ソフトウェアを購入する際は必要なインストール台数とライセンス数を一致させる必要がありますが、利用形態や同時に使用するか否かでライセンス数を節約可能な場合があります。ライセンス数が減れば購入費用が安く済み、職場や家族全体で購入する際には大きな差がつくことも珍しくありません。そこで今回はソフトウェアライセンスのカウント方法とインストール台数についてご紹介します。
パソコン出荷時に付属しているOEM版はそのパソコンのみで使用でき、転用は不可
パソコンを購入するとOfficeなど様々なソフトウェアがバンドルされていますが、他のパソコンへ使用することやソフトウェアを分離して転売することはライセンス違反となります。これらのソフトウェアはバンドルされたパソコンでしか使用できないという限定的なライセンスであり、通常のライセンス形態とは大きく異なるため注意が必要です。
基本は1ライセンスにつきインストールは1台まで
一般的なソフトウェアは1ライセンスにつきインストールは1台までが原則です。もしパソコンが3台あり、全てのパソコンへインストールするためには3ライセンス分を購入しなければなりません。また他のパソコンへライセンスを移す際は一度アンインストールすることはもちろん、新しいパソコンではライセンスの再認証がスムーズに進まないこともあります。
単体購入したMicrosoft Officeは1ユーザー限定で2台までインストール可能
バンドル版ではないMicrosoft Officeは1人のユーザーが使用するという条件付きで2台のパソコンへインストールが許可されています。職場と自宅、デスクトップパソコンとモバイルパソコンといった同時に使用しないことが前提ですが購入費用は半額になりユーザーとしては嬉しいライセンス形態です。もちろん個人・企業問わず1人のユーザーに対して適応される条件ですので、インストールした2台を別々のユーザーが使用することはライセンス違反です。
サブスクリプション方式のMicrosoft Office365はインストール台数無制限だが同時使用は5台まで
1年間の使用料を払い続ける限り最新版が使えるMicrosoft Office365はライセンス形態が複雑でしたが、現在はインストール台数無制限で同時使用は5台という内容で統一されました。契約期間の1年間を過ぎると再び使用料の支払いが発生しますが、WindowsだけでなくMacやモバイル端末でもOfficeが使えるという強力なメリットがあります。もし家族で所有している機器が5台以下なら1ライセンスで全てまかなえてしまうため通常版やOfficeがバンドルされているパソコンを複数台購入するよりも安価と言えます。
ジャストシステムはインストール台数が製品やパッケージごとに異なる
一太郎などで有名なジャストシステムも1ユーザーが使用するという条件付きで2台のパソコンへインストールが可能な製品が多く存在します。ライセンス認証もMicrosoftほど厳しくないため旧パソコンから新パソコンへのライセンス移行も容易ですが、ジャストシステムがライセンス提供を受けている一部の製品は1台のみにしかインストールできないものもあります。複数のソフトウェアがセットになっている製品も個々のソフトウェアによってインストール台数が異なるケースがあり、安易に2台目のパソコンへインストールしないよう注意しましょう。
まとめ
ライセンス数とインストール台数は最も注意すべき内容であり、ソフトウェアメーカーが製品出荷後に変更を加えることも珍しくないため購入前やライセンス移行前には最新の利用規約をチェックすることが重要です。ユーザー側へ配慮したライセンス形態はMicrosoftやジャストシステムのような大手メーカーが主ですが、サブスクリプション方式が今後も増えてくれば1ライセンスにつきインストール1台という従来の方式も変わっていくかもしれません。
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