2017年11月2日に発売されたNVIDIA GeForce GTX 1070 Ti、リファレンスモデルのVRAMは8GBとなっていてGTX 1070と同じです。満を持して発売されたGTX 1070 TiはGTX 1070に比べてどれくらい性能がアップしたのか、また購入すべきかをチェックしたいと思います。
25%増えたCUDAコア数とベースクロックアップ
まず大きく変わったのはCUDAコア数が1920から2432とおよそ25%増えたことです。ベースクロックも1506MHzから1607MHzに100MHzほどアップしています。それにともなって、TDPが150Wから180Wに増えていますが補助電源は8-PIN1つと変わっていません。価格は海外では399ドルから449ドルへ50ドルアップしています。
主な変更点
- CUDAコア数が1920から2432に増加
- ベースクロックが1506MHzから1607MHzにクロックアップ
- TDPが150Wから180Wへ増加
- 価格が399ドルから449ドルへ50ドルアップ
GTX 1070 Tiのベンチマーク
グラフィックカード以外は同じシステムでGTX 1070 TiとGTX 1070のベンチマークスコアの比較です。
Far Cry Primal(1920×1080 ULTRA DX12)
- GTX 1070 Ti : 最小85FPS、平均111FPS
- GTX 1070 : 最小77FPS、平均100FPS
Civilization 6(1920×1080 ULTRA DX12)
- GTX 1070 Ti : 最小75FPS、平均93FPS
- GTX 1070 : 最小67FPS、平均85FPS
Watch Dogs 2(1920×1080 ULTRA DX12)
- GTX 1070 Ti : 最小79FPS、平均97FPS
- GTX 1070 : 最小70FPS、平均85FPS
FOR HONOR(1920×1080 ULTRA DX12)
- GTX 1070 Ti : 最小99FPS、平均131FPS
- GTX 1070 : 最小92FPS、平均120FPS
Battlefield 1(1920×1080 ULTRA DX12)
- GTX 1070 Ti : 最小120FPS、平均140FPS
- GTX 1070 : 最小105FPS、平均125FPS
DIVISION(1920×1080 ULTRA DX12)
- GTX 1070 Ti : 最小66FPS、平均103FPS
- GTX 1070 : 最小53FPS、平均92FPS
The Witcher 3 : Wild hunt(1920×1080 ULTRA DX12)
- GTX 1070 Ti : 最小98FPS、平均125FPS
- GTX 1070 : 最小91FPS、平均113FPS
GTX 1070では最小60FPSを割り込んでいたゲームもGTX 1070 Tiでは60FPS以上をキープできるようになっています。フレームの動きの早いFPSでは60FPSを割り込むと途端にカクついていると感じやすいものですので、60FPSをキープできるというのは大きな点といえます。
GTX 1070 TiはGTX 1070に比べて10%以上の性能アップ
GTX 1070 TiはGTX 1070とGTX 1080のちょうど中間になる製品と言って間違いありません。性能的にもGTX 1070に比べて10%から13%向上しています。GTX 1080と比べても5%前後程度しか性能差はないでしょう。
しかし残念ながらGTX 1070 Ti発売日時点の価格ですが、もともと海外では449ドルなのですが国内では実売65,000円と600ドル近くになっています。発売したてであるのと、国内代理店での中間マージンが大きいのもあってかなりの割高感があります。
GTX 1080が発売されたときもその価格は10万円とかなり国内の実売価格は高騰していました。そして5ヶ月もすれば7万円を切る価格になって落ち着いてきました。GTX 1070 Tiも発売日は品薄もあってかなりの高騰状態となっています。もし購入を検討しているのであれば少し様子を見ても良いかもしれません。
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