指で直接触れるキーボードは雑菌が付着しやすく、不衛生な状態が続くとブドウ球菌など感染リスクがある菌を媒介するケースもあります。
いくら指を消毒したとしても、キーボード自体が汚染されていれば効果もないため消毒や洗浄が必要になりますが多くのキーボード製品は液体による洗浄が出来ません。
キーひとつひとつのスイッチが防水ではないことや機構の複雑さから排水が困難などいくつか理由がありますが、それらを解決した製品もわずかですが存在します。
そこで今回は、定期的に水洗いが出来る衛生的なキーボードについてご紹介します。
これまでも丸洗いできる防水キーボードはあったがシリコンで覆われて使用感が悪かった
パソコン使用中の飲み物をこぼすなどアクシデント対策商品として、防水性能を謳うキーボードは以前からリリースされていましたがシリコン素材でキーボード全体を覆うタイプが多く使用感が独特でした。
また、一般的なキーボードの打鍵感にはほど遠く、キーストロークも浅すぎて日常使用しているキーボードと入れ替えられないという面から普及せずラインアップも狭いという状況です。
簡易防水と抗菌素材が今後のスタンダードか
これらのデメリットを克服する製品として、最近では抗菌剤の採用と簡易防水による丸洗い可能なキーボードがリリースされています。抗菌剤使用により大腸菌やブドウ球菌の繁殖を抑え、定期的な洗浄で清潔な状態を維持出来ます。
なお、あくまで「抗菌」であり殺菌作用がなく、ウイルスへの効果もない点は注意が必要です。しかし、簡易防水とすることでキーストロークや打鍵感は一般的なキーボードと同じなため、従来品のような使いにくさはありません。
ロジクール製防水キーボードは中性洗剤対応
キーボードなどパソコン周辺機器大手のロジクール製防水フルサイズキーボード「Washable Keyboard K310」は数少ない中性洗剤対応となっています。
他社製品が優しい流水でしか洗浄できないのに対し、30cm未満の水没に耐えられる仕様で洗浄しやすいという特徴もあります。また洗浄後は室内で8時間の乾燥が推奨されており、退勤前や就寝前の洗浄がお勧めです。洗浄のしやすさでは防水キーボードの中でも群を抜きますが、抗菌仕様ではありません。
サンワサプライ製防水キーボードは2カラー+抗菌+IP55の防水性能が魅力
国内パソコンサプライメーカーの老舗でもあるサンワサプライ製防水キーボードは抗菌剤採用により、雑菌の繁殖が抑えられます。また防水性能はIP55相当でロジクールのように水没や中性洗剤使用は不可ですが、真水や水道水を使って優しく流す洗浄が可能です。
キーボードとしては主流なメンブレンスイッチであり、今まで使っていたキーボードと入れ替えた際も違和感は少なく防水キーボードとしては珍しいホワイトとブラックの2色展開で選びやすくなっています。
まとめ
従来品の防水キーボードはあまりにも独特の打鍵感で多くのユーザーには受け入れがたいものばかりでしたが、ウイルス感染など危険意識の高まりから抗菌素材採用や洗浄可能な防水対応の周辺機器が増えつつあります。
家族など自分以外がキーボードに頻繁に触れる機会があるなら清潔なキーボードは衛生面で不可欠であり、メンテナンスが容易な防水キーボードがおすすめです。
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