できるだけ安くゲーミングPCを作る方法として「中古ビジネスPCにグラボを挿す」というものがあります。
実は昔からある方法ですが、今でも「安い・早い・手軽」の3拍子揃っていてとても便利です。
しかし、「ビジネスPCに合うグラボ選び」は結構難しい印象があります。そこで今回は、ビジネスPCのゲーミングPC化にふさわしいグラボを調査してみました。
ビジネスPCのゲーミングPC化によるメリット
まずビジネスPCを活用するメリットを簡単に整理しておきましょう。メリットは以下3点です。
- スリムで省スペース型が多い
- 入手性がよく価格も安い
- ビジネス用途はリース契約が多く、管理が行き届いている
つまり、場所を取らず、安く、外れが少ないのが中古ビジネスPCなのです。特にDELLやHP、富士通あたりは対象にリース切れ品と思われる個体が出回るので、選び放題ですね。
ビジネスPCの選び方
ベースとなる中古のスリム型デスクトップPCを選ぶ際には、搭載OS、CPU、保証期間などを確認しましょう。
また、グラボを搭載するためのx16スロットの有無も必ずチェックしてください。中古PCの型番から検索すれば、多くの場合、拡張スロットの仕様が確認できます。
また、ゲーム用途を考えるなら、4コア以上のCPUを選ぶことが望ましいですね。ストレージは、すくなくともメインドライブはSSDであるものを選択したいです。
OSはWindows10もしくは11が望ましいでしょう。11が搭載されていれば御の字ですが、2024年ならば10でもぎりぎり問題はありません。
さらに中古かつスリム型のビジネスPCでは、最新ゲームが遊べるだけのグラフィック性能が搭載されていません。「Low Profileサイズにのみ対応」していることも多いので、後付けで搭載できるグラボにも限りがあります。
通販や店頭での購入にかかわらず、事前にメーカーの公式サイトで型番を検索するなど、仕様把握にしっかりと時間をかけたいところ。
グラボの候補3選
さて、これらを踏まえたうえで、中古ビジネスPCに適したグラボを選んでいきましょう。個人的なおすすめは以下3つです。
GeForce RTX 3050(6GB)
2024年時点で「補助電源不要」「Low Profile対応」の最高峰のひとつです。
具体的な製品としては、MSIの「GeForce RTX 3050 LP 6G OC」などがありますね。価格は3万円前後。
グラボの中では決して高性能とは言えませんが、内蔵グラフィックと比較すると6~10倍の描画能力があるので、十分にゲーミングPCとしての役目を果たすレベルです。
Intel Arc A380
実はIntel製GPU搭載のグラボにも中古ビジネスPCに適した製品があります。
SPARKLEの「Intel Arc A380 GENIE SA380G-6G」などがその代表例。価格は19000円前後。RTX3050よりだいぶ安いですね。
TDPの小ささ以外はほとんどRTX3050に負けてしまいますが、GTX1660程度の性能は確保しているので、エントリークラスのゲーミングPCとしては合格点です。
GTX1050Ti
もはや「いにしえのグラボ」ですが、安くて入手性も良いですね。性能的にゲーミングPCとしては厳しい面もありますが「とりあえず低画質で遊べれば良い」程度なら使えるかなと。
ただし、古い割にはそれほど安くないので、どうせならArc A380を試してみたいですね。
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