コラム

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Logicool製品の新しい修理保証手続きについて

マウスやキーボードなど様々なハードウェアをリリースし、ゲーミング製品が豊富なLogicoolは人気の高いメーカーです。さらに保証も手厚く、すぐに交換品を発送してもらえるため、他のメーカーのように数週間も待つことなくユーザーにとってうれしいサポート体制も評価されています。

しかし修理保証対応に変更があり、その内容が議論を呼んでいます。そこで今回はLogicool製品の新しい修理保証手続きについてご紹介します。

ユーザーに「故障した製品を粉砕させ、録画する」代わりに製品を送付せずに交換

通常、Logicoolに限らず故障した製品はメーカーへ発送し、修理済み品や再生品がユーザーのと手元に届きます。しかし、今回変更された手続きは故障した製品を発送せず、ユーザー自身が製品を粉砕する映像記録をメールでメーカーに送るというものです。

分解に不慣れなユーザーや非力な女性に分解や粉砕を求めるのは現実的な上に、工具なども別途揃えなければなりません。

破壊動画はメールで送信し、承認されるまで粉砕した製品は保管しなければならない

Logicoolによると、破壊する過程を編集なしで録画した動画をメールに添付して送る必要があるということですが、Logicoolが承認するまでは粉砕した製品を保管しなければなりません。

マウスなど小さな製品ならまだしも大きなハンドルタイプのコントローラーなどは、かさばる上に処分も手間がかかります。特に破壊した基板やプラスチックは鋭利な部分が多いため怪我をしやすく、そのままの状態でゴミ袋に入らないこともあるでしょう。

25Mbyte=720Pで30秒前後で破壊しなければならない

Logicoolが受信できるメールの容量は25Mbyteまでのため、添付する動画も容量に気を遣う必要があります。具体的には720Pで30秒前後、1080Pなら十数秒間がファイルサイズ25Mbyte相当です。

なお動画の冒頭にLogicoolから通知される番号を映すため、実際にはもっと短い時間で破壊しなければなりません。Logicoolの判断基準が「二度と製品が使えなくなる程度」のため、徹底的に分解や破砕する作業をこの短時間で終わらせることがいかにハードルが高いか想像に難くありません。

まとめ

Logicoolの修理対応変更は、従来メーカーが負担していた故障品を輸送するコストや故障品を産業廃棄物として処分するためのコスト、故障品をメーカーでチェックするコストをユーザーに転嫁することに他なりません。

ユーザー視点で見れば、破壊するための工具購入やサポート業務の一部負担などデメリットばかりが増えたと言えます。今後、どこまでこの修理対応方法が継続されるか不明ですが、容易に破壊できないLogicool製品の購入には注意が必要です。

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メカニカルキーボードの「独自軸」まとめ

ゲーミング仕様なメカニカルキーボードといえば、「黒・茶・青・赤」の4軸が有名ですよね。しかし、最近ではこの4つに属しない独自仕様のキーボードが徐々に増えています。

私もいくつか使いましたが、どれもなかなかの出来栄えで、「メカニカルといえば4軸」の時代は終わりなのかと感じました。そこで、4軸以外の独自仕様な”軸”をまとめて紹介します。

キーボードメーカーの独自軸

2020年時点で、Cherry社の製造する黒・茶・青・赤といった「主要4軸」以外の軸として、次のようなものがあります。

Romer-G

ロジクールがオムロンと共同開発した独自軸で、メカニカルとメンブレンの中間的な感触が特徴で、Cherry社製に例えると赤軸が近い。押下1.5mmで反応する高速さと、7000万回の打鍵に耐える高い耐久性が持ち味。

2020年時点では、「タクタイル(旧Romer-G)」と「リニア(新Romer-G)」の2種に分類される。リニアはタクタイルよりも軽さと滑らかさを重視した軸。

RAZER「グリーン」「オレンジ」「イエロー」

クリック感が売りのグリーン、平均的なオレンジ、作動点の浅さが魅力のイエローという独自の3軸を採用。公式サイトでは8000万回の打鍵寿命を持つとされています。

QXシリーズ(SteelSeries社製)

SteelSeries社製の独自軸で、「QX1・QX2・QS1・OmniPoint」の4種類がラインナップされている。

QX1 押下2mmで反応、打鍵寿命は約5000万回
QX2 同上
QS1 押下1.5mmで反応、打鍵寿命は約6000万回
OmniPoint 押下0.4~3.6mmで反応を調整可能、打鍵寿命は約1億回

OmniPointは、反応する接点の深さを調節可能な完全独自仕様の軸で、耐久性・応用性ともに非常に高いが高価である。

その他、独自仕様軸

中国メーカーなどが大手をまねて製造した軸がいくつか存在するものの、ほぼ独自性はない。

この中で特に注目すべきは、「Romer-G」と「SteelSeries社製のOmniPoint」だと思います。

Romer-Gは、「メカニカルへの橋渡し的な存在」と言えるでしょう。メンブレンやパンタグラフからの移行組、もしくはゲーミングキーボード自体が初めてという方におすすめです。

クリック感こそないものの、打鍵間は軽めでメカニカルの利点(疲れにくい、打ちやすい)を感じやすい軸だと思います。

また、SteelSeries社製のOmniPointは、東プレのリアルフォース並みに高価なキーボードに良く採用されている軸です。

特許を取得した「アジャスタブル・アクチュエーション・スイッチ」の採用で、どんな人にもジャストフィットする調整が可能という触れ込みが印象的ですね。

磁気センサーを採用したアクチュエーターが、反応域を可変とした独自軸を支えているようです。東プレの「静電容量無接点方式」と同じく、軸と基盤が物理的に接触しないため、圧倒的な耐久性を備えている点も見逃せません。

キーボードは「カタログスペック」だけで買うべからず

キーボードは高いから良いわけではなく、自分の手に合うかが最も大切です。

そもそも手の大きさ、指の長さ、手首の柔軟性などは個々人で異なります。高価なキーボードは疲れにくく、高速タイピングしやすい傾向にあるものの、「メカニカルよりメンブレンのほうが合う」という方も少なくありません。

まずはネットで情報収集を行い、その後にBTOメーカーなどの展示品で確かめつつ、慎重に購入することをおすすめします。

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CDデータベースを提供するCDDBサーバーの変遷

CDをパソコンで再生・リッピングする際にアーティスト名や曲名が自動で入力され、ユーザーは一切入力する必要がありません。これはCDタイトルを判別し、インターネット上のCDDBサーバーからデータベースをダウンロードしているためです。

普段気にとめることなく使えている便利なサービスですが、CDの出荷数減少に伴いCDDBサーバーにも情勢の変化が見えてきました。そこで今回はCDデータベースを提供するCDDBサーバーについてご紹介します。

ローカルデータベースとしてスタートしたCDDB

CDDBサーバーは当初、一個人が作成した再生ソフトウェア用のローカルデータベースとして誕生しましたが譲渡と買収を繰り返す中でWEBサーバーへと発展しました。

その後派生型の登場やバージョンアップによる日本語への対応などが行われ現在に至ります。直接のCDDDBサーバーの後継はGracenoteという名称で運用されています。

iTunesやWindows Media Playerなど主要な再生ソフトウェアは標準でGracenoteをサポートしており、多くのユーザーが利用しています。

Gracenoteとは別に無償利用を謳うCDDBサーバーが登場するも運営は不安定

Gracenoteは商用データベースであり、ユーザーではなく接続するソフトウェアメーカーなどが対価を支払っています。この流れに反発し、無償でデータベースを公開するfreeDB.orgが誕生しましたが運営は不安定です。

2020年3月末に運営停止がアナウンスされており、今後利用できなくなる見込みです。

日本語版freeDB.orgは今後も利用できるが先行きは不明

freeDB.orgが閉鎖後も日本語版のfreeDB.orgであるfreedbtest.dyndns.orgは運営が継続されます。もちろん有志による運営である以上、freeDB.orgのようにある日突然終了することもありえます。

なおCDDBサーバーの設定は再生ソフトウェア側のアドレスの項目を変更するだけなのでfreeDB.orgからfreedbtest.dyndns.orgへ入力し直すだけで行く作業は完了です。

極端に流通量が少ないCDタイトルは未登録の場合がある

商用ライセンスのGracenote、無償利用のfreedbtest.dyndns.org共に流通している全てのCDタイトルを網羅している訳ではありません。

初回特典CDや流通量の少ないCDタイトルはデータベース登録がないこともあります。もし十分な知識があるならネット経由でfreedbtest.dyndns.org等へ新たなデータベース登録をすることも可能です。

まとめ

普段気にとめることがないCDDBサーバーですが、CDからリッピングしてMP3化など大量に入力作業が必要な時でも一発で曲情報の入力を済ませてくれる縁の下の力持ちです。

最近ではCDの流通量が減り需要も低迷していますが、それでもCDが完全に世の中から消えるまでは多くのユーザーのために稼働し続けてくれることを祈るばかりです。

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JEDEC 準拠のメインメモリとは

パソコンのメインメモリはOSの起動時間短縮やゲームパフォーマンスを左右する重要なパーツの一つです。ゲーミング用途で販売されるパソコンも性能を引き上げたオーバークロックメモリを採用するケースが多い一方で、一般向けのパソコンにはJEDEC 準拠のメモリが主流です。

そこで今回はJEDEC 準拠のメインメモリについてご紹介します。

安定動作のJEDEC 準拠のメインメモリ

JEDECは半導体素子の世界標準規格を定めるもので、メインメモリの場合は動作クロック数やデータの待ち受け時間などが定められています。

JEDEC 準拠のメインメモリは対応する安定動作が期待でき、相性問題も少ない傾向にあります。性能はオーバークロックメモリには及びませんが、ゲーミング用途以外なら十分なパフォーマンスを発揮できるため長時間の動画編集や事務作業に適してます。

メモリモジュール内にはSPDデータという動作規格に関するデータセットがある

JEDEC 準拠のメインメモリのモジュール内にはSPDデータが格納されており、JEDEC 準拠の動作パターンが入っています。そしてマザーボードは起動時にSPDデータを読み込むことで安定性の高いメモリ動作設定を行います。

SPDデータには下位互換用の動作パターンも含まれており、メインメモリの規格よりも古いマザーボードでも動作可能なのはこのためです。

JEDEC 準拠であってもネイティブ対応メモリとオーバークロック対応メモリがある

メインメモリのDRAMチップはJEDEC 準拠にネイティブ対応の物とオーバークロック対応の物が存在します。ネイティブ対応の物は動作クロックを引き上げることなく設計値通りに安定動作することが期待できます。

一方、オーバークロック対応の物は定格よりも動作クロックを高めており、JEDEC 準拠ながらネイティブ対応の物よりも安定性を欠く可能性があります。よほどの理由がない限りJEDEC 準拠にネイティブ対応する製品を選びましょう。

メモリの増設時にもJEDEC 準拠のメインメモリが重要

大手メーカー製パソコンはメインメモリがシングルチャネル・1枚構成で出荷されることが多々あります。ゲーミング用途なら、ゲームパフォーマンスを考慮して工場出荷時に搭載されているメインメモリは使わず、デュアルチャネル・2枚構成にすることが理想的です。

もちろんメインメモリ2枚分のコストがかかりますが、一般的な用途ならそこまでする必要はほぼありません。そのため多くのユーザーが空きスロットにメインメモリを追加し、既存のメインメモリは残す選択しますが、JEDEC 準拠でない製品の場合は安定動作しないことが珍しくありません。

基本的にメインメモリの型番が同じで製造ロットは近い物同士の構成が安定しやすく、複数の型番のメインメモリが混在してしまう際はJEDEC 準拠の製品同士の構成にすることでトラブルが起きにくくなります。

まとめ

JEDEC 準拠のメインメモリは安定した長時間動作をさせる上で非常に重要です。オーバークロックメインメモリのように高性能というわけではありませんが、信頼性を求めるなら同一型番かつ同一製造ロットのJEDEC 準拠メインメモリの構成がお勧めです。

もしパソコンの動作が不安定だったりエラーが起きやすいならメインメモリから見直してみることをおすすめします。

>> ゲーミングPCのメモリは8GBと16GBのどっちがおすすめか

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PCゲーマー向け「寒さ対策」のおすすめ3選

PCゲーマーにとって「寒さ」は大敵です。手がかじかんで動かない、そもそも寒すぎて座っていられない、トイレが近いなど、さまざまな障害をもたらします。また、寒さを我慢してプレイするあまり、体調を崩してしまっては元も子もありません。

しかし、部屋を暖めすぎるとPC自体に悪影響を与えることから、室温だけをあげるわけにもいかないのが歯がゆいところ。そこで、PCゲーマー向けの寒さ対策を紹介します。

寒さ対策1:着る毛布

数年前に一世を風靡した「着る毛布」という防寒具をご存じでしょうか。全身を覆うタイプの毛布のような、バスローブのような防寒着です。毛布の保温性とバスローブの快適さを持ち合わせているため、長時間ゲームをプレイするPCゲーマーにはうってつけ。

ちょっと調べてみると、ゲーミング家具を作成している企業がいろんなタイプの着る毛布を販売しています。

例えば、bauhutte社の公式サイトを見てみると、次のような着る毛布が見つかりました。

ダメ着4 手足が分かれており、フードがついてるタイプ
ダメ着4G LITE フードつきのワンピースタイプ
ダメ着2020 ダメ着4をより重装備にしたイメージ
はだけない着る毛布 中世の神官のように全身を覆うマントのようなタイプ
セルフこたつ着る毛布 座ったときに裾が拡がり、こたつのように保温性を高めるタイプ

いずれもマイクロファイバー製で、防寒性はかなり高そうです。ただし、手首から先に関しては、別の対策が必要かもしれません。

寒さ対策2:遠赤外線デスクヒーター

一般企業のオフィスでも用いられており、汎用性はかなり高いでしょう。足元を始めとして、好きな場所に設置できるので、足先・腰など冷えやすい場所をピンポイントで保温できます。

こちらも、長時間座った姿勢になりがちなPCゲーマーにおすすめ。私も冬場は「座卓+座椅子+デスクヒーター」の組合せで防寒を心がけています。

遠赤外線デスクヒーターの最も大きなメリットは、PCに熱を放射悪影響を与えないこと。向きを調節すれば、自分だけが暖かい状態を作り出せるため、熱暴走や結露などのリスクが発生しません。

寒さ対策2:手先対策「釣り用グローブ」

PCゲーマーの寒さ対策は、足元よりも「手首から先」のほうが難しくなります。基本的に寒さ対策は「体を覆うこと」で行います。

しかし、指先が布などで包まれてしまってはマウスやキーボードが操作しにくくなり、本末転倒です。「いかに寒さを防ぎ、かつ、プレイしやすいか」を考えるのがPCゲーマーの寒さ対策といえるでしょう。

そこで、私がよく使用していたのが「釣り用グローブ」です。釣り用グローブは、防寒と作業のしやすさを両立している優れものです。

具体的には、指先部分だけを脱いだりかぶせたりできるようなタイプのグローブを着用し、プレイ時は指先を出し、冷えてきたらかぶせるといったイメージです。慣れるまで時間が必要ですが、指先を使った作業が可能なように、工夫されています。

例えばモンベルの「クリマバリア フィッシンググローブ」ですね。親指・人差し指・中指の先が脱着可能になっているため、マウスを操作する右手の防寒対策として非常に優秀でした。

また、片方の手がしっかり防寒されていると、もう片方もそれほど酷い冷えにはならないため、指全体の動きも良くなります。

以上、PCゲーマー向けの防寒対策として「着る毛布」「遠赤外線デスクヒーター」「釣り用グローブ」はぜひチェックしてみてください。

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メモリ1枚売りと2枚売りの違いは?永久保証は本当に永久?

PCゲーマーならば、メモリ追加くらいは自分で出来るようにしておくべきです。メモリ追加は、PCのパーツ追加の中で最も簡単な作業でありながら、しっかりと効果が見込めるからです。

しかし、いざメモリを買う段階になって、どのメモリを買うべきか迷うことがあります。ここでは、初心者向けにメモリの枚数や保証について解説します。

ばら売り(1枚売り)と2枚セット売りの違いは?

メモリは規格さえそろっていれば、メーカーの違うメモリ同士を組み合わせて使用しても問題ありません。意外と知られていませんが、同じメーカーであっても1枚売りと2枚売りには微妙な違いがあります。その違いは「保証範囲」です。

2枚以上のメモリをセットで売る場合は「メモリキット」と呼ばれます。メモリキットは、「同時利用」が保証されており、1枚売りよりも保証範囲が広いのです。

メモリキットによっては、「デュアルチャネル(2枚利用時)」や「クアッドチャネル(4枚利用時)」への正式対応を保証しています。

一般的に、JEDEC準拠のメモリであれば、別々に購入したメモリ同士であっても、相性問題は起こりにくいもの。

しかし、大容量化によって搭載枚数が増え、動作クロックが高くなるほど相性問題が起こる可能性は高まります。

メモリキットは、同じ製造ロット(同じ規格、工場、数量単位で生産されたグループ)で構成されることも多いため、個体差が出にくいことも強みですね。

大容量メモリを高速動作させたいのなら、メモリキットの購入がおすすめです。

よくある「永久保証」はどこまで保証する?

最近では技術の進化とともにメモリの故障も減っており、いわゆる「永久保証」が付属する製品が増えました。

永久保証は、正常な使用(オーバークロックなどのチューニング、改造を施していない状態での使用)を前提として、無期限で交換対応を行ってくれます。

ただし、この保証は「最初の所有者のみ」に限定されたものです。中古品には適用されませんので注意してください。

また、次のような不具合は保証の対象に含まれません。

  • 他のパーツの影響での故障(電源故障による過電流など)
  • PCの強制シャットダウンや結露による不具合など、システムからの影響による故障

安定動作が第一なら「ネイティブ対応メモリ」を狙おう

メモリの中には「ネイティブDDR4-2666」のように記載している製品があります。

これは「メモリチップが正式にメモリクロックをサポートしている」ことの証明です。安定性の証明ともいえ、メーカー側もしっかりとメモリチップの選別を行った上で製造していることが多い製品です。

性能よりも安定性を第一に考えるならば、「メモリキット」かつ「ネイティブ対応メモリ」を狙っていくと良いでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

>> ゲーミングPCのメモリは8GBと16GBのどっちがおすすめか

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メール受信の通知をリアルタイムで受け取る方法

携帯電話のキャリアメールはリアルタイム受信が可能ですが、パソコン向けの一般的なメールサービスはその都度受信操作が必要です。

プライベート・ビジネス問わず急ぎの要件のメールを受け取りたいシーンは多くあり、事前にしっかり設定しておけばほぼリアルタイムに近い運用をすることが可能です。そこで今回はメール受信の通知をリアルタイムで受け取る方法についてご紹介します。

自動受信を機能があるメールクライアントを選ぶ

OutlookやThunderbirdといった有名どころのメールクライアントソフトウェアは一定間隔で自動受信を繰り返す機能があるものの、初期状態では無効になっています。

メールクライアントソフトウェアを起動中は未設定のままでも自動受信と通知を行ってくれますが、OS起動直後などソフトウェア本体を立ち上げていない時にメールの受信を知るには事前の設定は必須です。設定すると新規メール受信を確信するソフトウェアがスタートアップに登録されるため、ウイルス対策ソフトウェアなどで警告されても許可しましょう。

受信通知は5分程度のアクセス頻度が理想的

自動受信させる間隔は分単位で指定できますが、過度に短く設定するとメールサーバーに負荷がかかり回線が遅い環境では失敗する原因になります。

よほどのことがない限り5分ほどの間隔で自動チェックするように設定します。メールサーバーを自分で構築しているケースや、レンタルサーバーで直接運営しているならサーバーの負荷を直接確認しながら最適な設定を見つけることが可能です。

マルチデバイスへ設定するならGmailへメールアドレスを追加する

メールクライアントソフトウェアを使えばある程度リアルタイムでメール受信を知ることが可能ですが、ユーザーがパソコンから離れてしまうと意味がありません。

外出時などもメール受信を知るにはGoogleが提供するGmailサービスを活用することで解決できます。Gmailには他のメールアカウントを設定し、メールクライアントとして機能させることができるため、受信を知りたいメールを事前に設定しておけばスマホなどから通知を受け取れます。

但しGmailでの受信通知はメールの使用頻度によって自動変化するという問題があり、普段ほとんどメールが来ない場合は受信チェックの間隔も長くなり通知を受け取るまでのタイムラグが長くなってしまう点には注意です。

Exchange ActiveSyncは普及が進んでいない

Microsoftはリアルタイムでメールやスケジュールを様々なデバイスでやり取りするためのプロトコルです。Outlook.comなど一部のWEBサービスでは採用されている以外には普及の兆しがなく、従来のPOPやIMAPが主流のままです。

クライアントOSの対応は進んだものの、Exchange ActiveSyncを採用したサービスが少なく今後も採用サービスが増えることはなさそうです。

まとめ

メールをリアルタイムで受け取るにはメールクライアントソフトウェアとGmailを活用する方法がありますが、どちらも万能とは言えず利用シーンに合わせた使い分けが求められます。

パソコンの前にいることが多いならメールクライアントソフトウェアで常に受信チェックさせる方法がベストですが、離席している時間が長いならスマホで通知を受け取れるGmail連携がお勧めです。

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NTTから提供開始される10Gbpsネット回線サービスについて

日本国内の10Gbps回線ネットサービスは2015年からエリア限定でスタートしていますが、トップシェアを誇るNTTは未提供でした。

しかし2020年からはNTTも10Gbpsネット回線サービスをスタートすることが発表され注目されています。そこで今回はNTTから提供開始される10Gbpsネット回線サービスについてご紹介します。

東京23区からスタートし順次拡大

NTT東日本は東京23区から10Gbps回線ネットサービス提供が始まり2020年4月から順次拡大していきます。NTT西日本も同時期にスタートし、大阪を中心に順次拡大すると推測されます。

過疎地や人口密集地から離れたエリアはSo-netとKDDIも未だサービス提供できていない点を踏まえると、トップシェアのNTTがどこまでエリアを広げられるのかが今後の覇権を左右すると見て間違いなさそうです。

10Gbps以外のプランはない模様

So-netは10Gbps以外にも6Gbpsや2Gbpsを提供しており、まずは2Gbpsエリアを広げながら6Gbps・10Gbpsに順次対応する方法をとっています。一方、NTTは10Gbpsサービスだけの発表しかなく他のエリアでは従来の1Gbpsサービスのみとなるようです。

その代わりにOCN光など他事業者との光コラボレーション向けにも10Gbpsサービスは提供されるため、サービス提供エリアならNTTへ乗り換える必要なく10Gbpsへ変更できる可能性が高くなっています。

NGN網の混雑問題が10Gbpsサービスで解決するかは不明

現在IPv4のPPPoE接続で問題となっているNGN網の混雑はネット回線の速度低下を引き起こしており、IPoE接続などNGN網を使わない接続方法が普及するきっかけになりました。

仮に10Gbpsサービスの提供エリアだとしても、NGN網がこれまでと同様に混雑していれば競合他社よりも低速になる可能性が高くNTTならではの優位性は低くなります。

集合住宅の場合は対応エリアでも開通できないケースもあり

戸建て住宅の場合は直接光ファイバーの引き込みが可能ですが、集合住宅の場合は様々な配線方式があり10Gbpsサービスに対応するために大幅な工事が必要になるケースがあります。

工事費用はNTTが全額負担する回線方式、家主とNTTで折半する回線方式がある上に10Gbpsサービスの契約者数で工事内容も変わる関係で入居者の一定数が契約しなければならない等ハードルは高くなっています。

まとめ

いち早く10Gbpsネット回線サービスを開始したSo-net、2018年に後追いすることになったKDDI、そして多くのユーザーを抱えるNTTの参入によりエリアの拡大など業界全体の活性化が期待できます。

そして2社独占体制が崩れるという点では価格競争による低価格化も期待できるため、月額費用が原因で導入を控えているならもうしばらく動向を注視するべきと言えます。

>> オンラインゲーマーなら欲しい10Gbps対応のネット回線サービスが普及の兆し



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Western Digital RedブランドのSSDについて

一般用途向けにBlueブランドのSDDを展開していたWestern DigitalからNAS向け「Red」ブランドのSSDが新発売されました。

最近ではNASに従来のHDDではなく、SSDを採用し超高速アクセスを可能にする使い方が広まったことから、ゲーミングユーザーはもちろん動画編集などクリエイターなどをターゲットにRedブランドでのSSDをリリースしたようです。

そこで今回はWestern Digital RedブランドのSSDについてご紹介します。

アクセス速度のスペックはほぼBlueブランドと同じ

Redブランドは信頼性と耐久性の高さが売りであり、アクセス速度に関してはBlueブランドとほぼ同じです。

500GBなど低容量モデルではわずかにランダム書き込み性能の向上がみられますが、体感できるほどの差はありません。もし耐久性とアクセス速度の両方を重視するならストライピングなどRaid構成を検討しましょう。

製品保証期間もBlueブランドと同じだがTBWは向上

HDDではBlueブランドとRedブランドで製品保証期間が異なりますが、SSDに関しては両ブランド共に5年間となっています。しかし、TBWは大きく向上しており信頼性・耐久性の高さが現れています。

Blueブランドでも500GBモデルは200TBWと十分なスペックですが、Redブランドの同容量なら350BTWと1.75倍の差があります。

TBW重視なら2TBか4TBモデルがおすすめ

RedブランドのSSDは読み書き可能回数の指標となるTBWが強化されており、より大容量のモデルほどTBWも大きくなります。

500GBモデルではBlueブランドと比べて1.75倍でしたが、2TBでは2.6倍の1300BTW、4TBでは4.1倍の2500BTWとなっています。ベビーゲーマーでも2500BTWの読み書きをするには膨大な時間を要するため、安心して酷使する上でもBlueブランドよりもRedブランドのSSDが優位です。

Blueブランドとの価格差は約1.3倍

耐久性と信頼性で優秀なRedブランドと一般向けのBlueブランドとの価格差は約1.3倍です。読み書き速度と保証期間は同じであることを考えると、純粋にどこまでTBWを重視するかがブランド選びのポイントとなります。

それにはもちろん故障時の入れ替え作業にかける時間や、故障して使えない期間の損失も含まれ、業務用ストレージとして採用するならば1.3倍の価格差でTBWが倍の製品を購入できるなら安い買い物と見ることもできます。

まとめ

NAS用途のSSDの場合は一度Raid構成を組んでしまうと後からSSDを交換する過程でデータ消去が必要となりやすく、手間と価格差を考えてもRedブランドの方が安心できると選択と言えます。

しかしRaid構成を組まないシングルストレージなら、TBWによる優位性は薄く使用頻度によってはBlueブランドの方がトータルでお得になるケースもあり、Western Digital RedブランドのSSDはまさにヘビーユーザー向きのSSDと言えるのではないでしょうか。

最近G-TuneではWestern Digital製のSSDを搭載していることが多いようです。「SSDの選び方!G-Tuneで選べるメーカーと容量からおすすめ品を選定」の記事も参考にして下さい。

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CPUとGPUの得意なこと、不得意なこと

最近はCPUもGPUも高性能化の一途をたどっており、どちらも複数のコアを持っていることから、その違いがよくわからないという方が多いようです。

私も両者がここまで似た構造になるとは思っておらず、「そういえば明確な違いとはなんだろう?」と考えさせられました。

そこで今回は、CPUとGPUの明確な違いについて解説したいと思います。

CPU=難敵を少数相手にする

CPUとGPUの大きな違いは「処理すべき対象の性質」と「同時並行の数」です。簡単に言うと、CPUは少数の難敵を相手にする強者、と言うイメージですね。

2020年時点でCPUのコア数は最大16~28程度ですが、GPUは実に4000~5000個です。このコア数=ゲームで言うところの味方の数、と考えれば違いがはっきりイメージできるのではないでしょうか。

CPUは「少数精鋭パーティ」なのです。CPUは、分岐予測機構や、スーパースカラ(命令処理の実行回路を複数持ち、複数の命令処理を同時実行する仕組み)や、Out of order実行(機械語プログラム中の命令の並び順ではなく、データなどの依存関係から処理可能な命令を判断し、そのつど開始・実行・完了させる機構)などを搭載しています。

このように複雑な命令発行、処理の仕組みを持つために、難解なプログラムでも高速に処理できることが強みです。

GPU=倒しやすい敵を複数同時に相手にする

一方GPUは、同じ内容の比較的簡単な処理を、数千単位で同時に実行できます。したがって、条件分岐の少ない簡単なプログラムを短時間で効率よく処理するには、GPUが適しています。

しかし、条件分岐が複雑になればなるほど処理速度は落ちていき、CPUに比べて10分の1以下にまで落ちてしまうのです。

また、1サイクルにかかる時間もCPUのほうがGPUより数倍早いため、実際にはCPU側よりも数十倍遅いことになります。

画像処理のように膨大なデータを一定の規則に従って大量に処理するのは、GPUの得意技です。一方、少しでも難敵が現れると途端に弱くなってしまうのがGPUともいえます。

GPUはループ処理が得意、CPUは条件分岐が得意

ここまでの内容をもう少し違う言い方で述べると、GPUは単純かつ膨大なループ処理が得意である一方、CPUは「もし~ならば」といった条件分岐処理が得意だといえます。

これが「GPUはforの回路」「CPUはif elseの回路」と言われる所以です。ゲームのグラフィック処理は、結果がはっきりした単純な処理を膨大にこなすため、短時間で簡単なループ処理を同時に実行できるGPUのほうが適しています。

しかし、10年ほど前にはGPUよりもCPUの負荷のほうが高いタイトルなどもあり、ゲームの作り方によってどちらが優位かは、まちまちです。

最近のゲームであれば、GPU性能が重視されるため、CPUよりもGPUにお金をかけるべきです。CPUは極論をいえば「GPUの足を引っ張らない範囲なら何でもよい」というレベルかもしれません。

CPUとGPUの特徴や違い、理解していただけたでしょうか?

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