eスポーツという言葉が市民権を得てから早10年ほどが経過しました。
ゲーム業界はこの10年で一層拡大し、2025年以降も成長することが確定したようです。今回は、我々ゲーマーにも影響を与えそうな「ゲーム業界の状況」を紹介します。
5年間で50兆円弱まで伸びる?
グローバルなコンサルティングファームであるPwCによれば、ゲーム業界は今後5年間で年間収益が3000億ドル(約47兆5300億円)を超えるとのこと。
これは2019年比で2倍の数字であり、ゲーム業界の高い成長性が伺えます。この他にも、以下のようなトピックが紹介されていました。
・ソーシャルゲームとカジュアルゲームのプラットフォームは今後4年間で富の増加を加速させていく。
・従来型ゲームの業界における占有率は28.6%から21.4%に減少する可能性。
・eスポーツとゲーム内広告の収益は全体の3%未満。
・アジア太平洋地域はビデオゲームとeスポーツにおける最大の収益を地域であり、日本と中国が中心。
・インドネシアとパキスタンが成長の鍵となる国として挙げられている。
・ゲーム内広告がより大きくなり、アプリ内収益は急増すると予測されている。
・Nintendo Switchの後継機が重要な牽引力とされ、新製品や新技術への投資が期待されている。
カジュアルゲームの定義があいまいですが、「短時間で遊べる育成要素ありのゲーム」と考えて良いでしょう。
ソーシャルゲームとカジュアルゲームが今後の成長株とされています。また、eスポーツの収益は思ったほど伸びておらず、日本と中国以外は収益性が悪いようです。
インドネシアやパキスタンが有望な地域と見られているのは、人口に占める若者の割合が多いからでしょうね。
ちなみにインドネシアの人口は約2.8億人で、その4分の1にあたる約6500万人が若者とされています。日本とは市場規模が全く違うので、成長をけん引するのは当然ですね。
日本国内では冷めた意見も
このようにグローバルベースではゲーム業界全体の活況ぶりが伝えられる一方で、日本国内では冷静な意見も見られます。
例えば、以下のようなもの。
・日本国内ではゲームのネタ自体が出し尽くされており、今後の発展は厳しい。
・いわゆる「キャラゲー」しか成長せず、シナリオやシステム重視のゲームから人が離れている(カジュアル化が進んでいる)。
・グラボやスマホが高額化していて、ゲーム自体が安い趣味ではなくなっている。
厳しい意見が多いのですが、一理あります。国内では「ウケるタイトル」がもはや決まっており、なかなか新しいコンテンツが生まれません。
また、そもそも若年層の割合が減っているので成長も見込みにくい。
しかし、現在でも任天堂やカプコンなど気を吐く企業はあり、一直線に衰退することはないでしょう。
個人的な予想ですが、今後10年くらいかけて徐々に縮小しつつも、一定のプレイヤー人口は維持されると考えています。
あとはもう少しeスポーツが盛り上がってくれれば、プロを頂点としたピラミッドが形成されるので盛り上がると思うのですが…。
eスポーツは中途半端な状況が続いているので、国策として盛り上げるくらいの勢いがないとブレイクしなそうですね。
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