マザーボードはすべてのパーツをつなぐ「司令塔」の役割を果たします。中でもチップセットは性能や拡張性に大きな影響を与える重要な要素です。
特にAMDのRyzen向けチップセットは、ハイエンドゲーミングから日常用途、さらにはプロフェッショナル向けまで幅広いニーズに応える多彩なラインナップが揃っています。
2024年現在、最新のRyzen 7000シリーズ対応のX670EやB650Eをはじめ、コストパフォーマンスに優れたB550、初心者にも使いやすいA620など、選択肢はさらに広がっています。
今回はIntelに比べるとややマイナーなAMD製マザーボードのチップセットをまとめてみました。
ハイエンド向けチップセット
高性能なゲーミングやクリエイティブ作業、オーバークロックを想定したマザーボードに搭載されるチップセットです。
Xシリーズ
X670E (Extreme)
対応プロセッサ: Ryzen 7000シリーズ (AM5ソケット)
PCIe 5.0に対応(CPU・GPU・ストレージすべて)。デュアルチャネルDDR5メモリ対応。高い拡張性とオーバークロック向け設計。
ハイエンドゲーミングPCやクリエイター向けPCに適しています。
X670
対応プロセッサ: Ryzen 7000シリーズ (AM5ソケット)
PCIe 5.0はストレージや特定スロットに対応(GPUスロットはPCIe 4.0)。DDR5メモリサポート。高性能PCを構築したいユーザー向けです。
X570
対応プロセッサ: Ryzen 3000/5000シリーズ (AM4ソケット)
PCIe 4.0完全対応。強力なオーバークロック機能。高性能かつコストパフォーマンスを求めるユーザー向けです。
ミドルレンジ向けチップセット
コストパフォーマンスを重視しつつも、十分な性能と機能を持つマザーボードに搭載。
Bシリーズ
B650E (Extreme)
対応プロセッサ: Ryzen 7000シリーズ (AM5ソケット)
PCIe 5.0対応(特定スロットで)。DDR5メモリサポート。ゲーマーや一般ユーザー向けですね。
B650
対応プロセッサ: Ryzen 7000シリーズ (AM5ソケット)
PCIe 5.0(ストレージ用スロット)対応。拡張性と価格のバランスが良いです。バランスの良い構成を求めるユーザー向けですね。
B550
対応プロセッサ: Ryzen 3000/5000シリーズ (AM4ソケット)
PCIe 4.0対応(CPU直結スロットのみ)。豊富なI/Oポートと手頃な価格が特徴。コストを抑えたゲーミングPCや一般用途向けです。
B450
対応プロセッサ: Ryzen 1000~5000シリーズ (AM4ソケット)
PCIe 3.0対応。基本的な機能が揃ったエントリー向け。予算を抑えたPCに最適です。いまだに愛好者が多く隠れた名機かもしれません。
エントリー向けチップセット
シンプルで低価格なPC構築を目指すユーザー向けのチップセットです。
Aシリーズ
A620
対応プロセッサ: Ryzen 7000シリーズ (AM5ソケット)
PCIe 4.0対応(ストレージスロット)。オーバークロック非対応。低価格でAM5ソケット対応PCを構築したい初心者向けのチップセットです。
A520
対応プロセッサ: Ryzen 3000/5000シリーズ (AM4ソケット)
PCIe 3.0対応。基本的な機能のみ搭載し、日常用途用のPCや小型PCに向いています。
A320
対応プロセッサ: Ryzen 1000~3000シリーズ (AM4ソケット)
PCIe 3.0対応。最低限の機能のみ。極限までコストを抑えたいPC向けで、10万円未満で自作する場合の強い味方です。
ローエンドチップセットでもゲーミングPC構築は可能
AMDのマザーボードチップセットは、エントリー向けからハイエンド、さらにはプロ向け用途まで多岐にわたります。
最新のRyzen 7000シリーズ対応のX670EやB650Eは特に注目されており、高性能PCやゲーミングPCの構築に最適です。
一方で、CPUとグラボさえしっかりしていれば、AシリーズでもゲーミングPC化は可能です。OC関連や電源保護回路は弱いのですが、普通に遊ぶ分には全く問題ありません。
拡張性が劣ることを我慢できるならば、Aシリーズのマザーボードも選択肢に入りそうですね。用途や予算に応じて、自分に最適なチップセットを選びましょう!
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