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NASのストレージ交換とリビルドについて

NASキットの普及やゲーミングNASの登場など個人ユーザーでも手を出しやすくなったNASはあらゆるニーズに応えられる魅力的な製品です。最近ではHDDの低価格化により安価に大容量のストレージを構築する手段として一般消費者にも浸透が進み、ホットスワップに対応したNASでは稼働させながらHDDを交換も可能です。そこで今回はNASのストレージ交換とリビルドについてご紹介します。

HDDの入れ替えが簡単なのはNASキットや上位モデル

あらかじめ交換用HDDトレイがある4ドライブ以上の上位モデルNASやユーザーが好きなHDDを搭載することが前提のNASキットは容易にHDD交換が可能です。

上位モデルNASの場合は高価な純正HDDへの入れ替えも選択肢の一つですが、HDD価格は下落し続けている上に同等品と入れ替えても問題がなく選ぶメリットは皆無です。せっかくNASのHDDを交換するならコストパフォーマンスに優れたNAS向けHDDをパソコンショップ等で購入した方が遙かにお得です。

NASにはNAS用HDDがおすすめ

HDDそのものは汎用品ですがパソコンと違って連続稼働を基本とするNASではより信頼性の高いHDDが求められます。WDならRed、SeagateならIronWolfがNAS向けに信頼性を高めたモデルをリリースしています。

販売価格は割高ですが想定されている通電時間が長く設計されており、寿命を迎えるまでの年月で大きく差が付きます。

RAID構成NASはストレージ交換するとリビルド必須

一台のHDDをそのまま使用するシングル構成なら交換後にフォーマットするだけで作業完了ですが、複数のHDDをつなげて高速化や信頼性向上を図るRAID構成のNASはリビルドが必要です。

リビルドは複数のHDDをひとつのストレージとして構築する作業であり、RAIDタイプを変更したりHDDを交換した際もリビルドは欠かせません。

HDD故障時の交換とリビングはハイリスク

RAID構成のNASはHDDが故障した際に該当HDDだけを交換するだけで運用続行可能なホットスペアが有効なことが多く、上位モデルNASでは必須です。しかし実際にはRAID構成次第で入れ替え可能なHDDの数は変化する上に、製造ロットが近く稼働時間が同じHDDは同時期に故障する確率が高くなります。

場合によっては故障したHDDを入れ替えてリビルドの最中に他のHDDも故障して全データを失うリスクもあることを覚悟して作業しなければなりません。もしストレージのアップグレードや予防交換でないなら別な記録媒体へバックアップを取ってからHDD交換が理想的です。

RAID構成は破損すると修復やデータ復旧が困難

RAID構成にしたHDDは特殊な状態なため、NASから外して他のパソコンやNASへ接続するとデータが改変されて使用不能に陥ることがあります。特にNAS内部のクリーニングやHDD入れ替え時にHDDの順番が変わってしまうとRAID構成が壊れてデータが失われてしまいます。

物理破損ではないため再リビルドとフォーマットで機器的には復活しますが、論理的破損の状態からのデータ復旧は難しく一般的な復旧料金も高額です。

まとめ

ホットスワップで簡単にHDD交換が可能なNASはパソコンに詳しくないユーザーでも扱いやすく、正しく使えばデータを安全に保管し続けることができます。特にHDDが故障する前に順次新品のHDDと入れ替えていく予防交換を使い続けながら点はNAS最大のメリットであり、トラブルなくNASを使い続ける条件でもあります。

それでももしHDDの故障やトラブルに遭った際は修復よりもデータのバックアップを最優先に対処すれば避けられる被害も多いため、困ったときほど落ち着いて対応しましょう。

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