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あの習慣どうなった?「LANパーティー」の現在

数年前に流行した「LANパーティー」という言葉、覚えていますか?ちょうどゲーミングPCやe-sportsが盛り上がりを見せていたころですよね。

最近はあまり聞かなくなりましたが、果たしてLANパーティーは今でも流行っているのでしょうか。

今回は、もうすぐ死語?になりそうな「LANパーティー」の現在を確認してみます。

そもそもLANパーティーって何?

LANパーティーは、友人宅や公共のスペースにゲーミングPCを持ち寄り、実際に集まってMMOやFPSなどのゲームを楽しむ活動です。

参加者が同じ場所でローカルエリアネットワークに接続してゲームを行うため、オンラインで遊ぶ時とは異なり、一層の臨場感や親密さを体験できます。

実際に直接会ってプレイするこのスタイルは、普通はオンラインでかつ、リモートで遊ぶゲームをわざわざ近距離で遊ぶことに意義があります。

MMOやFPSを専門とするチームやギルドは、大規模な戦いやイベントに備え、実際に集まり戦略を練ったり、ネットカフェで実際に集まって戦術を試したりしていましたね。

実は結構昔からある遊び方で、今のようにリモートでのコミュニケーション手段があまりなかった時代にはよく使われました。

大手ネカフェチェーンは明らかにLANパーティーを意識した料金にしていたこともありましたし、ネカフェとネトゲの提携もLANパーティー需要を見越したものだったと思います。

コロナ禍を機にとんと聞かなくなったLANパーティー

さて、このLANパーティーという言葉、一時のように目にする機会が減ったと思いませんか?

おそらくLANパーティーという行為自体が、コロナ禍を機に行われなくなったからだと思います。対面接触の禁止期間が長く、人々はリモートで会うようになりましたから。

また、コロナ禍が明けてからもLANパーティーという遊び方が復活しているかと言えば、ちょっと疑問がありますね。

今はリモートでリアルタイムコミュニケーションを行う手段が豊富なので、わざわざ現地集合で対面する必要がないと。

LANパーティーの醍醐味は、「ネットのゲームにリアルの人間関係による連携を持ち込めること」だったのですが、リモートでもリアルな人間関係が成立してしまいますからね。

一方で、LANパーティーイベントは定期開催中

私も「言葉と同時に習慣も無くなったのかな」と残念に感じていましたが、どうやらイベントとしては残っているようです。

例えば関西で最大級のLANパーティー「PACLAN」が東京ビッグサイトで開催されています。

「ゲームを持ち込んで現地で遊ぶ」というスタイルはイベントとしてはフェスに近いものがありますし、こういった大規模なLANパーティーのみが生き残るのかもしれません。

実際にPACLANの公式サイトを見ると、「LANパーティーとは好きなゲームをハードごと持ち込んで遊び倒すイベント形式のこと。」との説明があります。

なるほど…「イベント形式」ですか。確かに言われてみればそうなのですが、私の中では「個人同士が遊ぶスタイルのひとつ」という認識でした。

個人的には「友人数人で隣同士、ゲーム内でもリアルでもチーム」という感覚が非常に楽しく、この経験がもとでゲームにのめりこんだ経験がありますから、イベント用語になってしまうのは寂しいですね。

今はあえてLANパーティーをやる意味があまりないのですが、WIFI6以降なら複数デバイス接続でも速度が落ちにくいですし、また復活してほしいです。

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