常に有望なツールです。
安くて低スペックなスマホでもPCさえあれば快適にプレイできるので、これはおすすめですね。
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