AMDがここ数年注力している新しい認証「AMD Advantage Certified」。最近人気を集めているミニPCでも見かけるようになりました。
わかりにくい「ゲーミング性能」を認証する仕組みとして、徐々に広がりを見せています。一体どのような認証なのでしょうか。
AMD Advantage Certifiedとは
AMD Advantage Certifiedとは、AMDが提供する高性能なクリエイター向けノートPCやゲーミングPCに対する認証プログラムです。
最近の流れを見ると、特定の性能基準を満たしたゲーミングPCに与えられる称号のようですね。
AMD Advantage Certifiedとはユーザーに優れたゲーム体験を提供するために設計されており、特にAMDのCPUおよびグラボを活用した製品を対象としています。
端的に言うと、RyzenとRadeonの組み合わせですね。
AMD Advantage Certifiedの主な特徴と基準
AMD Advantage Certifiedの認証を受けるためには、PCが以下のような基準を満たす必要があるようです。
AMD CPUとGPUの組み合わせ
まず第一の条件が、AMDのRyzenとRadeonのグラボを搭載していること。
AMDの認証なので当たり前ですが、両方がAMD製であることにより、ハードウェア間の相互作用が最適化され、特にパフォーマンスや省電力性が向上するとのこと。
スマート技術の活用
次にAMDのスマート技術(Smart Technologies)の活用が行われていること。具体的には以下が含まれます。
AMD SmartShift:CPUとGPUの間で電力をダイナミックに調整し、最大のパフォーマンスを引き出す
AMD Smart Access Memory:CPUがGPUのメモリ全体にアクセスできるように技術で、データ転送速度を向上させ、パフォーマンスの向上を図る
高リフレッシュレートのディスプレイ
ディスプレイについても条件があり、144Hz以上のリフレッシュレートを持つディスプレイが採用されていることが条件とのこと。
特に、AMD FreeSyncテクノロジーが搭載されたディスプレイは認証を受けていることが多いですね。
GPUのフレームレートにディスプレイのリフレッシュレートを同期させることで、ティアリング(画面のずれ)やスタッタリング(カクつき)を回避し、非常に細い映像体験を提供する技術。
まあこれはかなりメジャーな技術なので、ゲーミングモニターであれば大抵は対応しています。
さらに、入力遅延を抑えるHYPR-RXやフレームレート改善のためのFSR3なども条件に含まれるようですね。
長時間のバッテリー寿命
AMD Advantage CertifiedのノートPCは、プレイだけでなく日常の使用でも長時間のバッテリー寿命を持つよう設計されています。
電力効率の高いCPUやグラボに対して、さらにスマートバッテリー管理技術を導入することで、バッテリー駆動時でも性能を維持しつつバッテリー消費を抑えることができます。
冷却性能の最適化
冷却性能についても基準があります。AMD Advantage Certified デバイスは、高度な冷却システムを搭載していることが条件。
高度、というのがどの程度なのかは明記されていませんが、冷却システムはPCによって基準が異なるので、まあこの点は仕方ないですね。
PCとゲーミング性能に特化させた認証
ここで紹介した指標はほんの一部で、実際には200以上のタッチポイントに従って設計されているのがAMD Advantage Certified。
公式サイトではデスクトップとノートPCそれぞれの概要が示されているので、気になったか方は参考にしてみてください。
CPUもグラボもAMD、というPCはどちらかといえばニッチでマニアックな存在ですが、ゲーミングPCとして総合的な認証を付与されていると安心ですよね。
公式サイトはこちら(https://www.amd.com/ja/gaming/advantage.html#Advantage)です。
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