かつては「まな板」と呼ばれていたこともあるオープンフレームケースですが、最近は通常のケースとして使えるものも増えてきました。
オープンフレームケースは、普通のケースに比べると割高なのですが、それなりのメリットもあります。
そこでオープンフレームケースのメリットとデメリットについてまとめてみました。
オープンケースのメリット
オープンケースは、「フレーム以外の部分が解放されているケース」です。
パーツを本格的に組み付ける前に、仮組みの状態で負荷テストをする際によく使用しますよね。
Youtuberなどがパーツのベンチマークなどを行うために使用しているので、見かけたことがある方も多いと思います。
このオープンフレームケースですが、次のようなメリットがあります。
・パーツ交換や修理、不具合の原因究明がとてもやりやすい
・掃除がかなり楽
・板部分がないので共振が起こりにくい(ファンの回転数さえおさえれば静かである)
・RGBファンなどを使うと色彩が鮮やかで見た目がよい
3番目はあまり見かけませんが、1番目と2番目は私も実感しました。
特に何度もパーツの組み換えを行ったり、新しいパーツと古いパーツの性能比較をする場合には、とても便利です。
また、基本的には「パネルが無いだけの普通のケース」ですから、そのまま使い続けることもでき、自作PCにハマっていた頃にはストレスフリーな生活を送っていましたね。
ただし、長い間使い続けると、やはり色々なデメリットが出てきます。
オープンフレームケースのデメリット
オープンフレームケースのデメリットとしては以下3つが挙げられます。
・通常のケースに比べると明らかに割高である
・密閉性が悪く実はそれほど冷えない
・長期間使い続けると、重量バランスが悪いせいなのかガタつきが出てくる
・ホコリや水分など外部からの脅威にさらされるため、故障リスクが高くなる
過去に1年以上、まな板状態でPCを運用したことがあるのですが、やはり通常のケースよりも劣る部分は多かったですね。
そこそこの値段だったのにもかかわらず、期待したほど冷えず、汚れやすく、故障リスクもある。冷静に考えると、長期間運用には明らかに不向きです。
やはりパネルは意味があったのだな、と実感した1年でしたね。しかし、作業性の良さは何物にも代えがたく、普通のケースのようにも使えるオープンフレームは無いものか…と探したものです。
今ならオープン→通常のコンバーチブルケースがある
とっくにオープンフレームケースから卒業し、何年もたったある日、オープンフレームケースと通常のケースのコンバーチブル仕様なケースがあることを知りました。
天板やサイドパネルがスライド式で取り外せるようになっており、まな板のように早変わりするタイプのケースです。
例えば、サーマルテイクの「Core P6 TG」などはその典型ですね。外装が外させるようになっていて、作業性の良さと密閉性を両立しています。
2万円近くするのでPCケースとしては高額なほうですが、デザインも造りもそこそこ良いですし、かなり欲しくなりました。
Core P6 TGもそうなのですが、最近は水冷仕様にも耐えられるようにラジエーターが設置できるタイプもあるようですね。
水冷・空冷・オープンフレームといろいろなパターンでPCが組めるので、夏場は特に便利かもしれません。
また、BTOパソコンから自作PCに移行する際はできるだけ作業性が良いPCケースが良いので、オープンフレームにもなる通常ケースは非常に重宝しそうです。
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