ゲーミングPC界隈ではあまり見かけませんが、ビジネス向けPCではマウスよりも「トラックポイント」を愛好する方がいます。
こういった方々はプライベートでもトラックポイントを活用するようで、ゲームもトラックポイントでこなしてしまうのだとか。
ThinkPadに代表されるトラックポイントは、非常に根強いファンを獲得していて、「慣れると操作スピードは最速」との声も挙がるほど。
今回は、このトラックポイントを採用した隠れた名キーボードを紹介します。
トラックポイント採用の外付けキーボード「TEX」シリーズ
TEXシリーズは、ThinkPadなどで採用しているトラックポイントを標準搭載した外付けキーボードです。
一般的なキーボードとの違いは、キーボード中央(GとHの間)にトラックポイント(通称:赤鼻)が鎮座していること。
トラックポイントを知らない人のために簡単に説明しておくと、トラックポイントに指を置いてグニグニっとこじると、その動きに応じてマウスカーソルが動きます。
よくノートPCに付属しているトラックパッドに指を置いて移動させる動作ですね。非常に小さい指の動きでカーソルを移動させられますし、手首から先を左右に移動させなくてよいので省スペース性も抜群。
使いこなすまでには「慣れ」が必要ですが、両手をキーボードの中央に配置したまま、ほとんど手のひらを動かさずにあらゆる操作が可能なので、効率は良いですね。
このトラックポイントを採用した外付けキーボードがTEXシリーズ。
2024年時点では、以下の2つのモデルがあります。
どちらもTEX直販サイトか、センチュリーダイレクトにて購入可能です。
おすすめはTEX Shinobi
2モデルの違いを簡単に説明しておきましょう。Shinobiは一般的な横長の7段配列でほぼ正方形の形をしたモデルです。
ノートPCのキーボード部分(モニター以外の本体部分)をそのまま外付けキーボードにしたようなタイプで、ファンクションキーの上にプリントスクリーンやインサートキーなどが配置されています。
通常のフルサイズキーボードであれば「エンターの右側」に配置されているキーが、ファンクションキーの上に並んでいるイメージですね。
また、広いパームレストがあることもポイント。両手首をしっかり固定できるので、トラックポイントの操作が捗ります。Shuraは一般的なフルサイズキーボードですね。
ちなみにどちらもCherry MX製の赤軸、茶軸採用モデルがあり、ゲーミング用途にも使えます。
私のおすすめはshinobiですね。「マウス不要」でゲームにも十分対応できます。FPSは厳しいですが、それ以外のジャンルならShinobiで何の問題もないでしょう。
もちろん、トラックポイントの操作に慣れれば…の話ですが、正方形の7段キーボードというのがかなり効いてきますね。
まずファンクションキーが押しやすく、パームレストに手首を固定できるので見た目以上に操作が楽です。WASDで移動しながらトラックポイントで視点変更というパターンになれると、逆にキーマウに違和感を覚えるほど。
ただし、あまりにも長時間捜査していると、トラックポイントを抑える右手がつりそうになるので、慣れないうちは2時間程度の使用に留めたほうが無難です。
唯一のネックは価格でしょうか。「日本語JIS配列 CHERRY MX SilentRed軸 モデル」が税込25800円。高級ゲーミングキーボード並みの価格ですね。
1万円前後のゲーミングキーボードが多数ある中ではちょっと微妙な価格ですが、TEXは比較的長く使えるキーボードなのでコスパは悪くないと思います。
ゲーム以外にも、大学でのレポート作りや会社の資料作成など幅広く対応できるので、もし気になる方は1台手元に確保しておいても良いでしょう。
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