デスクトップ型のゲーミングPCを購入すると、その大きさというかゴツさに驚きますよね。
しかし、薄型のノートPCでもゲーミングPCは存在しています。しかも、デスクトップのミドルレンジクラスと大差ない性能を持つにもかかわらず、薄さは10分の1程度。
なぜ性能がほとんど同じなのにここまで薄くなるのか不思議ではありませんか?今回は意外と知られていないゲーミングノートの薄さの秘密を紹介します。
超薄いのに高性能なゲーミングノートPC
一般的なデスクトップPCは、長方形の箱型で横幅が15~20センチ以上ありますよね。
それに比べてゲーミングノートPCの厚さは数センチです。例えばMSIのゲーミングノートPC「Stealth 15M A11」の厚みは2センチ未満。
しかし性能は4コア8スレッド+RTX2060相当と2022年時点でも十分ですね。この性能をなぜこの薄さで実現できるのでしょうか。
ゲーミングノートPCの薄さを実現する要素
ゲーミングノートPCの薄さは、複数の要素で実現されています。今回はその中から主要なものを4つ紹介しますね。
独自仕様のマザーボード
ノートPCのマザーボードは、デスクトップ型に使われるような汎用品ではないことがほとんどです。
メーカーが独自に策定した規格をもとに作られているため、CPUやGPUをなるべく平面に近い状態で設置できるような工夫がなされています。
最もわかりやすいのがメモリで、デスクトップ型であればマザーボードと垂直になるように設置されますが、ノートPCの場合は埋め込まれるような形で設置しますよね。
Max-Qなど薄型専用の規格
ゲーミングノートPC向けの規格として、薄型・低発熱・高性能を成立させるための「Max-Q Design」があります。
規格というよりもデザインコンセプトなのですが、高性能でありながら厚みが2センチ前後のゲーミングノートPCは、大半がMax-Q Designに準拠していると考えて間違いありません。
Max-Q Designを採用したゲーミングノートPCは、GPUの効率や冷却の方法、電源の制御など複数の仕組みを組み合わせてできるだけ小さい消費電力で高いパフォーマンスを発揮できるようになっています。
冷却機構
ゲーミングノートPCは「熱処理」がデスクトップ型PCよりもシビアです。
デスクトップ型のように隙間に空気を流して熱を移動させることができないため、空気ではなく筐体全体で排熱を行うような仕組みになっています。
薄型ゲーミングノートPCの筐体にアルミが採用されているのは、見た目の高級感だけではなく排熱も意識してのことなんですね。
また、通常のノートPCには搭載されない独自の排熱口を本体底面やサイドに設けるなど、限られた面積を最大限に活用していることもポイントです。
ゲーミングノートPCの時代は再び来る
の10年ほどで、ゲーミングノートPCの薄さと性能は飛躍的に向上しました。2022年時点では、ゲーミングノートPC市場は今一つ盛り上がっていないように感じます。
同ランクの性能を持つデスクトップに比べて割高なことや、そもそも持ち運ぶためには大きすぎることなどが原因でしょうね。
しかし、それでも数年おきにゲーミングノートPCのブームが来ていますから、近い将来ふたたび評価されることでしょう。
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