2022年10月に発表されたNvidiaの「RTX4000シリーズ」ですが、その価格の高さに驚いた方も多いと思います。
正直、あまりにも高いので「しばらく様子見で良いかな」と考えている方は少なくないでしょう。確かに3000シリーズを使っているのであれば、それでも良いかもしれません。
しかし、長い目で見れば4000シリーズは買いといえるかもしれません。今回はRTX4000シリーズの特徴と買い時について解説します。
RTX4000シリーズの特徴
ちょっと今更感がありますが、まずRTX4000シリーズの特徴を整理しておきましょう。RTX4000シリーズの特徴は以下4つです。
RTコアとTensorコアを強化
RTX4000シリーズには新しいアーキテクチャ「Ada Lovelace」が搭載されていて、RTコアとTensorコアが強化されています。
この2つのコアが強化されることで、レイトレーシングのパフォーマンスが向上しており、RTX4000シリーズの目玉として強調されているようですね。
DLSS 3対応
DLSSはもともと「綺麗なシーンと荒いシーンを比較、学習させることで荒いシーンのクオリティをあげる」という機能。
うまく機能すれば、荒いシーンの描画に使う能力でそれなりに綺麗なシーンを描けるため、結果的にフレームレートが上がります。
このDLSSが強化され「DLSS Frame Generation」となり、さらにフレームレートの向上が望めるようになったとのこと。ただし、対応ゲームのみで効果が表れるようです。
12VHPWR対応
次世代電源「ATX3.0」にも盛り込まれている16ピンサイズの補助電源コネクタ「12VHPWR」に対応しています。
16ピンで安定した電力を供給できるほか、ATX3.0電源との組み合わせでGPUスパイク時の大幅な消費電力増にも対応できそうです。
ただし本格的なATX3.0電源の登場は2023年以降と考えられるため、今はとりあえずつないでおくといったイメージでしょうか。
AV1コーデック対応
ハードウェアエンコーダであるNVEncがAV1コーデックに対応しました。さらに内蔵している複数のNVEncを並列動作させることで処理速度の向上も可能とのこと。
ちなみにNVEncとはNvidiaが開発・提供しているビデオエンコードエンジンで、Nvidia製GPUの大半で利用可能です。
高性能・高価格路線のRTX4000シリーズ~買い時はいつ?
基本的にCPUはグラボは「欲しい時が買い時」であるのは間違いありません。しかし、できるだけ安く手に入れたい人が大半でしょうから、買い時を予測してみました。
まず、発売から3~4か月は「ご祝儀価格期間」ですので、一般的に価格が高止まりします。コロナ禍で起こった半導体不足のように発売後1~2年のグラボが高騰するというのは極めて稀です。
したがって、2023年春ごろまでには価格が落ち着いてくるのではないかと思います。ただし、それ以降は為替の影響で価格が上下する可能性もあり、必ずしも安くなるとは言えません。
そもそもご祝儀価格というよりも「シンプルに高機能なので高い」状況と言えるので、あまり値崩れはしないのかもしれません。
個人的には、どうしても欲しいのならばさっさと購入してしまったほうが良いし、予算が厳しいのであればミドル~ローエンド帯が出るまで待つべきだと思います。
海外の情報によれば、RTX4060のコスパや電力効率がかなり優秀らしいので、これを待つという方法もありますね。日本での発売は2023年夏以降になるでしょう。
ちなみにRTX4060の価格は350ドル程度との予測があるので、日本国内では5万円前半になる可能性があります。これくらいならば手が届くという方も多いのではないでしょうか。ぜひ価格を注視してみてください。
このページだけの特別価格!シークレットモデル!
G-Tuneのシークレットモデルが文字通り密かに販売されています。G-Tuneで販売されているゲーミングPCよりもとても安いモデルがあります。いつまで残っているかわからないので今すぐチェックすべし!