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「ライフタイム保証」の意味と永久保証との違いやメリット

PC界隈では年々新しい用語が増えているため、ついていくのがなかなか大変ですよね。今回取り上げるのは「ライフタイム保証」という言葉。

昔のPC界隈にはなかった言葉ですが、ここ数年でよく見かけるようになりました。果たしてどのような意味なのでしょうか。

ライフタイム保証=生涯保証

まず、ライフタイム保証という言葉の意味ですが、簡単に言えば「その製品が製造されてから消費者の手にわたり、正常に使われている限り、期間を定めずに保証する」というものです。

ライフタイムを日本語に訳すと「一生」「生涯」「寿命」となるため、ほぼそのままの意味ですね。

ひと昔まえは「永久保証」と呼ばれていた保証形態が、今ではライフタイム保証と呼ばれているようです。なので「ライフタイム保証=永久保証」と考えて差し支えないでしょう。

ライフタイム保証が適用されるパーツの大半はメモリモジュールです。メモリは伝統的に相性保証や永久保証など、保証が手厚いパーツでもあります。

今でも有名なメモリメーカーは「国内ライフタイム保証(日本国内において期間の定めのない保証)」を提供していることが多いですね。

注意したい「リミテッド」ライフタイム保証

ただし、全てのライフタイム保証が永久保証というわけではないようです。ここが昔の永久保証と微妙に違う点なのですが、メーカーによっては「限定(リミテッド)ライフタイム保証」という表現を使っています。

リミテッドライフタイム保証とは、保証期間を明確に定め、その期限内でのみ保証を提供するものです。メーカーによっては単にライフタイム保証という表記をしていても、期間が限定されていることがあります。

つまり、単純な言葉の意味では「ライフタイム保証=永久保証」なのですが、実際にはメーカーによって保証内容(特に期間)が異なるのです。

これは結構厄介ですね…。ちなみに、ネットワーク機器大手のネットギアでは「ライフタイム保証=永久保証」ですが、NECの製品などではリミテッドライフタイム保証(出荷後5年)などとなっています。

なので、ライフタイム保証がどこまでを指すのかは、その都度確認したほうが良いかもしれません。ちなみに私が確認した範囲ですと、国内で販売されている比較的名の知れたメモリメーカーならば、永久保証に近い内容が大半でした。

ライフタイム保証はあったほうが良い?

正直なところ、永久保証を使った経験があまりないのですが、知人の話を総合すると「必須ではないがあると非常に役立つ」ものではあるようです。

一般的なPCパーツの保証期間は3年~10年ですが、ライフタイム保証が効く場合はこの期間を超えていても無償修理や交換の対象になります。

PCの場合、ちょうど5年くらいでメモリを新しい世代にするか、そのまま使い続けるか悩む人が多いと思いますが、ライフタイム保証があれば古いメモリを安心して使い続けられるわけです。

メモリは世代交代による性能差があまり出ないので、「予算が厳しいから、しばらくは古いメモリを使おう」という選択をしても実際のゲームプレイにはほとんど影響しません。

また、メモリは初期不良が出やすいパーツでもありますので、ライフタイム保証がうけられる製品ならば安心して買うことができます。私も最近はライフタイム保証つきのメモリばかり購入していますね。

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