FPSなど即応性が求められるオンラインゲームを楽しむ上で、ラグやPing値の遅さは致命的です。いくらユーザーが素早く反応し操作したとしても、ユーザーの操作が反映される時にはターゲットが移動している・反撃された後といった悪い展開になりやすくプレイ体験を著しく阻害してしまいます。
さらにネット回線の応答速度が遅ければ画面上への反映にも時間を要し、対戦相手が高品質のネット回線だった場合一方的に負けることもありえます。
そのため、ラグが少ないPing値の低いプロバイダーは需要がある一方で、接続ユーザーが一定地域に固まっていると通信が混雑して逆に回線品質が下がるという地域性の要素も相まってなかなか安定が難しいという問題もあります。
しかし、このようなゲーミングユーザー特有のニーズに応えるプロバイダーも登場しており注目を集めています。そこで今回は、ゲーミングユーザー向けに低延伸な回線提供を実現するGGGG光についてご紹介します。
国内ゲームサーバーまでの接続経路やゲーム向け帯域確保により低延伸を実現
GGGG光は速度低下を招きにくいIPoE接続方式で提供され、従来のPPPoE方式よりも通信機域を広く確保した分、通常よりもゲーム向けに帯域を多く振り分けています。
また複数の経路を通ってゲームサーバーへ届いている通信を最適化し、最小経路で接続するなど様々な対策が為されています。
そのため地域的にネット回線の品質が低くても改善の期待が持てる上、家族で同時にオンラインゲームを楽しみたいファミリー層でも効果が見込めます。料金は月額1.320円となっており、どの程度改善するか次第でコストパフォーマンスは変化します。
ぷらら光かドコモ光でプロバイダーをぷららにしているユーザー向けオプションとして提供
GGGG光はオプション契約になっており、契約可能なのは「ぷらら光」か「ドコモ光」でプロバイダーにぷららを使用しているユーザーのみです。
NTTフレッツ光とプロバイダーというスタンダードな組み合わせで使用しているユーザーは回線契約の切り替えが不可欠であり、違約金や工事費用の負担が発生することになります。
さらにぷららは月額利用料が特別安い部類でもなく、GGGG光のオプション料も含めると割高な維持費がかかる計算になります。これらの問題から、気軽に移行は難しく一定のコスト負担も試算した上で申し込む必要があります。
効果があるかどうかはユーザーごとにまちまちで国外ゲームサーバーには期待できない
GGGG光はオプション契約故のハードルに加え、その効果についても不確定要素があります。あくまでGGGG光で改善するのは「回線の品質に起因する延伸」であり、宅内のLAN配線やパソコンといったハードウェア側で起きている延伸には一切効果がありません。
前述の導入コストをかける前にルーターやLANケーブル、LANボードのアップグレード等を検討すべきです。更に通信が最適化されているのは日本国内にゲームサーバーがある場合であり、海外にサーバーが置かれているゲームでは効果を期待しにくいという問題もあります。
まとめ
ラグやPing値の悪さはネット回線そのものとハードウェアに起因するため、まずは固定費のかからないハードウェアから改善を試みるべきです。
それでも全く改善しない場合に初めてネット回線の切り替えが候補に挙がりますが、ネット回線事情は日々変化しており今後もあらゆる種類の回線サービスが登場してくることを考えるとGGGG光がベストかどうかは個々のユーザーごとに異なる結果になりそうです。
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