PS5やXBOXがどんどん高性能になり、ゲーミングPCとの境目が曖昧になりましたよね。
2~3年前は、「このままゲーミングPCはコンシューマー機に追いやられていくかな」と心配でした。しかし、どうやらその心配はなさそうです。
ここへきてゲーミングPCが再びゲーム機の王者に返り咲いていることが明らかになりました。
PSからゲーミングPCへ…ゲームのけん引役が交代
日本経済新聞の報道によれば、ゲーム市場の主役がゲーミングPCになりつつあるとのことです。
その理由としては、アメリカのゲーム会社の中でPC向けのゲーム配信事業を手掛けるケースが増えており、ユーザー数も合計1.3億人に達しているとのこと。
また、PS5でコンシューマー機に革命を起こしたソニーグループも、ゲーミングPC向けの周辺機器に力を入れ始めています。
具体的にはゲーミングギア専用ブランド「INZONE」を立ち上げて、ヘッドセットやモニターの販売を開始していますね。
公式サイトはこちら(http://www.sony.jp/inzone/)です。
PS5を手掛けるソニーといえば、ゲーミングPC業界全体のライバルのような存在。PS5は「コンシューマー機の皮をかぶったゲーミングPC」とも言えますから。
そのソニーがゲーミングPC向けの周辺機器に力を入れているということは、やはり今後のゲーム市場はゲーミングPCを中心に動くという証拠ではないでしょうか。
ちなみに、国内でいうとNECもゲーミングPC市場に本格参入しています。これまでNECはいわゆる「家電」としてのPCを販売してきましたが、ゲームを意識したPCに注力するのは初です。
なぜコンシューマー機からゲーミングPCへトレンドが移ったのか
こうした状況の背景には、PS5をはじめとしたコンシューマー機の品薄状態が解消されないことが挙げられます。
PS5は2020年11月の発売からもうすぐ2年が経とうとしていますが、いまだに抽選販売でしか手に入らない状態です。
つまり、ゲームをやろうにも本体がいつ入手できるかわからない状態。これは、ソフトの売り上げにも関わる非常事態です。
当初はコロナ禍や半導体不足など、種々の事情が重なりましたが、2年も経ってなお品薄というのは企業努力が足りないですね。
PSシリーズもSwitchシリーズも、どこかで品薄商法(意図的に製造・出荷数を絞り、品薄状態を演出してプレミア化させること)を狙っていた気がします。
本来、新しいハードを販売した直後は市場シェアを拡げることが第一のはず。その点でいえば、PS5は完全に失敗しています。
2年も品薄状態が続けば、大半の人は入手しやすいプラットフォームに移動してしまうでしょう。つまり、ゲーミングPCですね。
ゲーミングPCは価格の上下こそあれど、BTOメーカーが常に安定供給しているため、PS5よりもはるかに敷居が低い存在になっています。
昔は価格が高くマニア向けという印象でしたが、PUBGやフォートナイトなどカジュアルFPSの台頭で一気に身近な存在になっていますしね。
ゲーミングPCで全て事足りる
もっと端的にいえば、PS5を苦労して手に入れるよりも、中古ゲーミングPCとSteamにお金を払うことでPS5以上の満足度が得られてしまいます。
Steamはすでにゲーム配信市場の中核であり、そのタイトル数は1万を超えています。さらにスクエニやカプコンも、今後はPC向けソフトに注力していくことがほぼ確定しています。
一時はコンシューマー機の進化に押され気味でしたが、やはり全世界で共通したプラットフォームを持ち、大量のユーザーがいるPC市場は魅力的なようですね。
専用機に比べると開発もしやすく流通も楽なので、ゲーミングPC市場はどんどん拡大していくでしょう。
これからは「脱・専用機」の時代と考えれば、PS5に使う予定のお金をグラフィックボードに投じたほうが幸せになれるのかもしれません。
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