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CPUで音楽生成?CPUに関するトリビア

CPU現代のPCにおける主要なパーツであり、通常のPC以外でもさまざまな使われ方をしています。

まさに人類の叡智が詰め込まれた小さな石ですね。この小さな石ですが、実は結構ユニークな使われ方をしています。

今回はその一部を紹介します。雑学に興味がある方はぜひチェックしてみてください。

CPUによる音楽生成

まず紹介するのは、CPUで音楽を生成したという話。

コンピュータ音楽の歴史は20世紀初頭の電子音楽の実験に遡ります。コンピュータを使用した最初の音楽生成は、1950年代初頭にCSIR Mark 1(後のCSIRAC)というコンピュータで行われたようです。

このコンピュータは、人気のあるメロディを演奏するためにプログラムされ、1951年には「Colonel Bogey March」を公開演奏しました。

デジタルコンピュータを使用した最初の音楽生成の例とされていますが、この時の音楽は録音されていません。

その後、1951年には、イギリスのFerranti Mark 1が「British National Anthem」などの曲を演奏し、BBCによって録音されました。

これがコンピュータによる音楽の最初の録音とされています。1950年代には、Lejaren HillerとLeonard Isaacsonがデジタル音響合成とアルゴリズム作曲の実験を行い、コンピュータ音楽の可能性を広げました。

と、ここまでは通常のデジタル音楽のお話ですが、もっとユニークな話題として「CPU自体を楽器のように使った」というお話があります。

端的に言うと「CPUの負荷を変化させて、発生する電気的ノイズを音楽に変換」したようです。

CPUの負荷を意図的に変化させることで、コンポーネントから発生する電気的ノイズ(または振動)を生み出し、特定のパターンや周波数で生成されたノイズが音楽的な要素を持つように調整されたとのこと。

CPU自体が一種の楽器として機能するようになるわけですが、通常であれば排除されるべきノイズを音楽にしてしまうあたり、人間の果てしない好奇心が表れていますね。

一昔前に「CPUの熱で目玉焼きができるか」という実験がはやり、最近も有名なyoutuberが「CPUで焼肉を作る」といった動画を公開していましたが、ノイズを活用するのはすごいですね。

宇宙におけるCPUの利用

宇宙船や宇宙ステーションでもCPUは使用されています。宇宙で使用されるのは、一般向けのPCよりも高い信頼性と耐久性を備えているCPUです。

宇宙環境の温度変化や放射線への露出が大きいため、最新かつ最高のハイエンドモデルではなく、信頼性が確立されたチップが選ばれるようです。

これらのCPUは通常、米国防総省による100以上のテスト(MIL-STD-883)をクリアしているとのこと。宇宙船では、冗長性のためやタスクの分割のために複数のCPUが使用されることが一般的です。

例えば、NASAのスペースシャトルでは、複数のIntel 8086やRCA 1802(ディスプレイコントローラーとして)が使用され、後にIntel 80386にアップグレードされました。

放射線耐性を高めるため、Silicon-on-Sapphire技術を使用したCPUも宇宙で使用されています。さらに、BAE RAD6000やRAD750などの放射線耐性プロセッサも広く使われており、これらは数十万ドルのコストがかかることもあるようです。

CPUは現代の「賢者の石」か?

ムーアの法則が崩れたあともCPUは順調に進化しており、今後もこれは続いていくでしょう。

GPUとのコンビはまさに無敵に計算能力と言ってよいほどで、さまざまなデータを価値のある「黄金(もちろん比喩ですよ)」に変えていきます。まさに旧約聖書にでてくる「賢者の石」ですね。

ゲーミングPCに使われているCPUは20年前なら考えも及ばなかったほど高性能なもの。最近は高騰傾向にありますが、これだけの技術が個人で簡単に手に入る時代に生まれたのは、幸せなのかもしれませんね。

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