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小型高性能PCにはSFX電源が必須?

一般的にゲーミングPC用の電源と言えば「ATX電源」を連想すると思います。

しかし、小型化が進む今、ATX電源よりもスリムなSFX電源を使用する人も増えてきました。果たして、今後の小型高性能PCにはSFX電源が必須になるのでしょうか。

SFX電源の強み

まず、SFX電源について簡単に紹介します。SFX電源は、簡単に言えば「MicroATX規格に合わせて作られた小型電源」のことです。

1995年にインテル社が制定したATX電源よりも幅、高さ、奥行きが小さく、ひとまわり小さい規格となっています。

ただし、SFX電源は以下のようにいくつかの種類があります。

SFX電源の種類

SFX(A)… 幅100mm × 高さ50mm × 奥行125mm
SFX(B)…幅100mm × 高さ63.5mm × 奥行125mm
SFX(C)…幅125mm × 高さ63.5mm × 奥行100mm
SFX(D)…幅100mm × 高さ63.5mm × 奥行125mm
SFX(L)…幅12.5cmx奥行き13cm

一般的なATX電源が幅150mm×高さ86mm×奥行き140~160mmですから、全体的にスリムな電源であることがわかりますね。

特に幅と奥行きが短いので、スリムタイプのPCケースにも設置しやすいという強みがあります。ATX電源はショートタイプでも奥行きが130mmほどですからね。

ちなみに、ATX電源にある「-5V帯」が省略されていまが、-5V帯はほとんど使用しませんから、実際には何のハンデもないということですね。

SFX電源がいまひとつ普及しなかった理由

「ATX電源よりも小型で、性能面で差が無いのならSFX電源でいいじゃないか」と感じるかもしれませんが、実際に市場に出回っている電源はほとんどがATX電源です。

SFX電源は、小型ゆえに内部のスペースに限りがあり、設計上、大容量化が難しいとされています。大容量モデルは価格が高く、同じ性能ならばATX電源のほうがコスパは良いのです。

数年前までは、一般的なSFX電源の容量は400W未満までが主流であり、PCゲーマーが求める容量(500W以上)の製品は少なかったのです。

ただ、ここ2年ほどで550W以上で、なおかつ価格もそれほど高くないSFX電源が増えたため、今後はATX電源のシェアを奪っていく可能性があります。

以下は、SFX電源の大容量モデルの一例です。

・COOLER MASTER「V SFX Gold 850W MPY-8501-SFHAGV-JP」(約14000円)
・FSP「DAGGER PRO 850W SDA2-850」(約16000円)

COOLER MASTERは2020年末に、FSPは2021年夏に上記の電源をリリースしており、ここ2年ほどでATXに負けないほどのコスパを持った製品が登場したわけです。

この価格と容量ならば、ATXよりも利便性が高そうですよね。実際に、小型の人気PCケースの中には、SFX電源専用のモデルもあります。

SFX電源必須の「MasterBox NR200P」

COOLER MASTERの人気PCケース「MasterBox」は、mini ITX規格に対応しながら冷却性能と拡張性を確保しており、小型PCケースの注目株です。

見た目もスタイリッシュで無駄がなく、しかも33センチまでのGPUも組み込めるという優れもの。ただしこのケース、SFX電源用のモデルです。(SFX-Lにも対応)

小さな筐体で拡張性を確保するためには、やはり電源スペースを削るしかないようですね。今後はこういった小型高性能PCケースが増えると思いますので、SFX電源にも目を向けておくことをおすすめします。

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