ミニPCブームが到来して早3年ほど。一時的なブームで終わると思いきや、まだまだ続きそうです。
しかも最近はモニターを搭載したミニPCも出現しており、よりユーザビリティが向上しています。
実は先日、モニター搭載型ミニPCを少し触る機会がありました。今回は簡単にレビューを行いたいと思います。
予想外に使えたモニター搭載ミニPC
私が触ったのは「HIGOLE GOLE 2 Pro」という製品。ミニPCの老舗らしい(私は知らなかった)HIGOLEがリリースしたということで、2023年末に話題になった製品です。
新しもの好きの友人が購入したと聞いていたので、久々に会うついでに触らせてもらうことに。
まず第一印象ですが「PCというよりも分厚いスマホ」ですね。HIGOLE GOLE 2 Proはモニターが筐体の天板と一体になっているタイプ。
なので、筐体を置いてモニターだけ立てて使うという使い方できず、手にもって操作するのが基本のようです。
最初は使いにくいなーと感じたのですが、スタンドがあれば特に問題ないとのこと。その場にあった木箱をスタンド代わりにしてみましたが、確かに意外と使いやすい。
タッチスクリーンなのでスマホに酷似しているのですが、OSはWindowsとUbuntuをサポートとのことで、画面を見ると確かにスマホとは違う。
また、ポート類も完全にPCのそれです。USB Type-Cが2つ、HDMI、USB Type-A x3、3.5mmイヤホンジャック、有線LANなどが搭載されていました。
この出入力の豊富さは完全にPCですよね。友人は普段、HDMI接続でモバイル用モニターを接続していて、タッチスクリーンはほとんど使用しないと言っていましたが、外出先では直接タッチスクリーンで操作するようです。
ここで簡単にスペックを紹介しておきます。
OS:Windows 11 Pro
CPU:Celeron N5095(4コア4スレッド、2.0~2.9GHz動作、TDP15W)
メモリ:16GB LPDDR4
ストレージ:SSD 512GB(PCIe3.0 x2 NVMe SSD)
対応規格:Wi-Fi6およびBluetooth 5.2
内蔵バッテリー:なし
メモリがロープロファイル版のDDR4であることを除けば、最新世代のPCとあまり変わらないですね。動作は軽快そのもの。
なんでも前機種はストレージがeMMCだったそうですが、NVMe SSDになったことで反応が良くなったとのこと。
さらに高性能なRyzen 9 6900HX搭載機種も
「スマホとどこが違うの?」とマイナスイメージを持たれがちなミニPCですが、中身がしっかりPCであること、そして極小であることのメリットは確かにあります。
何よりもPCとしての拡張性があるので、性能さえしっかりしていれば外出先で瞬時に自宅同様の作業環境を作れることは強いですね。
2024年8月には、Ryzen 9 6900HXを搭載した7インチタッチディスプレイ付きのミニPC「SIBOLAN」がクラウドファンディングで発表されました。
Ryzen 9 6900HXは内蔵グラフィックスにRadeon RX 680Mを搭載しています。Radeon RX 680Mは非常に優秀なiGPUで、ドラクエ10くらいの軽めのゲームなら難なく遊べる代物。
さらにこの「SIBOLAN」は、モニターが天板一体ではなく、前面に立てられるようになっているタイプなので、そのままノートPCのようにも使用可能。
4Kモニターにも対応しているので、サブ画面は本体のモニター、メイン画面は外部ディスプレイといった具合に、簡単にマルチディスプレイ環境を構築できます。
正直、これはちょっと欲しいですね。外出先でPCゲームをやりたくなったとき、カフェで暇つぶしをするとき、なかなか活躍してくれそうです。
何よりPCなので、オフィスソフト系の作業も快適にこなせることが大きいです。
ミニPCはニッチ製品かと思いきや、ここにきて意外な盛り上がりを見せています。ゲーマーにとっても有用なアイテムになりそうなので、ぜひサブPCに購入を検討してみてください。
ちなみに「SIBOLAN」をリリースした株式会社のクラウドファンディングですが、9/30で早々に金額を達成しました。(目標額の1295%を獲得)これは楽しみですね。
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