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「Xeon W」シリーズと通常のCoreシリーズとの違いとは

我々PCゲーマーが愛好するCPUといえば「Core iシリーズ」ですよね。一方、IntelのCPUにはもう一つの大きな勢力があります。

それはサーバー/ワークステーション用CPUである「Xeonシリーズ」です。今回はワークステーション用CPU「Xeon Wシリーズ」と通常のCore iシリーズの違いについて解説します。

Xeon Wシリーズとは

IntelのXeon Wシリーズは、主にワークステーション向けに設計された高性能CPUです。プロフェッショナル用途やクリエイティブな作業に最適化された特徴を持っています。

高いコア数とスレッド数

Xeon Wシリーズは、メニーコア+メニースレッドを搭載しており、並列処理が要求される作業に強力なパフォーマンスを発揮します。

3Dレンダリング、映像編集、シミュレーション、AIモデルのトレーニングなどの用途に最適。高いコア数により、複数の重いタスクを同時に処理できるため、ワークフローの効率が大幅に向上します。

ただまあ、この点は最近のCore iシリーズも大差がないですね。

ECCメモリサポート

Xeon Wシリーズは、ECC(Error-Correcting Code)メモリをサポートしており、データの正確性が極めて重要なプロフェッショナル用途に最適化されています。

ECCメモリは、メモリ内のデータエラーを検出して自動修正する機能を備えているため、システムの安定性が向上し、データ損失のリスクを低減します。

ECCメモリーはサーバー用途でよく使われていて、一般的なPCとの最もわかりやすい違いのひとつですね。

大容量メモリサポート

Xeon Wシリーズは最大4TB以上のRAMを搭載することが可能です。ストレージへのスワップを最小限に抑えることでパフォーマンスの低下を防ぎます。

高度なセキュリティ機能

Xeon Wシリーズには、Intel vProテクノロジーやIntel Software Guard Extensions(SGX)などの高度なセキュリティ機能が組み込まれています。

Core iシリーズとの違い

以上を踏まえたうえで、一般PC向けのCore iシリーズとの違いを整理してみましょう。

ECCメモリのサポート

一般的にCore iシリーズではECCメモリはサポートされていません。データエラーが発生するリスクがあり、特にサーバーや企業環境での使用には不向きです。

マルチプロセッサ対応

Xeon Wシリーズは、マルチソケット構成に対応しており、1つのPCで複数のCPUを搭載できます。

コアやスレッド単位での並列化よりも一段高いレベルで並列処理能力を高められるわけですね。ECCメモリ対応と並んで大きな違いのひとつ。

キャッシュメモリの容量

Xeon Wシリーズは、キャッシュメモリの容量が多く、特にL3キャッシュが大容量です。複雑なシミュレーションやビッグデータ解析などで大きな利点となります。

耐久性とサポート

Xeon Wシリーズは、長期の安定性と耐久性を重視して設計されています。これにより、24/7稼働が求められる環境や、企業向けの重要なシステムでの使用に適しています。さらに、長期間のサポートが提供されます。

Core iシリーズは耐久性や長期稼働を重視する設計ではなく、企業やサーバー環境での使用には不向きです。

セキュリティ機能

一部のCore iシリーズにもvProが搭載されていますが、Xeonほどの強力なセキュリティ機能は備わっていない場合が多いですね。

ゲーム用とならばCore iシリーズで十分だが…

このようにXeon Wシリーズは、マルチCPUと大容量のECCメモリによる高負荷・連続稼働に特化したCPUです。

また、セキュリティや耐久性もCore iシリーズより上です。ただしゲーム用途ではそれほど違いを感じられません。確かに性能は良いのですが性能に見合った価格ではないんですよね。

なので中古で安く手に入った時以外は、選択肢にならないかと思います。逆にゲームもできる万能系のハイスぺマシンが欲しいなら選択肢に入ってくるでしょうね。

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