PCゲーマーならば、メモリ追加くらいは自分で出来るようにしておくべきです。メモリ追加は、PCのパーツ追加の中で最も簡単な作業でありながら、しっかりと効果が見込めるからです。
しかし、いざメモリを買う段階になって、どのメモリを買うべきか迷うことがあります。ここでは、初心者向けにメモリの枚数や保証について解説します。
ばら売り(1枚売り)と2枚セット売りの違いは?
メモリは規格さえそろっていれば、メーカーの違うメモリ同士を組み合わせて使用しても問題ありません。意外と知られていませんが、同じメーカーであっても1枚売りと2枚売りには微妙な違いがあります。その違いは「保証範囲」です。
2枚以上のメモリをセットで売る場合は「メモリキット」と呼ばれます。メモリキットは、「同時利用」が保証されており、1枚売りよりも保証範囲が広いのです。
メモリキットによっては、「デュアルチャネル(2枚利用時)」や「クアッドチャネル(4枚利用時)」への正式対応を保証しています。
一般的に、JEDEC準拠のメモリであれば、別々に購入したメモリ同士であっても、相性問題は起こりにくいもの。
しかし、大容量化によって搭載枚数が増え、動作クロックが高くなるほど相性問題が起こる可能性は高まります。
メモリキットは、同じ製造ロット(同じ規格、工場、数量単位で生産されたグループ)で構成されることも多いため、個体差が出にくいことも強みですね。
大容量メモリを高速動作させたいのなら、メモリキットの購入がおすすめです。
よくある「永久保証」はどこまで保証する?
最近では技術の進化とともにメモリの故障も減っており、いわゆる「永久保証」が付属する製品が増えました。
永久保証は、正常な使用(オーバークロックなどのチューニング、改造を施していない状態での使用)を前提として、無期限で交換対応を行ってくれます。
ただし、この保証は「最初の所有者のみ」に限定されたものです。中古品には適用されませんので注意してください。
また、次のような不具合は保証の対象に含まれません。
- 他のパーツの影響での故障(電源故障による過電流など)
- PCの強制シャットダウンや結露による不具合など、システムからの影響による故障
安定動作が第一なら「ネイティブ対応メモリ」を狙おう
メモリの中には「ネイティブDDR4-2666」のように記載している製品があります。
これは「メモリチップが正式にメモリクロックをサポートしている」ことの証明です。安定性の証明ともいえ、メーカー側もしっかりとメモリチップの選別を行った上で製造していることが多い製品です。
性能よりも安定性を第一に考えるならば、「メモリキット」かつ「ネイティブ対応メモリ」を狙っていくと良いでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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