パソコンは個人情報や業務機密情報の塊であり、第3者に触れてほしいものではありません。もちろんログインパスワードをかけてロックすることは重要ですが、カフェや自宅など他社が簡単に触れることが可能な場所では離席する度にログアウトし、席に戻ったら再ログインしなければなりません。
さらに何回もパスワード入力するところを見られると指の動きから推測されやすくなり、解読のリスクが高まります。このような背景からパスワードを入力せずにログイン可能にする周辺機器がモバイルユーザーを中心に注目され始めています。そこで今回はログインパスワードの入力を省略できる認証デバイスについてご紹介します。
認証デバイスにログインを任せれば入力の手間がなく盗み見られることもない
Windowsは標準機能で様々なデバイスによるログインをサポートしていますが、専用のソフトウェアを導入することでさらに多くのデバイスを用いたログイン方法が可能です。その利用法もパスワードを自動入力してくれるものや認証デバイスがないとパスワード入力できないものなど複数あります。
法人向けパソコンならスマートカードが一般的だが導入コストは高い
スマートカードはWindowsに標準でサポートされている認証用ICカードで主に法人など大きな組織で使用されます。ICカードをリーダーに挿している状態で始めてログインパスワードの入力ができるため、仮にパスワードがばれてしまってもカードがなければパソコンにログインされることはありません。
さらにログイン中にカードをリーダーから引き抜くと自動的にログオフされるため、カードさえ肌身離さず持っていれば非常に安全です。ただし法人向けに販売されているため個人では入手経路が限られる上に高価という問題があります。
個人ユーザーならFelicaやUSBメモリを認証デバイスとして使用可能
高価なスマートカードの代わりになる認証デバイスとしてFelicaやUSBメモリがあります。専用のUSBとセット販売されているソフトウェアを導入することでログイン時にUSBメモリを指せばログインできるものや、お財布携帯や交通系ICカードをかざすとログインパスワードを自動入力してくれるものがあります。
Fe-Cloginは手持ちのお財布携帯や交通系ICカードを認証デバイスに変える
無償で利用できるFe-Cloginはお財布携帯や交通系ICカードにログイン情報を紐付けできるソフトウェアです。ログイン画面で紐付けしたお財布携帯や交通系ICカードをかざすと自動的に入力されログインできます。
かつて同じようなソフトウェアをFelicaの開発元であるSonyがリリースしていていましたがWindows10には対応せず現在は非公開となっており、代替ソフトウェアとして別の会社が開発したソフトウェアがFe-Cloginです。Felicaポートはノートパソコンであれば標準搭載されていることも多く、仮に非搭載でも2000円ほどで購入可能です。
LB パソコンロック4はUSBメモリを鍵として使うセキュリティソフトウェア
ソフトウェア単体と専用のUSBキーをセットしたモデルがあるLB パソコンロック4は安価ながら強力にパソコンを守ることができます。
ソフトウェア単体で購入した場合は手持ちのUSBメモリを鍵として登録し、ログイン時に接続しないと激しい警告音が鳴りブロックされます。パソコン使用中に鍵を抜くと自動的にロックされるためスマートカードに近い使用感です。
まとめ
簡単にパスワードを突破されないようするには、パスワードを長く複雑にし普段はデバイス認証でログインする方法か、認証デバイスなしではパスワード入力できないようにする方法が理想的です。
これらの方法ならパスワードの長さや使用する文字の推測が推測されにくく、仮にログイン操作を見られてしまっても全く問題ありません。ログインパスワードは一度破られてしまうと被害が甚大なため、認証デバイスを併用してパスワードがばれても確実にロックできるようにすることが大切です。
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