VPNの需要はリモートワークやFreeWiFiの増加に伴って増え続けており、様々な団体がVPNサービスを提供しています。すでにTrendmicroやSymantecのようなセキュリティ関連企業も参入しており、既存のアンチウイルスソフトウェアやサービスにVPN機能が付属する販売形態も誕生しました。
そのような情勢下でブラウザのFireFoxやメールクライアントのThunderbirdを開発運営しているMozillaも独自のVPN接続サービスを正式リリースしています。そこで今回はMozilla VPNのメリットについてご紹介します。
Firefoxアカウント経由で課金する有償VPNサービス
Mozilla VPNは無償のベータテストを終えて、月額4.99ドルの有償VPNサービスとして正式リリースを迎えました。通信量無制限かつ高速な通信サービスを世界中のあらゆる国・地域で利用できるよう欧米を中心に順次エリアを拡大予定です。2
020年7月時点で日本は非サポートですが将来的には他のアジア諸国と同じくサポートエリアになるものと思われます。
多くのクライアントOSをサポートし5デバイスまで接続可能
VPNサービスは通信プロトコルの仕様やサーバーの処理能力などの問題で対応する機器やOSが限定されることが珍しくありません。実際にTrendmicroのVPNサービスはiOSとAndroidだけに対応し、WindowsやMACはサポートされていません。
その点、Mozilla VPNは主要な全てのOS、デバイスをサポートしており、手持ちの機器を全てVPN接続に切り替えやすいという特徴があります。1契約で5デバイスまで接続可能なので他の有償VPNサービスと比較しても非常に安価です。
主流のIPsecやOpen VPNではなくWireGuardプロトコル採用
多くのデバイスをサポートし、高速な通信を可能にできた要因の1つに現在主流のIPsecやOpen VPNとは異なるWireGuardプロトコルの採用が挙げられます。
WireGuardプロトコルは既存のVPNサービスで使われているプロトコル特有の長い再接続時間、切れやすい接続、セットアップ要件の難しさを克服することを目標に開発された新しいプロトコルであり、Mozilla VPN以外のVPNサービスでも採用実績があります。
さらにソースが肥大化し脆弱性やバグの発見が容易ではない既存のプロトコルよりも少ないコードで書かれているおかげでセキュリティチェックもしやすく、より安全に運用できる点もメリットのひとつです。
Mozillaが運営しているので信頼性も高い
有償のVPNサービスの中には、致命的な脆弱性や漏洩リスク、個人情報をサーバー側で収集して販売されるリスクを抱えているものもあります。
しかし株主がおらず、収益を全てMozillaプロジェクトに還元することを目的にしているMozillaは他の営利企業が行なっているような悪質な運営に走ることは難しく安心できる組織と言えます。セキュリティ面でも安全性を確保しやすいWireGuardプロトコルを採用しており、VPNサービスの中身も安全です。
まとめ
VPNサービスは乱立しつつあり、ユーザーが運営企業やサービスの中身を見極める時代が訪れようとしています。そのような情勢下で高性能でセキュリティ面で信頼しやすいWireGuardを採用したMozilla VPNは最有力候補と言えます。
様々なデバイスを一気にVPN化するならコストパフォーマンスに優れて優秀なMozilla VPNがおすすめです。
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